2023/02/03 - 2023/02/04
66位(同エリア311件中)
てぶケロトラベラーさん
- てぶケロトラベラーさんTOP
- 旅行記62冊
- クチコミ681件
- Q&A回答0件
- 185,773アクセス
- フォロワー33人
1泊2日で母と銀山温泉に行きました。
ちょっとしたハプニングもありつつ、久々の家族旅行を楽しんで帰ってきました。
大正ロマンな木造建築の旅館が立ち並ぶ温泉街。
夜のガス灯に照らされた煌びやかな華やかさ、朝の静謐な美しさ。
どちらも美しくて、2回に分けて旅行記を書きたいと思います。
<スケジュール>
1日目:銀山温泉
2日目:銀山温泉と文翔館
山形大正ロマンの旅② 銀山温泉の雪景色(午前)・文翔館
https://4travel.jp/travelogue/11810412
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
おはようございます。名古屋空港にやってきました。
今回の目的地は山形の銀山温泉!
久しぶりの家族旅行。母との二人旅は初めてなのでワクワク。
本日乗る飛行機がやってきました。
岩手に行った時もピンクだったので縁があるようです。 -
飛行機に乗り込み、窓から滑走路を見たところ、さっき名古屋空港に到着したばかりの飛行機が。どこから飛んできたんだろう。
今回初めて気付いたけど「あいち航空ミュージアム」と、隣接するショッピングモールの「エアポートウォーク 名古屋」が滑走路から見える。
「あいち航空ミュージアム」は去年初めて行ったけれど楽しかったな。
若干遅れたものの、いよいよ離陸。山形空港へ。 -
あいにくの曇り空で窓からの眺めはあまり楽しめずでしたが、山形に近づくにつれ雪が増えてきてテンションが上がります。
-
山形空港に到着!
山形空港の正式名称って「おいしい山形空港」なんですよ。
かわいいですよね~
空港に行ったら必ずスカイデッキで飛行機を見て行くのですが、飛行機が一機もなくてショボン。 -
山形空港のレストラン「エアポートキッチン欅」にてランチ。
店内がBGMなしでシーンとしていて、店員さんも見えるところにいなくて入店時に少々戸惑いました。
いろいろメニューはあったのですが、山形といえばやっぱり芋煮!
ということで芋煮定食にしました。 -
芋煮は甘辛の汁に柔らかいお芋で、きんぴらも美味しかったです。
-
銀山温泉へは空港から直行バスが出ています。ありがたい~
空港では1時間以上待機時間があったので、ゆっくりランチして、お土産を買ったりできました。
バスに乗り込むと、飛行機の座席が近かった方々が。
伊丹からの飛行機の遅れにより、予定時刻よりだいぶ遅れて出発。 -
何もない真っ白な雪景色に、島のように浮かぶ小さな森。
時折現れては車窓から流れていくその光景は絵本のように美しかった。 -
出発時刻は大幅に遅れたものの、到着時間は10分遅れぐらい。
運転手さんありがとう!
バス停からとことこ歩いていきます。
スーツケースは事前に旅館に発送したので身一つで移動ですが、斜面の凍結した道は結構怖い。時々足元を滑らせながらも坂を下っていきます。 -
眼下に温泉街が見えました。
バス停から温泉街はさほど遠くないのですが、雪道に不慣れな人間にはなかなかの試練。
2日目にお世話になったタクシー運転手さんに聞いたけれど、一般の駐車場はバス停よりも遠いとのこと。
運転手さんはお母さまを連れて銀山温泉に行きたかったけれど、高齢者にはあの道は難しいな…と残念そうに言われていました。 -
銀山温泉は人気の観光地だと知っていたけれど、平日なのに人がこんなに多いんだ!と驚いてしまった。スマホで解説しながら動画撮ってる人とか、外国人が想像以上に多かったです。
温泉街の入口にある「明友庵」でお土産を購入。
会社で配る用・自分用として空港で予定のものは買ったけれど、魅力的なお土産がたくさんあってついつい財布のひもが緩んでしまう。
「おいしい山形空港」と名付けられているだけあって、山形はおいしそうなものがいっぱい!
銀山温泉のグルメとしてカリーパンが有名ですが、このお店で売っていましたよ。今日は食べれそうにないのでやめておきました。
とりあえず本日のお宿にチェックインします! -
温泉街の中心にある「旅館 永澤平八」に泊まります!
