2017/08/27 - 2017/08/29
57位(同エリア298件中)
おみヴぉ333さん
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バリ島旅行記に時間を費やし過ぎて、すっかり時季外れとなりました。
8月末に母を連れて、山形の尾花沢花笠まつりと銀山温泉に行った旅行記です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ちなみにこの旅行記は、
去年、出発前日にドタキャンとなりましたこの旅行記のリベンジバージョンでもあります。
https://4travel.jp/travelogue/11154563(写真6枚)
あれからもう一年ですか。。月日の経つのは早いですね、本当に。(^_^; -
8月27日(日)8:13 AM
出発の朝を迎えました。
今日は日曜日なので、自宅からの出発です。
暑い暑~~い8月の終わり。
最寄りのバス停で、じりじりとするアスファルトの上、
駅までのバスが来るのを待っているところです。
今回の旅は、今日の日曜日からあさって火曜日までの2泊3日。
この時点ではまだバリ島から帰ってきて3週間ほどしか経っていませんでしたが、何とか職場に頼み込んで、明日とあさって無理やり休みを取りました。
わざわざ週明けから2日も休んでこのようなスケジュールにした理由は、 -
これです。
毎年、曜日に関係なく8月27、28日の2日間、
山形の尾花沢市で開催される「おばなざわ花笠まつり」に行くためでした。
東北四大祭りの一つとしてお馴染みの花笠まつりですが、いわゆる「山形花笠」として知られているのは、山形市で8月初旬に開催される大々的なパレードのほうかと思います。
でもじつはそれ以外にも、少し時期をずらした8月の終わりに、尾花沢市で「もうひとつの花笠まつり」があるんです。山形市のほうがどうしても規模が大きく全国的に有名なので、ローカルな尾花沢のほうはあまり知られていないかもしれませんね。
本当は去年、そのいわゆる「山形市のほうの花笠まつり」に母と二人で行くはずだったのですが、叶わなかったため今年またリベンジしようと去年の段階から決めていました。
ところが今年はその山形市の花笠まつりの開催期間中(毎年8月5日~7日)にバリ島旅行を入れてしまったので、そのあとの尾花沢市の花笠まつりのほうに行くことにしたわけです。
でもじつのところ、私が本当に行ってみたかったのは、山形市のよりもむしろこの尾花沢のほうの花笠まつりでした。
というのも、「♪ヤッショーマカショー」でお馴染みの花笠音頭は、大正時代、尾花沢にある徳良湖(とくらこ)の灌漑工事の際に、人夫たちが作業中に菅笠を回して歌っていた歌がルーツと言われており、尾花沢こそが「元祖」、山形花笠の発祥地と言われているからなのです。
意外と知らなかった花笠発祥の話を聞いて、へぇ~っと思い、山形市の花笠まつりよりもローカル感満載なこちらのほうに強く興味を惹かれていました。
それに尾花沢なら銀山温泉にも近いしということもあって、
去年、宿泊日前日でのキャンセルのため泣く泣くキャンセル料50%を払った銀山温泉の同じ宿に、今年は2連泊して、花笠まつりともどもリベンジを図ることとしました。(^^) -
そもそも何ゆえ私がこんなに花笠花笠言っているかというと、発端は、下記「新松戸まつり」の花笠パレードを数年前に見たことが始まりでした。
https://matsudo.mypl.net/mp/eventreport_matsudo/?sid=48554
新松戸まつりは毎年7月に開催されている大きなお祭りで、常磐線沿線各地からこれでもかというほど人が集まってきます。目抜き通りでは、ブラスバンド、よさこい、フラメンコ、サンバカーニバルなどなど、地元のいろんなチームのパレードが行われるのですが、その中に毎年、花笠踊りのグループが入っているんです。
