2017/08/16 - 2017/08/16
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comodoさん
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8月の東京の連日雨という天気は40年ぶりだそう。
今日はしとしとと降ったり止んだり。
両国は東京都墨田区、隅田川の東側に位置している。
相撲と隅田川の花火大会で有名な街だ。
駅前は、国技館、江戸東京博物館、両国江戸NORENと、とても賑やか。
私の知っている頃とはすっかり様変わりしていた。
・・・昔々、両国は少しだけ「縁」があった。
何度となく乗降した駅だ。
当時、乗降する客もほとんどいないようなひっそりとした駅だった。
両国駅は不思議な駅だった。
まず、総武線ホームから改札口に向かう階段以外に、少しこじんまりとした下りの階段があったが、階段の下はいつも閉鎖されていた。
どこにつながっているのか、何でいつも閉鎖されているのか不思議だった。
そして、少し下方に見える3番線のホーム。
そこは全く人気のない長い駅で、電車が入ってきたところを見たことがない。
でも大きさなどからいっても、昔利用されていたのだろうと想像できた。
ジーっと見ていると、大勢の人たちで賑わっている光景が見えるようで怖かった。
それと、駅舎。
アーチ形の3つの大きな窓がどこかヨーロッパの雰囲気があって、重厚感のあるおしゃれな駅舎だった。
その横に三角屋根の大きな建物というか倉庫が建っていた。
記憶では、ミント色のシャッターだったか外壁だったか・・・
迫力のある大きなシャッターはいつも閉まっていた。
中は何があったのだろう。
そして駅前。
タクシーも送迎する自家用車もいない。
人っ子一人いない広い空間が駅前とは思えない違和感があった。
とにかく、時が止まっているかのような不思議な印象の駅だった。
それから何十年間、一度たりとも乗降したことがない。
(カメラを持っていなかったのですべてiPhoneで撮影)
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JR総武線ホームから見えるもう一つの駅。
あの頃と同じだ!
でも、空気が止まっているように見えたあの頃とは雰囲気が違う。
この「幻のホーム」で、今年の7/14~28、味の素冷凍食品の「ギョーザ」発売45周年記念企画が開催された。
自分で「ギョーザ」を焼いてビールを飲むというギョーザステーション。
すぐ隣では総武線が入ってくるという臨場感たっぷり。
かなり盛況だったよう(*^^)v
http://frozenfoodpress.com/2017/07/14/gyo-za%5Estation-ajinomoto-ryogoku/両国駅 駅
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明治37年、このホームは房総半島へ向かう総武線の起点駅だった。
当時は東京、上野、新宿、横浜、新橋に次ぐ第6位の取扱収入をほこる巨大ターミナル駅だったが、29年前に定期旅客列車の発着がなくなり、閉鎖されてしまったそうだ。
そのため現在は使われておらず、ホームは通常立ち入り禁止になっている。
写真撮影は禁止だったが、この駅構内にあるギャラリーはとても興味深かった。
やはりその昔、新宿や新橋に次ぐ大きい駅だったのだ!両国駅 駅
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総武本線は将来の横須賀線との直通運転を行うため東京-錦糸町間を地下線で開業。
なぜかターミナルの両国はパスされ、両国駅の先で線路は地上に出ることになったそうだ。
そして徐々に両国駅はターミナルとしての地位を失っていった・・・
さすが「相撲の街」!
白鵬と武蔵丸
駅構内にある壁面は相撲一色。両国駅 駅
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そして、いつも閉鎖されていた下り階段。
これは、「幻の3番線のホーム」につながっていたのだろうか。
晩年は、房総半島に向かう臨時列車の始発駅だったようだから、その時だけ通れたのかな。
子どもだけでなく大人も並ぶ背比べ(≧▽≦)両国駅 駅
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満員御礼の垂れ幕!