自動扉の前に立ったら、すぐに駆け付けてくださって
「●●様ですね?」と名前を呼んでいただきました。嬉しいな~
母との二人旅です、と伝えてあったからかな。 -
発送したスーツケースも部屋に運び入れていただきました。
本当は1月に予約していたものの、直前に「従業員のコロナ感染のため営業できなくなりました」と電話があって、いったんキャンセルをした山形の旅。でもどうしても行きたい!と諦めきれず、2月に予約空いてませんか?と問い合わせして再予約。
観光業だからコロナ感染は仕方がないし、旅館もダメージを受けたのに「ご迷惑をおかけしました」と恐縮するぐらい丁寧に接してくださって、やっぱり来てよかったな~と感激しました。 -
二間続きの広いお部屋。
畳ですが、寝室はベッドでした。 -
銀山温泉の旅館は「川側のお部屋」と「山側のお部屋」がありまして、川側のお部屋だと温泉街の風景を見ることができます。
ほとんど金額も変わらずでしたので川側に。
山側は温泉街が見えない代わりに静からしいです。雪景色の山側もきっと綺麗なんでしょうね。 -
広縁には吊り行灯が。
広縁に座って、外の風景を眺めながらゆったりするのいいですね~ -
重たい窓ガラスを開けて、外のひんやりした空気を味わってみる。
2階の部屋からはガス灯を見下ろすことができます。
コロナ対策で連泊はできないですが、温泉街の違う宿を泊まり歩いて、写真を撮ったり、部屋からゆったり温泉街を眺めたり、散策したりとそれぞれ楽しめたら幸せだなぁと空想しちゃう。 -
旅館の「お着き菓子」は、うろこや総本店の「古代米大福」。
お饅頭の生地がもっちりして大変美味しいのですが、なにより上品な甘さのずんだ餡には感動しました。
忘れないうちにお取り寄せしたいお菓子リストに入れておこう。
母は「ずんだ」という言葉を初めて聞いたらしく、
忘れないように「ずんだ、ずんだ…」と時々口ぐさんでます。笑
馴染がなくて覚えにくいみたい。 -
夕食は5時半か6時かで選びます。
まだお腹もそんなにすいてないし、夕食前に街歩きしたいので6時でお願いしました。 -
温泉街のはじっこまで歩いて行くと、山の上に民家(たぶん)が。
-
オシャレなお土産屋さん「八木橋商店」。
小物やお酒が売っていましたよ。
ディスプレイを飾る雪印のサンキャッチャーがとても綺麗で吸い寄せられてしまいましたが、残念ながら売り物ではありませんでした~
買えたところで家で飾れる場所はないんですけどね。 -
温泉街は行き交う人で賑わっています。
到着時より減ったな~という感じはまだしない。
足下は凍結しているところが多く滑りやすいです。
川沿いは転落防止対策がなされているものの、滑って隙間からドボンしそうで怖い。母と共に、なるべく川側から離れて歩きました。 -
たぬきがいるとつい撮ってしまう。他に抜きんでるという「他抜き」という意味で、商売繁盛の縁起物ですよね。
-
木造の3階建て、4階建ての旅館が立ち並ぶ銀山温泉。
旅館の屋根には分厚い雪が積もっています。
まだ人の往来が激しいので、この時間はレンズを上に向けて、ガス灯を中心に写真を撮って回ります。 -
「能登屋」とガス灯。
レトロなステンドガラスが素敵。 -
「旅籠いとうや」とガス灯。
到着時すでにガス灯は点灯されていましたが、暗くなってきてからのガス灯はいいですね。優しく照らすオレンジ色のあたたかさにほっとする。 -
すっかり夜も更けてきました。
そろそろ夕食の時間が近づいてきたので、旅館に戻ることにします。
5分前くらいにお部屋に夕食の準備完了連絡を入れてくれるそうなので、少し余裕をもって部屋に戻っておかねば。 -
夕食は2階にある「銀山」の部屋でいただきます。
わたしたちは2階の「薬師」に泊まったので、お部屋を出てすぐでした。 -
お部屋で少し寛いだ後、「銀山」に行き夕食をいただきます!
-
豪華な夕食~!!
