2017/07/07 - 2017/07/17
78位(同エリア110件中)
ミズ旅撮る人さん
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2017年7月に、旧ユーゴスラヴィアの5か国を11日で周遊するツアーに参加しました。
第17回は、クロアチアからさらに北上して、旧ユーゴスラヴィア最後の国、スロヴェニアに入ります。
最初の観光地は、ヨーロッパ で9番目の面積を持つポストイナ鍾乳洞です。ポストイナ鍾乳洞が有名でかつ人気があるのは、その規模だけではなく、入り口から約10分間、トロッコに乗って鍾乳洞の中を疾走するからです。
これは文句なく楽しい!入り口なんて、ただの洞窟と思っていたら、動き出した途端に信じられない数の鍾乳石のトンネルをグングン進んで行きます。
入り口からして、これですから中はどんなにすごいのか。すごいです。面積では9番目でも、内容の濃さではトップを争うのでは?
洞内は、なんとか足元が見える程度の照明で、三脚などを使用する余裕もないため、画質が悪く、手振れした写真になります。雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園の外れに泊まり、朝7:30に出発です。
公園の敷地の西端辺りでは、カラフルなミツバチの巣箱の世話をする人がいました。
クロアチアやスロヴェニアはハチミツの豊富に採れる地域です。絶対おすすめ、お買い得です。 -
ふいに海が見えて、リエカ(Rijeka)の町が現れました。左の丘の上には、トゥルサト城址(Trsat Fortress)が見えます。
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トゥルサト城址(Trsat Fortress)。右側にクロアチアの国旗が見えます。スロヴェニアとの国境まであと少しです。
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国境です。旧ユーゴスラヴィアの国々は、まだ独立を巡って戦争をした影響で、どの国境もたいへん厳しいです。
日本人に対するチェックはかなり甘いようですが、優先して先にチェックしてくれるわけではないので、時には何時間も待たされることがあると言います。
クロアチア出国は大して時間は掛りませんでしたが、スロヴェニア入国の際には、バスから降りて、事務所に入り、一人一人審査を受けました。
スロヴェニアは、シェンゲン協定に加入しているので、ここから先は協定に加入しているEU各国と自由に行き来が出来ます。それだけに最後の砦として厳しいのかもしれません。
上はスロヴェニアの国旗です。左肩に描かれている山は、スロヴェニアの最高峰トリグラウ山(2864m)です。 -
国境からポストイナまでは、近いです。鍾乳洞は町の北西にあります。
バスを降りてみてびっくりしました。日本の鍾乳洞は周りがとても地味ですが、ここはまるで動物園の入り口みたい。
ひっきりなしにバスや車が来て、どこも人が溢れかえっています。ポストイナ鍾乳洞 洞穴・鍾乳洞
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予め予約してあるのでチケットを受け取ると左方向に歩いて行きます。
旅行会社の日程表に「薄手のダウンなどを」と書かれていたので、みんないろいろ着込んでいます。
実際に入ってみて、一番涼しかったのは、トロッコで入った直後くらいで、その後は薄い長袖程度を着ていれば十分でした。
ついでに記すと「濡れて滑りやすい」などとも書かれていましたが、「特殊加工の路面なので、滑りません」とは添乗員の言。 -
鍾乳洞の入り口は、右手の建物の中にあります。正面の洞穴前に、言語別ガイドの集合場所があります。
洞内の見学はガイド付きツアーに参加という形で行われます。 -
建物の入り口に、軍服のようなものを羽織った人形が立っています。貸しマントです。3.5ユーロでした。
しかし、はっきり言って、こんなものを着たら暑くてたまらないと思います。少なくとも夏場は不要でしょう。着ている人は見掛けませんでした。 -
これが、ポストイナ鍾乳洞名物のトロッコです。
長いプラットフォームの先端まで進み、指示されたトロッコに乗り込みます。 -
小型の機関車が連結されています。
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遊園地のジェットコースターのように、手際よく係員が誘導し、観光客が乗り込むと、さあ出発!
