2017/09/01 - 2017/09/02
411位(同エリア5151件中)
ハンクさん
全長6,260kmの万里の長城の中で最もアクセスの良い八達嶺を発ってから、行きたくもない土産物屋で約30分過ごして、カナダ人のチャールズさんと2人で昼食をとった。小生のトロントでの長期出張の経験や、彼の中国におけるビジネスの難しさや、隣国の某大統領の批判などでひとしきり盛り上がったが、午後は「明の十三陵」という世界遺産を訪れるので、ゆっくりはしていられない。ガイドのパンさんが呼びにきたところで会話は打ち切って車上の人となった。
「明の十三陵」は北京の北西50kmにあり、八達嶺からの帰り道にあるためツアーとしてよく組合せられるようだ。天寿山南麓にある明朝皇帝の陵墓であり、成祖永楽帝以後の皇帝13代の皇帝の陵墓があるため、このように呼ばれている。1,409年から1,644年の明朝滅亡まで200年以上に渡り造営された。ユネスコ世界遺産としては「明・清王朝の皇帝墓群」として、ここ以外に湖北省、河北省、江蘇省、遼寧省の25人の皇帝の陵墓が含まれる。これらを全て訪れることは短期の滞在ではとても不可能である。中国の歴史恐るべし、である。
さて、十三陵は総面積80平方km2と言う広大な面積を持つ。中国歴代皇帝の陵墓の中で最もよく保存されているものである。定陵、昭陵、長陵の3つが公開されているが、このうち明の第3代の皇帝である成祖と皇后の徐氏が埋葬されている長陵を訪れた。パンさんは写真撮影は許可されているが、墓の内部の写真を撮るのは嫌がる人もいる、とほのめかすので、内部を撮影することは止めて、建物の写真のみ掲載することにする。大きな樹木が石垣の間を貫いて成長しており、歴史の古さを実感させてくれる。
約1時間で十三陵の観光を終え北京市内に向かった。本来はホテルに戻る予定であったが、途中オリンピック公園を通り過ぎて、パンさんの好意で北京市内の目抜き通り、王府井大街で下ろしてくれて3人で散策した。道沿いにはキリスト教の王府井教会、アップルの店舗、プラダなどブランドショップ、ロッテ銀泰デパートなどを横目に見て、記念撮影をしてサヨナラすることにした。パンさんとは連絡を取るすべはないが、チャールズさんとはフェイスブックのアドレスを交換して別れた。また何処かで会う機会があるかもしれない。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 徒歩 飛行機
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