何ゆえ千葉県の新松戸まつりで花笠踊りをやっているのか、その由来と歴史については全く存じ上げないのですが(町内会の誰かが山形出身だったとか?)、とにかく毎年毎年これを地元でやってるもんですから、いやがおうにも夏になると花笠音頭が耳について頭の中でループ再生してしまい、いつしか気が付いたら、本場山形の花笠踊りを一度見に行ってみたくなっていたというわけです。
そして、せっかく行くなら、ただ見てるだけではなく、参加して踊ってみたいと思うようにもなり(けっこう踊るのは好きなので・・^^;)、
踊り方のDVDと花笠音頭のCDを、去年、尾花沢観光物産協会(https://www.obane-kankou.jp/)から取り寄せて購入し、
山形の郷土民芸品などを取り扱っている尚美堂(http://www.shoubidou.co.jp/article/hanagasa/)というお店から、とうとう本物の花笠も購入しちゃいました♪ -
花笠踊りにはいろんな踊り方があるのですが、なかでも発祥の地 尾花沢には「尾花沢五流派」と呼ばれる五通りの踊り方があって、それぞれ少しずつ振付は違うのですが、笠をくるくる回す動きがダイナミックで、ものすごくカッコよくて美しい踊り方にたちまち惹かれてしまい、五流派すべて踊れるようにマスターしたいと思って、これらのグッズを買いました。
花笠にもいろんな色やデザインの種類があって、笠の縁布の色が赤いのや、黄色い花がついたものなどいろいろあるのですが、この青い縁布に赤い紅花をあしらった「尾花沢笠」と呼ばれる伝統笠こそが、尾花沢五流派の花笠なのだそうで、
細部まで尾花沢にこだわりたかった私は、やっぱり買うならこの「尾花沢ブルー」だよね!ということで、まずはカタチから入るべく、迷わずこれを購入。
よ~しこれで、来年の夏までにカッコよく踊れるようになるぞー!と、気合を入れまくって
ひとまず、五流派の中の「上町流」だけ練習し、去年のクリスマスにこの旅行記(https://4travel.jp/travelogue/11198931)の中でトナカイに扮して下手くそに踊った動画をアップしたりなんかしていましたが、
その後、月日は流れ・・
なんやかんやとやってるうちに -
嗚呼、当初の情熱はどこへやら。。
案の定、そのあとはCDもDVDも部屋の片隅にほったらかして、ろくすっぽ練習もしないまま、こうして旅立ちの日をむかえ、JR東京駅に来ることになってしまいました・・orz
あんなに気合入れてたのに・・(-_-;; (まあ、得てしていつもそんなものです)東京駅 駅
-
9:25 AM
それでも、
たとえ下手くそでも、行くからには一度でいいから飛び入り参加で踊ってみたくて
こうして「マイ花笠」を持参しw
東海道新幹線で実家から来る母と、 -
無事に合流し
-
二人とも朝食を食べてなかったので、
駅コンコースにある、いつ行っても激混みのおべんとやさんで弁当や飲み物を仕入れ、 -
新幹線に乗りました。
10時ちょうど発 つばさ133号 新庄行き -
13号車指定席の1番、C席とD席(進行方向左のいちばん後ろ)です。
まずはこれで、銀山温泉最寄りの大石田まで行きます。 -
母のお弁当
「平泉 うにごはん」(1,200円)と、 -
私の
「浅草ヨシカミ ロースカツサンド」(700円)です。
ほんの3週間ほど前、バリ島で一食200円台の食事なんかしてしまった後では、
どちらのお弁当も、途轍もなくおそろしいお値段に思えてなりませんが・・ -
でも
母が美味しい美味しいと
喜んで食べてくれていたので、よかったです。 -
11:20 AM
おなかが満たされたあとは
車窓からきれいな景色を眺めたり -
去年買ったものの旅行がドタキャンになったので、
そのまま一年間自宅で眠らせておいた「おはながみ」を持参して、
大小さまざまの真っ赤なお花を作ったり。
これを紐に結わいて、ネックレスみたいに首からぶら下げたら
いかにも花笠まつり~!(^o^) って気分が盛り上がって楽しいかもなんて、去年から思っていて -
母と二人でこうやって新幹線の中で
作ってみたいなとずっと思ってたんです。
やっと(一年越しでw)実現することが出来ました。(^_^) -
ねっ?