狭い洞穴の中を走り出しました。意外に早いので、すぐに着いてしまうのではないかと、スリルを味わいたい私はちょっと的外れな心配をしてしまいました。 -
みんな一斉にスマホをかざしますが、ISO6400にしてもこの程度。楽しいけれど、手強い相手です。
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途中で、狭い通路だったコースに広い空間が現れました。天井からいくつもシャンデリアが吊り下げられています。
ところが、残念ながら、被写体が遠くなってしまい、カメラがピントを合わせることが出来ませんでした。
そばにあったこれだけが、唯一の戦利品です。 -
トロッコの走る空間は、時には頭をかがめたくなるような天井の低い場所や、左右が狭まっていて、肩身が狭いような場所がいくつもありました。
日本人の体格では問題はありませんが、大柄な欧米人はたまに注意を促されるそうです。 -
スロヴェニアのカルスト地帯には、6000以上の石灰質の洞窟があります。
このうち、10の鍾乳洞は 一般にも公開されていて、その中にポストイナ鍾乳洞やシュコツィアン鍾乳洞があります。
シュコツィアン鍾乳洞は、多くの支洞のある洞窟群で世界遺産に登録されています。
クロアチアとの国境に近いクラス地方(Kras、ドイツ語名:カルスト)が「カルスト」の語源です。 -
地下の洞穴は全長19.5km(21~27まで様々)あり、その面積からいってこの鍾乳洞はヨーロッパ で9番目、世界で16番目の規模と言われます(ガイドブックによって様々「最大級」という表示も有)。
中世から、その存在は知られており、「名前の通路」と呼ばれる部分には1213年に訪れた人の署名が残されています。 -
奇跡的に綺麗な一枚が撮れました。トロッコに乗っている時は動画の方が、後で見られるものが撮れます。
帰りは、動画にしました。 -
終点です。2km、10分のトロッコの旅は、とても楽しかったです。
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ここまでの部分をトロッコで、すっ飛ばしてしまうのですから、この先どんな鍾乳洞が待っているのか、楽しみです。
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プラットフォームを出ると、ものすごく広いホールがありました。
どれだけ広いのか、暗いので全体がよくわかりませんが、途方もない広さです。 -
対象が大きくて暗いのに、歩きながら撮影することになるので、「シンドイ」です。
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ここから1.8km歩くんだそうだ。アップダウンもあるから、昨日のプリトヴィツェみたいに、また大変になりそう。
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さあ、先頭はもう歩き始めている。がんばって、ついて行かなくちゃ。
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ポストイナ鍾乳洞の鍾乳石が1mm伸びるのに10~30年掛かるそうです。
ここの鍾乳石は、とても細かいものがたくさんあります。ちょうど「滴る」という形容が一番似合っています。 -
うわあ!ぞくぞくするような美しさ。ねえ、みんな待って!これ撮らないの?歩き始めてまだ数分。
既に、列のしんがりを務め、このまま地中に捨て置いて欲しいと思い始めています。
あのペースに果たして最後までついて行かれるのか・・・自信がない・・・ -
バカでっかいホールの順路の一番上まで来ましたが、まだまだ天辺がよくわかりません。
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こんなに細かい襞の入った石柱なんて、目玉になってもいいと思うのに、ここにはたくさんあります。
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画面一面、すべて鍾乳石。ぜんぶ滴ってる。これが本当の鍾乳洞なんだ。密度の高さに脱帽。
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左に「4」と書かれた看板があります。洞内では、オーディオガイドを渡され、数字を入力すると、そこの説明を各言語で聞くことが出来ます。このお陰で鍾乳石の脇に「観音」とか「獅子」とかの看板を立てなくて済むのです。
しかし、写真には何も残らないので、良し悪しだなあ。後で見ても何だか全然わからない。 -
たまに、表面が白くて滑らかな印象の鍾乳石もあります。
やはり、洞内の見取り図と、見どころに番号を付けて説明のあるパンフレットが欲しいです。有料ならあるのかな? -
これだけ、惜しげもなく鍾乳石が並ぶと有難みも無くなって来るなあ。私も贅沢になったもんだ。
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上りが終わると今度は下り。それもずんずん降りて行くみたい。さすがは地底探検。
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天井からぶら下がっている細~い鍾乳石を見ていると、背中がムズムズしてきます。
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高層ビル群のような石筍(せきじゅん)を上から見下ろします。
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壁際には、ツバメの雛が大きく嘴を開けている様な鍾乳石が。
そう言えば、昨日の朝はドゥブロブニクのホテルのベランダでツバメの巣と雛を見ました。旧市街でもたくさんのツバメが飛び交っていたっけ。
だから、ツバメを連想したのかな? -
地の底に川があります。人々の列が橋を渡って行きます。
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つらら石(氷柱石)とも呼ばれる鍾乳石の細い針のような切っ先に、まとわりつくようなものが付いています。
すごくエレガントに見えます。 -
一列に並んだ鍾乳石の緞帳。ちょっと幕を下ろすにはまだ短いね。
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芸術作品が多くて、ちっとも橋まで行かれません。困ったなあ。
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「ロシア橋」。第一次世界大戦の捕虜となったロシア人たちが架けた橋。
その先には「ロシア回廊」と呼ばれる所もあるのだとか。 -
ロシア橋を渡ると、今度は石柱の間をクネクネと曲がる回廊が続きます。
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何段にもなった石柱。名付けるなら「ウェディングケーキ」だね!
