2017/09/11 - 2017/09/11
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kasakayu6149さん
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ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
ふとした事から今年5月にダムカード収集巡りを始めて、
気が付けば早くも7回目です
第1回:神奈川編 2ダム訪問
第2回:神奈川編 5ダム訪問
その後秩父山系シリーズとして
第3回:埼玉県&山梨県 7ダム訪問
第4回:山梨県&長野県 6ダム訪問
第5回:東京都&山梨県 3ダム訪問
そして再び神奈川県に戻り
第6回:神奈川丹沢周辺 3ダム訪問
※第6回の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11276965
第6回終了時点で、5都県の26施設を巡りました
今回の第7回は群馬編です。
久しぶりに連休が取れたので、1泊2日でダム巡りを満喫
初日は群馬県北部を中心にダムを巡り、1日で7施設を訪問しました。
相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅なので、
前編・中編・後編に分けてお届けします
中編は「藤原ダム」「矢木沢ダム」です。
群馬県最大級のダム、もしかしたら日本最大級のダムである矢木沢ダム(奥利根湖)は本当に圧巻でした。
「群馬県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・ 26
中編訪問数・・・ 2( 7.7%)
累計訪問数・・・ 5(19.2%)
未訪問数・・・・ 21(80.8%)
※つたない文章&写真ではありますが、是非最後までお付き合いください
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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前編にて
群馬県四万方面に向かい
「中之条ダム」「四万川ダム」を訪問
その後、猿ヶ京に出て
「相俣ダム」を訪問しました。
※前編の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11286472
中編は水上方面に向かい、まずは「藤原ダム」を目指します
※写真は前編の最終地「相俣ダム」相俣ダム 名所・史跡
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「相俣ダム」を後にして、県道270号線をひた走り
水上の街を抜け藤原ダムにやって来ました
「相俣ダム」から「藤原ダム」は県道270号線で27km程の距離藤原ダム 名所・史跡
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ダムの提体横に見学用の駐車場があります
藤原ダム 名所・史跡
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藤原ダム
1952年(昭和33年)竣工の重力式コンクリートダム
堤 高 95.0m
堤頂長 230.0m
クレストローラーゲート 3門
ホロージェットバルブ 1門
半円型ローラーゲート(表面取水) 1門
バタフライバルブ 1門
利根川水系の大型ダムは利根川8ダムと言われていますが
その中でも老舗格のダムです藤原ダム 名所・史跡
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天端の上は県道となっています
藤原ダム 名所・史跡
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ダム天端よりダム下端方面を望む
昔ながらのダムなので、普通に頭の中でダムを想像したイメージ通りのオーソドックスな作りです藤原ダム 名所・史跡
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ダム天端より下流方面を望む
先程訪問した相俣ダムに比べると、峡谷幅が広く感じてしまいます藤原ダム 名所・史跡
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ダム天端よりダム湖方面を望む
藤原ダムによって作られたダム湖は「藤原湖」といいます
全て人造湖ですが
藤原湖(藤原ダム)
洞元湖(須田貝ダム)
奥利根湖(矢木沢ダム)は
奥利根三湖と呼ばれています
最近はならまた湖(奈良俣ダム)も加えて
奥利根四湖とも藤原湖 自然・景勝地
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昔、点検用ボート置き場だったところを回収して展望台になっていました
藤原ダム 名所・史跡
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展望台にはダムの各種解説が掲示されていました
私みたいな似非マニアには嬉しい配慮です藤原ダム 名所・史跡
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藤原ダムは揚水発電の下池としての役割もあるそうです。
我家が良く訪問する玉原スキー場の傍に在る玉原ダムが上池
玉原高原は沼田ICからアクセス
藤原ダムは水上ICからアクセスなので
もっと離れているかと思いましたが、玉原高原て藤原ダムのほぼ直上にあるのですね。藤原ダム 名所・史跡
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ダム湖側から見た藤原ダム
ゲートなどに歴史を感じます
やはり洪水期なので万一に備えて水位は低め藤原ダム 名所・史跡
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ダムから程近い管理所でダムカードを頂きました
「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第4号(本日の第4号)は
・藤原ダム
右上の目的記号は「FNP」
■ F:洪水調節
■ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
□ W:水道用水
□ I:工業用水
■ P:発電
右下のダム形式は「G」
■ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
藤原ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・発電」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります
先程訪れた相俣ダムと共に利根川8ダムの一つですが、こちらも相俣ダムと共に一応は水道目的では無いダムの様です藤原ダム 名所・史跡
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藤原ダムから更に北上し矢木沢ダムを目指します
途中、奈良俣ダム方面との分岐を左折すると、程なくして矢木沢ダム専用道路となりました -
洞元湖の右岸側を専用道路に沿って登っていくと
やがて巨大な矢木沢ダムの提体が見えてきました -
そして巨大なスキージャンプ式の減勢工が
うーんここからの放水は、さぞ圧巻な事でしょう -
更に専用道路を進むと矢木沢ダムに到着です
矢木沢ダム 名所・史跡
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利根川の最奥地
首都圏の水がめとして有名な矢木沢ダムです矢木沢ダム 名所・史跡
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矢木沢ダム
