2017/07/15 - 2017/07/24
124位(同エリア509件中)
ロク69さん
次の滞在地はブリーク8泊。これまでと違って初めて「民泊」を利用、ブリークは比較的大きい都市なので1週間の生活はどうだったか。
①7月16日 シンプロン~モンテ・レオーネヒュッテ
②7月17日 シュパールホルン(チェアリフト運休だった)
③7月18日 アレッチ氷河の展望コース(ベットマーグラートから)
④7月19日 リージホルン往復
⑤7月20日 ビン村散策
⑥7月21日 フィスパーテルミネン~ギビドゥム周辺
⑦7月22日 レッチェンタールのブルー湖往復
7回のハイキングで天候はまずまず、雲の多い日もあって展望のよくない日もあった。ブリークは標高700m弱なので暑かった、民泊はオーナー家族と同居(寝室のみ占有)なので生活に制約が多かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月16日、バスでシンプロン・ホスピスまで行って歩き始める。左の山はフレッチホルン(Fletschhorn、3985m)、右はベスホルン(B ö t h h o r n、3269m)だ。朝のさわやかな空気の中に美しく輝いている。
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背後にはビーチホルン(Bietschhorn、3934m)も見えてくるが、山頂は雲がかかる。
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右の三角ピークが、モンテ・レオーネ(Monte Loene、3553m)、山肌にべったりと貼り付くのはシャルトヴァッサー氷河(Chaltwassergletscher)、左の丘にヒュッテ(2848m)が小さく黒くたたずむ。
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この日の最高到達地点メーダーリッケ(M ä d e r l i c k e、2887m)。ここから北西方向へ降ってシャルベット(Schallbett、1933m)でバスを待つ。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11291496 -
7月17日はアレッチ地区へ初めて入る。ベラルプ(Belalp、2094m)からシュパールホルン(Sparrhorn、3021m)を目指す。ベラルプから眺めるミシャベル山群、重なる手前の山はバルフリン(Balfrin、3796m)だ。その山腹に数条の氷河を持つのが特徴的だ。
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チェアリフトの運転開始(9:15)を待つが一向に動き出す気配がない。後で調べると周4日(木~日)の運転であることがわかった。仕方なくここから歩いて登ることにする。
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20分ほどでジョン・ティンダル記念碑(Tyndalldenkmal、2343m)へ着く。アレッチ氷河が見えてくる。
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最後は険しい登りでやっと山頂に着く。先客がいて彼らも下から歩いてきたようだった。
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大きく曲がるオーバーアレッチ氷河と荒々しい山々に感動する。右から大フスホルン(Grosses Fusshorn、3627m)、ついでうすく雲がかかるアレッチホルン(Aletschhorn、4193m)、小さな小アレッチホルン(Kleines Aletschhorn、3747m)とザッテルホルン(Sattelhorn、3745m)、さらに左の大きなシンホルン(Schinhorn、3797m)と続くさまは、山岳美の醍醐味があるれる。氷河の曲がり角の右上部には、オーバーアレッチヒュッテ(Oberaletschh ü t t e、2640m)が小さく見えている。
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昨日近づいたモンテ・レオーネとフレッチホルンも見えている。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11294109https://4travel.jp/travelogue/11294109 -
7月18日は雲が多い朝だったが、アレッチ氷河を近くで眺められるベットマーグラートからメリエレンゼーを経てフィッシャーアルプをめぐるルートを歩く。ベットマーアルプにある有名な教会、左後ろのフレッチホルン、右後方のミシャベルを伴ってまさに「絵」になる光景だ。
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アレッチ氷河はよく見えるが、山々は雲で隠れてみえないのがとても残念だ。
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氷河に近い地点。やはり氷河の奥は厚い雲で見えてこない。
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メリエレンゼーの手前から氷河まで降れるコースがあるので降りてみる。至近距離でみる氷河の一端は神秘的な青色に引き込まれそうだ。
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フィッシャーアルプへ向かう途中に、オーバーアールホルン(Oberaarhorn、3631m)と手前のフィッシャー氷河(Fieschergletsche)が見えてきた。右の黒い大きな山はワーゼンホルン(Wasenhorn、3447m)だ。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11294109 -
7月19日はやや遠くなるが、ベルワルド(Bellwald)からリージーホルン(Risihorn、2876m)を目指す。
早くも小ヴァンネンホルン(Kleines Wannenhorn、3707m)が見えてきて期待で胸が膨らむ。 -
左の大小のヴァンネンホルン(Kleines、Grosses Wannenhorn、3906m)右奥のフィンスターアールホルン(Finsteraarhorn、4274m)がすばらしい。
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ケルン越しに右から半分白いアレッチホルン、中央遠く左からにザッテルホルン、すぐ横はガイスホルン(Geisshorn、3740m)、さらに左にロートシュトック(Rotstock、3699m)、ケルンのすぐ右はうすくグロス・フスホルンと連なる。
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リージホルン頂上の十字架。南方のモンテ・レオーネ、ワイスミース、フレッチチホルンなどがうすく望まれる。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11307506 -
