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<北野外国人倶楽部><br /><br />隣接する中華モダンな「坂の上の異人館」とはまったく違う<br />西欧風な内装と調度品を誇る洋館です。<br />裕福な外国人たちの社交場として使われていた施設ですが<br />その裏側には、メイドとして働いていた人々の<br />質素な生活ぶりを再現したお部屋も。<br /><br />華々しい外国人の生活ばかりではなく<br />それを陰から支える、慎ましい若者たちの現実にも<br />気づかされます。<br /><br /><山手八番館><br /><br />内装自体は、北野外国人倶楽部と同様に<br />西欧風なのですが、ここは世界各国から集められた<br />彫刻や仏像が所狭しと展示されており<br />「異人館」というよりは「博物館」といった趣です。<br />とても興味深く観覧させていただきました。

<京都・姫路・淡路島・神戸旅行4日目その2>神戸・北野異人館めぐり~北野外国人倶楽部と山手八番館~

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2017/01/22 - 2017/01/27

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anonymous_Japanさん

<北野外国人倶楽部>

隣接する中華モダンな「坂の上の異人館」とはまったく違う
西欧風な内装と調度品を誇る洋館です。
裕福な外国人たちの社交場として使われていた施設ですが
その裏側には、メイドとして働いていた人々の
質素な生活ぶりを再現したお部屋も。

華々しい外国人の生活ばかりではなく
それを陰から支える、慎ましい若者たちの現実にも
気づかされます。

<山手八番館>

内装自体は、北野外国人倶楽部と同様に
西欧風なのですが、ここは世界各国から集められた
彫刻や仏像が所狭しと展示されており
「異人館」というよりは「博物館」といった趣です。
とても興味深く観覧させていただきました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
乳幼児連れ家族旅行
交通手段
自家用車

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  • オリエンタルな「坂の上の異人館」を後にし<br />隣の「北野外国人倶楽部」へ。<br /><br />今度は、どんな建物なのでしょう?

    オリエンタルな「坂の上の異人館」を後にし
    隣の「北野外国人倶楽部」へ。

    今度は、どんな建物なのでしょう?

  • この下に玄関があります。<br />ワクワクしながらエントランスをくぐります。

    この下に玄関があります。
    ワクワクしながらエントランスをくぐります。

  • ちなみに外観はこんな感じです。

    ちなみに外観はこんな感じです。

  • 入館してすぐ目に飛び込んできたダイニング。<br />先ほどの「坂の上の異人館」とは対照的な<br />西欧風の「ザ・異人館」といった趣です。<br /><br />奥には鉄仮面、壁際には暖炉があります。<br /><br />テーブル上のセッティングだけ、<br />ごく最近になって行われたものだと<br />考えられます。

    入館してすぐ目に飛び込んできたダイニング。
    先ほどの「坂の上の異人館」とは対照的な
    西欧風の「ザ・異人館」といった趣です。

    奥には鉄仮面、壁際には暖炉があります。

    テーブル上のセッティングだけ、
    ごく最近になって行われたものだと
    考えられます。

  • こちら側にも鉄仮面。<br /><br />暖炉や壁などの調度品は<br />溜息が出るほど豪華ですね。

    こちら側にも鉄仮面。

    暖炉や壁などの調度品は
    溜息が出るほど豪華ですね。

  • 寝室。<br /><br />こちらのお部屋には<br />多くの女子が憧れる<br />天蓋付きのベッドがあります。<br /><br />その傍らには<br />ドレスに施した<br />フラワーアレンジメントが。<br /><br />こちらも何かのコンテストへの<br />出品作品であると思われます。

    寝室。

    こちらのお部屋には
    多くの女子が憧れる
    天蓋付きのベッドがあります。

    その傍らには
    ドレスに施した
    フラワーアレンジメントが。

    こちらも何かのコンテストへの
    出品作品であると思われます。

  • ドレスと一体化した<br />フラワーアレンジメントの作品は<br />他にも色々とありました。<br /><br />個人的には左端の<br />紺のドレス×ピンク・赤系の<br />作品が好きです。

    ドレスと一体化した
    フラワーアレンジメントの作品は
    他にも色々とありました。

    個人的には左端の
    紺のドレス×ピンク・赤系の
    作品が好きです。

  • 順路の通りに進んで行き、狭い階段を降りると<br />中2階のようなところに、突如として<br />メイドの部屋が現れました。<br /><br />説明板の脇には<br />実際に着用されていたメイド服が。

