2017/09/01 - 2017/09/02
386位(同エリア5160件中)
ハンクさん
北京滞在2日目、あらかじめVELTRAの万里の長城、明の十三陵、頤和園の3ヵ所を回る日本語ガイドツアーを予約しておいたが、申込者は小生1人だったようでキャンセルの連絡が入っていた。日にちを変えれば催行されるということだったが日程は合わないため、ホテルの窓口で見つけたチラシの英語のツアーに参加することにした。頤和園は含まれず、万里の長城と明の十三陵の2ヵ所で値段は約半額の450元、フロントデスクから直接ガイドに予約の電話を入れてくれた。マイクロバスでホテルまで迎えに来てくれて朝8時半に出発、夕方5時ごろの帰着だという。昨晩は夜行便でまともに寝ていないため、今晩は早めに床について、明日は少々楽な旅をすることにした。
翌日8時半の5分前にロビーに行くと、パンさんという流暢な英語を話す女性ガイドが待っていてくれた。途中マイクロバスはクラウンプラザホテルに立ち寄って、モントリオールから出張中だというカナダ人、チャールズさん(フランス語ではシャルルさん)をピックアップ、客2人、ガイド1人の贅沢なツアーとなった。パンさんは外国人がよく尋ねる中国についての疑問、質問に手際よく回答してくれた。もちろん最も知りたい政治的な部分は巧みにかわされてしまったが、、。チャールズさんの母国語はフランス語で、英語は学習した、と言っていたが、もちろん完全なバイリンガルである。小生は以前トロントの近くに長期滞在したことがあり、もろもろ話が弾んだ。カナダの現首相ジャスティン・トルドーが、元首相のピエール・トルドーの息子であることを教えてくれた。もちろん隣国の某大統領に対する批判が最も盛り上がった。
さて万里の長城はもちろん今回の北京滞在のハイライトである。総延長約6,260㎞あるという長城の中で、最も北京に近く観光地として整備されている八達嶺を目指して約1時間半、幸い渋滞にも巻き込まれず到着した。小生には万里の長城は、ピラミッド、戦艦大和と並ぶ世界3大無用の長物、としてインプットされていた。匈奴など北方の異民族の侵入を食い止めるため、紀元前210年代に秦の始皇帝が建設を開始した、と教科書に書いてあった。その後、代々の王朝によって増築と修復が繰り返され、現存の長城の大部分は16-17世紀の明代に作られたものである。
八達嶺の長城も明代に建設されたもので、北京市内と直通する八達嶺高速道路のおかげで北京からは最も近い。八達嶺の北側の長城は「女坂」、南側は「男坂」と呼ばれ、女坂の方が勾配が緩やかであり、北側の最高地点の「北八楼」は海抜1015mあるそうだ。人ごみをかき分けるように、体力を消耗しすぎないようゆっくり歩いて、北側の女坂を上って降りた。晴天でかなり暑く汗が噴き出したが、与えられた1時間の中で類まれな風景をカメラに収めた。
このツアーは昼食がついており、またツアーの宿命として行きたくもない土産物屋に立ち寄ることになる。パンさんの顔を立てて、一応土産物を一回り眺めて、翡翠細工など高価な土産物は写真を撮って、何も買わずに店を出た。昼食は7-8皿の中華料理で、特に不満はなかった。昼食後は明の十三陵に向かうが、これは次の旅行記でご紹介する。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エアアジアX
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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