2017年9月12日：第8回ダムカード収集の旅 群馬北東部　＆　栃木西部編（後編）　黒坂石ダム・草木ダム・高津戸ダム の3ダム訪問　＆　道の駅おおた

2017/09/12 - 2017/09/12

ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。

ふとした事から今年5月にダムカード収集巡りを始めて、
気が付けば早くも8回目です


第1回：神奈川編　2ダム訪問
第2回：神奈川編　5ダム訪問

その後秩父山系シリーズとして
第3回：埼玉県＆山梨県　7ダム訪問
第4回：山梨県＆長野県　6ダム訪問
第5回：東京都＆山梨県　3ダム訪問

そして再び神奈川県に戻り
第6回：神奈川丹沢周辺　3ダム訪問

ついに群馬県に進出し
第7回：群馬県北部周辺　7ダム訪問
※第7回の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11286472

第7回終了時点で、6都県の33施設を巡りました

今回の第8回は群馬県北東部＆栃木県西部編です。
と言うか、久しぶりに連休が取れたので、1泊2日でダム巡りを満喫
初日は群馬県北部を中心にダムを巡り、1日で7施設を訪問しました。
そして「道の駅　白沢」にて車中泊し、そのまま今回のダム巡りに突入です。

2日目は群馬県北東部の片品地区と栃木県西部を中心にダムを巡り、
初日同様1日で7施設を訪問しました

相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので、
前編・中編・後編に分けてお届けします

後編は栃木県から再び群馬県に戻り、「黒坂石ダム」「草木ダム」「高津戸ダム」を訪問します。

「群馬県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・ 26
後編訪問数・・・ 3（11.5％）
累計訪問数・・・ 12（46.2％）
未訪問数・・・・ 14（53.8％）

※つたない文章＆写真ではありますが、是非最後までお付き合いください

エリア わたらせ(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

前編にて
群馬県沼田市の「道の駅白沢」で車中泊した後
「平出ダム」「薗原ダム」を訪問
その後、有名な観光地「吹割の滝」付近を散策しました。

※前編の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11291271

中編にて
金精峠を越えて栃木県に入り
「中禅寺ダム」「庚申ダム」を訪問
途中、有名な観光地「戦場ヶ原」「中禅寺湖」「華厳の滝」も訪問しました

※中編の様子はこちら
　https://4travel.jp/travelogue/11292424

後編は再び群馬県に戻り、まずは「黒坂石ダム」を目指します

※写真は中編の最終地「庚申ダム」

栃木県の「庚申ダム」を後にして
群馬県の「黒坂石ダム」にやって来ました
「庚申ダム」から「黒坂石ダム」は主に国道122号線で10km程の距離

黒坂石ダム
1981年（昭和56年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　24.0m
堤頂長　72.0m
鋼製ローラーゲート　1門