印象に残っているのが前菜の「紅花生麩」。
もちもちでほんのり甘くて美味しかったな。
鍋は鴨鍋で、この他にも「銀山蕎麦」「芋煮」「尾花沢霜降り和牛ミニステーキ」が運ばれてきました。蕎麦がすっごく美味しかったんですよ~
品数は多いけど、量は少なめ。満腹にはならなかったです。 -
お部屋に戻って、本日の戦利品を並べてみる。
・「手づくりバター餅」
控えめな甘さともっちりとした弾力のお餅で美味しかった。
・「くじら餅」
開封した途端に醤油の匂いがふわりと立ち上りましたが、
食べると意外と甘みが 強い餅でした。
ごろりとした大きなクルミが贅沢に入っているのも驚いた。
1cmくらいに切ってフライパンやオーブンで焼いて食べます。
・「おしどりミルクケーキ」
ケーキという名前なのに固い!そしてほどよい甘さで美味しい!!
プレーンを買ったけれど、他の味も食べてみたい!と
翌日、山形駅でほぼ全種類買って帰ってきました。
会社で毎日ガリガリ嚙み砕きながら食べてます。 -
夕食後、再び母と一緒に外を散策。
まだ大勢の人が温泉街を行き交っていました。
到着した時から目立ってましたが、各旅館ではあったかそうなロングコードを貸出してまして。そのコートが赤、黄色、青と原色一色なんですよ。
だいたい同じグループで同じ色を選んでいる人が多く、黄色の集団、赤の集団が各地で発生していてなんだか不思議な光景でした。
そんな色鮮やかなコート集団もいれば、
浴衣姿と下駄で歩いている軽装な若者たちや、はいからさん姿で写真を撮っている猛者たちも。みんな極寒の夜にすごいな~ -
看板がいい感じに雪に埋もれている、湯けむり食堂「しろがね」。
2階建てのオシャレな飲食店でしたよ。
わりと深夜までやっていたので飲みたい人にはありがたいですよね。 -
20時台の温泉街はまだまだ活気にあふれている。
落ち着いて写真撮るのは難しいな~と一旦引き上げて、先にお風呂に入ることにしました。 -
お風呂は1階に男女別の浴室があって、3階に貸し切り風呂が2つ。
貸し切り風呂は半露天で、空いている時間に自由に利用できます。
使用中は札を返して入浴中と分かるようにして利用します。
母と一緒に貸し切り風呂に行きましたが、中に入ったら薄暗くて。
スイッチはどこだどこだ!?と捜索することに。
結局鍵をかける扉の外側にあったのですが、このスイッチか!?違うそれはヒーターだ!!と二人であたふたしました。
それもまた楽しい思い出。 -
源泉掛け流しの湯はあっつあつで、とてもそのままでは入れないので水道水を大量投入して温度調節。
半露天なので、外の温泉街の雰囲気が少し聞こえるのがいいですね。
最近心が荒みがちでしたが、あたたかいお湯につかりながら気持ちがほぐれていくのを感じました。
こじんまりとした、木のぬくもりを感じるお風呂で落ち着く。
ボトルもオシャレなのですが、ボディソープが「ボディシャンプー」と紛らわしくて、うっかり髪にシャンプーしてしまう。
ふわふわ猫っ毛がゴワゴワの感触になって過ちに気付く。 -
温泉入ってぽかぽか。着替えて再び外へ出発します!
