2017/09/02 - 2017/09/03
441位(同エリア5325件中)
ハンクさん
北京滞在3日目の目標は北京原人の化石が発見されたことで著名な周口店と、北京市の南部にある天壇公園の2ヶ所のユネスコ世界遺産を訪れることだ。まず周口店村は北京の南西約50kmに位置する。周口店の博物館までの行き方について、天橋バスターミナルから917番のバスに乗って周口店路で下車し、38番に乗り換え周口店猿人博物館前で下車、と言うことは予めガイドブックとインターネットを調べ、さらにホテルのフロントで聞いて確認しておいた。しかし実際にはバス停は数多くあり、正しい乗り場を見つけるのにかなりの時間を費やし、到着まで約2時間かかった。もっとも言葉の通じない国で、市民と接しながら未知の土地を訪ね歩くことは楽しいことでもあるが。
北京原人については、ジャワ原人、ネアンデルタール人、クロマニヨン人などと共に化石として発見された初期人類として教科書で学んだ。ここ周口店では1929年に北京大学の学者によって、約50万年前の人類の頭蓋骨が発見された。その後1937年に日中戦争が勃発すると、貴重な化石が日本軍に略奪されることを恐れ、アメリカに移送する途中に戦乱に巻き込まれ、その後行方不明になっていたことは周知の事実である。しかし驚いたことに、最近その現物が発見されたと、前日万里の長城などを案内してくれたガイドのパンさんが語ってくれた。帰国後インターネットで調べてみたが、その事実は確認できなかった。もしかしたら、非常に機密度の高い情報だったのかもしれない。
少し前に映画「ミケランジェロ・プロジェクト」(原題モニュメンツ・メン)を見て、ナチスドイツの略奪から美術品を守るために命を賭けた、アメリカの博物館員の英雄的な行動に感銘を受けた。今回、日本軍がナチスドイツのように略奪行為をしていたかもしれない、という事実に非常にショックを受けた。日本人としては慎重に行動しなくてはいけない場所だ。
さて、周口店路で乗り換えたバスの中でどこで降りたらいいのか車掌や周囲の人に聞いてみたが要領を得ない。しかし医学専攻だと言う2人の女子学生が、あまり通じない英語ながら話しかけてくれて、博物館まで案内してくれた。途中の店でペットボトルを買ってくれたり、入場券まで払ってくれようとするので慌ててしまったが、好意を受け入れることにした。近年建設された博物館は、化石が発見された場所から徒歩10分ぐらいの所にある。展示内容も充実しており、苦労して来た甲斐があった。また化石の発掘現場は大規模な屋根の設置工事が進んでおり、子供連れでも楽しめるように様々な工夫がされていた。2人の女子学生には心からの感謝の気持ちを伝えて別れた。多少なりとも日中関係の改善に貢献したのかもしれない。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ハンクさんの関連旅行記
北京(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
24