フランス南西部とスペイン・カタルーニャ1人旅③～ジローナ編～

2017/09/15 - 2017/09/23

③はジローナ編で、ここからスペインに国を移します。
ジローナは4travelの人気都市ランキングで、決して人気が高いとは言えませんが、そんなことはない、きっと面白いと思っていました。

僕が最もヨーロッパに求めるのは、旧市街に残る中世の街並みで、それが感じられ、期待以上でした。

【全行程】
9/15：成田→イスタンブール
9/16：イスタンブール→トゥールーズ
9/17：トゥールーズ→カルカソンヌ
●9/18：カルカソンヌ→ジローナ
●9/19：ジローナ→フィゲラス→タラゴナ
　9/20：タラゴナ→バレンシア
　9/21：バレンシア
　9/22：バレンシア→イスタンブール
　9/23：イスタンブール→成田

エリア ジローナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 利用旅行会社: エアトリ

ナルボンヌを出発したAVEは、ペルピニャンとスペインに入ってフィゲラス・ビラファントで停車し、ジローナに到着しました。

ものすごく地下の深いホームに着き、何度もエスカレータを乗り継いで地上に出ると、在来線の駅と少し離れたところでした。

写真は翌日に撮影したもので、実際は18：50着です。

ジローナに到着してすぐ、人や車が多くて活気がある都会だと実感しました。
思いのほか早く、暗くなり始めたので、街の雰囲気に浸ることなく、ホテルを目指しました。

ホテルは旧市街、それもカテドラルのすぐ近くにある、Bellmirallで、朝食付き44ユーロ。

写真は翌朝に撮影したもので、到着時は真っ暗でした。

フランスではなかったことですが、スペインの4つのホテルではチェックイン時にパスポートを出しました。

21時でフロントが無人になるので部屋と玄関の鍵を受け取り、WiFiが共有エリアでしか使えないという注意を受けました。

部屋は狭いものの、石造りの良い雰囲気でした。

この時はまだ分かっていなかったのですが、夜にフロントがいなくなることで、困ったことがありました。

ベッドに掛かっているのはシーツを少し厚くしたようなものだけで、毛布がなく、寒くて寝られませんでした。

厚手のバスロープ（写真の左下に写っている)を着てもまだ寒く、服とバスロープを重ね着して何とか寝ました。

予約した部屋は共用バス・トイレだったものの、すごく清潔でした。

この旅で唯一、フロントの女性が部屋まで案内してくれて、共用バス・トイレの説明も受けました。

さて、バルです。
オニャール川沿いまで坂道を下りて雰囲気の良いバルを捜し歩き、川の西側で何やらイベントをやっているな歓声が聞こえ、行ってみました。

参加者は男性が中心で、すぐにそれがカタルーニャ州独立の集会だと分かりました。

集会を行っている広場にバルが数件あり、その中からXiBARRiという店に入り、カウンターに座りました。

ここは、ピンチョスがショーケースに並ぶタイプのバルで、自分で皿に取るセルフサービス方式でした。

ピンチョス2品を選び、ビールをオーダーしました。

とても美味しくて、他にも食べたいピンチョスが並んでいます。

しかし、ちょうど集会が終わったのか、どっと人が店内に押し入って来ました。
危険な雰囲気ではなかったのですが、僕の頭の後ろからピンチョスを取る手が何本も伸びてきて、落ち着いてバルを楽しむ雰囲気ではなくなってしまいました。

大変残念でしたが、ピンチョス2品とビール1杯だけで会計しました。
5.60ユーロ。

店を出た直後の写真です。

お腹いっぱいにはならなかったので、ビールとスナック菓子を買ってホテルに戻りました。

9/19(火)
寒さに加え、カテドラルが近いので、鐘の音でよく寝られませんでした。

朝食は8時からですが、ネットするのにフロント前の朝食会場に行くと、既に準備ができていて早く食べさせてくれました。

皿にハムとチーズがセットしてあり、パンはセルフサービス、コーヒーとオレンジジュースは運んでくれました。

フロント隣の共用スペースです。
石造りの壁にアンティークな家具と絵画。

季節にもよるのでしょうが、毛布さえ用意してくれていたら、良いホテルだったと思います。

旧市街を歩くと、さっそくカタルーニャ州の旗と『Si』(YESという意味)の旗が、たくさん見られました。

ここは特に頑張ってますね。

オニャール川に架かる橋は何本もありますが、最も有名で目立つのが、赤い鉄橋のPont de les Peixateries Vellesです。

もちろん、観光客だけでなく、地元の人も利用します。

橋の上からも、カタルーニャ州の旗と『Si』の文字が目立ちます。

それは写真で見る以上に多く、もしかしたらいつものジローナの風景と、少し違っていたかもしれません。

昨晩の集会をしていた広場に行ってみました。

何と、名前はそのものズバリのインディペンデンス広場でした。

これがステージだったのでしょう。

XiBARRiは当然、オープンしていません。

昨晩は気づきませんでしたが、広場を取り囲むように、たくさんのバルがありました。

インディペンデンス広場は、橋の一つ Pont de Sant Agusti と直結しています。

Pont de Sant Agusti から見た風景。

何となく、日本人が好きな風景だと思いました。

オニャール川に近い、平坦なエリアの旧市街。

真ん中が車道で、両サイドが一段高い歩道となっています。

ホテルに近い、高台の旧市街は石造りになっていました。

狭い階段があちこちにあり、雰囲気が抜群でした。

高台の一番上には大学がありました。

ホテル側からアクセスしたカテドラル。
これが正面だと思っていたのですが、90度横が正面でした。

こっちが正面で、下には幅が広くて長い階段がありました。

僕を含めて、多くの人がオープンするのを待っていたのですが、ミサをやっていたのか、ついに入れませんでした。

階段を降りると、観光客がたくさんいました。
犬を連れた人は、地元の人ですね。

階段の下から見上げたカテドラル。
大きさに圧倒されます。

まだ10時過ぎなのでこのぐらいの人ですが、午後はもっと混みあったでしょう。

駅に向かう途中に撮影した、楽しかったジローナでの最後の写真です。

日本人には知られていませんが、欧米人には人気があるらしく、ツアー客もたくさんいました。
観光立国スペインの、実力を思い知りました。