やってみると意外と楽しいでしょ、ハマるでしょう~? -
小さいのを作って輪ゴムを引っ掛ければ指輪にもなるよ♪
-
ひとたび作り始めると止まらなくなる母
黙々と作業中。 -
車中にて
-
ひたすらこの
真っ赤っ赤な おはながみを凝視しながら、もくもくと作業を続け
ふっと顔を上げると、 -
そのとき世界は こんな色をしています。
-
窓の外に広がる美しい田園風景も
素晴らしい青空の下、パーフェクト・グリーンですね。
いいお天気でよかったなぁ~ (^o^) -
楽しそうに銀山温泉のパンフレットを眺める母。
これも去年、DVDやCDを買った時に、尾花沢観光物産協会の方が一緒に送って下さったもの。貴重な2016年バージョンのパンフです。(^_^) -
そして
-
13:16
定刻通り、
JR大石田駅に到着しました~ -
駅ホームにも、おばなざわ花笠まつりの幟があちこちに立っています。
お祭りの正しい名称は、このように「おばなざわ」と、ひらがなで書くようですね。
これから宿の送迎マイクロバスで、銀山温泉へと向かいます。
おばなざわ花笠まつりは今日と明日の2日間ですが、メインの花笠パレードは明日なので、今日はおまつり会場には行かず、まずは温泉街で一日ゆっくりします。 -
こちらがJR大石田駅前。
駅の外観ですが、この駅はちょっと変わっていて、
駅舎の屋根の部分が大石田駅 駅
-
こんなふうに
スタジアムの観覧席みたいになっているんです。
おもしろーい!こんなの初めて見ました。(^o^)
もちろん上に上がることも出来ますよ。
ここからは最上川の花火大会がよく見えるのだそうです。特等席ですね。 -
ちなみに宿泊せずに、日帰りで銀山温泉に行く場合、
大石田駅からの銀山温泉行き市営バスの本数は、こんな感じです(2017年8月現在)。
駅舎の中にはお蕎麦屋さんや、ちょっとしたお土産屋さんもあるので、時間をつぶすことは出来ます。 -
私たちは宿泊組なので
駅を左手に見ながら、市営バス停留所を過ぎて、
さらに少し前方に歩いていったところに -
お世話になる旅館の送迎バスがいましたので、これに乗ります。
いやー、それにしても空が眩しすぎて暑いです!
山形もまだまだ夏真っ盛りですね。 -
バスに乗りました。
大石田駅。斜め横から見ると、上の観覧席が階段状になっているのが分かりますね。
ほんとに珍しく面白い駅です。また帰りに来たとき上にのぼってみよう。 -
13:35
それでは今から銀山温泉に向けて出発です。大石田駅からの所要時間は30分ほどとの事。
この時は私たちの他に3名ほどお客さんが乗ってきただけでした。
車内では、大正ロマン調のオシャレな帽子を被った面白いドライバーのおじさんが、とても丁寧な口調で、運転しながら尾花沢市と銀山温泉についてのガイドをしてくださり、おかげで道中がとても楽しく、いろいろな発見がありました。
おんなじ送迎でも、ただ黙ってお客さんを運ぶだけの運転手さんもいる一方で、こんなふうに楽しいお話で盛り上げてもらえると、これからチェックインする客にとっては宿への期待感も高まるし、素晴らしいサービスだなと思いました。 -
のどかな山あいの盆地を
バスは走っていきます。
見渡すかぎり
広くて豊かな青い田んぼ。
日本という国は美しいですね。 -
でもここもあと数か月後には、一面真っ白の雪景色に変わってしまうんだなぁ。
四季のうつろいがあるからこそ、日本はこんなに美しいのでしょうね。 -
途中の畑の上に
何やら丸いごろごろとしたものがいっぱい。スイカですね。
尾花沢はスイカが特産品で有名。尾花沢スイカは普通のスイカとは全然味が違うんだそうです。
