2017/10/14 - 2017/10/15
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puricさん
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最初におことわり。
旅行エリア選択に迷いましたが、この日記には高松港もこんぴらさんも、良い景色も一切出てきません。電車ばかりです。
(自分のじゃないけど)溜まったマイルを楽しく使う方法は無いものか?と以前より色々考えてきたのですが、無茶苦茶な乗り鉄旅を強行。
ずっと乗りたくて憧れていた寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」に乗ってきました。
【内容】
特急「はるか」で新大阪→関西国際空港
飛行機(マイルで無料)で関空→羽田空港
東京モノレールで羽田ターミナル→浜松町へ
山手線浜松町→東京
特急「サンライズ出雲瀬戸」で東京→琴平
特急「南風」で琴平→多度津
特急「しおかぜ」で多度津→松山
バスで松山駅→松山空港
飛行機(マイルで無料)で松山空港→大阪空港
大阪モノレールで大阪空港→山田
山田→阪急で帰宅
人生初の観光タイムゼロ、移動しただけの旅です。
こんな日があってもいいじゃない、暇だもの
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- ANAグループ JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
15時、関空に行くため新大阪から特急「はるか」に乗車
どうせなら東京観光でもすればいいものを、完全にサンライズに乗る「だけ」のためのスケジュールです。 -
「はるか」の車内。
初めて乗ったとき(かなり前)はグレイト!デラックスな車内だわ!!と感心しきりだったけど、今乗ってみると経年相応に劣化してて、よくある普通の特急でした。 -
天気が悪くて、どんよりした空です。
10月というと、台風以外は秋晴れのカラっとした日が続くイメージだったので、雨天はあまり予想してませんでした。
雨でも晴れでもない、曇天は嫌い -
関空へわたる陸橋から。
この時間は少し青空も見えてました。 -
チェックインしてロビーへ。
待合の広さの割に人が少なくて、がらーんとただただ広いだけで拍子抜けです。
国際線のほうは結構人がいたけど…国内線土曜日の夜ってこんな感じなんでしょうか? -
この日はクライマックスシリーズ初戦だったので、テレビの一部で中継をやってました。
-
飛行機の離発着をしばらく見入っておりました。
とはいえ便数が少ないので、忘れた頃に現れる……といった感じ。 -
搭乗予定のスターフライヤーのジェット機が現れました。
写真は撮ってないけど、革張りの高級感ある座席でした。
座席の前に映像とかが見られるタッチパネルの液晶画面があったり、ゲームみたいなコントローラーがついていたり。
でも実際操作してみると、反応が悪かったり動かなくなったりした。 -
テイクオフです。
通常機内ではコーヒーやチョコレートを配ってくれるのですが、天候が悪いためサービスは無かった。 -
一瞬見えた夜景。
でもすぐ厚い雲の中に入ってしまい、あとは雪の中のように真っ白の景色が続きました。
高度によっては雲を抜けて星空が見えたりするのかな?
と思ったけど、何にも見えませんでした。
機内ではGPSの地図を見ながら今どこを飛んでるのかな?
三重!静岡!千葉!とはしゃいでいて、次に地上が見えた時はもう羽田の滑走路だった。 -
羽田空港。
-
飛行機をもっと見たいし、よく見える場所無いの?と案内の人に聞いたら、5階に屋外のテラスがあるとの事で、早速行ってみました。
「星屑のステージ」というどっかで聞いたような名のついたテラスからの景色は。 -
すげー!
飛行機めっちゃおるー!
でかいー!
音すごいー!
あらやだ。
ついはしゃぎ回ってしまいました。 -
雨に濡れた滑走路はツヤツヤしていてきれい。
-
ひっきりなしに飛行機が出たり入ったりしていて、すっかり感心してしまいました。
結局ここで30分くらい過ごしました。 -
ここからモノレールなどで東京駅まで移動します。
その前に食べた晩ご飯は空孔内で、せっかくなら江戸っぽくおそばといくら丼のセットを。
そしてビール。 -
東京モノレールに乗って、浜松町へ向かう
-
車内。
座席の配置がおもしろいです。
この路線は運河の上を走っているので、夜の明かりに水面がキラキラしているのはよく見えたが、どんな景色化はよく見えず。
昼間に乗ってみたい。 -
浜松町で山手線に乗り換え、東京駅へ。
東京駅で車内で過ごす間の食べ物や飲み物を物色中。
ここは全国の色んな駅弁を置いてる店みたいですが、時間が時間なのでほとんど売り切れてました。 -
ホームで、まもなく姿を見せるサンライズ出雲の到着をソワソワと待ちます。
結構カメラ構えてる人も多かったなー。
サンライズが関西を通るのは真夜中なので、なかなか本物を見る機会が無いのです。 -
向かいのホームに移動。
きたー!
