人気の世界遺産、モンサンミッシェル。<br />サン・マロから車でやってきました。<br /><br />11年前にツアーの日帰りで立ち寄りましたが、今度は宿泊してユックリ過ごしてみたいと考えました。<br /><br />宿泊は島内か対岸かという選択がありますが、対岸にしました。<br />

モンサンミッシェルのホテルに車で行く時の注意

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2017/10/09 - 2017/10/17

160位(同エリア1853件中)

エリア

モンサンミッシェル(フランス)

旅行の満足度: 4.5

同行者: 一人旅

交通手段: レンタカー

Pontorsonを北上し、モンサンミッシェル（以下MSM）に近づくにつれ、ドライバーは胸の高鳴りを感じることでしょう。
しかしこの道の先には閉まっているゲートがあり、アクセスコードを持っていないと通過できないことをご存じですか？

もし個人の日帰りであれば、ゲート前を右折し駐車場に車を置き（褐色の矢印）、シャトルバスでMSMに行く事ができます。

しかしこの先のホテルに宿泊するのであれば、このゲートを通過しなければなりません。
これがそのゲートです。
モンサンミッシェルまで約2kmのところで、ホテルはこの先にあります。

（個人で日帰りの方は、写真右の右折車線から駐車場に入ります。）

このゲートは、アクセスコードがないと開きません。
アクセスコードは、宿泊する施設に事前に問い合わせ（＝電話）教えてもらわないといけなかったのです。
私が宿泊予定だったホテルは「Le Relais du Roy」です。

予約確認書に「専用駐車場のアクセスコードをお知らせしますので、事前に宿泊施設までご連絡ください」とあったのは知っていました。しかしそれはホテルの駐車場のことでホテルに着いてから聞けばよいとばかり思っていて、まさかホテルに到るまでの道路が閉鎖されているとは思ってもみませんでした。

この予約確認書の文章はオカシイですよね。「専用駐車場のアクセスコード」ではなくて、「ホテルへの道のアクセスコード」じゃないですか？
しかもチョット前に心配になって「駐車場は大丈夫なのか？」と先方にメールした際も「Yes no problem for car park」との返事でしたので、全くノーケアでした。
上の写真で道の真ん中に立っている茶色いものが、アクセスコードを入力する器械です。

写真をクリックし拡大していただくと、「XXXXX」と表示されています。
ここに前もって知らされた番号を入力しなければいけないのです。

この事がわかった時点で、私は電話を持っていませんでした。
しかも頼みの綱のホテルに行くには、ゲートが閉まっていて行けません。
幸い、ボタンを押すと係員がマイクで「右折して駐車場まで来るように」と答えます。

駐車場の係員にワケを話すと、「えっ、電話持ってないの？ホテルはここから歩いて1kmです。」とツレない塩対応です。

でもさすがに気の毒に思ったのか、ホテルに電話をしてくれました。

ホテルの電話は録音されたアナウンスが流れるだけでなかなか通じませんでしたが、係員さんは5分以上辛抱強く待ってくれてようやく通じました。

そこで、ホテルの人にアクセスコードを教えてもらったというワケです。
これがその係員さんが書いてくれたアクセスコード。
「541405」を入力したら「V（＝valider）」を押せということでした。

係員さんの笑顔が、仏に見えました(^_^)
今度は、「541405」と入力されたのがお分かりと思います。

「Valider」はクレジットカードの時のように、緑のボタンを押します。
キャッホ～、やっと開いたよ～～っ＼(^o^)／！！
こうして私は、ホテルの駐車場までたどり着きました。

後から考えてみると「Yes no problem for car park」は、「このホテルの駐車場は問題ない」という意味だったのでしょうね（笑）

日本のツアー客の方が大勢みえていましたが、駐車していたのは私の車だけでした。ホテルの方によると、中韓の客はずっと少ないとのことです。

MSMは日本人に人気の場所だということが、あらためてわかりました。

それではMSM西のテラスからの眺めをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=JFBZHR887RQ
MSMに宿泊することの利点の一つが、ライトアップが見られることです。

そして、空には満天の星でした(^_^)
朝陽のMSMも期待したのですが、あいにく曇り空。
それでも少しだけ朝もやのMSMが拝めました。

帰り道は、ゲートに近づけば自動的にゲートは開きます。

ただしアクセスコードは1回限りなので、ゲートを出たあともう1回ホテルに戻りたい時は新しい番号をもらっておかなければなりません。私は念のため、もらっておきました。
ル・アーブルに向かう帰り道では、撮りたかった風景にも遭遇しました。
レンタカーの旅はいろいろとありますが、こうした気ままさが良いところですね。

今回わかったことですが（←もし間違っていたら申し訳ありません)、おそらく宿泊しない一般車両はゲート内に入れません。レンタカー等で日帰りでMSMを訪れたい場合は、ゲートの右にある駐車場に車を停めシャトルバスで行かなければならないようです。

なお、宿泊者の車でもホテルの集中した場所よりMSM側には入ってはいけないことになっていました。

【追記】
ゲートは、上の地図の矢印のところのようです。
多くの車はここを右折して駐車場に入ります。

「The DAM」からはMSMが見通せるようになっていて、多くの宿泊施設はここより地図上の左側に集中しています。