「ローラーゲート」が非常に目立つ作り
先程訪問した「庚申ダム」に非常に似ています

ちなみにローラーゲートとは
開閉用ゲートの板にローラが付いた構造で、上下に開閉するゲートです

デザインだけでなくダム周辺が立入禁止なのまで同じ
黒坂石ダムも天端を渡る事も出来ませんでした

残念ながらダム下端部も良く見えず

黒坂石川上流部から望んだ黒坂石ダム
ダム湖は特に名前は無いようです

黒坂石川に作られた黒坂石ダムですが
黒坂石川の水だけではなく、本流の渡良瀬川の水も導水しています。
そして発電に使われ再び渡良瀬川に戻されます

丁度、導水路から渡良瀬川から取水したと思われる水が流れ込んでいました

肝心の黒坂石ダムのダムカードは28km程下流の
群馬県渡良瀬発電事務所で頂く事が出来ます

黒坂石ダムから黒坂石川に沿って進むと草木湖に合流します
更に周遊道路を進むと赤い橋が見えてきます
草木湖のシンボル的橋「草木橋」です

黒坂石ダムから草木橋は5km程の距離

草木橋より下流方面を望む
庚申ダムのダム湖、黒坂石ダムのダム湖と比較的小さな湖を見てきたので、とても大きく感じます

草木湖 自然・景勝地

遥か先に草木ダムの提体も望めます

草木湖 自然・景勝地

草木湖には「富弘美術館」という道の駅もあります

地元出身の星野富弘氏の美術館に併設した道の駅です
昔の「草木ドライブイン」も「道の駅　富弘美術館　商業ゾーン」として参画しています

草木ドライブイン グルメ・レストラン

道の駅の商業ゾーンの近くに草木ダム展望台用の駐車場があります

結果として草木ダム周辺は
・草木ダム展望台
・道の駅　富弘美術館商業ゾーン
・道の駅　富弘美術館美術館ゾーン

僅か数百メートル間隔で休憩エリアが3箇所もある事になります

ダム右岸の展望台付近から望んだ草木ダム

草木ダム 名所・史跡

同じく展望台から望んだダム湖側の提体

ダム天端は道路になっています

草木ダム 名所・史跡

ダム天端よりダム湖方面を望む

今更ですが、草木ダムによって作られたダム湖は「草木湖」といいます

草木湖 自然・景勝地

先程までいた草木橋が望めます

草木湖 自然・景勝地

ダム天端よりダム下端を望む
巨大ダムなので減勢工も大きいです
手前に見えてるのはラジアルゲートのアーム部です

草木ダム 名所・史跡

ダム天端より下流方面を望む

草木ダム 名所・史跡

ダムカードはダム左岸の管理所で頂くことが出来ます

草木ダム 名所・史跡

管理所から少し下るとダム全景が良く解りました

草木ダム
1976年（昭和51年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　140.0m
堤頂長　405.0m
ラジアルゲート　　　　　2門
提頂越流ラジアルゲート　4門

草木ダムも利根川水系8ダムの1つです

草木ダム 名所・史跡

ダム直下に行けるらしいので車にて移動しました

草木ダム 名所・史跡

バランスの取れた美しい提体

草木ダム 名所・史跡

ダム湖の水は
①基本的には発電機を通すので提体からの放流は有りません
②発電機利水より更に放水が必要な場合、
　中央付近のラジアルゲートから放水
③それでも放流が間に合わない場合は
　天端の提頂越流ラジアルゲートから放水

なので、天端付近からの放水は殆ど望めません

草木ダム 名所・史跡

前述の通り、基本的には殆どの水が発電機を通ります。
そしてメインの発電施設はダム直下では無く遥か下流
なので一昔前はダム直下の川は大雨の時以外は涸れ果てていました

近年はダム直下にも発電機を設けて放流し景観及び自然の維持に努めています

草木ダム 名所・史跡

これがそのダム直下の小さな発電所と発電機利水

おかげで草木ダム直下の渡良瀬川に清流が戻りました

草木ダム 名所・史跡

草木ダムのダムカードは、富弘美術館が近い事もあり
星野富弘氏の絵付の台紙付きで頂けました

草木ダム 名所・史跡

「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第11号（本日の第4号）は

・草木ダム

右上の目的記号は「FNAWIP」
■　F：洪水調節
■　N：流水の正常な機能の維持
■　A：かんがい用水
■　W：水道用水
■　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
草木ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・かんがい用水・水道用水・工業用水・発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります

利用目的はフルマークの正に多目的ダムです
※どうでも良い話ですが
　順番はダムカードゲット順では無くダム訪問順にしたいので
　先程訪問した黒坂石ダム用に群馬県第10号は跳び番

