2017/10/21 - 2017/10/22
7609位(同エリア29295件中)
ゆずのはさん
2017年10月21日(土)から23日(月)まで軽井沢観光を中心とした二泊三日の夫婦旅をしました。
まれに見る超大型台風が日本列島を直撃するという予報が出ているなかでの旅ですから、無謀な観光はしないという約束をしたものの、命知らずな?夫(カメラ小僧)、ちょこっと観光、あとは宿で寛ぐのを中心とした旅に満足するはずがありません…。
旅の行程は、一日目旧軽井沢と佐久市、宿泊は以前から泊まりたいと思っていた奥嬬恋温泉の花いち、二日目は本来ならば谷川岳の一ノ倉沢を観光し、苗場山のロープウェイにも乗りたいところでしたが、なんせ天候には勝てないので、早めに二泊目の宿に着いてゆっくりしたい…と思っていたけど、結局、チェックインギリギリまで雨の中を観光することになってしまいました。
三日目は台風は無事に去って行ったものの、天候は昼頃まで回復せず、ようやく旅最終の観光場所で晴れ間が見えるという、ほとんど最後まで台風に影響されまくった旅となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2017年10月21日(土)朝5時過ぎに地元を出発。
超大型台風21号が日本列島を直撃する予報が出ているなか、どうにかなるかなというポジティブさと、宿をキャンセルするのも…ということで出かけました。
午前9時には軽井沢駅前に到着。
以前来た時はまだ木製の駅舎だったような…?今は新幹線が停車するので立派な駅舎になっていました。 -
軽井沢駅舎を探検します。
私がまだ高校生だった頃、軽井沢は憧れの地でした。
昭和初期、大好きな立原道造や堀辰雄他文人が、毎夏避暑に訪れていたというのもあり、一目見てみたいとバイトにせっせと励み、高校一年の夏休みにようやく訪れることができた時の感激を今でも覚えています。
あの頃は上野駅から出発する急行くらいしかなく、軽井沢まで結構な時間がかかりました。
横川駅のスイッチバックにワクワクし、立ち売りしていた名物・おぎのやの峠の釜飯を必死になって買ったっけ…。
東京駅から新幹線でスイスイ行けるようになった今は、案外縁がなくなり、私にとって軽井沢はただの通過駅になってしまいました。
今回もマイカーでの旅行のため、わざわざ駅舎を見るためにやってきました。 -
立派だけど、昔のいかにも高原の駅といった風情のあった木造駅舎が懐かしい気がします。
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停車しているのは新幹線?
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改札口。
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旧軽井沢商店街入口。
車は手前の駐車場に停めて、散策開始!
信濃追分には昨年行くことができたけど、旧軽井沢はあまりにも混んでいて断念したので、息子と娘がまだ小学生と保育園児だった頃以来だから20年(以上)ぶりの旧軽井沢観光です。 -
店頭に明治・大正・昭和の懐かしい写真が飾られた土屋写真館。
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明治・大正・昭和に渡り軽井沢の歴史をずっと見守ってきた写真館だけに、レトロな白黒写真がたくさん飾られていました。
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今では東京駅のエキナカでも買えるので、そう珍しくなくなったとは思うけど、軽井沢みやげにこちらのお店のパンを買う人で溢れている人気のパン屋さん浅野屋。
名物の軽井沢レザンはちょっと食べ飽きたので、限定のオレンジブレッドを購入しました。 -
ムーミングッズをショーウインドに飾った雑貨屋さんを見つけました。
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こちらのカフェも良い雰囲気。
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旧軽井沢といえば、茜屋珈琲店というくらいの有名店ですが、実はまだ入ったことがありません。
今回の旅で初めて店の中に入りました。 -
茜屋珈琲店内部。
カウンターから入口方面を撮りました。 -
いろいろなカップがぶら下がっていて、なかなか壮観。
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かれいらいす(1500円)を注文してみました。
旅先では宿のボリュームある夕食を考慮して、日中の食事は極力摂りませんが、せっかく茜屋に入店したことだし…。
ビーフがごろごろ入り、スパイシーでおいしいカレーでした。
薬味が福神漬けでなく、野沢菜っていうのがいかにも信州らしかったです。 -
食後にホットコーヒーを注文。
ちょっと酸味の強いブレンドコーヒーでした。
ところで、こちらのお店はコーヒーカップはお客の顔を見て決めるらしく、薔薇柄マニアの私は嬉しかったのですが、夫(カメラ小僧)は違うカップの方がよかったと文句タラタラ…確かに、うちの夫(カメラ小僧)に薔薇柄は似合わないかな(笑)
おいしかったけど、カレーとコーヒーで一人2100円は観光地値段って感じがしました。 -
旧軽井沢商店街の散策を済ませ、再びマイカーに乗り、軽井沢をドライブしました。
息子と娘との旅行でも来た聖パウロカトリック教会。 -
今回の旅の目的地の一つ、熊野神社にやってきました。
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こちら、長野県と群馬県の県境に接しているため、県境に二つの神社が建っている珍しい場所です。
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参道のど真ん中が長野県と群馬県の県境になっています。
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長野県側が熊野皇大神社、群馬県側が熊野神社だそうです。
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一つの社に賽銭箱が二つある珍しい光景。
