2017/08/25 - 2017/09/03
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porculsさん
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初めてのスコットランド旅行6日目(インヴァネス滞在中)、朝7時集合~夜9時戻りのハードな日帰りツアーで、スコットランド本土の北にあるオークニー島へ行ってきました!
4500年前の住居跡なのにインテリアまでちゃんと保存されている、びっくり仰天の遺跡「スカラ・ブラエ」や、ストーンヘンジみたいな環状列石遺跡「リング・オブ・ブロドガー」、そして、第二次大戦中に、ここまで進攻してきたドイツのUボート(潜水艦)を通さないためにチャーチル首相が廃船を沈めまくって湾をふさいだ「チャーチル・バリア」など、歴史の島・オークニー、興奮しすぎて1日に400枚以上の写真を撮った体たらくです。興奮の一端をお伝えできればと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝7時前のインヴァネスのバス・ステーション。ツアーは7時集合の、7時15分出発です。誰も遅刻してきませんでした!
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バス停の事務所みたいなビル。ほんとはカフェやトイレがここにあるのですが、まだ開いていませんでした。(反対側にあるショップが朝早くから開いていて、パン、お菓子、コーヒーなどを買うことができました。)
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7時15分、インヴァネスのバス停を出発。「ジョン・オグローツ・フェリー・ツアー」のバスは、何と満席でした(たぶん60人くらい乗っていた)。大半がシニア層で、私以外全員が白人でした。
ジョン・オグローツ・フェリーのオークニー島日帰りツアーは、年内は8月までで終了なので、この日(8月30日)は終了直前の日程でしたが、この人気ぶり。9月まで延長してもいいんじゃないかと、大きなお世話で思いました。 -
ツアーをいろいろ調べて予約して、遺跡のことも散々調べて「心はオークニー島」でしたが、ツアーに参加してみて初めて気づいたのが、島に渡るフェリーに乗る場所(ジョン・オグローツ)までのバスの旅が、そもそも片道3時間もかかるのでした(インヴァネスから100キロ以上離れている)。3時間て、のぞみで東京から新神戸まで行ける時間ではないですか。往復6時間のバスの旅・・・そこへの心の準備ができてなくて、往路のバスでは、途中から車酔いみたいになりました。
とはいえ窓外の景色はずーーーーっと超美しくて、綺麗だからと写真撮ってたら、オークニー島に着いた時にカメラの電源落ちそうで、必死で自分をセーブしました。
これは、走り出してすぐの、インヴァネスから湾を渡っているところ。この後、英国ほぼ最北の地・ジョン・オグローツに向けて北上していきます。 -
夕陽みたいですが、朝日。日が沈むのも遅いけど(20時半とかそれくらい)、日が昇るのも遅いのかな、この時期のスコットランド。
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ハイランドに来て以来、あちこちで見かけた、何かを収穫して樽みたいな形に丸めて干している光景。
A9という道路を北上中の、オルネスとインヴァーゴードンの間あたりの眺めです。 -
ドラマ「メンタリスト」のコンピュータ・オタクのジェイソン・ワイリー似のガイドの男の子が、沿道の逸話や伝説や、ここが何々蒸留所とか、延々トークしてくれていました。・・・が、あんまり喋りがうまくないので、ほとんど誰も答えず、寝てる人もいました。
これは、半分くらい走った辺の、フリート湖(Loch Fleet)という、海なんだけど湖という名前の湾越しの眺め。ジェイソンが「あれが何とか城」と言ってくれたのを撮ろうとして間に合わなかった写真です(右の手前の方の、写ってないところにスケルボ城という廃城があった)。めっちゃいい天気です。 -
下手くそな写真ですが…「ダンロビン城」という、かなり立派なお城の「屋根」です。うう。
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ダンロビン城の少し先にあった、新石器時代の「Carn Leath」という石塚。これで、高さ4メートルもあるそうです。
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Helmsdaleの港。この辺りまで海辺を走ってきましたが、この少し先から、山の中に入っていきます(寝てたら耳がツンとして、見ると標高そこそこ高そうな山中にいました)。ハイランド(高地)です。
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こんな美しいところに住んでいたら、性格が良くなりそうです。
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途中、いくつかの素敵な街も通りました。
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3時間ほど走って、スコットランドの(英国本土の)ほぼ最北端の街・ジョン・オグローツ到着!!
