みちのく地酒と巨大地すべり

2017/10/27 - 2017/10/28

いつも駿河台下の飲み屋で日本酒を楽しんでいる我々ですが、年に１回は地方に出かけそこの酒やジオを楽しんでいます。今回は仙台で宮城の酒と栗駒山の山麓にあるダムの上流で起きた巨大地すべりを訪ねました。

エリア 仙台(宮城)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

二日間の仙台。遊びでの訪問は久しぶり。

名取川を渡れば直ぐ。

青葉山、市街が見えてきました。

仙台駅着。東京から１時間とちょっと。学生時代とは隔世の感。

３．１１で壊れたようでこんな風に改修したようです。

腹ごしらえ。駅の牛タン横町の一番空いているいる店へ。

それこそ学生時代はゲテモノでしたが、今では名物になっています。テールスープは旨いですね。

新しい地下鉄東西線に乗ります。

青葉山を目指します。

青葉山駅下車。エスカレータをいくつも乗り継いで地上へ出ると、東北大学青葉山キャンパス。便利になったものです。

標本館へ。入場料１５０円なり。

地球４５億年の歴史が展示されていました。

恐竜の骨格標本あやら。

始生代の岩石からはじまり、あらゆる岩石、鉱物が見られました。

３８億年前の最古の堆積岩。オーソコーツアイト＝正珪岩

黄鉱と黒鉱。東北地方を代表する鉱床の鉱石です。金、銀、銅、鉛、亜鉛などの金属がとれます。

輝安鉱、stibnite。アンチモンの鉱石鉱物で、刀のような結晶形がいいですね。

藍銅鉱アズーライトと自然硫黄。鮮やかな色ですね。

津波堆積物の地層標本。このようなイベント堆積物が広く認識されたのは最近ですよ。

小惑星の探査での岩石採取も展示されていました。

標本館の上には我が学舎があります。周りの建物はずいぶんと増えましたがここは変わりません。

入って直ぐのこの窓は印象に残っています。

キャンパスを工学部キャンパスを通って青葉山城趾に下ることにしました。

キャンパスを過ぎると青葉山の天然樹林帯が残っています。

青葉山城趾。市街が一望できます。

おきまりの伊達政宗像。

城趾を下りますが、結構な坂です。

仙台市博物館。伊達政宗生誕450年だそうです。

敷地内には魯迅の記念碑。

広瀬川を渡って市街中心へ歩きます。

西公園。ここには天文台がありました。この真下を地下鉄東西線が通過。そんなこともあり郊外へ移転したそうです。今では日時計がありました。

地下鉄東西線は広瀬川鉄橋で顔を出します。

青葉通り。

通り沿いに晩翠草堂がありました。

欅並木が美しい広瀬通。

勾当台公園。昔ながらの谷風の像があります。

国分町のこのお店が一軒目

地酒リスト。飲み放で選べました。

コースですが色々でました。

満足満足。

旨い美味い。

２軒目はここ。

やはり地酒。

烏賊と牛タン。

翌日は栗駒山の山麓にある荒砥沢ダムへいきました。

2008年6月の宮城岩手内陸地震で発生した地すべりを見学。

ダムの上流部で発生しました。

当時はダム関係者として色々苦労しました。

今ではこの巨大地すべりも含めて「ジオパーク」となっています。

地すべりの頭部からダム方面を眺めました。落差150mの冠頭崖に立つと足がすくみます。

この地すべりは、長さ1500m、幅700m、体積7000万m3と巨大です。

崖の左側が抜け落ちました。

ダムの直下には温泉食堂があります。

サクラの湯。ここで昼食。

地すべりはここでは荒砥沢キャニオンと呼ばれ、ジオパーク指定の目玉の地であるようです。
地酒と地すべりの旅、堪能しました。