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こちらが群馬県側の熊野神社。
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こちらが長野県側の熊野皇大神社。
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日本武尊東征の折り、やたがらすに導かれ碓氷峠に登り、荒ぶる海を鎮めるために相模湾に身を投げた妻の弟橘媛を偲んで「吾嬬者耶(あづまはや)」と三度叫ばれたとあります。
この古事が語源となり、この辺りの旧地名・吾妻(群馬県には吾妻郡も現存)、関東を東(あずま)の国と呼ぶようになったとも伝わっているそうです。 -
雨に濡れた石段も風情がありますが、スッテンコリンしないように気をつけなければ!(笑)
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碓氷峠の名物・峠の力餅を食べてから帰ることに。
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お客は私たちの他だれもいません。
隣のお店は店内に長野県と群馬県の県境のラインがあるので、そちらのお店の方が人気があるようです。 -
からみ餅(500円)とあまみ餅(500円)。
餡こは粒あんでちょっと甘味がしつこいけど、お餅がやわらかくてあっという間に完食。
今度の旅は、日中の間食多過ぎ(笑) -
碓氷峠を下り、また旧軽井沢方面へ。
行きに通り過ぎた日本聖公会軽井沢ショー記念礼拝堂。 -
避暑地軽井沢発祥の地の看板。
カナダの聖公会宣教師アレキサンダー・クロフト・ショー(1846ー1902)がリウマチの療養のために、1885年頃、たまたま訪れた軽井沢が気に入り、生涯の避暑地としたのが避暑地軽井沢の始まりだそうです。
そのショーが建てた礼拝堂が、ショー記念礼拝堂となっているとのことでした。 -
南軽井沢の塩沢湖にあるタリアセンに来ました。
でも、雨も降っているし、結構高い入園料を取るのでケチって中には入りません(笑) -
こちらの深沢紅子野の花美術館は外観のみパチリ。
深沢紅子さんの野の花美術館は、出身地の盛岡にも有り、盛岡の野の花美術館に入ったので、タリアセンのは外観だけで満足満足。 -
野の花美術館の入口の門。
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野の花美術館の外観。
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軽井沢をあとに、信濃追分駅経由で佐久方面に向かいました。
この日の宿は逆方向の群馬県嬬恋村だというのに、まだ時間があるからと強引に車を走らせる夫(カメラ小僧)…佐久にどうしても行きたい場所があるんだそうです。
佐久の辺りは何度も通ってはいるけど、観光は初めてかな。
こちらは、木造駅舎マニアでもある夫(カメラ小僧)のぜひ寄りたい場所の一つ、しなの鉄道・信濃追分駅。
その昔、まだ高校生だった頃、詩人・立原道造の常宿として知られていた油屋旅館に泊まりに行った時に、JRがまだ国鉄と呼ばれていた当時、しなの鉄道線も信越本線だったのですが、この駅で下車して旧中仙道追分宿にあった油屋旅館まで歩いたことが懐かしく思い出されました。
夫(カメラ小僧)はインターハイ出場を目指し卓球一筋の高校時代だったそうなので、私のような思い出は全然ないそうです。 -
かつて、旧中仙道岩村田宿だった佐久市岩村田のメイン商店街を通過します。
この商店街、路線バスの旅とかでよく目にする商店街だわ。 -
夫(カメラ小僧)のお目当てである龍岡城跡に到着。
知る人ぞ知る、この龍岡城跡のお堀は、函館の五稜郭とともに、日本二大五稜郭なんだそうです。
函館の五稜郭は誰もが知る有名観光地だけど、佐久市に五稜郭があるとは? -
規模は函館五稜郭には全然及ばないけど、一応、ちゃんと五角形のお堀になっているんですよ、これが。
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龍岡城跡入口。
龍岡城跡は今は佐久市立田口小学校となっていました。 -
龍岡城五稜郭についての説明板。
幕末の頃、大給松平氏が築いた城郭だそうです。
規模は函館五稜郭の約半分の大きさとのこと。 -
敷地内にある田口招魂社。
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小学校校庭の土手に登ると、五稜郭の名残が垣間見られます。
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目の前にある資料館にも入ってみました。
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龍岡城だった頃の模型が展示されていました。
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資料館内の龍岡城跡の春の写真を撮らせて頂きました。
五稜郭の土手に沿って桜の木が植えられているので、桜の時期は圧巻だそうです。 -
龍岡城跡から程近いところにある、大人気アニメ映画『君の名は。』のロケ地として知られた新海三社神社の鳥居。
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新海三社神社にお詣りしました。
でも、社務所も閉まっており、ご朱印は頂けませんでした。
電話をすれば神官が来てくださるそうですが、時間に余裕のない旅なので、待つのはちょっと無理。 -
三重塔もありました。
苔むした感じはありますが、なかなか立派な神社でした。 -
本殿かな。
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夕方になってきたので、この日の宿のある群馬県嬬恋村奥嬬恋温泉に向かいました。
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佐久市から星のやのハルニレテラス、鬼押出し園経由で約1時間40分、嬬恋村の奥嬬恋温泉に到着。
奥嬬恋温泉干川旅館花いちの建物が見えてきました。 -
花いち正面玄関。