1967年(昭和42年)竣工のアーチ式コンクリートダム
堤 高 131.0m
堤頂長 352.0m
溢流型二段式ローラーゲート 2門
本日2か所目のアーチ式ダム
やはり機能美があって美しいです
そして矢木沢ダムは利根川水系8ダムの中のリーダー的存在です矢木沢ダム 名所・史跡
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ところで、アーチ式ダムの提体用監査廊は外部に設置されている事が多いです
(もしかしたら内部にもあるのかもしれませんが)
写真だと横線の様に5段確認できます
その最上段の中央付近になにやら動きが・・・矢木沢ダム 名所・史跡
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職員の方が点検されていました。
私も仕事柄、比較的高い所に登って作業する事もありますが、スケールが桁違いです。
あの下腹部が喉元に迫る様な独特の感覚と恐怖心は、いつまでたっても慣れません
良く怖くないなぁ・・・凄い!矢木沢ダム 名所・史跡
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ダム天端よりダム下端方面を望む
矢木沢ダムは提体にゲートを設けてないので直下に発電施設があります
また矢木沢ダムは
下部の洞元湖を下池
上部の奥利根湖を上池として揚水発電もしているそうです矢木沢ダム 名所・史跡
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ダム天端より下流方面を望む
矢木沢ダムの水は利根川に注がれますが
直ぐに須田貝ダムによって作られた洞元湖が広がるので、既に川の流れは緩やかです矢木沢ダム 名所・史跡
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ダム天端よりダム湖方面を望む
矢木沢ダムによって作られたダム湖は「奥利根湖」といいます
奥利根湖より奥は前人未到は言い過ぎですが
道路なども無く、まさに秘境です矢木沢ダム 名所・史跡
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提体を渡り切りました
うーん見事なアーチです矢木沢ダム 名所・史跡
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洪水期にしてはそれなりの水位が維持されています
奥利根湖が大きいので、この程度の水位差でも保有水量が大きく違うのでしょうか矢木沢ダム 名所・史跡
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溢流型二段式ローラーゲートはダム右岸部にあります
矢木沢ダム 名所・史跡
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溢流型二段式ローラーゲートから放流された水は、この水路を駆け下り
最後に件のスキージャンプ式減勢工より利根川に注がれます矢木沢ダム 名所・史跡
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余談になりますが、矢木沢ダムはアーチ式ダムですが
正確には左岸側より
・アーチ式ダム
・ウイングダム
・フィルダム
の3種類のダムによって出来たコンバインダムだそうです
まぁ、それでも矢木沢ダムはやはりアーチ式ですよね矢木沢ダム 名所・史跡
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矢木沢ダムの提体横には管理所と並んで、
ネイチャービュー矢木沢という中々立派な建物があり
建設時の写真などが展示してありました矢木沢ダム 名所・史跡
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その建物裏には展望台がありました
矢木沢ダム展望台 名所・史跡
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矢木沢ダム展望台より奥利根湖を望む
静かでとても美しい湖です、冬は道路閉鎖になってしまいますが
積雪が10m以上になる厳しい場所だそうです
その雪解け水が矢木沢ダムに貯水されて貴重な飲料水となります矢木沢ダム展望台 名所・史跡
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矢木沢ダム展望台より奥利根湖を望む
歩くと提体の厚さは結構なものでしたが
奥利根湖のスケールからすると、本当にアーチ式ダムの提体は薄いです
左右の岩盤に水圧を逃がしているとはいえ、よく支えられるものです。
その技術力には脱帽です矢木沢ダム展望台 名所・史跡
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「群馬県」ダムカード収集の旅
全26ダム中第5号(本日の第5号)は
・矢木沢ダム
右上の目的記号は「FNAWP」
■ F:洪水調節
■ N:流水の正常な機能の維持
■ A:かんがい用水
■ W:水道用水
□ I:工業用水
■ P:発電
右下のダム形式は「A」
□ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
■ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
矢木沢ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・かんがい用水・水道用水・発電」目的の
「アーチ式コンクリートダム」という事になります
そしてカード左下には50周年記念シールが貼られていました矢木沢ダム 名所・史跡
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更に50周年記念カードも頂きました
既に半世紀稼働中か・・・改めて大したものです
矢木沢ダムと奥利根湖は初めて訪れましたが
秘境感やこんな奥地にこれだけの建築物を作ったという苦労が伺い知れて
本当に素晴らしい所でした矢木沢ダム 名所・史跡
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奥利根三湖(四湖?)の一つ洞元湖を形成している須田貝ダム
何故ダムカード配布施設から外れているのだろうと思っていたら
東京電力の管理ダムで近くに立ち入ることが出来ないのですね洞元湖 自然・景勝地
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でも折角近くまで来たので・・・
須田貝ダム
1955年(昭和30年)竣工の重力式コンクリートダム
堤 高 72.0m
堤頂長 194.4m
ラジアルゲート 3門
この写真は閉鎖された東京電力のPR館付近より撮影
写真を撮り忘れましたがPR館は東日本大震災後の自粛で閉鎖され廃墟の様でした
閉鎖前はPR館経由で発電施設を見学できたようです
須田貝ダムによって作られたダム湖は「洞元湖」といいます
もともとダムの場所で利根川と奈良俣川に分かれていたらしく
湖の形も川の流れに沿って非常に細長く、しかもV字型をしています。
その左側(利根川側)が矢木沢ダムに
右側(奈良俣川側)が奈良俣ダムに通じています
さてこの後は、その「奈良俣ダム」を目指します
とは言え長くなってきたので、後は「後編」に続きます
※つたない文章&写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「後編」もご覧頂くと幸いです洞元湖 自然・景勝地
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旅行記グループ 2017年9月:第7回ダムカード収集の旅 群馬北部編
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