2017/10/23 - 2017/10/31
42位(同エリア712件中)
tono202さん
- tono202さんTOP
- 旅行記140冊
- クチコミ11件
- Q&A回答0件
- 243,086アクセス
- フォロワー53人
八雲町の銀婚湯からニセコのホテルまで、どこに行くかを決めずに車を走らせる。
気になったものがあれば飽かず眺める。
地元の人に、どこがいいですかと教えてもらう。
なければお決まりの駅と神社と寺と遺跡をナヴィに入れて、その教える通りにハンドルをきる。
相も変わらずイージーな気まぐれ旅だ。
- 交通手段
- レンタカー
-
銀婚湯の露天風呂5つの全入湯を目論んで、出発が遅くなった。
しかし、急ぐ旅ではない。
「行き当たりばっ旅」なのだ。
紅葉真っ盛りの羊蹄国道をニセコへ向けて車を走らせていると・・・ -
こんな倉庫(?)が見えてきたので、車を停めて観察。
-
いい味がでていますなあ。
ワクワクしてきます。 -
周りの雰囲気もいいですわ。
「冬が来る前に・・・・」という感じ・・ -
近くに鳥居が見えたので近づいていく。
-
記念碑からはげ落ちた石のプレートが、立てかけられている。
よく読んでみると、ここは香川県からきた人たちによって開かれたと書かれている。 -
落葉がじゅうたんとなった参道を進んで行くと・・
-
拝殿の横に記念碑が建っている。
「讃岐開墾記念碑」とある。
讃岐の人たちによって開かれた「讃岐」なのだ。 -
今回の旅行のミッションの1つが
「香川県からの入植によって開かれた所を訪ねる」で
向洞爺の財田を訪ね、次に京極に向かっている途中だったので驚いた。
偶然の出会いというか、「神が引き寄せたもうた」と呟いてしまった。
鳥居の隣にある建物にも「讃岐会館」の看板が掛かっていた。 -
次の行き先を考える。
道の駅で手に入れた地図で、ニセコにストーンサークルがあるらしいとわかり、やってきたのがここ。 -
牧草地の中を200㍍ほど歩くと
-
まわりをブロック塀で囲まれた区画があらわれた。
ここが環状列石であることを示す古い標識が立っている。
曽我北栄環状列石だ。 -
しかし、連れ添いは「イングランドのストーンサークルを連想してきたのに・・・」と不満顔で早々に引き上げる。
-
サンデグ=ジュベリの星の王子様の呟く「大切なものは目に見えないんだよ、心で見ないとね」の台詞を私は呟き、想像力を羽ばたかせて、ここで何が行われたのか、在りし日の光景をまぶたに描こうとする。
しかし、何も見えてこない。
風は冷たく、正面に見えるはずの羊蹄山も雲に隠れて姿を見せない。
諦めて立ち去ることにする。 -
牧草地は、まだ草が青い。
しかし、ニセコに山はもう冬を迎える準備だ。 -
となりの畑では、トラクターでにんじんの収穫が行われている。
こんな風景は、内地ではなかなか見えない。
寒さに震えながら観察していると、連れ添いから
「お茶しよるけん、はよきまい」とのお誘いの電話あり。 -
車を停めた前のお店に向かう。
革と珈琲 fan fun ファンファン グルメ・レストラン
-
軽食を頼むがあるのは珈琲のみ。
どうも手作り革製品のお店のようだ。 -
「地元の人たちが昼食をとるのに行くお店はどこですか」と聞くと
「美味しいカレーならニセコ駅で食べれますよ」と教えてくれた。 -
教えられてやってきたのはニセコ駅。
ハロウインの前でカボチャがごろりごろりニセコ駅 駅
-
お店はニセコ駅の中にありました。
おいしいカレーを食べることが出来ました。
お腹もおきて、さて次は・・・
駅の観光案内所で勧められたのは・・・ -
この人。
有島武郎。
白樺派の人道主義の理念の下に「農場解放」をいち早く行った作家。
作品は読んだことない。
がこの点に興味がある。
有島農場が近いという。
行って見よう。 -
羊蹄山が正面に見える小川の横に記念館と像は立っていた。
有島記念公園 公園・植物園
-
文学碑も羊蹄山をバックに建てられている。
しかし、山は雲に隠れて姿を見せてくれない。 -
すぐ近くを川が流れ、池には大きなイトウが飼われていた。
-
農場経営の理念として有島農場が掲げた言葉だという。
先日訪ねた洞爺湖北岸を拓いたリーダーが掲げた言葉もこれでなかったか。
この言葉なくしては、未開の大地を切り開くことは出来なかっただろう。 -
有島武郎が「農場解放」宣言を行った丘の上に建てられて解放碑。
農場の元小作人達が碑を建て、その碑の下で記念写真を撮っている。
ここに行ってみたくなった。 -
「解放記念碑」は、歩いて10分ほどの小高い丘の上にあった。
-
先ほどの写真の場所だ。
解放宣言を出したときには全国から驚きと賛美と共に、地主や保守層からの多くの非難の手紙も送りつけられてきたという。 -
正面は「農場解放記念碑」
-
裏は
「父有島武用が之を拓き
子武郎が之を解放す」と刻まれている。
揮毫は武郎の弟だ。
碑の前に座って、しばし瞑想(迷走?) -
隣には、武郎の小説の中にも出てくる神社がある。
-
そこからは、かつての有島農場が一望できた。
-
続いてやって来たのはニセコの市街地
尻別川の河岸の上の岡に、現在のニセコの町は伸びている。
ニセコ町役場に車を停めて散策。 -
ここにも色づいたカボチャがごろり
-
後は、定番の寺社巡り。
北海道のお寺は、内地の見慣れた寺院建築と異なり、ひとつひとつに個性がある。
よく言えば「歴史・伝統・しきたり」に縛られない自由さを感じる。 -
いくつかの寺院が建ち並ぶ「寺町」を形成している。
-
その裏には小学校が。
-
そして、尻別川にかかるニセコ大橋。
-
橋のスタイルも独特だが・・
-
景観も素晴らしい。
さっき昼食をとったニセコ駅が眼下に望める。
その向こうには羊蹄山の裾野が見えてきた。
そして、尻別川が流れていく。 -
ニセコ駅の引き込み線にはこんなものも・・
-
橋の上は強い風が通り抜ける。
風に負けないように胸を張るが、それも長続きはしない。
寒くなってきたのでホテルに入ることにする。 -
途中に、多くの人が集まってきた所があるので立ち寄ると・・・
ここは、撮影スポットとしても人気のあるところらしい。
確かに、絵になるような景色とものが配置されている。 -
多くの人たちが記念写真を楽しんでた。
-
やって来たホテルの木々も落葉真っ盛り。
-
部屋からも去りゆく晩秋を感じられる光景が望めました。
行き当たりばったりの旅にお付き合いありがとうございました。
北海道6泊目
いよいよ明日は京極の開拓古跡めぐりです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
tono202さんの関連旅行記
この旅行で行ったグルメ・レストラン
ニセコ(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
47