本物のサンライズ出雲!
通過は何度か見たけど、止まってるのは初めて見る。 -
乗車ホームに移動。
東京駅では20分近く停車するので、しっかりと見て回れます。
二階建て車両の上は人を頭から見下ろすくらいの高さ、下は駅のホームと同じくらいの目線です。
色んなタイプの部屋があるのですが、二階と一階では揺れの伝わり方が違うとか、選ぶ部屋によって快適性がやや異なるみたいです。
長い時間の滞在になるので、よく調べて席を選んだ方がよいと思います。 -
方向幕。
サンライズは全部で14輌なのですが、岡山駅に着くと真ん中で通常出雲市行の「出雲」と高松行の「瀬戸」に切り離されます。
ちなみにこの日、通常高松行の「瀬戸」は、臨時で走行区間を延長しており、この日は琴平まで行くので、行き先は「高松・琴平」と表示されていました。 -
外から部屋をのぞき見。
ホームスレスレの高さから見る東海道線の景色はどんな感じかしら
関西で2階建車両が走っているのは近鉄と京阪ですが、あまり乗る機会が無いのです。
次乗る機会があればこっちのほうがいいかな
揺れは上段より下のほうが少ないみたい -
中へ。
シングル部屋が続く二階建車両は、通路こそ狭いけどかなり落ち着いた高級感が漂ってます。
各部屋は電子キーがついていて、勝手に空けられたり、間違って他人の部屋に入る心配が無い。 -
私の部屋は二階建て車両「シングル」タイプの上段です。
シングルより少し安い「ソロ」という部屋もあるのですが、かなり狭いらしく、料金は1000円ほどの差なので、それならシングルのほうがはるかに快適との事。
部屋の幅(短辺)はだいたい普通の電車のボックス席くらい。
その2/3くらいがベッドというところです。
天井高は自分の身長よりは高く、圧迫感はありませんでした。
下段の部屋になると、すこし低いみたい。
東京と琴平までの乗車券、特急料金、寝台料金あわせて2万ちょいくらいです。 -
他の車両を拝見。
ここはのびのびシート。
二段ベッドの雑魚寝部屋です。 -
のびのびシート。
自分のスペースは布団サイズのみで、小さな仕切りで区分けされているだけ。
団体旅なら楽しいかもしれません。
しかし知らない人も同じ空間で寝るわけで、楽しくても騒ぐことは控えねばならないし、仕切るカーテンなども無いので、その辺を割り切って乗れる人なら良いかもしれない。
その他、二人で過ごせるツインルームもあるのですが、空いてなくてのぞき見できませんでした。 -
「シングルツイン」という部屋もあって、シングル?ツイン?どっち?と思い見に行ってみると、天井が高い代わりに基本シングルサイズの部屋に吊り下げタイプのベッドが付いていました。
吊り下げベッドに大人が寝るのはちょっと怖いかな…お子様と二人連れ旅とかならいいかも、という感じ。 -
定刻22時に出発しました。
東京の夜景(らしきもの) -
お部屋でクライマックスシリーズの試合を携帯で見逃し観戦。
快適快適。 -
部屋についてる設備は布団、ゆかた、枕、コップ、ゴミ袋、スリッパ
コンセントが一つ、鏡が一か所、照明がふたつ
あと枕元に時計もあります。 -
外の明かりと、チューハイと、漬物と
-
壁にもたれて足を伸ばしてゆったりサイズ。
横幅はやや狭いです。 -
室内は電気をつけたり消したりできるので、消灯して外を見ると、夜景がよく見えます。
普通の電車だと夜の車窓は自分の顔しか見えないので、新感覚でした。
部屋を消灯していても、沿線に何かしら外の明かりは常にあるので、真っ暗になることはほとんどありません。
特に駅に着くと、ホームの明かりで部屋がとても明るくなる。
車体にそって窓が天井までカーブしているので、開放感がすごいです。 -
窓枠に肘をつきながら外を見ていると、子供の頃電車の椅子に窓を向いて座って、夢中で外を見ていた時の感覚を思い出しました。
熱海駅に到着。
海側じゃないので線路しか見えません。 -
熱海駅。
特急「踊り子」の古い車両が停まってました。 -
夜は長い。
漬物の口直しに千疋屋のフルーツチーズケーキです(ぼかしてるの、わざと) -
静岡だか富士に停車中
お隣に並んだ車両で、車内整備に忙しく働く人たちが。
こちらは2階なので他の列車と窓が並ぶ事は想定していなかったのですが、東京はさすが、2階建がその辺を普通に走ってるんですねー。
相手からも私が丸見えだ!