母は部屋に残り、わたし一人でカメラ散歩です。
旅館はいつでも出入りできますが、夜間は自動扉が開かなくなるので手動になります。10時半頃に入り口の照明も落とされたので、そのタイミングで自動扉もオフになったんじゃないかな。 -
旅館右側のこの黒い建物が、貸し切り風呂だったと思われる。
-
ずっと行きたかった憧れの場所、銀山温泉。
去年の10月に旅行を計画しましたが、「旅館 永澤平八」を選んだのは銀山温泉の中ではリーズナブルなところ+口コミの評価の高さから。
銀山温泉の旅館の中には半年前から予約受付しているところもあって、10月の時点で問い合わせたら「2月まで予約がすべて埋まってます」と言われたので、早めに動いた方がいいです。
「旅館 永澤平八」はネット予約は3名以上から、ということなので電話で予約をしました。電話で宿泊予約ってしたことないから心配で、日にち間違えしてないか何度か念押し確認して通話を終えました。 -
ということで一番の理由は宿泊費が予算内だったからなんですけど、
銀山温泉街の中で一番外観が素敵な旅館だと思う。
何度も写真を撮ってしまいました。
右側に「旅館 永澤平八」を入れて、橋から見る風景が一番好きでした。 -
温泉街のふんわり漂う湯煙って風情があっていいですよね~
ちなみに温泉街を何度か往復してから気付きましたが、片方しか点いていないガス灯が3か所ありました。
この旅行記では両方点灯しているガス灯、片方だけのガス灯がありますのでよかったら気にして見てみてください。 -
お風呂に入ってから出てきたので、時間はすでに22時台。
この時間帯に散策していたのは10人くらいかな。
ワイワイ楽しそうな黄色の集団、赤の集団はすでに旅館に帰っていて、すれ違うのは一人か二人ぐらいで静かに散策を楽しむ人たち。
そして本気で写真撮りにきたガチカメラマンたち。笑
我々が本領発揮する時間がやってきました。
三脚を立てている人が3人。わたしは気軽に構図を試行錯誤したいので、三脚は立てずに夜景も手持ちで撮る派です。 -
どっしりとした佇まいの「本館古勢起屋」。
外に出て煙草を吸っている人がいたので館内は禁煙かな。 -
同じ並びにある「古勢起屋別館」もどしんとした貫禄を感じさせました。
-
温泉街を目的とする旅っていままでしたことがなくて、こんなふうに夜遅くに温泉街をのんびり歩くのは初めて。
その名の通り、ここは江戸時代には銀山でしたが、江戸中期になると産出量が落ち、銀山は事実上閉山となりました。
大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造建築の旅館が、銀山川沿いに並ぶ景色はノスタルジック。特に雪景色の美しい1~2月は国内外から多くの観光客が訪れます。 -
「旅館 永澤平八」のお隣、「能登屋」もまた風格のある建物です。
右端のこて絵の看板にある「木戸佐左ェ門」という方は銀山開拓の祖だそうです。 -
こちらは「藤屋」。
大正ロマンな温泉街の中で唯一モダンな雰囲気のお宿です。
お部屋がどうなっているのか分からないですが、窓際に寄るとシルエットがくっきり浮んでしまう仕様。ノートPCを使っているおじさんや、ドライヤーで髪を乾かしているお姉さんが外から丸見えなのでした。 -
「そば処・酒処 伊豆の華」。
夕食の蕎麦が大変美味しかったので、時間があれば行きたかった~ -
三脚立てて写真を撮っていたカメラマンの中には家族連れも。
真剣に写真を撮っているお父さんの横で、子どもたちが元気に雪玉を投げ合っていたり。
オシャレな女の子がセルフポートレートを撮っていて、一体どんな作品になるのかなと気になったり。
静かな雪景色の街と人間模様を楽しみながらのカメラ散歩。 -
母の様子も気になることだし、11時頃には切り上げて戻りました。
早朝散歩もしたいから日の出の時間を確認して、目覚ましをセット。
0時台に外で酔っ払いのはしゃぐ声が聞こえたり、川の流れる音で何度か目を覚ましながら、朝まで短い夢を繰り返しみたのでした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- たらよろさん 2023/02/19 19:37:45
- 印象的過ぎる
- こんばんは、てぶケロトラベラーさん
銀山温泉といえば、
やっぱり、この雪のある街並みが絵になりますねー。
私も一度で良いから、この幻想的ですロマンチックな街並みを歩いてみたい。
あ~、でも寒いんだろうな。
と思ったところで、温泉じゃん♪
冷えた体を温泉で内からぽかぽか!
アッタカイ~☆
妄想中でした…(笑)
たらよろ
- てぶケロトラベラーさん からの返信 2023/02/19 20:28:20
- Re: 印象的過ぎる
- たらよろさん、こんはんは!
旅行記読んでくださってありがとうございます~
やっぱり行くなら雪景色が見れる冬にと思っていたので念願叶いました。
確かに寒いので着こんでいく必要はありますが、温泉入って散策して、美味しい料理を食べて散策してまた温泉入るのすごく幸せだと思いますよ。
わたしも時間があったらもう一度温泉入りたかったです。
ぜひいつか行ってみてください(*^▽^*)
てぶケロトラベラー
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったグルメ・レストラン
銀山温泉(山形) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
50