関東のスーパーでもたまに売られてることがあるようですが、ちょっと高級品のようなので、普段あまり気にかけてなかったな~。(^_^;
ここへ来たからにはぜひ尾花沢スイカを食べて帰りたい!と思っていましたが、時季的にはもう終わりなんだそうです。今ここに転がっているのは収穫されずに残ったものだそうで・・このまま畑の肥料になっちゃうのかしら。もったいな~い!ひとつ持って帰りたいくらいです。。 -
13:50
さらにそのあとバスは、花笠踊りの発祥地である徳良湖の傍も通ってくれて徳良湖 自然・景勝地
-
この周辺案内看板のすぐ脇にぴったりと寄ってくれて、ここにしばらく停車したまま、徳良湖が花笠踊りの発祥地となった由来などを、バスの中から丁寧に説明して下さいました。
花笠音頭の歌詞にも出てくる徳良湖なので、ここは見ておかなきゃと思ってたのですが、なにぶん車がないのでどうやって来ようか考えていたところでした。
こうして少しの間でしたが立ち寄ってもらえて、バスの中から眺めることができ、自分たちで来る手間が省けたのは有り難かったです。ほんとに素晴らしいサービス♪ -
大正時代に、沢山の人たちの手によって造られた人口の湖。
ここでみんなで、作業中お互いに励まし合いながら、歌を歌って笠を回していたんだなぁと思うと、なんか感慨ひとしおですね。
「花笠発祥の地」を実際に目にすることが出来て、うれしかったです。(^_^) -
14:05
さらにバスは山あいをどんどん奥へと進み、
やがて左手にこの「銀山荘」が見えてくると・・ -
その前方の谷あいにひっそりと
温泉街が見えてきました~!
おぉ~! (^o^)
たしかにすごい場所にありますね!これは真冬は厳しいだろうだなぁ~ -
銀山温泉街はバスや一般車の進入禁止(宿の軽ワゴンなど限られた車のみ通行可)のため、
-
温泉街入口の「しろがね橋」のあたりでバスを降り、そこからは歩いていきます。(自家用車の場合はここから宿に電話すれば迎えに来てくれて駐車場へ案内してくれるそうです)
歩くといっても別に、たいした距離ではなくて、 -
バスを降りたところから、ほんの1~2分くらいで
-
もう目の前はすぐ
この景観になりますからね。
ゆっくりぷらぷらと宿まで歩いていけばいいだけです。 -
いや~、ついに来ましたね、銀山温泉! 一年がかりでしたが (^o^; 笑
ここは文字通り、江戸時代初期にこの近くに銀山があったことが温泉地名の由来になっています。温泉が湧き出たのは17世紀末の廃山後のことだそうですが。
その後、大正末期から昭和初期にかけて、川の両岸に洋風木造建築の旅館が立ち並んでこの美しい温泉街の景観が形作られていったそうです。 -
温泉街の中心を流れる清流は、その名も銀山川。
-
きれいな水ですね。
ニジマスが沢山泳いでます。 -
川のたもとには足湯もあります。
日曜日だからか、やっぱり観光客が多いですね。銀山温泉 和楽足湯 温泉
-
14:15
宿へ入る前に、せっかくなので、軽く何か食べておこうかなと思って、
温泉街入口近くにある、こちらの -
「伊豆の華」というレトロなお蕎麦屋さんに入ってみました。
銀山温泉で「伊豆」というお店の名前が不思議なのですが、こちらの店主さんが「伊豆さん」という苗字の方なのだそうです。
その昔、ここで銀の採掘が盛んだった頃に、伊豆地方から商人として来られたご先祖がここに住み着き、出身地名を苗字にしたのが始まりだとか。
たしかに、伊豆地方とは「鉱山つながり」ですよね~。面白いなぁ歴史って。 -
店内はとてもレトロないい雰囲気。
ここは1階ですが、2階まであります。 -
板蕎麦(うす盛り・1.5人前)をいただきました。税込1,500円。
そばたれは二人分付いてきます。もちろん蕎麦湯も。
