2017/07/17 - 2017/07/17
35位(同エリア130件中)
ロク69さん
7月17日はBrig滞在の2日目、今まで訪れたことのないアレッチ氷河地区へ初めて向かう。まずは「手軽に登れる3000m峰」と言われるシュパールホルン(Sparrhorn、3021m)を目指す。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝のブリーク駅前のバス停の様子。街を見下ろすのはグリスホルン(Glishorn、2525m)、立派な塔を持つ建物はホテル・ヴィクトリアだ。バスの向こうのプラットホームは駅構外の線路、氷河急行などツェルマットへの乗り場だ。滞在するアパートからは3分程度の近さは便利だ。
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その左側、こちらには郵便局、スーパー(COOP、MIGROS)があって買出しもすぐに出来る。
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ケーブル乗り場のブラッテン(Blatten、1327m)は駅前からバスで直接行ける。ここからベラルプ(Belalp、2094m)まで高度差770mを一気に昇ってくれる。ここでケーブル(ロープウェイ)往復とさらに上部のチェアリフトのキップ片道を買っておく。
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上部駅ベラルプの様子。8月26,27日の両日は「羊の週末」(Sä f e r wochenende)との看板がある。
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クーブル上部駅前のホテルの看板。
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上部駅前からチェアリフト乗り場までは、だらだらとした道を10分強歩く。振り返ると駅舎の左後方に高峰が見えている。左は昨日もよく見えたフレッチホルン(Fletschhorn、3982m)、右はミシャベル山群が美しい。
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歩く左手には比較的新しそうな建物がずらりと並ぶ。尾根越しにギザギザのフスヘルナー(Husshö r n e r)が見えているので嬉しくなる。
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少し登ってフレッチホルンとミシャベルを眺める。右側のミシャベル山群は、主峰ドム(Dom、4545m)を筆頭にかたまって見える。手前には山腹氷河を抱くバルフリン(Balfrin、3796m)が重なる。
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前方右側には十字架のある展望台のような場所があるが立ち寄らずに進む。
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昨日、間近にみたモンテレオーネ(Monte Leone、3553m)が聳える。レオーネから尾根の右はブライトホルン(Breithorn、3437m)、鞍部の右はヒューブシホルン(Hü b s c h horn、3192m)だ。
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フレッチホルンの拡大。サースフェーあたりからは、ラッギンホルン(Lagginhorn、4010m)やワイスミース(Weissmies、4017m)に押されて目立ちにくいが、北側からは堂堂たる山容が素晴らしく望まれる。
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右側のミシャベル山群のズームアップ。左にある黒い尖がりはおそらくリンプフィッシュホルン(Rimpfischhorn、4199m)の尖峰だろう。
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さらに右手には真っ白なワイスホルン(Weisshorn、4506m)とビスホルン(Bishorn、4153m)が遠望できる。また、左横には雲に隠れそうなマッターホルン(Matterhorn、4478m)が黒く見えているではないか。
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その拡大。遠望のためかすみ勝ちなのが残念だ。
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もう一度、ミシャベル群とマッターホルン、ワイスホルンの大展望。空は青空だがうっすらとした雲が広がる。
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景色を眺めながら歩くとすぐにチェリフト乗り場に到着するが、誰もいないのでしばらく待つことにする。後ろの高峰群は、ウンターベハホルン(Unterbä c h horn、3554m)から連なる山並みだろう。
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予定時刻になっても誰も来ないので、近くを通りかかった地元に人に聞いてみる。親切に電話で事情を聞いてもらうと、「今日は運休日で、週3~4日だけの運行」とのこと。昨日もSBBのタイムテーブルでも調べたし、下の駅でもキップは買ってきているのにどうしたことだろう。
(あとで運営会社のHP調べると、週4日の運行であることが判明した。しかし、SBBの時刻表では7/17もケーブルとチェアリフトは連絡していることになっている。やはり、きちんと調べておかないとこんなことになる。) -
運休でもこのまま戻るわけにはいかないので、行けるところまで行ってみることにする(9:30)。今日の歩くルート図。リフトがないので、山頂までは高度差960mを登って降ることになる。
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少し登って、立ち並ぶ建物群と遠方のアルプスの山々を眺める。右端にケーブルの駅舎が微かに見える。
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左からモンテレオーネ、フレッチホルンそしてミシャベルのパノラマ。
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25分ほど登ると素敵な石の記念碑がある、ジョン・ティンダル(John Tyndall)の記念碑(Tyndalldenkmal、2351m)だ。
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ジョン・ティンダルはアイルランド出身の19世紀の有名な物理学者でかつ登山家で、ワイスホルンの初登頂者(1861年)と聞く。ベラルプに別荘があったためここに記念碑が建てられたそうだ。ここから眺める大アレッチ氷河のうねる様子は素晴らしいと思う。
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その氷河のうねる様を眺める。右の山々は向こう側からケーブルで昇れるベットマーホルン(Bettmerhorn、2872m)、エッギスホルン(Eggishorn、2962m)の山並みだ。
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南方向の大パノラマ。モンテレオーネ、フレッチホルン、ミシャベルの山々が並ぶ景観はこの上ない贅沢だと思う。
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記念碑をあとにさらに進む。歩く調子がとても良いので思い切ってシュパールホルン山頂を目指そうと決心する。パートナーはこの辺りで引き返し、下のレストランで待ってもらうことにする。トレイル前方に小さく先行する登山者が見えるので勇気付けられるようだ。
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擦れかかった「Sparrhorn」の石上の表示。
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ぐんぐん高度を稼ぐとチェアリフトの上部駅が見えてくる。近道はこの手前で直進するのだが、ともかくリフト駅を目指して進んできた。
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右手に見えるシュパールホルンのピーク。尾根がピクっと盛り上がったところだ。