私の知っているひっそりとした感はどこにもない。
両国駅はまたあらたに生まれ変わったのだ。両国駅 駅
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改札を出ると駅のならびに『両国江戸NOREN』
「粋な江戸の食文化を楽しむ」をコンセプトに12の和食店が集結している。
真ん中には土俵が! -
昨年オープンした『両国江戸NOREN』は両国駅旧駅舎を改装してできたものだそうだ。
改装ということは、ずっとシャッターが閉まっていたあの大きな倉庫のような建物のことかなぁ。
天井の高さが私の記憶の外観の高さと一致しているけど。 -
土俵を囲むように12の和食店が並んでいる。
まずはくるっと回って・・・ -
2階は『築地食堂源ちゃん』のみ。
宴会や団体旅行の食事処として大部屋が完備されている。 -
日本ばし『やぶ久』
私はお蕎麦がいいな♪日本橋 やぶ久 両国江戸NOREN店 グルメ・レストラン
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ところが夫。
「天ぷら食べない?」 -
食べたいものの意見が分かれた時、ほぼ100%、夫の好みが優先される。
私って良い妻だわ。
天ぷら『ひさご』 -
ひさご定食1000円。
ランチは本当にお得。
揚げたての天ぷらはさっぱりとした味わいでとても美味しかった。
お蕎麦が食べたかったけれど満足!(^^)!
各テーブルに添えられていたイカの酒粕漬け、夫はかなり気に入った様子。
でもお店では販売していないそう・・・残念。 -
2階の踊り場からみた土俵。
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『両国江戸NOREN』を出るとすぐに見えるのが『江戸東京博物館』
矢印に沿って。江戸東京博物館 美術館・博物館
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ここは昔、「やっちゃば」があったんだけれど・・・
「やっちゃば」とは市場のこと。
こんな立派な博物館になってる!江戸東京博物館 美術館・博物館
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駅界隈の相撲部屋マップ
さすが「相撲の街」江戸東京博物館 美術館・博物館
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江戸東京博物館のエントランスに飾られていた巨大な熊手。
浅草 鷲神社の酉の市だ。
もう何年も行ってないけれど、酉の市の11月はすごーく寒かった。
大げさではなく凍えそうなくらい寒かった。
最近、凍えそうな寒さなんて体験したこともない。
やっぱり地球は温暖化してるかも。 -
実物大の日本橋
1603年(慶長8)初めて日本橋が架けられた。
全長約51メートルの北側半分を復元したそう。
迫力ある。 -
実物大の日本橋を渡って、江戸時代にタイムスリップ!
家康は、江戸を幕府の所在地にふさわしい都市とするため開発を進め、日本橋を中心に堀や道を設け、江戸城の周囲に武家や町人、寺社などの居所を定めた「町割り」を行った。 -
明野新聞社
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日本橋から眼下に芝居小屋が見える。
ひまわり寄席では土日には様々なプログラムが用意されている。
14:30の寄席を見てみよう。 -
江戸城を中心とした町割りや江戸の庶民の暮らしや商業など、それぞれのエリアが精巧な模型で復元されている。
最近は、タイムスリップ系のドラマや映画も多いからか、意外とおもしろい♪ -
大名屋敷
江戸城本丸大手門の前に建てられた越前福井藩主・松平伊予守忠昌の上屋敷。 -
明暦の大火により焼失し、以後このような華麗な大名屋敷は姿を消したそう。
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実際に火消し棒などは持って重さを体感できる。
外国人が20数キロの天秤棒を持ち上げようとしたが、なかなか前と後ろのバランスがとれず断念。
すると、40代くらいのお父さんがチャレンジ。
バランスよくスッと持ち上げた。
やめればいいのに、感化されたのか夫もチャレンジ。
持ち上げるまでは多少ふらつきがあったがクリア。
その動画は笑える(≧▽≦) -
【町の暮らし】のコーナーの寺子屋の風景。
部屋の後ろの壁には生徒の名前の札がかけられている。
すべて実物大だそう。
なかなか興味深い。 -
実物大の「棟割長屋(むねわりながや)」でのお産の様子。
お産婆さんがたらいに入れているのは赤ちゃん。 -
須田町と名前が入っているから、神田須田町のおみこしだろうか・・・
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14:30 やなぎ南玉さんによる【曲独楽】
寄席の前の椅子はすべて満席になっていた。
立ち見も多く、後ろからはほとんど見えないので、端の方へ移動。 -
【市民文化と娯楽】凌雲閣
江戸時代以来の盛り場であった浅草では、西洋の技や芸が導入され、かつての見世物小屋から、高層展望塔や活動写真館などの新しい娯楽施設に人気が移った。 -
【現代の東京】のコーナーでは東京の変化を10年ごとに比較している。
80年代は「竹の子族」
90年代は「ボディコン」
バブル最盛期の華やかな時代。 -
小学校入学の頃、こんな木の机だった。
まるでシルバニアファミリーくらい小さい(≧▽≦)
任天堂のファミリーコンピューター。
これは夫が懐かしがっていた。
私は、あまり馴染みがない。
この後のゲームボーイからは懐かしいけれど。
実は今でも初代のゲームボーイはとってある。 -
多摩地区のひばりが丘団地。
昭和30年頃から高度経済成長期に入る。
畳の生活から椅子の生活になり、白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫といった「三種の神器」と呼ばれる家庭電化製品が急速に普及して、どんどん近代化が進んでいく。 -
「人力車」や「輪タク」に乗ってみるヾ(´ε`*)ゝ
私は「輪タク」という言葉は初めて聞いたが、夫は子どもの頃、駅で見かけたそうw(゚o゚)w -
【江戸の商業】や【江戸の美】【関東大震災】のコーナーなどをサッと見て回った。
まだまだ占領下のTOKYOやモダンな東京など、おもしろそうなコーナーがいろいろあった。
また来てもイイかも。 -
霧雨の降る中、旧安田庭園へ。
江戸東京博物館から5分とかからない。旧安田庭園 公園・植物園
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隅田川の水を引き入れた潮入り回遊庭園。
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足葉が濡れていてキラキラしてきれい。
でも、池の水は雨のせいで濁っているのかなぁ。 -
池のふちに立つと、どこからともなく鯉が集まってきた。
カメも来た!