7月20日は天候もよくないので、休養もかねてビン村を訪れての散策とした。ビン村はフィーシュからバスで約30分の小さな村。小雨のなかに教会と後ろのブライトホルン(Breithorn、2599m)が見える。
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枯れた花越しに村を眺める。小さな村だがホテルやレストランもあって結構の賑わいもあるようだ。
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1564年築造といわれる石橋。
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しっとりとした村の雰囲気、小雨に煙るブライトホルンの特徴的な2~3条のガレた稜線が良い。ここは改めてじっくりと訪れたいところである。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11314327 -
7月21日はヴィスパーテルミネン(Visperterminen、1336m))~ギヴ(Giw、1962m)まであがり、ギビドゥムパス周辺を歩くことにした。チェアリフトでギヴまで上がるとビーチホルンが高く聳えるのが見える。
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ミシャベル山群のバルフリンも美しく見える。
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ワイスホルンは残念ながら雲で覆われている。右のビスホルン(Bishorn、4153m)とてまえのブルネックホルン(Brunegghorn、3833m)は何とか見えている。
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ギビドゥムパスから少し登った地点。ビーチホルンからブライトホルン、シンホルンと続く山並みが素敵だ。
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この日の最高到達点(2400m)。軽めのハイキングで余裕を持って村へ降った。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11314615 -
7月22日は最終のハイキング、昨年到達できなかったブルー湖(レッチェンタール)に再度挑む。朝のファフラーアルプから谷奥を望む。左右を山に囲まれたレッチェンリュッケ、やや霞んでいる。
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歩く背後にはこの谷の盟主ビーチホルンが大きい。
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昨年はガスで見えなかった上部のテリン氷河(Tellingletscher))も白く見えている。
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振り返ってビーチホルンを見る。昨年の到達地点を過ぎて上部へ続くルートも判明した。
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あと10分という印に元気付けられて歩く。
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ついにブルー湖(Blauseeli、2571m)に着いた。昨年は残雪のためか最後のルートがわからず、直前で撤退しているのでとても嬉しい。
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地図上では、さらに上部にもうひとつ池があるようなので少し登ると小さな青い池が出現する。こちらの大きさは小さいのであまり迫力はないが、上の氷河まではとても近く感じられる。
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上池から下へと流れ出る水流はとても爽やかな雰囲気だ。手を入れるとても冷たい。
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降って下の池まで戻る。こちらのほうが青色もスケールも大きいので見るのはやはりこちらに限る。
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最後に山々とともに青い水を眺めて下山としよう。
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ファフラーアルプに戻って谷奥を見る。朝に比べて少し明確に見えるようだ。
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ゴッペンシュタインに戻ると大小のホッケンホルンが並んで見えていて嬉しくなった。
このハイキングの詳細:https://4travel.jp/travelogue/11317632
こうしてブリーク滞在のハイキングも7回無事歩くことができた。天候もまずまず、今年はやや軽めの内容だったと思われるがそれなりにアルプスの楽しみを感じることができたと思っている。
続きは、各日ごとの記録をごらんいただければ嬉しく思います。
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この旅行記へのコメント (2)
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- いぶれすさん 2017/08/26 23:20:36
- 山小屋泊
- ロク69さん
お久し振りです。
世界の傾向とはいえ民泊とは、凄い体験ですね。
しかも寝室以外は現地の人と同居とは。
私は、今年になって、ようやく山小屋泊のデビューを果たしました。
ロク69さんが、以前行かれたグラン・ムンテ小屋です。
三人で行ってきました。
小屋に泊まってこそハイカーが登れる山もあるようで、もし来年以降も行けるのなら挑戦したいと夢見ています。
ことしのロク69さんの旅行記各編を楽しみにしています。
いぶれす
- ロク69さん からの返信 2017/08/27 09:20:53
- 民泊、山小屋泊、その他
- いぶれすさん
今回の民泊は失敗でした。30代夫婦だけのアパートでしたが、寝室以外の共有とオーナーの生活スタイルが大きく影響するのでストレスがとても大きかったです。女房などは珍しく早く帰りたいと愚痴っていました。
グラン・モンテ小屋は我が家が始めて宿泊したヒュッテです(2010年)。チナールの谷を詰めて行くにつれて、ダン・ブランシュが徐々に近づいてくる様子が印象的でした。
その後、小屋泊に魅せられて各地の小屋で宿泊し夕暮れと明け方の光景を見るのが楽しみになりました。アパート滞在ではダブルの宿泊料になりますが、時間の掛かる場所は泊まりにしています。
アルブルン峠はビン谷小屋の上部ですね。ブルンネビールまでバス(予約?)で行かれましたか? 我が家も来夏に予定していますので、いぶれすさんの記録を参考にさせていただければ嬉しいです。
年々、歳を重ねる(団塊の夫婦です)と歩くのも辛いときが時々あります。特に復路に登りがある場合が堪えるようになりました。
ありがとうございました。またどうぞよろしくお願いします。
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