最北端の街ではなくて、街と呼べるところでは最北端から2番目らしいです。(最北端の街はどこそこ・・・と教えてもらったのに、忘れました。) -
めっちゃいい天気です!
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ツアーの皆は、ここで、そそくさとランチです。車酔い気味のダメ人間の私は、(この後、船に乗ることを思うと余計に)何も食べられず。
皆さん私よりずっと年配なのに、めっちゃ元気で、よく食べよく歩いてました。感心。 -
北極まで何マイルとか、オークニー島まで何マイルとかの表示に混じって「ランズ・エンドまで何マイル」と書いてあるのは、英国最南西端のランズ・エンドからここジョン・オグローツまでの旅路が、一番長い?ことで有名だからとか、そんなことらしいです。延々自転車で走る人もいるそうです。
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ジョン・オグローツの港のところの、すごい岩(地層?)。
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オークニー島行きの、ジョン・オグローツ・フェリーに乗船。船は1時間の旅です。(このフェリーは、ツアー参加者でなくても乗れます。)
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出発!
後ろに見えているのがジョン・オグローツの街。 -
船は、下の室内に座ってもいいのですが、天気もいいし、船酔いしそうで心配だから、寒いけど1時間ほぼずっとデッキにいました。(かなり寒かったけど、結構たくさんの人がデッキにいました。)
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ツアーにはスカラ・ブラエ(4500年前の遺跡)の入場料が含まれないので、で、現地でチケット買う列に並んでたら時間が足りなくなったら嫌なので、船の中でチケットが買えるようになっています。
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経度が高いので、寒いけど日差しがきつくて、不思議な感じでした。海や空も、見たことない色をしていました。
運が良ければ、船上からパフィンという海鳥や、鯨を見ることができるそうです。(見られませんでした…) -
前方にオークニー島(正確にはオークニー諸島のサウス・ロナルドセイ島)が見えています。
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近づいてきました、オークニー!!地層までくっきり見えます。わくわく。
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オークニー島に到着!
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上陸すると、そこにバスが待ってくれています。
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今度のバスはガイドさんが乗っていなくて、運転手さん(オークニー島在住のおじいちゃん)がガイド兼任で、喋りまくりながら運転してくれました。インヴァネスからのバスのガイドの男子よりよっぽど喋りが上手くて、今度は皆、ちゃんと聞いて、返事したり笑ったりしていました。
サウス・ロナルドセイ島を一路北上して、メインランド島へと向かいます。こんなにいい天気は、珍しいそうです。運転手のおじいちゃんが「皆さんがいい天気を連れてきてくれた」と言っていました。雨が多くて寒いと聞いていたので、この日のためにパタゴニアのゴアテックス買ってきたのですが、何とこの日は、ずっと晴天でした。 -
元は地続きでなかった、島と島の間の湾だったところを、第二次大戦中に隣のノルウェー(オークニーからすぐ近く)がドイツに侵略され、ドイツ軍のUボート(潜水艦)がこの辺りまで攻めてきたので、チャーチル首相が廃船や戦艦を沈めまくって湾をふさぎ(!)、Uボートを通れなくさせた「チャーチル・バリア」です。海の上に、いくつかの戦艦とかが見えています。
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これなんか、かなり生々しい迫力です。
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湾をふさぐくらいなので、相当数の船が沈んでいるわけで、ここは人気ダイビング・スポットなんだそうです。この日も(寒そうだったけど)ダイバーたちがいました。
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バス運転手のおじいちゃんの言うには、オークニーには本来、木が生えていないんだそうです(たぶん、経度が高いから)。たまに木が生えているのは、人間が植えた分だとか。なので、景色はずっとなだらかというか、縦方向のものが少なくて、空間がすごく広く感じます。
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この旅で、いっぱい見たのに一度も写真撮影に成功しなかった、ハイランド牛(ボケボケですみません)。前髪が伸びすぎて目が隠れているような顔の、毛がふさふさの、愛らしい顔の変わった牛です。オークニーだけでなく、ハイランドのあちこちにいました。
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オークニー諸島で一番大きな街・カークウォール(Kirkwall)に到着しました。
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これが、オークニー島でずっと我々を運んでくれるツアーバスです。インヴァネスからのバスが満席だった時点で、最初に座った席が指定席みたいになって、私ともう一人、スコットランド人のおばさんが「おひとり様」だったため、ずっと並んで座ってました。おばさんはバスに乗ってる間はよく喋ってくるけど、観光地に降り立つと、さっさと一人ですごい勢いで歩いて行ってしまう、マイペースな人でした(でも、ずっと一緒に観光するのも気を遣うから、よかったですが)。
運転席に帽子かぶって座っているのが、ドライバー兼ガイドのオークニー在住のおじいちゃん。めっちゃ喋りが上手くて面白くて、オークニーの逸話や知識満載の興味深いトークを延々してくれて、すごい良かった。あと、バスの前のところに集合時刻を時計で表示してくれているのも、めっちゃ気が利いていました。 -
わりと駆け足のツアーの中で、カークウォールで1時間も滞在したのは、このセント・マグナス大聖堂(St Magunus Cathedral)を見学するために時間がとってあったのに、先ほどジョン・オグローツでお昼を食べなかった私はお腹が空いてきて、大聖堂は外から見ただけでスルーして(←ダメダメ)、お昼を食べに行きました。運転手のおじいちゃんが、内部が実に素晴らしいからゆっくり見るようにと、何度も言っていたのに。
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カークウォールは なかなかお洒落な街で、オークニーにはアーティストがたくさん住んでいることもあり、地元アーティストのアクセサリーや趣味のいい小物や何やかや売ってる瀟洒なお店がたくさんありました。大聖堂を見ずに、ランチ食べて買い物して1時間つぶしてしまったダメ人間。
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どの店も素敵でした。ゆっくり見たかったなあ。
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観光もせずにお昼を食べたカフェ。コミュニティ・センターのカフェなので、社員食堂みたいなところでしたが、他のお洒落なカフェが皆けっこう混んでいたので、ここでサクっと食べました。
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BBCラジオのオークニー支局。小さい~。宮古テレビ(沖縄)みたい。
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1時間後、誰も遅刻してこず定刻にバスはカークウォールを出発しました。(写真はツアー集合場所のツーリスト・インフォメーション。トイレとお土産店があります。)
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バス運転手のおじいちゃんのカークウォールの話でびっくりしたこと。
「カークウォールの図書館のアーカイブはすごいんだ。本だけでなく音声(レコード?)もたくさんアーカイブされてて、魔女裁判の録音も残っているんだよ」
とのこと!魔女裁判の音声が保存されているって、すごくないですか!?
(写真は観光しなかった罪ほろぼしに、再度セント・マグナス大聖堂の威容を。) -
さて、次はこのツアーの本命・4500年前の遺跡「スカラ・ブラエ」に向かいます。これは窓から見えたオークニー馬。本土の馬より足が短くて毛が長い、どっしりした馬です。
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この辺りの家では、こんな風に洗濯物、ロープに直干しです。素朴な光景。
ところでこの家の庭には木が生えていますが、バス運転手のおじいちゃんいわく、オークニー諸島には木は本来1本も生えていないんだそうです。生えてる木は、人間が無理やり?植えたものだそうです。なので、山は全てはげ山でした。 -
こういう遺跡みたいな崩れた石造りの建物が、あちこちに散在していました。これは遺跡ではなく、オークニーの主要産業の農業が、19世紀?頃に、子供に農地を相続させるときに、子供の数に応じて土地を分割して相続しなければならないという法改正が行われたせいで土地が小さくなりすぎて農業が立ち行かなくなったため、多くの農家が土地と建物を捨ててオークニーを去った名残だそうです。
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4500年前の住居跡!世界遺産「スカラ・ブラエ(Skara Brae)」到着です!
時間が足りなくなったら嫌だから、はやる気持ちで、そそくさと歩きます。 -
最初に、当時の住居を再現したものがあり、皆ここから見学していましたが、そんな登呂遺跡の再現のところみたいなのを見ていて時間が足りなくなったら嫌だから、私はここをパスして先に進みました。
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スカラ・ブラエはオークニー諸島のメインランド島の西の海岸にあります。受付で入場券を渡したあと、数百メートル程度、海岸を歩いて遺跡に向かいます。4500年前の遺跡だと思っていたけど、ここには「5000年前」と書いてあります(諸説あるのでしょう)。
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こういう普通の海岸だったところが、19世紀の嵐で土が洗われて、土中に埋もれていた4500年前の遺跡が出現したのだそうです!4500年前の人、なんでこんなに不便な場所に住んでたのかな。(石器時代のこの辺りは、今よりは寒くなかったそうです。)
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遺跡に向かう海岸の道すがら、4500年前が いかにすごいかを盛り上げるために、世界の他の遺跡がスカラ・ブラエより古くないよという年表みたいな碑が点々と設置されています。大人げない(笑)。
これはギリシャのパルテノン神殿が紀元前480年にできたと書いてあります。 -
ストーンヘンジは紀元前2100年(笑)。
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ギザのピラミッドは紀元前2500年(笑)。
スカラ・ブラエは紀元前3100年くらいから人が住んでいたので、エジプトのピラミッドより古い遺跡です! -
本物の遺跡のところに到着!
子供の頃の夢は考古学者だった(マヤとかトロイとか発掘したかった)隠れ遺跡フェチの血が騒ぎ、興奮のあまり鬼のように写真撮りまくり、鬼のような集中力で遺跡を目に焼き付けます。
(向こうの方に見えているお屋敷は、スカラ・ブラエを発見した19世紀の人が住んでいたところです。) -
この遺跡のすごいところは、古さだけでなく、ずっと地中に埋もれていたゆえに保存度が高く、4500年も前の住居のインテリア(ベッドや戸棚や貯蔵庫)が残っているところだそうです。
真ん中の四角いところが囲炉裏で、暖を取ったり食べ物を焼いたりしたもの、奥の四角いのがベッド、右の二段になってるのが、ドレッサーだそうです。(新石器時代の人がドレッサーを使っていたとは…) -
住居の一部の入口は、地下道になってたそうです。4500年前の地下道!大した土木技術ですよねー。
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海辺すぎて、一部の遺跡は、発見される前に海に流されていたそうです。
バスガイドのおじいちゃんが、オークニーには海底遺跡もあると言っていました。どこまでも神秘の島オークニー。興奮しっ放しです。 -
これは住居ではなくて、住民皆で石器や陶器や動物の骨を使った道具とかを造った場所(ワークショップ)だそうです。
4500年前の人、ちゃんと秩序立った集団生活してたんですねー。やるなあ。 -
これが遺跡の全体図です。
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家には石か木でできたドアがあり、それを木やクジラの骨で固定して、内側から外敵の侵入を防ぐ(あと、プライバシーを守る)ようにできていたそうです。すごいな、新石器人。
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こうやって見ると、ちょっと奈良の石舞台に似ています。
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我々ツアーご一行以外にも、たくさんの観光客が訪れていました。さすが世界遺産。
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これはワークショップのところ。他の建物より壁が分厚く造られているそうです。
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今見ると、なんでこんな海岸線ぎりぎりのところに労力かけて村を築いたんだろう、嵐のときとか大変だったのでは?と思ったりするけど、4500年前の地形は、今とは違っていたのかもしれません(海底遺跡もあると言ってたし)。まあ、釣りにも行かなきゃいけないから、ある程度海に近い必要はあったのでしょう。
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4500年も前なのに、にじり寄って見ていると、住んでた人の息遣いが感じられるような気がしました。床に置いてある小さな水桶みたいなのは、釣りの餌を準備するもので、右側のベッドの枠の上のところには細かい装飾まで施されています(…と書いてあった。見えなかったですが)。奥の2段のドレッサーは、記念品(!)を飾っておくところだったそうです。
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しかしよく見るとこのドア(というか通路)、天井が低いのです。古代人、ホビットみたいに小さかったのかな。それとも地面のところがもう少し埋まっているからかな。
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これを最初に発見した19世紀の人は、すごい興奮したでしょうねー…立ち会ってみたかったなあ。
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鬼のような集中力で古代遺跡を目に焼き付け、心に刻み付けたので(山のように写真撮ったし)、もう一つの見どころ(入場券に含まれている)、遺跡を発見した人の屋敷「スケイル・ハウス」を見に行きます。少し歩きます。
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元々はこんな、何もないのどかな海岸だったところが、ある日、世界でも有数の貴重な古代遺跡が埋まっていることが発見されるなんて…太古のロマンだなあ。地球にはまだまだ太古の爪痕がいっぱい埋もれてて、発見されるのを待ってるのでしょうね。
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これがスケイル・ハウス(Skaill House)。
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これはこれで貴重な屋敷博物館ですが、4500年前の遺跡を見たあとでは、100年前の歴史が心に全然響きませんでした。
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細部まで細かく当時の様子が再現されていて、いいお屋敷でしたが、太古の遺跡に心奪われて廃人状態の私の心には刺さりません…
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日本の浮世絵みたいなのが貼ってあったのは面白かった…
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スカラ・ブラエを発見したときの状況の説明ボードなどもありました。
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集合時刻が近づいてきたので、ビジター・センターのところに戻ります。カフェとお土産屋とトイレがあります。
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カフェのお菓子、美味しそうでした(コーヒーだけ、さくっと飲みました)。スカラ・ブラエ・グッズも買い込みました。
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「ついでにこちらも寄ってね」と、近くの遺跡が紹介されていて、全部行ってみたかった!!
オークニー諸島、英国の北のスコットランドのさらに北の最果ての島なのに、太古の遺跡だらけ。おそるべしです。古代バイキングの文化の跡もあるそうです。いつか再訪して、全部ゆっくり見てみたい!! -
バスで、次の目的地へ向かいます。オークニー在住バス運転手のおじいちゃんはオークニー中の全てを知っていて、「ここん家の庭がきれい」とかまで教えてくれます。(寒い北の島オークニーで、こんなに綺麗に花を咲かせるのは大変なんだそうです。)ちなみにこの日は運転手のおじいちゃんがびっくりしていたほど温かく、最高気温が17度もありました。…て、日本の(関西の)8月からすると涼しすぎですが、オークニーではびっくりの温かさだったみたいです。
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これはスカラ・ブラエの近所の、21世紀の現代使われている建物ですが、何か、4500年前とあまり変わっていないのでは?という気がしました(笑)。
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さて、次の太古の遺跡「リング・オブ・ブロドガー」到着です。写真奥の方に小さく見えている岩みたいなのが立っているところです。ストーンヘンジみたいな遺跡です。これも世界遺産。
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かつては相当な規模の環状列石だったようです。石がかなり失われていますが。
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ストーンヘンジと違って、近寄りたい放題、さわれる古代遺跡。うれしくて、岩にさわったり、2本の岩の間に立ったりして写真撮りました。苔が生えてました。
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ストーンヘンジは石の周りにロープが貼ってあって近寄れないようになってましたが、ここはこんな親しみやすく、近づき放題。パワースポットだ!…と、石にさわって何かを感じようとしてみましたが、霊感ゼロなので、何も感じませんでした。うう。
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折れてしまった石も、たくさんありました。
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「2001年宇宙の旅」のモノリスみたい、とは思いました。凛々しいというか、宇宙に向けてメッセージ発してる?みたいに見えました。(だって、上空から見るときれいな円形に並んだ巨大な遺跡なんて、古代の人は誰に向けて作ったんだろう…)
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モノリス!(苔が生えてるけど)
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ヘザー(花)なめの、リング・オブ・ブロドガー全景。
リング・オブ・ブロドガーは、直径100メートルを超える大きな環状列石遺跡で、本当は石が60個立ってたそうですが、今残っているのは27個で、発掘調査がちゃんと行われていないので、誰が(何人が)何のために造ったとかは、まだ謎のままなんだそうです。 -
ヘザー、咲いてました。寒いオークニーでは、ほんとに短い間しか咲いてないらしいですが、島中に咲いていて、オークニーのウィスキーに使うピートはヘザーの根っこで出来ているので、オークニーのウィスキーは独特の風味があり、「more citrusy than smokey(スモーキーというより柑橘っぽい)」と、バス運転手のおじいちゃんが言っていました。飲みたかったなあ。
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後ろに見えているのは海ではなくて、湖です。リング・オブ・ブロドガーはオークニー諸島メインランド島の内陸にある遺跡で、内陸だけど大きな二つの湖にはさまれた島みたいな細い地帯にあります。宇宙から見えやすいからかな!?
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リング・オブ・ブロドガーの見学を終えて、ぞろぞろとバスに向って歩くツアーご一行さま。私以外はほぼ全員シニア層でしたが、皆さん本当に元気。
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個人で行かれる方は、6月から8月の間、無料のガイドツアーがあると書いてありましたので、是非ご利用を。
このときのツアーのバス運転手のおじいちゃんの蘊蓄に満ち満ちた話があまりに楽しくて興味深くて、現地の人の話は聞くもんだなあと、いたく感動しました。 -
バスでリング・オブ・ブロドガーを後にし、すぐ近くにある、もう一つの世界遺跡で環状列石遺跡の「スタンディング・ストーン・オブ・ステネス」は、時間の関係でバスをさくっと降りてその場で写真だけ撮って、すぐ出発でした(泣)。
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紀元前3000年頃の遺跡で、現存するのは12個の石ですが、直径40メートルほどの巨大なストーンサークルの一部が残っているのだそうです。石は高さ6メートルとかあって、先ほどのリング・オブ・ブロドガーより背が高い遺跡です。
ここもストーンヘンジと違って、近寄りたい放題、さわれる古代遺跡。離島はいいなあ。(羊も遺跡に近寄っています。) -
これは、少し離れたところにポツンとある巨石遺跡の残党。
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これも世界遺産の「メイズハウ」という古墳です。エジプトのピラミッドより古い古墳。古代のバイキングが盗みに入ったときのいたずら書きの文字(ルーン文字)が、歴史的に貴重なんだそうです。日本でもこういうぽこっとした小山があると、たいてい古墳なので(関西では)、ちょっと親しみやすい世界遺産で、中を見たかったけど、時間の関係で、走るバスの中から見たのみ(泣)。
運転手のおじいちゃんは何度も、「いつかゆっくり時間を取ってオークニーを再訪してくれ」と言ってました。再訪したい! -
オークニー島ツアーのメインの見どころは終わってしまい、バスは元来た方へと戻っていきます。これはたくさんの海鳥と、オークニーにたくさんあった風力発電機。
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ツアーバスから、いくつかウィスキーの蒸留所が見えました。これはハイランド・パーク蒸留所。英国で最北にある蒸留所と運転手さんが言ってたように思います(記憶が曖昧です)。
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これはオークニーだけでなく、本土のハイランド地方でも感じていましたが、オークニーでは特に顕著だなあと思った、昔バイキングが住んでた時代もある土地で、ノルウェーまで近いので、文化がスコットランドとノルウェー半々という感じで(実際に、ノルウェー国旗を掲げている家も時々見かけました)、各家々に必ず北欧式のサンルームがありました。文化ミックス地帯なのです、オークニー。
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さて、オークニー島ツアー最後の見学場所「イタリアン・チャペル」に到着しました。かわいい教会です。
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人間の大きさと比べてもらうとわかりますが、めっちゃ小さな教会でした。
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イタリアン・チャペルなので、イタリア国旗が。
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見学時間がちょっとしかなかったのと、第二次大戦の遺物なので、ツアー参加者で唯一の敵国人(たぶん)の私は見学するのが気が引けたのと、一番見たかったスカラ・ブラエと環状列石遺跡で燃え尽きていたのとで、中には入らず(入場料はツアー料金に含まれていないのもあり)、外でぼーっと写真撮ったり説明書きを読んだりしていました。私の相方のおばさん(スコットランド人)は、さくさくと中に入って見学していました。
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イタリアン・チャペルの駐車場にて、私たちのツアーバスと、ツアーご一行さま(ここは、中を見学していない人とした人、半々くらいでした)。右側の小さな建物が、チケット売り場です。
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あとは南下していって、船乗り場に向かうのみです。往路でびっくり仰天した「チャーチル・バリア」に、復路でまたもや「どひゃー」と驚いた自分に驚きました。驚いたのは、海上にちら見えしている廃船の生々しさというより、そこまでしてドイツ軍のUボートを止めようとしたチャーチル首相の執念が、まだその辺にただよっているような気配に、でした。
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ちなみに今ではこのチャーチル・バリアのところに橋ができて、メインランド島とサウス・ロナルドセイ島(最初に上陸した島)は地続きみたいに車で移動できます。
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驚きと感動と仰天とぶっ飛びのオークニー島ツアーが終わってしまいました…フェリーで本土に戻ります。
バスの運転手兼ガイドを務めた、6時間の旅で見学時間を抜いても4時間はしゃべりっ放しだった、それも全部密度の濃い、へえ~っ!!というエピソードばかり次々に繰り出してくれたおじいちゃんに、最後、皆(私も)握手して感謝の言葉を述べて、チップを払ってお別れしました。
必ずオークニーを再訪して、今度はゆっくり滞在してねとおじいちゃんは繰り返し言っていました。音楽やアートも素晴らしいそうです。音楽の聴ける店に行ったり、島在住のアーティストの作品を見たりしてほしいと。 -
さよならオークニー諸島。
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オークニーのガイドのおじいちゃんに、帰りのフェリーでは「パフィン(この辺特有のキュートな海鳥)やクジラが見えるかもしれないから、デッキで目を皿のようにして見てなさい」と言われて、必死で見ました(が、どちらも目撃できず)。
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ジョン・オグローツの街が見えてきました。
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スコットランド本土上陸。
バスがちゃんと待ち構えていてくれて、すぐにインヴァネスに向けて帰途につきます。 -
すっかり燃え尽き症候群状態でしたが、ここからまだ3時間のバスの旅です。他の人も思いは同じで、帰りのバスのガイドさんも気を利かせてあまりしゃべらず、わりと皆、寝ていました。車窓の写真魔の私も、そんなに写真を撮る元気もなく、ほとんど寝ていました。
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(と言いつつ)往路のバスで寝ていて写真が撮れなかった、途中の標高が高いところを走っているあたりの写真。
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その後、爆睡していましたが、これは2時間ほど走った、かなりインヴァネスに近いあたり(暗くなってきたということは、20時半頃だと思います)。
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薄暮の海岸。何とこの日はこんな中途半端な写真を最後に、力尽きていました。結局、予定より少し押して、夜9時インヴァネスのバス停着のはずが、9時15分か20分くらいに着きました。私の相方のおばさんは、インヴァネスから30分くらい電車に乗った街に住んでいるので、電車の時間が…!と焦って、「楽しかったわ」と私と握手して、あたふたと降りていきました。
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ジョン・オグローツ(フェリーに乗った街)のマグネット。私が一枚もちゃんとした写真を撮れなかったハイランド牛です。
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オークニーや、もっと北の島シェットランドとかで見られる海鳥「パフィン」のマグネット。
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オークニー在住アーティストの絵のカレンダー。
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来年飾るのが楽しみです。思い出を反芻してしまいそう。
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ありがとうオークニー。いつかまた絶対行きます。
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