ヒマラヤ西端の地を行く　6デオサイ高原１泊目のキャンプサイトと、デオサイ高原点描

2017/07/07 - 2017/07/17

パキスタン北部、インダス川上流部はスカルドゥ付近から西に向かって深い峡谷の底を流れくだり、ギルギットの東で大屈曲、概ね南に向かって流下します。このインダス川の南東側は、ヒマラヤ山脈の西端部に当たります。
単にインダス川が地理的境界になっていると言うだけでなく、地質構造上の大きな境目になっています。
インダス川北側は、西側のギルギット川までがカラコルム山脈、ギルギット川の南側とインダス川の西側はヒンドゥークシュ山脈になります
今回の旅は、このヒマラヤ西端のエリアを、主に４輪駆動車で巡るツアーです。標高４２００ｍ付近でのテント２泊を含みます。
圧倒的迫力の山岳風景と、街の雰囲気を楽しむ旅です。
旅行記６は、この旅行の６日目と７日目。
カプルーから一旦スカルドゥに戻り、昼食後デオサイ高原に向かいます。
この旅行記は、デオサイ高原１泊目のキャンプサイトと、デオサイ高原の点描です。(前の旅行記５と一部重複します）

エリア その他の都市(パキスタン)

夏季、デオサイ高原では家畜の放牧も見られます。

デオサイ高原最初のテントサイト。

我々はさらに奥に進みます。
曇天です。
写真の色が出ません。

ここカラパニで我々は1泊目のテントを張ります。

デオサイ高原はヒマラヤヒグマの生息地域なのですが、
もし見ることが出来たら、僥倖中の僥倖です。
http://www.saiyu.co.jp/blog/wildlife/?tag=%E3%83%87%E3%82%AA%E3%82%B5%E3%82%A4%E9%AB%98%E5%8E%9F

実際にテントを張った場所です。

寒いです！

設営は「人任せ」。

辺りに咲いている花。

名前は分かりません。

たいていは日本でも似た花をみているのですが、
関心がないので、名前はおぼえません。

突然ですが、
一夜明けて次のテントサイトに移動です。

本来、道がある場所です。

高層湿原の川は、独特の雰囲気があります。
この川の水、やがてインダス川に注ぐのかもしれません。

延々と続いています。

葉は食べられそうな印象ですが、
見かけによらず毒性があるかも知れず、
第一国立公園内です。

デオサイ高原では一面に同じ花が咲いている風景は、
ほとんど見ませんでした。

この高原では、
山らしい山が間近に見えるのは、珍しいことです。

もし雪渓が残っていなければ、
平凡な風景です。

これも日本で時々見る花です。

ネジバナとツクシを合わせたような形です。

これエーデルワイスでいいですか？

これは纏まった群落です。

ショーサル湖畔、
ここで2泊目のテントを設営します。

実はここ、
ヒマラヤ山脈西部を代表する高峰ナンガパルバット（８１２６ｍ）の間近なのですが・・・

しかし、今は雲の中です。

ところが夕方近くになって雲が切れ、
その雄姿を現しました。

翌朝も夜明け前から快晴、
またとない撮影条件になりました。

夕方と翌朝のナンガーバルパットは、次の旅行記７でご覧ください。