カメは人の近くまでは寄ってこないので、写真におさめることはできなかった。 -
お天気が良かったら、ゆったりとできる公園だったかも。
四季折々の花々が咲くって書いてあったから、楽しめるかもしれない。
こんな天気でも、それなりに人は来ていた。 -
池の周りが遊歩道になっている。
一周回ることなく、途中にあった門から出ることにした。 -
帰りは高速の近くの門から出た。
公園の散策はやっぱりお天気の日がいい。
炎天下は無理だけれど(^-^; -
こちらの「両国テラス」は旧安田庭園に隣接している。
静かな住宅街にある。
外にはテラスもあったが、さすがに今日は誰もいない。
店内は落ち着いた照明でソファ席もあってゆっくりできる雰囲気。
地元のママさんと思しきグループや、高齢のおじいちゃんたちなど、地元の方達が我が家の延長のように利用されている感じがした。両国テラス グルメ・レストラン
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店内と外のテラスの間にもう一つビニールカーテンで覆われた空間があって、そこではBBQグリルなどが何台か設置されていた。
ちょっとだけアウトドアの雰囲気?両国テラス グルメ・レストラン
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両国国技館
残念ながら、8/11~20までは休館だった。
休館とは知らず、外国人が何人か見学に来ていた。
「相撲博物館」は国技館の中にある。両国国技館 名所・史跡
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私が知っている頃は、まだぎりぎり蔵前にあった。
ここは以前何があったのか、すでに国技館建設中だったのか、まったく記憶がない。
両国に移転してからの国技館の姿は初めて見た。
場所中は国技館の前によくカラフルな旗がひらめいているのをテレビで見るが、
今日はとてもひっそりとしている。
場所中ならたくさんのお相撲さんが歩いているんだろうな。両国国技館 名所・史跡
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私はお相撲を見に行ったことがないのでピンとこないが、「桝席」ってこれくらいのスペース?
狭くないのかしら。 -
だいたい一人10000円以上はかかるのね~
やはり国技ゆえの値段なのでしょうか。 -
国技館から両国駅は1、2分。
ここから見る駅の光景は何十年前と変わっていないと思う。
時代の流れとともに、街はどんどん変わっていく。
寂しい気持ちと変化を楽しむ気持ちと懐かしい気持ちと・・・いろいろ。
人の容姿も年月とともにすっかり様変わりする。
これに関しては、極力変化してほしくないんだけれど。両国駅 駅
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JRでこの書体は他で見たことがない。
両国駅 駅
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回向院(えこういん)
元々は明暦大火の犠牲者の弔いのために作られた。
ここには、有名な鼠小僧の墓があったり、相撲発祥の場所でもあるそうだ。
国技館とは反対の方向にあり、ここも駅から数分の距離。回向院 寺・神社・教会
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鼠小僧の墓
鼠小僧が長年捕まらなかった「運」にあやかろうと墓石を削りお守りとした風習が今も残っているそう。
どうりで、墓石を削る石と石の粉が積もっていたわけだ。
これ削るのかなぁと意味もわからず、墓石をちょっとだけ削ってみた。回向院 寺・神社・教会
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「両国國技堂」で元横綱・千代の富士や元大関・貴乃花なども手土産によく購入したといわれている「あんこあられ」と招き猫の形の「金運チョコ」をお土産に。
「あんこあられ」は、あられの上にそんなに甘くないあんこが乗っていてとても美味しかった。 -
帰りは線路のガードに沿って東口の改札へ回ってみた。
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東口改札の真向かいに横綱横丁。