草木ダム 名所・史跡

「草木ダム」を後にして
「高津戸ダム」にやって来ました
「草木ダム」から「高津戸ダム」は主に国道122号線で20km程の距離

ダム天端は1車線の道路
一見するとただの橋で、およそダムらしくありません

ダム天端よりダム湖方面を望む

渡良瀬川を堰き止めた高津戸ダムですが
ダム湖は特に名前は無いようです

高津戸ダム
1973年（昭和48年）竣工の重力式コンクリートダム
堤　高　29.0m
堤頂長　92.0m
鋼製ラジアルゲート　4門

提体の大半がゲートのダムです

高津戸ダムには網場（ダム湖側に在るブイ等で貯水池を横断して張られたゴミや流木を捕捉するための網）がありませんでした。
そのせいでゲート付近まで流木が一杯

※翌日から流木除去作業を行うと案内がありました
　もしかしたら一時的に撤去したのかもしれません

高津戸ダムは高津戸公園内にあり
公園内に「はねたき橋」という人道橋がありました

はねたき橋より上流方面を望む
この辺りの峡谷は高津戸峡といい、群馬では吾妻峡と並んで名勝だそうです

はねたき橋 名所・史跡

木々に隠されて全景は見えませんが高津戸ダムが望めます

はねたき橋 名所・史跡

はねたき橋より下流方面を望む
周辺は遊歩道も整備されていました

はねたき橋 名所・史跡

高津戸ダム、そして草木ダムの前に訪問した黒坂石ダムのダムカードは
高津戸ダム横の高台にある群馬県渡良瀬発電事務所で頂く事が出来ます

という訳で
黒坂石ダムと高津戸ダムのダムカードをゲットです

「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第10号（本日の第3号）は

・黒坂石ダム

右上の目的記号は「P」
□　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
□　W：水道用水
□　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
黒坂石ダムは「発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります

※順番はダムカードゲット順では無くダム訪問順にしたいので
　先程訪問した草木ダムの前に訪問した黒坂石ダムは群馬県第10号

本日のラストカードになります

「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第12号（本日の第5号）は

・高津戸ダム

右上の目的記号は「P」
□　F：洪水調節
□　N：流水の正常な機能の維持
□　A：かんがい用水
□　W：水道用水
□　I：工業用水
■　P：発電

右下のダム形式は「G」
■　G ：重力式コンクリートダム
□　HG：中空重力式コンクリートダム
□　A ：アーチ式コンクリートダム
□　GA：重力式アーチダム
□　E ：アースダム
□　R ：ロックフィルダム
□　MB：可動堰

なので
高津戸ダムは「発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります

さて帰宅の途に着きましょう

高津戸ダムから東京の多摩地区までは
・北関東道を西進し関越道経由
・北関東道を東進し東北道経由
・一般道を南進し東松山から関越道
のいずれかのルートになります。

勿論、高速利用の方が早いのですが
本日は時間もあるので東松山まで一般道を選択
途中「道の駅おおた」で小休止

道の駅おおた 道の駅

昨年チャレンジした「関東道の駅スタンプラリー2016」以来の訪問です

前回は、訪問後は羽生方面から渡良瀬遊水地に抜けました。
渡良瀬遊水地もダムカード配布施設ですが、それは次回以降のお楽しみ

ちなみに前回訪問時の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11159879

道の駅おおた 道の駅

「道の駅　おおた」のシンボルは、かつての群馬の名産品「スバル360」

道の駅おおた 道の駅

「道の駅　おおた」で休憩後は
東松山ICから関越道に乗り

所沢ICまで関越自動車道は非常に順調でした

無事に帰宅しました
9月11日・12日の一泊二日のダムカード収集の旅でした

出発前の愛車のＯＤメーターの値は123,630km
帰宅後の愛車のＯＤメーターの値は124,266km

2日間合わせて636kmのドライブとなりました

2日目は群馬県北東部の片品地区と栃木県西部を中心にダムを巡り、
初日同様1日で7施設を訪問する事が出来ました

良いダムが沢山ありましたが
前編・中編・後編を通して
個人的に今回最も印象に残ったダムは

草木ダム（草木湖）でした

利根川水系8ダムの名は伊達では無く、大きくて中々良いダムでした
草木湖に架かる赤い橋「草木橋」も美しかったです

見所たっぷりなダムが多かった初日に比べると、2日目は比較的小ぶりなダムが多かったですが、こればかりは致し方ない所

それでもダム巡りは、それぞれのダムに歴史があり、建造物としても面白く、自然豊かな場所も訪問できて、とっても楽しいです（笑）

ダムカード収集状況
栃木県 総施設数：23　今回訪問数： 2　累計訪問数： 2（ 8.7％）
群馬県 総施設数：26　今回訪問数： 5　累計訪問数：12（ 46.2%）
埼玉県 総施設数：10　今回訪問数： 0　累計訪問数： 5（ 50.0%）
東京都 総施設数： 2　今回訪問数： 0　累計訪問数： 2（100.0％）　
神奈川 総施設数：10　今回訪問数： 0　累計訪問数：10（100.0%）
山梨県 総施設数： 7　今回訪問数： 0　累計訪問数： 6（ 85.7%）
長野県 総施設数：30　今回訪問数： 0　累計訪問数： 3（ 10.0%）

※つたない文章＆写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました