ちょこっとモスクワで２泊　その３ いよいよクレムリンへ。

2017/07/13 - 2017/07/15

今日はクレムリンへ。
夫婦共にモスクワは仕事で訪れた
ことはありますが、観光したことがありません。
よって、クレムリンも初めて。
クレムリンはロシアとソビエトの歴史です。
モスクワのど真ん中にあり、歴代のロシア皇帝の住まいであった場所で、ロシア正教の中心地でもあります。
クレムリンは世界遺産に登録されています。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテル近くから地下鉄に乗ります。

自動販売機でチケット購入。

これが地下鉄のチケット。

モスクワの地下鉄の構内は撮影不可。
ですが、地下鉄構内各所にいる警察官や警備の係員に身振り手振りで撮影していいか確認します。
すると、３割ぐらいの確率でOKになりました。（７割は撮影NGでした。）
その時は警察官の前で堂々と撮影しました。

ホテルのあるヴェーデーエヌハー駅から６号線で南下。
トゥルゲーネフスカヤで１号線に乗り換え、ビプリアチェカ・イーメニ・レーニナ駅へ。
途中乗換駅であるトゥルゲーネフスカヤ駅で撮影したかったのですが、許可が下りず。。。
ビプリアチェカ・イーメニ・レーニナ駅の降りたホームに警察官がいたので身振り手振りで撮影交渉。
OKが出たので警察官の目の前でパシャッ！

ビプリアチェカ・イーメニ・レーニナ駅の看板も警察官の目で堂々とパシャッ！

無機質な地下道を通ってクレムリンに。

クレムリンは10時オープンですが、４０分前にチケット売り場に並びます。

クレムリン 城・宮殿

こんな雰囲気。

クレムリン 城・宮殿

凄い列です。

クレムリン 城・宮殿

30分並んで随分列が進んだ所で、
英語で
「自動販売機であればそんなに並ばずにチケット購入が可能です。」
とのアナウンス。
えっ？
そうなの？

クレムリン 城・宮殿

チケットハウスの中にいると、チケットカウンターは長蛇の列ですが、自動販売機は短い列。
４台あるチケットの自動販売機は２台が故障中。
係員が裏側を開けて修理中。
１台が治ったと思ったら隣の自動販売機が故障。
係員が裏を開けています。
この販売機の故障は日常茶飯事のようです。

クレムリン 城・宮殿

チケット購入！
２５０ルーブルです。
約５００円です。

クレムリン 城・宮殿

ここがクレムリンの入口です。

クレムリン 城・宮殿

トンネルをくぐると、

クレムリン 城・宮殿

トロイツカヤ塔です。

トロイツカヤ塔 建造物

トロイツカヤ塔は最初に現れる塔です。

トロイツカヤ塔 建造物

この塔の下をくぐっていよいよクレムリンに入ります。
入口には左右に衛兵が一人づtづ。

トロイツカヤ塔 建造物

時計のある塔ですね。

トロイツカヤ塔 建造物

くぐっている途中で何やら軍隊の掛け声が聞こえてきました。

トロイツカヤ塔 建造物

来ました！
中に帰るようです。

トロイツカヤ塔 建造物

交代の兵士が進んでいきます。

トロイツカヤ塔 建造物

すごーくゆっくり大きく足を上げた行進です。

トロイツカヤ塔 建造物

たまたまベスポジで撮影してます。

トロイツカヤ塔 建造物

ここで分かりました。
衛兵交代式ですね。

トロイツカヤ塔 建造物

規律正しいゆっくりした動きを観光客は眺めています。

トロイツカヤ塔 建造物

約５分の衛兵交代式でした。

トロイツカヤ塔 建造物

今くぐったトロイツカヤ塔を背にして。

トロイツカヤ塔 建造物

さあ中に入りました。

クレムリン 城・宮殿

兵器庫の前に出ました。

兵器庫の中は非公開ですが、

外にはロシア時代の古い大砲が並んでいます。

クレムリン大会宮殿。
ソ連時代であった１９６１年に政治的な大会様に建てられたホール。
６０００席ある巨大ホールで、今ではコンサートにも利用されています。

６０００席と言うと、東京の国際フォーラムや名古屋の愛知県体育館ぐらいのキャパですね。
NHKホールの２倍。武道館の半分と言う感覚です。

国立クレムリン宮殿（旧クレムリン大会宮殿） 現代・近代建築

さあ奥に進みましょう。

クレムリン 城・宮殿

と思ったら軍の方々が通り過ぎます。

クレムリン 城・宮殿

さあどこから見て回る？

クレムリン 城・宮殿

とにかくクレムリンの中は広いです。

クレムリン 城・宮殿

こっちかな？

クレムリン 城・宮殿

クレムリンの中にはたくさんのロシア正教の教会があります。

まずは１２使徒教会へ。
１７世紀にロシア正教の元来あるべき姿を総主教ニコンが説き、建てた聖堂です。
中には入れませんでした。

十二使徒教会 寺院・教会

さあどの聖堂から拝見するかなー？

クレムリン 城・宮殿

ウスペンスキー大聖堂から。。。
歴代皇帝の戴冠式や、大きなロシア正教の行事に使われてきた聖堂です。
14世紀から教会が立っていた場所らしいのですが、現在の聖堂は15世紀後半にウラジミールのウスペンスキー聖堂をコピーして建てたものです。
金ぴかドームが輝いています。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