パッと見た感じ、飲み屋さんの通り。
夜には仕事帰りのサラリーマンで賑わうのだろう。
改札口で、電車の路線図と自分の持っている電車マップを見比べている不安そうな外国人がいた。
私達も台湾で何度も助けてもらったんだから、助けてあげようと声をかけた。
外国人は東京駅へ行きたいと言う。
「 えーっとね、transfer at Akihabara.そしたらget on Yamanote Lineで2つ目。twoよtwo。そしたらTokyo!」
外国人はサンキュー、サンキューととても喜んでくれた。
こんな私のめちゃくちゃな言葉を理解してくれて、こちらこそサンキューだわ≧(´▽`)≦
ほとんど忘れかけていた遠い記憶。
新しく生まれ変わった街に置いて帰った。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ムロろ~んさん 2017/08/26 20:38:43
- 両国界隈
- comodoさん
こんばんは、ムロろ〜んです。
両国へ行かれた旅行記を拝見しました。
両国ってあまりなじみがない街で、すぐにピ〜ンと来るのが相撲と大江戸博物館程度です。
大学時代に友だちと遊びに行ったくらいです。
博物館も展示物が面白くって1日いても飽きさせないくらい、時間を忘れた思い出があるんです(^_-)-☆。
両国の駅が総武線の始発駅だったことも知らなかったです。
そうそう、ファミコン、懐かしいです。
私も遊んでいましたけれど、今はPCに向かってせこせこ情報を集めている自分がいました(^_^;)。
ゲームなんて全くやらなくなったなぁ〜って。
ムロろ〜ん(-人-)
- comodoさん からの返信 2017/08/27 15:16:39
- RE: 両国界隈
- ムロろ〜ん様 こんにちは
両国の旅行記にコメント、ありがとうございます。
> 両国ってあまりなじみがない街で、すぐにピ〜ンと来るのが相撲と大江戸博物館程度です。
確かに、本当に影の薄い駅ですよね〜(ご利用者様に怒られちゃうかな)
過去は、繁華街の錦糸町と問屋街の浅草橋に挟まれてひっそりとした駅でした。
でも、今は活気のある街になっていてびっくりです。
> 博物館も展示物が面白くって1日いても飽きさせないくらい、時間を忘れた思い出があるんです(^_-)-☆。
大江戸博物館は意外とおもしろかったので、私ももう一度行ってもっとじっくり見てみたいなぁ。
関東地方、今日も蒸し暑いですね。
体調崩しませんように。
comodo
-
- G☆travelerさん 2017/08/19 19:05:50
- さざなみ号に乗って・・・
- こんばんは!
昔、両国駅から始発の特急電車・さざなみ号に乗って千葉の海に家族で行きました。
私が小学校低学年のころでしょうか。
もちろん3番線ホームです(笑)
先日、日本橋に行ったときにれいの餃子イベントに遭遇しました。
最初、何をやっているのか分からず。
よくのぞき込んで見ると、皆さんがホットプレートで餃子を食べていました。
どうする? 食べていく??
でも大人の事情が(笑)
断念して帰宅しました。
「あんこあられ」が懐かしい!
今度、知人に会いに九州へ行くので、あんこあられをお土産に買っていこうと妻と話したところです。
思いださせてくれて助かりました。
G
- comodoさん からの返信 2017/08/19 20:49:16
- RE: さざなみ号に乗って・・・
- G☆travelerさん こんばんは
コメントありがとうございます。
当時あんまり不思議で、親友に聞いたことがありました。
千葉の海に行く電車が出てたのよって言ってたけれど、Gさんもそれに乗って
海に行ったことがあるんですね〜
あの幻のホームに1度くらい立ってみたいもんです。
> 先日、日本橋に行ったときにれいの餃子イベントに遭遇しました。
実際見られたとは!
定期的にそんなイベントがあったら、鉄ちゃんだけでなく集客がねらえそうなのになぁ、なんて思ったりして(笑)
> 「あんこあられ」が懐かしい!
私は初めて食べましたが、美味しかったです。
もう少し、あんこが甘くてもいいかなと個人的には思いましたが、さっぱりしたあんこ
だからこそ、あられとけんかしなくていいんでしょうね。
お友達に喜んでもらえるといいですね。
comodo
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