2017/07/15 - 2017/07/18
3447位(同エリア13561件中)
jokaさん
二日目。
いよいよ今回の山行のメインイベント、3000m級の稜線歩きです。
とはいえ大門沢小屋の標高は1776m。稜線上にある大門沢降下点は2820m。
つまり稜線に出るためには激登り(激下り)で名を馳せるこの区間を、朝イチから標高差にして1000m以上登らなくてはいけないわけで…
稜線にたどり着いたら着いたで、予想をはるかに上回る強烈なアップダウン。天国と地獄を同時に味わってる気分でした。
しか~し、地獄なんて言葉を簡単に使ってはいけないことをのちに知ることとなります。
『悪夢は夜中に訪れる…』
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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二度寝してしまい、3時少し過ぎに起床。
本日は移動距離が長いこともあって、ふだんより少しだけ早起きしました。
朝食は山の定番『マルタイ棒ラーメン』の屋台豚骨味&タンパク質を補うためのウズラの卵トッピングです。 -
小屋前の自炊スペースにて調理。一番乗りです。
見た目はアレですが、美味しくできました。
棒ラーメンシリーズは一人前約300gなので、二人前食べないと一食分になりません。
MYコッヘルでは一人前ずつしか作れず、けっこうめんどくさい。
途中吹きこぼしてしまい、バーナーやコッヘルが豚骨スープまみれになってしまいました…… -
朝食を終えてテント場へ。
準備の早いHさんは朝食前に既に荷物をまとめているので、急いでテントを撤収します。
現在4時32分。
日の出時刻ですが、日の出位置が反対側なのと雲が厚いのとでまだまだ薄暗い。 -
小屋前の水場は歯磨きする人で賑わってます。
大門沢小屋 宿・ホテル
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小屋の中では朝食の真っ最中。
この時間から朝食を摂れるのはありがたいですね。 -
予定より10分遅れの4時40分、満を辞して出発です。
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歩き始めて30分。
目の前の沢沿いに登り詰めた更にその先が稜線です。
まだまだ先は長い。 -
休憩中のHさん。
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濡れた木の橋はとてもよく滑るので、身軽なHさんも慎重に渡ります。
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ふと振り返ると富士山登場!
ちょっとテンション上がりました。 -
谷に残る雪渓の下から沢が流れてきています。
このあたりが源流でしょうか? -
ここからまた樹林帯に入るので、しばし眺望ともお別れ。
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こんな感じの急登をひたすら登ります。
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ストックを落としかけて大慌てのHさん。
写メでは伝わりにくいけど、かなり危機一髪でした。 -
時には岩岩しい登り道も。
ただこういう場所は、ほぼ体重移動だけでスイスイ行けるので実は楽だったりします。 -
久しぶりに遠くの景色が見えました。
相変わらずの曇天ですが…… -
大門沢小屋を出て2時間40分。長い長い樹林帯を
抜けたところで、小屋以来初めて人影を目にしました。
それにしても噂に違わぬハードなコースでした。 -
へばっているわけではありません。
ストレッチ中だそうです。 -
稜線までもう少し…
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見えてきました。
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7時55分、大門沢降下点に到着。
この場所のシンボルとなっている黄色い鐘撞櫓は、遭難者のご遺族が遭難再発防止の願いを込めて設置されたものです。
しかしこの服装の違い。いったい季節はいつなんだ? -
燕ブラザーズ参上!
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10分ほど休憩。
高度3000m近い上にガスっていて気温はおそらく5度前後。風も強めで体感温度は更に低い。
反対方向(農鳥小屋)から来た人など数名を見かけましたが、みなさんがっちり重ね着。
半袖の人も半パンの人もいませんでした…… -
8時ちょうど、大門沢降下点を後にします。
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ガスも相まってこの世とあの世の境目のような風景。
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少し景色に潤いが出てきました。
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高山植物もチラホラと。
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稜線に出たら少しは楽できるかな♪と期待してたのですが…
甘かった……… -
雪渓脇を通過。
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てっぺんが見えてからが遠い。
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キツいけど素晴らしいトレイルです。
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今度こそ山頂であってくれ!
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8時53分、この山行で初のピーク、農鳥岳山頂(3026m)を踏みました。
そしてこれが今年初の3000m越えです。農鳥岳 自然・景勝地
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一面のお花畑。
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快晴時に歩いたらどんなふうに見えるんだろう?
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次から次へとでっかいピークが…
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“稜線歩き”という言葉から連想される穏やかなぶらぶら歩きとは真反対の激しいアップダウン!
とにかく一つ一つのピークがデカイ!!! -
農鳥小屋が見えました。
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9時39分、西農鳥岳山頂(3051m)。
ここから写メ右寄りに見える赤い屋根の農鳥小屋までグンと下げたのち、目の前のバカでかい山塊(間ノ岳)を登り返して越え、さらにもう一度ググッと下げたところに本日宿泊予定の北岳山荘があります。西農鳥岳 自然・景勝地
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なぜか棒立ちのHさん。
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ここから農鳥小屋までググッと下っていきます。
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これから向かう間ノ岳の大きさ!
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山のスケールが大き過ぎて、すぐそこに見えてるのになかなか近づいてこない……
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10時17分、農鳥小屋に着きました。
農鳥小屋 宿・ホテル
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売店
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これがかの有名なドラム缶ベンチか。
いつもここに座り、目の前の間ノ岳を登り降りする登山者を双眼鏡で眺めながら痛烈なダメ出しをしているという名物親父さんはいったいどこに? -
道端にパレットで組んだ休憩スペースでエネルギー補給♪
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タンパク質投入。
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食後のコーヒーでまったり。
ふだんコーヒーは全く飲まないのだけれど、旅先や山の上だとなんだか美味しく感じるんですよね。 -
と、ここで、名物親父さん登場!
もしかすると日本一有名な小屋番さんかもしれません。
とっても上機嫌であちらから話しかけてきてくれたので、すかさず記念撮影をお願いしました。
登山者への辛辣な態度・言動によりネット上で叩かれることの多い親父さんですが、「こんな酷い目にあった」という話をよくよく見てみれば、ほとんどの場合報告者に問題行動や山の常識の欠落があるように感じられます。
注意の仕方が強烈過ぎて真意が伝わりづらく、エキセントリックな部分だけがクローズアップされてしまうんでしょうね。
たしかに怒られるのは嫌だけど、わたしはこういうタイプの方は嫌いではありません。 -
たっぷり40分以上も休憩をとってすっかり元気回復。
ここに腰かけた親父さんに間ノ岳を登る後ろ姿を見られるかもと思うとちょっぴり緊張しますが、勇気を出して出発です。
ちなみに現在11時。 -
雄大過ぎて遠近感が狂いがち。
すぐそこに見えても、実際ははるか彼方。 -
農鳥岳方面を振り返ってみた。
農鳥小屋がもうあんなに小さく。 -
写メではきっと伝わらない、ザッレッザレの急登……
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来し方を振り返ってみる。
稜線の出発点である大門沢降下点は画面左のずっと外側。
一つ一つの山のごつさ、でかさが南アルプスって感じですね。 -
とりあえず急登を登り終えて一息。
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間ノ岳の印象はとにかく巨大。
あまりにデカ過ぎてぱっと見のっぺりした印象だけど、実はかなりの急こう配。
しかも途中までザレザレで歩きにくいことこのうえない。 -
あの雪渓を横切れば頂上です。
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12時27分、国内第3位の標高(3190m)を誇る間ノ岳山頂に着きました。
大門沢小屋を出発して約8時間です。間ノ岳 自然・景勝地
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国内第2位の北岳(3193m)をバックにあらためてもう一枚。
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北岳を正面に見ながら至福のトレイル♪
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今歩いている道、正確に言うと間ノ岳山頂手前から中白峰までの1時間弱は、ずーーーっと3000mオーバーという日本屈指の雲上トレイルなんですね♪
ということはアップダウンも少ないってこと♪♪ -
行けども
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行けども3000m!
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12時29分、中白峰(3055m)です。
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本日の宿泊地、北岳山荘が見えます。
雲がとれて青空も広がり始めました。 -
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あとは下るだけかと思いきや、そんなに甘くないぜ白峰三山!
細かい?アップダウンがまだ続きます。 -
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やっぱり見えてからが遠い…
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天気もぐんぐん回復して、いつの間にか眩しいほどの快晴です♪
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13時52分、北岳山荘に到着。
標高2900mに位置する人気の山小屋です。 -
北岳山荘のテント場は小屋脇と小屋下の二ヶ所。
利便性では小屋に隣接しトイレも水場も近い小屋脇に、眺望なら小屋から1分ほど下った谷そばの小屋下に軍配が上がります。
Hさんは小屋脇があまり気に入らない様子。
天気もいいし風も穏やかなので、どうせなら雰囲気重視で行きますか!となり、小屋下の谷際に張ることにしました。
テント設営したら洗濯タイム。
汗ばむほどの陽気になっていたためあっという間に乾きました。 -
崖際まで2m弱。風の影響はモロに受けますが、テント内からの景色は最高です。
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落ち着いたところで、小屋前のベンチに陣取って乾杯♪
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北岳とHさん。
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中央に並んでいる茶色と白がわたしたちのテント。
こうしてみるとなかなか凄い所に張ってるな。 -
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ビールの次はオリーブをツマミに梅酒で一杯♪
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夕食は17時からですが、少し早めに小屋の中へ。
30分ほど探索したり大部屋で本を読んだりして時間を潰しました。
食堂が談話室を兼ねているため、これだけの規模の小屋であるにもかかわらず、夕食準備に入る16時ぐらいからまったりくつろげる場所がないんですね。
北岳山荘は主にその眺望から比較的評判のいい山小屋ですが、作りが効率重視に偏っていて、赤岳鉱泉や黒百合ヒュッテ、大天荘など宿泊経験のある小屋と比べてもあまり居心地のよくない印象を受けました。どこか機械的と言うか……
立地を考えれば存在してくれるだけでありがたいんですけどね。それでも同様の条件でもっと頑張ってる小屋はたくさんあるよ、と。
期待していただけにちょっぴり残念でした。 -
本日の献立は具のほとんどないカレー。
ふだんは魚メインの定食などしっかりしたメニューのはずですが、昨日(三連休の中日)の大混雑の反動でしょうね。これは大誤算!
夕食で千円は確かに格安だけど…
ていうか明日の朝食カレーの予定……
この“大混雑の翌日”というのはスタッフの対応にも影響しているようで、全体的に“やる気のない小屋”感を醸し出している気がしました。
きっとふだんはもっといい雰囲気の小屋なんだと思います。 -
具のない味噌汁をお代わりしてみました。
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あっという間に夕食を終えて、テントに戻ってチューハイでまったり♪
雲が厚くなってきたため夕陽は諦めて、18時前には横になりました。
数時間の悪夢を想像もせず………
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旅行記グループ 2017年7月白峰三山
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