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10時45分に上部駅に着いた。歩き始めから1時間15分、ティンダル記念碑からは50分掛かった。リフト駅横にある案内板には山頂まで1時間となっている。
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すぐに右へ進路を取ると美しい人造湖が見えてくる。下部にはベラルプの建物群がとても小さく見えるので、登ってきたことを実感する。
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その拡大。右端に運休中のリフト下部駅も煮えている。
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フスヘルナーが正面に現れてその山容に息を呑む。左のもっとも高いピークはグロッセス・フスホルン(Grosses Fusshorn、3627m)だ。ブリークのアパートから眺めていた山が目の前にある。
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そのブリークからの左奥のフスヘルナーの遠望。
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頂上が見えてくると力がわいてくるようだ。
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11:40にシュパールホルン山頂に到着する。歩き始めから2時間10分、ティンダル記念碑から1時間45分、リフト駅からは55分だった。
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早速ピークの十字架近くに陣取り、360度の眺望を楽しむことにする。先客が3名ほどいて歓談中だ。
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まずは北方向、大きく曲がるオーバーアレッチ氷河(Oberaletschgletscher)の右上方は、大フスホルンとフスヘルナーの雄渾な連なり。中央は地区最高のピーク、雲が掛かるアレッチホルン(Aletschhorn、4193m)、すぐの左にクライネス・アレッチホルン(Kleines Aletschhorn、3747m)、ついでザッテルホルン(Sattelhorn、3745m)と続く。氷河の曲がり角の右上部にはオーバーアレッチ小屋が白い豆粒のように見える。
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そのヒュッテの拡大。この小屋まではベラルプから5時間のコースタイムだ。
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大フスホルンとフスヘルナーのズームアップ。すっくと立ち上がるフスホルン、手前にギザギザの連なりを見せるフスヘルナーの景観は見るものの心を大きく弾ませてくれる雄渾さがあるようだ。
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アレッチホルンも雲が取れはじめたかに見える。
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ほとんど雲が飛んだアレッチホルンの拡大。この辺りの盟主といってもよさそうな貫禄の山容が素晴らしい。
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左側も眺望が開けて、氷河の曲がり角上部にシンホルン(Schinhorn、3797m)も見え出してきた。
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シンホルンの拡大。この山も大きく根を張ったような貫禄がある。手前は3つのピークを持つウィスホルン(Wysshorn、3625m、3546m、3481m)がある。
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アレッチホルンとフスヘルナーを見る。ヘルナーの中腹にオバーアレッチ小屋へのルートがうすく見えている。
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今度は南方向の眺め。左からモンテレオーネ、ヒューブシホルン、フレッチホルンが望まれる。中央下部には小さくホテル・ベラルプが、そのずっと右にはベラルプの集落が見える。谷の街はブリークだ。
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登ってきた手前の様子を見ておこう。中央の建物群から右のリフト駅、人造湖を越えて手前の尾根沿いを歩いてきた。
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大アレッチ氷河も一部だが見えている。
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約15分で眺望、休憩を済ませて、11:55に下山開始とする。頂上の十字架を見ておこう。
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ベラルプにパートナーが待っているので、急ぎ足で降る。
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下山ルートはリフト駅に寄らずに右手に見ながら直進して降る。
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南方向にはイタリア国境の山々が連なる。
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その山々のズームアップ。右からヘルゼンホルン(Helsenhorn、3272m)、大きな鞍部を経てギシホルン(Gischihorn、Pizzo Cornera3083m)、ついでプンタ・デヴェッロ(Punta Devero、3011m)、 さらに左は大きなシェルバドゥング(Scherbadung、Pizzo Cervandone、3211m)と続いている。
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ルートの分岐点。右手は降ってきた近道、左は登りに歩いたコースだ。
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振り返ってシュパールホルンを眺める。尾根の三角ピークから降ってきたのだ。
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往路で立ち寄ったティンダル記念碑も横目で見ながら進む。モンテレオーネやブライトホルンが美しい。ゴンドラの出発時刻をにらみながら転がるように降って行く。
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ゴンドラの出発2分前の13時28分に帰着した。パートナーも心得ていて乗り場で待っていてくれたので待つことなしに乗り込んだ。1時間33分で降りて来たことになる、余裕なく走るように降ったのでとても疲れた。昼食(おにぎり、サンドウィッチ)は人の少ないゴンドラの中でいただいた。
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ゴンドラが下部駅に着くと、朝のチケット売り場で運休中のキップを払い戻してもらうことも忘れなかった。受付嬢の言うには「新人の対応でまことに申し訳ありません。」とのことで代金は回収できてよかった。
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バスを待つ間の周辺の様子。
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本日の全行動時間は3時間58分、うち休憩15分、実動3時間43分、登り960m、降り960mだった。予期せぬリフト運休で高度差960mを登ったにしてはとても速い時間で実行することが出来た。きっと体調が良かったためだと思う。
天候も晴れで一部雲もあったが、雄大な景観を享受できて満足のいく1日だった。
もし機会があれば、もう少しゆっくりと余裕を持って歩きたいとも感じた。
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