あら恥ずかしい。 -
東京を発車したサンライズは横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松と停車して、関西方面に向かいます。
ここは浜松駅(1時)
駅によって案内板の列車名の表示も違うのですね。
東海の表示は★彡になってます。
また、ここの表記は「特急サンライズ瀬戸・出雲」になっていました。
浜松を過ぎたら、この後はほぼノンストップで東海地方を関西方面にむかって突っ切ります。
たまに貨物列車とすれ違うくらいでずーっと真っ暗な夜の沿線風景が続きます。 -
浜松を過ぎるとやや景色も単調になり、うとうとし始める。
夜通し明かりをつけてる駅にさしかかると部屋が突然明るくなり、ハッと目が覚めるといった具合でした。
揺れが気になるという感覚は無かったけど、しっかり眠る事は出来なかったです(高揚し過ぎてたのもある)
ふと気づいたら彦根駅を通過しており、近畿に入った!と思うとまたギンギラギンに目が冴え、起きて窓に張り付いて外を見て夜明けをむかえました。
しかし
https://4travel.jp/travelogue/11270883
で書いたように、以前早朝の京都で「スーパーはくと」を待っていた時、サンライズが通過するのを見たのですが、通常ダイヤの場合サンライズが京都駅を通過するのは始発と同じくらいか、それより早いくらいのはず。
臨時ダイヤだったのかしら?
明石を通過する頃には駅に明かりが灯り、駅の人影も増えてきます。 -
岡山駅に到着。
ここでサンライズは出雲号ご瀬戸号に切り離されて、別の方向に向かっていきます。
いったん下車して、切り離し作業を見学。 -
切り離しを熱心に撮ってる人多し。
-
強烈な眠気に襲われる頃、瀬戸大橋を通過。
岡山を発車し児島駅を過ぎると、電車は鷲羽山のトンネルに入り、しばらく何も見えない時間が続きます。
その一瞬、目を閉じてしまったため、気づいたらとっくに橋の上でした。
懐かしい下津井の町並みは遠く過ぎ去り、横溝正史「悪霊島」冒頭、金田一耕助と磯川警部の会話回想もできなかった。 -
鉄骨があるので写真は難しいんです。
せめて晴れてたらなあ -
高松駅に着いた。
停まってる電車がえらくカラフルな高松駅ホームです。
高松では時間調整のためか30分くらい停車します。
高松は終着駅なので、ここからは逆走で坂出を経て土讃線に入り、琴平へ向かう。
こんぴらさんに行く人のための延長なのだろうね。 -
ホームに停まっていた特急。
なんか珍しいカラーリングですが、これはJR四国と台湾鉄路管理局の友好鉄道協定一周年記念で、台湾特急カラーにラッピングされたものだそう。
在来線を走る特急にしては珍しい形の8000系 -
こっちは普通のカラー
高松からは、高知の方へ行く「しまんと」松山へいく「いしづち」、岡山へいくマリンライナーなどのカラフルな特急が出ている。 -
駅構内にある「連絡船うどん」で朝うどん。
ややお疲れなので、元気出すため朝からがつんと肉うどんです。 -
お肉も美味しいし、ちゃんとコシがあって、美味しいお出汁がかかってます。
駅うどんでこのクオリティのうどんが食べられるなんて最高やん -
高松を出発し、琴平に向かって来た道を逆走を始めるサンライズ。
どんよりした空。
ややお疲れで、家で寝たい……という気持ちが頭をもたげてきました。 -
そして、琴平駅に到着しました。
長い長い寝台列車旅はここでいったん終了、サンライズともお別れです。
正直高松より後はこんぴらさんに用が無いなら普通に高松で降りてもいい気がします。
狭い部屋に閉じこもると落ち着く内向的な私にぴったりの個室。
快適でした。また乗りたい! -
琴平駅。
-
このかわいい謎キャラの後ろからぱちりと撮ると、そばの灯籠と琴平駅の駅舎がいい感じのアングルで撮れる撮影スポット
-
ここから金比羅神社に向か…いたいのですが、すぐまた次の電車に乗るため、また改札を通ってホームへ。
ここから特急「南風」で多度津駅に向かう。 -
多度津駅にきました。
-
「南風」という列車は普通の特急(アンパンマン列車とはまた別)ですが、中も外もアンパンマン仕様になってました。
作者のやなせたかしさんが高知県出身なのですね。 -
さっき琴平でお別れしたサンライズが多度津駅でまた待っていました。
この先に車庫でもあるのかしら。 -
さてさて、なんでまた多度津で降りたの?というと、ここで四国の観光特急「四国まんなか千年ものがたり」と出会えるからなのです。
千年ものがたりは多度津駅と大歩危駅の間を走行する土讃線の観光列車です。
土讃線は吉野川に沿って走っており、かなりの絶景がおがめる路線です。
早速いました。これは1号車で緑色。 -
後ろは3号車で赤色です。
車体のカラーで四季をあらわしているのだとか。 -
外から覗いてみると、えらくゴージャスな内装。
-
車内はお食事つき。
四季でメニューは変わるようですが、有名店のちょっとしたコース料理といったレベルの食事が出てくるみたい。 -
中をのぞかせてもらいました。
これはこれは
ちょっとした新築住宅より高級感あります。 -
こちらは1号車「春萌(はるあかり)の章」
電車の中というより、もう完全に高級レストランといった感じ。
いつか乗ってみたいものだ。 -
2号車は冬と夏兼用になってて「夏清(なつすがし)の章」「冬清(ふゆすがし)の章」という。
車体のカラーが右と左で違っていて、片方は青色で夏、片方は白色で冬、みたいな感じらしいのですが、私のいたホームからは夏バージョンしか見えなかった。
こちらは座席がいかにも全部片方に向いていて、ちょっと特別感があります。
奥にはカウンターバーのようなものがあった。
うむ、土讃線に乗る時はこっち側の席を取れば良いという事ですな。 -
これは秋をイメージした3号車「秋彩(あきみのり)の章」。
内装は一号車の緑と同じ
この列車をはじめ西日本で楽しめる観光列車については、
https://www.lmagazine.jp/mook/MOOK6190710/
などでチェックしております。 -
さて、puricが乗るのはて帰りの特急「しおかぜ」です。
ここから予讃線で松山駅へ向かう。
予讃線は私の心の故郷広島を走る呉線くらい海に近い距離で走る区間があるので、それも楽しみの一つだったのですが、ここから大雨になってしまい、窓に雨粒が大量について写真無し。
うーんこれはもうリベンジするしか無いか。 -
松山についたら慌てて空港へ向かうバスにのり、松山空港へ(本当に移動しかしてないのです)。
みかんオブジェ輝く松山空港で、お土産などを物色しました。 -
悪天候で飛行機がやや遅れていました。
到着したのはこれまで人生で見た中で一番ちいさなプロペラ機。
え、これ飛ぶの?大丈夫?と不安でいっぱい。 -
機内へ。
プロペラのすぐそばの席だったので、万一プロペラが壊れたらどうなるのか…などと悪い想像ばかりしてしまい無駄に緊張した。 -
行き同様、しばらく真っ白な雲の上の景色が続きましたが、大阪上空に入ると古墳群を眺められるあたりから下の景色が見えるようになりました。
八尾から大阪市内に入ると、いつも見ている航空地図をリアルに見ているような感覚で、頭の中の地図と景色がぴったり合うのはかなり楽しかった。
もう悪天候による墜落の恐怖も飛んで、ただただ楽しい。 -
よくがんばりました。
-
最後の乗り鉄、モノレール。
-
帰宅。
高松駅で調達した「骨つき鶏弁当」をもりもり食べて、眠りに落ちました。
サンライズ出雲に乗るだけのために大移動した「だけ」旅でした。
移動距離はおおむね2000キロ。
今度はサンライズで四国に行って、特急で今治迄いって、自転車や船でしまなみ海道を渡って、心の故郷尾道に行ってみたいなー -
おまけ。
今回の移動距離。
では再見
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