中は撮影禁止。
かなり並んでいますが１０分ほどで聖堂内に入れました。
壁画が凄かったです。
外壁の壁画も。。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

隣の壁画。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

その隣。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

中には太くて丸い列柱が並んでおり、高い天井からシャンデリアがいくつかぶら下がっており。壁や柱の全面に壁画があります。

見事でした。
撮影禁止が残念。
でも神聖な祈りの場ですから仕方ないですよね。

撮影禁止であるにもかかわらず、スマホで写真を撮り始めた中国人の団体さんに聖堂のロシア人スタッフがキレまくっていました。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

内部は撮影禁止であったので、ブロッシャーで。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

このブロッシャーを見ると聖堂に入った瞬間に圧倒されたことを思い出します。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

中の壁画は見事でした。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

雲が無ければもっと綺麗なんだろうなーーー

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

クレムリンの中でもひときわ目立ちます。

外観からは想像できない華麗で重厚な壁画が壁一面に広がっていました。

ウスペンスキー大聖堂 寺院・教会

ウスペンスキー大聖堂の外に出ました。
数々のロシア正教の聖堂が林立しています。

パトリアルシー宮殿です。
中は撮影禁止でした。
美術工芸博物館になっています。

ウスペンスキー大聖堂を出ると正面には
グラノヴィータヤ宮殿があります。
１５世紀後半、イワン大帝が迎賓館として建設。
新生ロシアの国力を誇示しました。

グラノヴィータヤ宮殿 城・宮殿

林立している聖堂。

クレムリン 城・宮殿

アルハンゲリスキー大聖堂が見えます。

クレムリン 城・宮殿

並んで入ってみます。

クレムリン 城・宮殿

１０分ほど並んで聖堂内に入りました。

クレムリン 城・宮殿

この聖堂内も撮影禁止です。
ロシア建築とルネッサンス様式を融合した建物です。
イワン大帝やピョートル２世などの皇帝とその家族のお墓があります。
アルハンゲル・ミハイルとは大天使聖ミカエルのことです。

聖堂内で、どこかの国のツアーのガイドさんが英語だったので少し聞いちゃいました。
聖堂内は棺がたーくさんあるのですが、４８もあるそうです。
その中には小さな棺もあります。
まだ９歳で亡くなったドミトリー皇子のものです。
ロシア革命で教会は一度閉鎖されましたが、１９９２年のソ連崩壊後、建物はロシア正教に返還されました。

クレムリン 城・宮殿

こちらはブラゴヴェシチェンスキー大聖堂です。
今度はこちらに入ってみます。
５分ほど並んで入ることができました。

ブラゴヴェシチェンスキー聖堂 寺院・教会

ブラゴヴェシチェンスキー大聖堂の中も撮影禁止です。
イワン大帝の命により１５世紀に建てられた聖堂です。
離婚が禁止されていたにも拘らず４回結婚したイワン雷帝が教会に礼拝できるように、専用の出入り口が設けられた聖堂です。

ブラゴヴェシチェンスキー聖堂 寺院・教会

内部の壁画は見事でした。
２００人以上を描いた壁画やイコンが見どころです。

ブラゴヴェシチェンスキー聖堂 寺院・教会

イワン大帝の鐘楼です。

イワン大帝の鐘楼 寺院・教会

右側がイワン大帝の鐘楼。
左側が最初に訪れたウスペンスキー大聖堂。

クレムリン 城・宮殿

イワン大帝の鐘楼は１６世紀に建てられた鐘楼です。
鐘楼の高さは８１ｍ。
１７世紀から19世紀まではモスクワで一番高い建物であったそうです。
鐘楼の鐘は２４個もあるそうです。

聖堂が集まるエリアを見渡します。

もう少し下がって見渡します。

大砲の皇帝です。
デカッ！
１５８６年に鋳造された巨大な大砲です。
口径８９ｃｍ　
重さ４０ｔ
実際には使用されたことはなかったようです。

大砲の皇帝の後ろに十二使徒教会とウスペンスキー大聖堂が見えます。

大きな鐘の周りに中国人観光客の方々が、、、

鐘の皇帝です。
１８世紀に造られました。
世界最大の鐘で重さは２００ｔ。
クレムリンで火災が起きた時、消火用水がかかり鐘に亀裂が入ってしまったとのことです。
でもこのカケラだけでも１１ｔ。
ひえーー！

イワン大帝の鐘楼を後ろから見るとこんな感じです。

金に輝くタマネギの聖堂群をあとにします。

遠くにクレムリンの東側スパスカヤ塔が見えます。

大統領府です。
１９３０年代、赤軍の将校養成学校として造られました。
その後、ソ連最高会議幹部会館となり、今は大統領府です。

クレムリンの中は広いなーー

後ろを振り返るとイワン大帝の鐘楼がありました。

綺麗な緑の絨毯の奥にスパスカヤ塔。

大統領府です。
ウラジーミル・プーチンのお家です。
ここからなら撮影可能です。

イワン大帝の鐘楼を振り返ります。

スパスカヤ塔までやってきました。
ここからクレムリンの外に出ます。

ひろーいクレムリンを満喫しました。

クレムリンの東側の塀に。
左側の建物は大統領府です。

クレムリンから外に出ます。