コシが強くて最高に美味しいお蕎麦でした! -
もっと食べたかったですが、晩ご飯が食べられなくなると困るので
2人で1.5人前の分量というのはちょうどよかったです。 -
デザートは別腹なので
食後に、蕎麦ソフトをいただきました。(^_^) -
ソフトクリームが、モナカの花笠を被っているんです♪
-
ああ・・何とも可愛いソフトクリームの後ろ姿!! (≧▽≦)
食べてしまうのが勿体ないほどでした・・ -
14:57
ふぅ。ごちそうさまでしたー。
それでは、ぼちぼち行きますかね。 -
こちらが、銀山温泉全体の見取り図。
先ほどの温泉街入口の「しろがね橋」あたりから、川に沿って両岸に、旅館、共同浴場、足湯、それにレストランやお土産屋さんなどがずらりと立ち並んでいる感じですね。
旅館は現在営業しているものだけで12軒(新館も入れると13軒)、共同浴場は3か所あります。
しろがね橋から、ちょうど地図の上のほう、川が右側(南)へ蛇行しているあたりまでの距離はわずか300mほどなので、思っていた以上にこじんまりとした印象です。この300mの区間にとにかく旅館やお店がギッシリ詰まっているので、日帰りでも来ようと思えばじゅうぶん楽しめると思います。
この300mほどの区間、両岸を行き来できるように、川には8つほどの橋が架かっています。 -
橋のあちらこちらに、このようにちょこっと腰掛けるところや、ベンチや椅子などが置かれているので、お年寄りでも助かりますね。
-
こちらは、「伊豆の華」から川を渡った向かい側にある旅館「古山閣」。
千鳥破風、唐破風の屋根を持つ三階建ての木造多層建築。 -
古山閣は、季節ごとの鏝絵(こてえ)がとても素敵です。
-
その古山閣のお隣にあるのは、今年1月に古山閣の新館としてオープンしたばかりのオーベルジュ「CLANOUVA」。
古山閣の若旦那様が東京で15年修行されて開業したイタリアンだそうです。
なんか敷居高そうだねって言いながら、母と眺めているだけでしたが -
離れて外観眺めると、こんな感じ。
モダンな佇まいながらも、温泉街にしっくり溶け込んでいるデザインが素敵です。
オーベルジュなので、2階と3階にお部屋があるのかな。 -
モダンといえば、もう一か所目を引くのがこちらの
「藤屋」さんですね。
かつてあのジニーさんがいらっしゃったお宿ですが・・ -
建て替えられて、現在はこのように
-
なってます。
-
デザインは、隈研吾さんです。
一泊二食、2名で10万円って一休.comに出てました。 -
ウーン、人によって、いろいろ好みは分かれるところでしょうけど、自分としてはやっぱり銀山温泉に限っては、スタイリッシュじゃない古くさい宿のほうが好みですね。
-
藤屋の隣にあるのが、共同浴場の「かじか湯」。
3か所ある共同浴場の中ではここがいちばん安いです。入浴料300円。手前の木の料金箱に入れるようですね。ここは明日来てみよう。 -
銀山温泉は、フリーWi-Fi使えます。
-
そして、そのかじか湯の先に二軒並んでいるのが、
「旅館 永澤平八」と「能登屋」です。
この二軒はやっぱりカッコいいですねぇ~! -
「木戸佐左ェ門」と大きく書いてある鏝絵は、銀山を開拓した方のお名前だそうです。
-
鳳凰と桐の装飾が施されています。
こういう漆喰独特の肌触りを見ると、ついバリ島で見てきたばかりのレリーフを思い起こしたりします。(^_^; -
能登屋さんは、「千と千尋の神隠し」に出てくる「湯屋」のモデルだとも言われているとか。
この圧巻の美しい佇まい、何とも言えない凛とした雰囲気は、やっぱり銀山温泉一ですね。文句なしにカッコイイです。 -
その能登屋のお隣にあるのが、「旅館いとうや」。
-
いとうやさんは、なかなかこじんまりしていて可愛らしく、リーズナブルなお宿かもしれません(手前が能登屋)。
-
そしてその、いとうやを過ぎたあたりから、川はにわかに右へ蛇行していくので、そのまま川に沿っていくとすぐに、白銀の滝がある白銀公園や、延沢銀坑洞へも行くことができます。意外と近いですが、ここから先はまた明日にして・・
-
今日はここで引き返します。
-
この写真は能登屋脇の橋の上で逆方向を向いて、いま歩いてきた温泉街入口方向を見ているところです。
この写真で言うと能登屋は左側なので、右側へと橋を渡って戻ります。 -
橋を渡ったたもとには、お土産屋さんの江戸屋さんがありますが
個人的にはこのガチャガチャが気になります。
「スーパースタンガン」か、いいなぁ~!
ちょっと欲しくなりましたが故障しているようでした。。 -
こういう建物と建物のあいだの細い隙間の
-
生活の匂いが感じられるところが、なんとも好きですね。
-
さて、このように錚々たる老舗旅館が軒を連ねる銀山温泉の中で
今回の滞在先に選んだ宿は、
先ほども、送迎バスの車体にちらっと名前が書いてあったので、もうバレているかもしれませんが -
こちらの「古勢起屋別館(こせきやべっかん)」です。
去年予約してたのと同じ宿です。
やっと来られましたね。w -
場所は、ちょうど先ほどの「藤屋」さんの真向かいあたりになります。
数ある中でこちらを選んだ理由は、温泉街のほぼ真ん中に位置していて眺めが良さそうだったことと、先ほどバスで通ってきた途中にあった「銀山荘」と兄弟関係にあることから、銀山荘のお風呂にタダで入れるのでお得だと思ったこと、かな。
母のために奮発して、温泉街側の7畳+次の間7畳の二間続きのお部屋、
お料理も良いプランにしてみました。
3月末にJTBオンラインで予約。一泊二食付き(2名)×二泊合計 85,200円です。銀山温泉 古勢起屋別館 宿・ホテル
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それでは、入りましょう~
-
玄関上がり口。
ちょっと狭めですが、手間からでも奥のほうからでも上がることは出来ます。下駄箱は左側に見えているのと、フレームアウトしてますが手前の右側にもあります。
左の斜め格子状の木の板が張られてるところが、レストラン「すわろうネ」です。
その奥左側がフロント。フロントも小さいです。
一番奥の突き当たりまで歩いていくと、エレベーターが一基あり、その手前あたりに温泉(内風呂のみ)があります。 -
ちなみに、玄関に「尾花沢笠」がちゃんと飾られていましたよ (^_^)
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まずはエレベーターでお部屋へ。
お部屋は4階でございます。 -
エレベーターを降りて、また川の方向へ向かってまっすぐ廊下を歩きます。
-
トイレは、お部屋になくて、廊下の途中にある共同トイレになってしまいますが・・
-
こんな感じで、ウォシュレット付きのきれいなトイレですから大丈夫です。
-
廊下をまっすぐ突き当たってちょっとだけ階段を下りると、
右側の手前(茶色いドア)と、その奥の白いドアの2か所にお部屋が分かれており・・ -
私たちのお部屋は手前の401でした。
-
お邪魔しま~す (^o^)
-
おぉ~
-
おっ!いいですねぇ~
-
二間続きはやっぱり広々としていていいです。
-
奥の障子戸を開けると、広縁があらわれて
-
窓の外は
-
真向かいに、藤屋の建物を見下ろす感じで
-
そして左手は、能登屋の奥のほうまで一望ですね。
-
母もうれしそう。
夜がまたきれいでしょうね。楽しみです。(^_^) -
お部屋はごくごく普通に、昔ながらのシンプルな旅館さんという感じですが、特段不満もありません。
-
まあ、強いて言えば、洗面所が次の間を隔てた
-
玄関側の奥の片隅に
-
ちょこっとあるだけで、何となく使いずらい。
もうちょっと広くスペース取れなかったのかなぁというところと、
なにぶんトイレが外なのが、夜中に起きてトイレに行く人なんかにとっては、不便というところですかね。。 -
洗面所にドーバーパストリーゼが置いてあるところは、個人的には高く評価します。
-
浴衣と帯、足袋ックス、タオルなど。
-
お着き菓子は、「ヤッショーマカショ」という花笠の形に見立てた可愛いお煎餅でした。
こんなところが尾花沢らしくていいですね~。(^_^) -
さて、ひと休みしたあとは・・
-
今日はまだこの花笠の出番はないので、お部屋に留守番させておき、
私と母はこれから、こちらの旅館の姉妹館「銀山荘」のお風呂に入りに行ってみます。
⇒ Vol.2につづく
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この旅行記へのコメント (6)
-
- fuzzさん 2017/10/26 11:36:17
- 母娘旅
- おみヴぉ333さん、こんにちは。
松戸の旅行記に投票して頂いたご縁で、お邪魔させて頂いてます。
おみヴぉ333さんは松戸近辺にお住まいなのですね。
私は、ふなっしーが大好きで列車を追いかけて松戸に行きました。
山形旅、続きは踊るのでしょうか?
お母様と仲が良くて素晴らしいです。
私も母娘旅をしますが、私は母の嫌な所ばかり旅行記で披露している気がしています。おみヴぉ333さんの旅行記を拝見して反省しています。
来月母と旅行をするので、今度こそ仲良く母との旅を楽しみたいと思います。
fuzz
- おみヴぉ333さん からの返信 2017/10/27 15:36:54
- RE: 母娘旅
- fuzzさん
はじめましてこんにちは〜(^o^)/
このたびは書き込みいただきまして、どうもありがとうございました♪<m(__)m>
じつはfuzzさんのことは以前から、yoshihiroさんやちーちーさんの掲示板などでもたびたびお見かけしてまして、痛快で抱腹絶倒なコメントの数々はただもう「尊敬!」の一言しかありません!ふなっしー旅行記でも大爆笑させていただいたので何かコメントしたかったのですが、あまりの凄さに何と書いてよいやら分からず、読み逃げてしまってすみませんでした。。^^;
私もふなっしーが大好きで、LINEスタンプもふなっしーだらけなのですが、fuzzさんの豪快な書きっぷりにはふなっしーさえも足許に及びません!w また今後も、こちらからもブログにおじゃまさせていただきますね。(^^)
さてさて山形旅ですが、はい、ド下手ながらもしっかり踊ってきました!この次の次の巻あたりで動画アップする予定です。いや〜、私も母とはいろいろありまして、旅行記は無難に仕上げてますが、じつは毎回、道中派手にケンカしてます(笑)。もう二度と連れていくもんか!と思ったりもしますよ。でもそれでもまた一緒に行ってしまうので、母娘とは微妙ながらも不思議な繋がりなんですね。。うちの母も年々老いてきているので、今のうちに、という感じではあります。
fuzzさんはお母様とのご旅行、来月ですか〜!楽しみですね。ぜひまた楽しい思い出を作ってきてください。旅行記もたのしみにしてます!(^o^)/
おみヴぉ
-
- kittyさん 2017/10/24 15:25:14
- 平泉うにごはん(*^¬^*)
- こんにちはー。
さっそくですが、駅弁に食いつきました!
