2006年アルメニアに行ってみた④（ガルニとゲガルト修道院へ）

2006/07/06 - 2006/07/06

　アルメニア最終日は現地ツアーでエレバン近郊のガルニとゲガルトへ(6000ドラム）。事前に日本で調べた範囲では日程のあるツアーがなく、タクシーチャーターになるかなとも思っていた。で、エレバンの旅行会社で直接聞いたところ催行するものがあるってことで申込み。ロシア人６人のグループと日本人1人でいざ出発となります。

7月２日 JL 5051便（AIR FRANCE) 関空12時発→パリ17時25分着
　　　 AF2738便（AUSTRIAN)パリ19時10分発→ウィーン21時15分着
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウィーン泊
3日 ウィーン観光
　　　　 OS 641便　ウィーン22時25分発→エレバン　翌４時50分着
　　4日 セバン湖観光ほか　　　　　　　　　　　　　　エレバン泊
　　5日 サナヒン、ハグパット修道院観光ほか
　　6日★ガズニ、ゲルガド観光ほか
　　7日　OS 642便　エレバン５時40分発→ウィーン６時20分着
　　　　 空港バスでブラチスラバ移動、ブラチスラバ観光
　　　　 FR4643便　ブラチスラバ18時40分発→ベルガモ19時55分着
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベルガモ泊
　　８日 ベルガモ→ミラノ　オペラ観劇ほか　　　　　　　ミラノ泊
　　９日 ミラノ観光
　　　　 AP2929便　ミラノ17時５分発→ローマ
　　　　 JL400便　　ローマ21時10分発→成田　翌16時15分着
　　　　 JL3007便　 成田18時15分発→伊丹19時30分着

エリア エレヴァン(アルメニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 徒歩
• 航空会社: エールフランス ライアンエアー JAL オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

在アルメニアのロシア人６人と日本人の混成ツアー。エレバン郊外を進んでいくと

ほどなくしてガルニに到着。ガイドはまず6人にロシア語で説明、その後で私に英語で説明するので結構、バタバタです

ガルニ神殿 寺院・教会

ギリシアのパルテノン神殿とまではいいませんが、ギリシア・ローマ風の神殿。建設に際してはローマから多くの職人を呼び寄せたという。アルメニアの残る唯一のヘレニズム建築だとか

ずいぶんきれいに保存されているなあと感心しきり。実は1679年の地震で倒壊したののだけれど、旧ソ連時代に復元したらしい。ってことは、時代考証とかは……

ちなみにここでは入場料1000ドラムを請求されました。ただパンフレット確認したら、ツアー代には入場料込みとなってたんだけど。ロシア人も払ってたからパンフレットが間違っていたのかな。それともガイドが……。まあ、いいけどね

国土の大半が高原か山岳地帯という山国のアルメニア。エレバンから少し離れればこんな景色が広がっている

神殿近くにローマ式浴場跡にはかすかにモザイクも残る

もともとは太陽神ミトラの神殿として建設された

前日までと違ってこの日は快晴。青空と神殿のコントラストがなんともいい

神殿を見上げてみると修復の痕跡がはっきりわかる

で、ガルニから洞窟修道院ともいわれるゲガルドへ

世界遺産にも登録されているゲガルド修道院は崖のそばに建つ

ここが緑が豊富で川が流れる変化に富んだ地形だから、地元の人たちがハイキングに来たりしてにぎわうんだとか

修道院の中に入ってみると

十字架を組み合わせたような変わった文様

不思議な動物たちの組み合わせ。どんな宗教的な意味合いがあるんだろうか

光が差し込む礼拝堂。ちょっと露光オーバーですが（苦笑）

祭壇にはシンプルだけど厳かな雰囲気が漂う

重厚な修道院はなかなかの迫力

修道院は４世紀ごろ、岩山をくりぬいた洞窟から始まったという。だからゲガルドの別名は洞窟修道院。一体化したその姿に宗教の持つ熱情が強く感じられる

ロシア人のグループで英語が唯一できる学生のヌマさんや妹と記念撮影

1215年に建てられた中央聖堂は圧倒的な存在感

ちなみにゲガルドはアルメニア語で槍の意味。十字架上のイエスの脇腹を突いたとされるロンギヌスの槍が一時、この修道院に保管されたいたことが名前の由来

まさに岩山と一体化している

そういえば、写真は撮り忘れたけれど修道院の裏では地元の人が願いを込めて、ハンカチを木の小枝に結び付けていて、まるで日本のおみくじのよう

約1700年にわたって信仰の中心地となっていたゲガルド

アルメニアの歴史を感じつつ

最後にみんなで記念撮影。皆さんにはコーヒーブレーク・タイムで自家製のヨーグルトやクッキーもごちそうになりました。短いツアーだったけど充実してました

で、エレバンに２時ごろ戻って市内をぶらぶらしつつ向かったのがマテナダラン

マテナダラン(古文書保管所) 観光名所

ここにはアルメニアの貴重な古文書がそろう

何が書いてあるか、なんてもちろん分からないけど

ちょっとした美術品って感じで、なかなか興味深い

アルメニア正教の総本山のエチミジアンへ。路線バスで１時間ほど。どこで降りていいのか分からなかったけど、バスで手伝いをしていた少年（10歳くらいかな）が終点から案内してくれた。この辺は人が温かくていいですわ。肝心の教会は旧ソ連のマンションが並ぶ中の広い公園のようなところにあった

エチミアジン 寺院・教会

アルメニア教会の総本山というだけあって、ほかの教会に比べ内部の装飾は華やか

ここで急激な腹痛が。何か先ほどのヨーグルトに当たった（もしくはホテルの朝食か）のだろうか。慌ててトイレに駆け込み大騒ぎ。この日は前２日と違って暑い日で、冷たい飲み物をがぶ飲みしてたのも悪かったんだろうか。冷や汗が……

何とか回復（小康状態）したので教会観光を続行（笑）。教会の敷地には各地から集めた珍しいハチュカルが建てらている

細かな彫刻が素晴らしい

教会内にはロンギヌスの槍やノアの方舟の破片（アララト山で見つかったものらしい）を展示してある博物館があるのだけど、良く分からない。体調不良で探す気力もなくなってきて。まあいいかって気に。今思うと失敗したなあという感じだけど

それでも、この教会と1.5キロ離れた世界遺産のリプシマ教会は気力で何とか

リブシメ教会 寺院・教会

異教徒との結婚を拒否して殉教したリプシメを祀る教会

アルメニア教会らしく内部はいたってシンプル。飾りっ気がないのがいい。で、エレバンに戻ってホテルでダウン。ホントは郷土料理とアルメニア特産のブドウを使ったワインかブランデーを飲もうと思っていたけど、とても胃腸の調子が悪くて食事なんてできません。正露丸に胃薬、抗生物質（喉が痛いときにもらったけど、効くかなと思い）を飲んで、シャワーで浴びて（腹にお湯をかけると楽になった）、とにかく寝ました（泣）。翌日は午前５時40分発の飛行機、きついわ