2017/09/02 - 2017/09/03
523位(同エリア5324件中)
ハンクさん
北京滞在の最終日、周口店猿人博物館を昼過ぎに発って今回の最後の目的地、天壇に向かった。帰途は行きと逆ルートの38番と917番のバスに乗り、地下鉄5号線に乗れば後は天壇東門で降りるだけだ。北京南部の市街地の中、総面積273haの広大な土地に中国最大の祭祀建造物は立つ。ユネスコ世界遺産には1998年に登録されている。
天壇は1420年、明朝の時代に永楽帝が建立、その後の明朝、清朝の皇帝が天に対し正月の上辛五穀豊穣を祈りを捧げる神聖な場所であった。祈年殿は高さ38m、直径25mの印象的な建造物であり、どの角度から見ても完璧、とも言える見事なプロポーションを持っており、天安門や紫禁城とともに北京のシンボルとなっている。25本の木製柱で支えられた木造建築で、宝頂は金メッキが施され、三層の屋根は瑠璃瓦葺きで、建造時は上から青、黄、緑色であったそうだが、1751年にすべて青色に変えられた。1889年落雷により焼失し、現存する祈念殿は1896年に再建されたものだ。
天壇の広大な敷地の中、西の端には斎宮という宮殿、南に向かうと皇穹宇という祈念殿を小さくしたような建物が、さらに南に歩くと皇帝が天を祀るための儀式を執り行う一段高いステージのような圜丘檀などがあり、日が沈みかけた中でカメラのシャッターを切り続けた。また敷地内の回廊などでは、多くの市民がカード遊びに興じており、しばしば大きな声を張り上げて騒ぐなど、北京市民の素顔を垣間見た。黄昏の天壇から地下鉄5号線に乗り、北京駅に立ち寄った。北京駅のファサードは中洋折衷の独特の様式で、多くの市民が座り込んで時を過ごしている。ここにも厳しい顔をした警察官が多数監視しており、駅構内に入ることはできなかったが、中国の今の姿をカメラに収めた。
空港に移動する電車の中で、またエアアジアの夜行便でクアラルンプールに向かう機内で、色々な思いが行きかった。今回初めて北京を訪れ、噂通りの中国と、噂とは違う中国を目の当たりにして来た。好むと好まざるに関わらず、この巨大で、一党独裁の監視国家で、日本嫌いと日本贔屓の両極端が共存する不思議な国を避けて通るわけにはいかない。中国人の本音はなかなか聞けるものではないが、今回の旅をきっかけにして、中国の過去と現在、未来に目を向け、中国人との交流の機会を広げていこうと思う。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
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273haの広大な天壇公園
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天壇の回廊と祈念殿の遠景
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入り口横の神厨
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祈念殿に続く長廊
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祈念殿に登る階段
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完璧なフォルムの祈念殿
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祈念殿の近景
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祈念殿より見下ろす
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祈念殿の内部
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祈念殿の裏側、どこから見ても完璧なフォルム
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祈念殿の全景
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三層の屋根の素晴らしいバランス
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西側の門
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北側の建物
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附属建物の内部の展示
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南側の建物
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東側の門
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七星石
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西側の門から祈念殿の眺め
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斎宮に渡る橋
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斎宮の入り口
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西側から眺める祈念殿
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皇穹宇の遠景
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圜丘檀の遠景
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皇穹宇、祈念殿と同様の建築様式
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圜丘檀の入り口
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皇穹宇と祈念殿の眺め
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圜丘檀から皇穹宇と祈念殿の眺め
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名残惜しいが祈念殿を後にする
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黄昏の北京駅
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厳重な警備
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