おみヴぉさんのお母様が召し上がった平泉うにごはん、私も今年5月に箱根旅行の道中に食べました~
買ったお店も同じよ。
今その旅行記を作成中で、ちょうどそのくだりを書いてたとこなんです。
偶然でワロタw
それにしても、まさかの0泊0日旅行記から1年か!早いっすねっ。
クリスマスのダンシングトナカイおみヴぉさんも覚えてるわ♪♪
メインの他にもうひとつの花笠まつりがあるのね。
知らなかったわー。
お花作るのなつかしいな(^-^)
お祭りとか文化祭とかで飾りつけによくお花作ったけど、あれと同じ素材の紙かな。
蕎麦ソフトがかわいい♪
これはくるくると回して多方向から写真撮りたくなるね!
温泉街いい感じですねー。
私もおみヴぉさんに賛成で、こういう雰囲気のとこなら、古くさい宿を好むわ。
ひなびた感じがいいのよね(*´∀`)
夕食はどんなだったのかな。
続き楽しみにしてまーす。
kitty
- おみヴぉ333さん からの返信 2017/10/24 17:25:29
- RE: 平泉うにごはん(*^?^*)
- kittyさーん
おぉー、平泉うにごはん、食されましたか!さすが!(*^^*)
あのお店はいろんなお弁当あるから、いつ行っても混んでるよね〜。
うにごはん、私も母のを一口もらって食べました。
高いけど美味しいよね〜。いや、高いから美味しいのか・・
kittyさんのレビューを読むのが楽しみだワ!(≧▽≦)
うんうん、お花紙はあの素材の紙ですぅ〜。最近のはもうちょっと上質になって柔らかめになってるかな。私も小学校の頃以来でした!なつかしいよねー。
銀山温泉はとってもこぢんまりで、最寄駅には新幹線通ってるから日帰りもできちゃうしおすすめです。もちろん泊まればもっとステキ♪ 次の旅行記で温泉街の夜の顔をお見せしますね♪ 宿のお料理も最高だったよぉ〜!!(≧▽≦)
おみヴぉ
-
- タロちゃんさん 2017/10/22 20:16:13
- こんばんは~(^^)
- おみヴぉさん、こんばんは。
お母様、とても上品で可愛らしい方ですね。
モザイクがかかってるけど雰囲気はバッチリわかります(^^)
それに歩く姿とか全然お若い!
私もこんな風に歳をとれたらいいなぁ~。
銀山温泉はテレビで冬の秘境温泉というイメージでした。
でも実際は私も冬の雪深い所は苦手なので気候のいい時に訪れたいかな?
とても風情があっていいところですねー。
旅館の窓からの風景もサイコー!
お母様も喜ばれてるみたいで私も少しハッピーな気分をお裾分けしてもらった気分になりました。
タロちゃん
- おみヴぉ333さん からの返信 2017/10/23 10:14:41
- RE: こんばんは?(^^)
- タロちゃんさん
おはようございます〜。(^^)/
台風すごかったですね!大丈夫でしたか??
私はなんとか無事に出勤できました。
銀山温泉旅行記見ていただき、ありがとうございます♪
そうですね、ほんとは雪の中行くのが王道なんだろうけど、夏もなかなかでした。
いやー、母は若く見えるようでいても、やっぱり一緒に旅していて年々体力落ちてきて、あんまり食べなくなってお酒も飲まなくなってきてるので、ちょっと寂しい気持ちにはなりますね。。
実家は父のほうが弱っていることもあって、母との2泊以上の遠出はもう今年が最後かもしれません。1泊程度で近場ならOKとのことなので、来年からは両親の希望に応じてになるかな。私たちの年代は、何かといろいろありますね。。
タロちゃんさんファミリーはまだまだ皆さんお若いですから(女性のご家族が多くてうらやましい!)、沢山楽しんでくださいね〜 (^^)/
おみヴぉ
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旅行記グループ 尾花沢花笠まつりと銀山温泉・アラウンド80の母を連れて(2泊3日)
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