すでにたくさんの宿泊客が到着しているようです。 -
素敵な雰囲気のエントランス。
これは期待が持てそうな宿かも。 -
花いちのフロントです。
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フロント前のラウンジ。
フロント・ロビーはコンパクトながら、アットホームで居心地の良さを感じます。 -
ラウンジの椅子で気持ち良さそうに眠る宿の猫ちゃん、その名もユヅルノスケ。
宿の方いわく、フィギュアスケートの羽生選手がオリンピックで金メダルを取った2014年にこちらの宿に来た猫ちゃんだったので、そのお名前を拝借して名付けられたそうです。
ちょうどこの日は、羽生選手のGPシリーズ初戦であるロステレコム杯のテレビ放送があったので、アイスショーに行ったり、全日本選手権は毎年生観戦するくらいのフィギュアスケート好きとしてはもちろん見逃すわけにはいきません…そのために有料だけど部屋食をお願いしたし(笑) -
花いちの掃除が行き届き、素敵に整えられた廊下。
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正面玄関脇の出入口内部。
雪の時はこちらから入るのかしら。 -
花いちにはエレベーターがありませんので、こちらの階段を昇り、お部屋に向かいます。
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この日のお部屋・花梨のドア前に到着。
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お部屋の踏み込みはこんな感じでした。
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花梨の和室部分。
テレビを観ながら食事するためにテレビ方向に向けて頂いた座卓。 -
こちらが洋室部分。
本物の薪ストーブの火が温かく燃え、床暖房になっているので快適に過ごせました。
で、この薪ストーブ、すぐに薪が燃え尽きそうになってしまうため、頻繁に薪を継ぎ足さなくてはならず結構面倒。
宿ではふんぞり返って何もしない殿様のような夫(カメラ小僧)、薪の火が消えそうになろうとまったく気にもしないため、薪をくべるのはすっかり私の役目になってしまいました。 -
洋室部分にある冷蔵庫、ミニシンク。
冷蔵庫内の飲み物は有料だったので使用しませんでしたが。 -
自動洗浄式のトイレ。
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ガラス製のシンクがおしゃれなパウダールームのアメニティがこれまた豊富で、男性用化粧品も完備でした。
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テレビ付きのお部屋専用温泉半露天風呂。
あまりに広々としてびっくりでしたが、露天風呂の雰囲気を出すためか、砂利や敷石があるのはちょっと…かな。
でも、浴槽も広く、お湯自体はとても良かったので、滞在中何度も浸かりました。 -
夕食は6時開始でした。
手前中央
【食前酒】
日本酒(稼ぎ頭)
手前左
【食事】
松茸ご飯
中央
【前菜】
蒟蒻おかき揚げ、鴨、柿白和え、秋刀魚寿司、焼き茄子お浸し
中央右
【造里】
本鮪、信濃雪鱒、刺身蒟蒻
中央左
【椀物】
地鶏スープの土瓶蒸し(松茸)
後ろ右
【先付】
胡麻豆腐 -
右
【焼物】
岩魚塩焼き、花豆
左
【温皿】
じゃがいもと銀光グラタン(豆乳味噌ソース) -
土瓶蒸し中身
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【洋皿】
上州牛 -
【デザート】
栗のアイスクリーム、秋映パイ(アップルパイ)、フルーツ
仲居さんが上州牛の前に持ってくるのを忘れたお口直しのレモンシャーベットとともに(笑) -
翌日10月22日朝6時半、大浴場へと向かいました。
節電のためか、館内は暗かったです。 -
こちらは喫煙所。
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ユニークなおみやげが並ぶ売店。
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湯の暖簾を潜って大浴場に向かいます。
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女性用大浴場の入口には姫の字が。
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こじんまりしているけど、清潔な脱衣所とパウダールーム。
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アメニティが充実したパウダールーム。
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内風呂は節電のため、ちょっと暗い。
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露天風呂にはうさぎの置物が置いてあるなど凝っていますが、やはりちょっと暗くてなんとなく落ち着きませんでした。
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湯上がりに、チェックインの時に気になっていた談話室に寄ってみました。
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朝食は8時にお部屋に運び込まれました。
名産のキャベツがたっぷりの朝食はヘルシーで美味。 -
ピンク色の液体はベリー系のスムージーでした。
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食後にはコーヒーの他、デザートも付いてきました。
小さい宿なりにすごく努力されている感じの宿だなと思いました。
機会があれば、同経営のラパンにも泊まってみたいな。
四度目となる二泊目の宿・谷川温泉の別邸仙寿庵についてはまた後日。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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