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これ!ポストイナ鍾乳洞の名物「スパゲッティ」です。
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いや~、細いですね~
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天井を支える石柱。
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これまでとは違い、白一色の世界。
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まだまだ続く鍾乳洞。どんな空間が現れるのか・・・
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ライティングも上手いなあ。
中国やベトナムの鍾乳洞は、赤や緑、黄色にピンクといった極彩色でライトアップしてあるので、こういう美しさは感じ取れません。
ここの照明はすべて裸電球のような温かみのある色合いです。 -
このライト、「ありがとうございます!」
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この辺は、日本と似ているかな?
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緑や茶色、えんじ色などの色彩豊かな壁。
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巨大な岩と化した石柱。隣の人と大きさを比べてください。
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四角いホールの真ん中に興味深いものが立っています。
下から伸びる石筍と上から垂れ下がる鍾乳石が2本並んでくっついたところです。 -
どうしてこの1セットだけが、存在するんでしょう?しかもぴったり寄り添って。
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複雑に絡み合った鍾乳石。
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あんまり多すぎて千手観音の手みたいな鍾乳石。
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あれ?上に橋がある?さっき通ったロシア橋です。ぐるっと回り込んで来たんですね。ということは、橋の下は道だったのか。
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今度はこちらの道を進んで行きます。
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まるで昆布かワカメのような鍾乳石。
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これが「ブリリアント鍾乳石」。ポストイナ鍾乳洞のダイヤモンドと称されるそうです。確かに真っ白。
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あんなにいた人達はどこに行ったんでしょう?誰もいなくなっちゃった・・・
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見学コースの最後に大きな水槽がポツンと置かれています。
天井の高いホールのような場所の真ん中を通る通路の途中に、ただ暗~~~い水槽がポツン。
中にはこの鍾乳洞に生息するホラ(洞)イモリがいます。 -
目が退化しているので、影響はないと思った観光客がフラッシュ撮影をして、ストレスで死んでしまったことがあり、しばらくは空の水槽だったらしいのですが、また展示を始めたようです。
照明は何も当てていないので、どこにいるのか探すのがたいへんです。
1年くらいは何も食べなくても生きているのだそうです。餌なんて、そうはない環境だものね。 -
これが、ホライモリの展示されている水槽です。
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巨大なハチの巣のような石筍です。
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トロッコの発着する場所に戻って来ました。ここには売店もあって、ツアーの人達はその中にいるようです。
ここから郵便も出せるようでした。時間があれば、地中からの葉書を出したかったな。 -
わずかな時間しかありませんが、売店に入りました。お目当てはこれ。ホライモリのぬいぐるみです。
退化したはずの目が付いていました。でも、やっぱりあった方が可愛いね。 -
帰りも、もちろんトロッコです。今度は動画にしました。
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うわあ、眩しい!外はクロアチアより涼しいとはいえ、夏の日差しです。
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駐車場に近いオープンカフェの店頭で、私がスロヴェニアで絶対に食べたかったものを発見しました。
ブレッド湖の名物ブレイスカ・クレムナ・レズィーナというケーキです。
ここでは、クレーム・シュニッタという名前で売られていました。4.5ユーロです。と~っても美味でした。 -
首都リュブリャナとポストイナ鍾乳洞の中間にあるブルフニカ (Vrhnika)という町です。
丘の上に教会(Cerkev Sv. Trojice)が建っているのが目に付きます。
次回は、リュブリャナに行きます。
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