    順路の通りに進んで行き、狭い階段を降りると
    中2階のようなところに、突如として
    メイドの部屋が現れました。

    説明板の脇には
    実際に着用されていたメイド服が。

  • 先ほどのダイニングや寝室のような<br />華やかな雰囲気とは違って<br />こちらの部屋はアイボリーを基調とした色調で<br />調度品も本当に質素です。<br />そして、屋根裏のような造りになっていて<br />窓も小さいので、日当たりもあまりよろしくない。<br /><br />裕福な外国人達が、表舞台で<br />華やかに社交の場を繰り広げている、その蔭には<br />せっせと奉仕する、貧しい人々の姿があったのです。<br /><br />彼女たちは、生まれながらの自らの身分を受け入れて<br />謙虚に働いていたのでしょうか。<br />それとも「いつかは私も・・・!」と<br />上昇できる日を、夢見ていたのでしょうか?

    先ほどのダイニングや寝室のような
    華やかな雰囲気とは違って
    こちらの部屋はアイボリーを基調とした色調で
    調度品も本当に質素です。
    そして、屋根裏のような造りになっていて
    窓も小さいので、日当たりもあまりよろしくない。

    裕福な外国人達が、表舞台で
    華やかに社交の場を繰り広げている、その蔭には
    せっせと奉仕する、貧しい人々の姿があったのです。

    彼女たちは、生まれながらの自らの身分を受け入れて
    謙虚に働いていたのでしょうか。
    それとも「いつかは私も・・・!」と
    上昇できる日を、夢見ていたのでしょうか?

  • 厨房。<br /><br />こちらも、使用人や料理人たちが<br />何人も忙しく動き回っていたと思われます。<br /><br />長年、この館で働いてきたベテランの料理人が<br />厨房の「主」となり、<br />働き始めたばかりで勝手のわからぬ若者たちに<br />いろいろ厳しく指図している様子を<br />勝手に想像してしまいました。

    厨房。

    こちらも、使用人や料理人たちが
    何人も忙しく動き回っていたと思われます。

    長年、この館で働いてきたベテランの料理人が
    厨房の「主」となり、
    働き始めたばかりで勝手のわからぬ若者たちに
    いろいろ厳しく指図している様子を
    勝手に想像してしまいました。

  • 1階に降り、またさっきの華やかな表舞台に出ます。<br /><br />こちらは応接間のようですね。<br />鉄仮面が2台並んでいて<br />なかなか、威圧感があります(^ ^;)<br /><br />この部屋では新婚さん?と思われる若いカップルが<br />ドレス+貴族風の衣裳で奥の赤いソファに座り、<br />職員の方にデジカメで撮影してもらっていました。<br /><br />「異人館巡りパス」で、いちばん沢山廻れる<br />「8館プレミアムパス」を購入すると<br />こちらの北野外国人倶楽部では<br />ドレスを着用して、手持ちのデジカメで<br />記念撮影ができるんです(ドレスサービス)。<br /><br />私は「5館ハッピーパス」で対象外でしたし<br />子連れで手が空かなかったので、<br />ドレスを着て写真を撮るには至りませんでした。<br /><br />友人と女子だけで訪れた時に、<br />いちどチャレンジしてみたいと思います(^ ^;)

    1階に降り、またさっきの華やかな表舞台に出ます。

    こちらは応接間のようですね。
    鉄仮面が2台並んでいて
    なかなか、威圧感があります(^ ^;)

    この部屋では新婚さん?と思われる若いカップルが
    ドレス+貴族風の衣裳で奥の赤いソファに座り、
    職員の方にデジカメで撮影してもらっていました。

    「異人館巡りパス」で、いちばん沢山廻れる
    「8館プレミアムパス」を購入すると
    こちらの北野外国人倶楽部では
    ドレスを着用して、手持ちのデジカメで
    記念撮影ができるんです(ドレスサービス)。

    私は「5館ハッピーパス」で対象外でしたし
    子連れで手が空かなかったので、
    ドレスを着て写真を撮るには至りませんでした。

    友人と女子だけで訪れた時に、
    いちどチャレンジしてみたいと思います(^ ^;)

  • 全ての部屋を見終わったので外に出ます。<br /><br />なかなか見ごたえのある建物でした。<br /><br />昔、神戸に暮らしていた<br />裕福な外国人と、それを蔭から支える<br />使用人たちの生活がよくわかり<br />有意義な観覧になったと思います。<br /><br />お次は、これまた隣の<br />「山手八番館」です。

    全ての部屋を見終わったので外に出ます。

    なかなか見ごたえのある建物でした。

    昔、神戸に暮らしていた
    裕福な外国人と、それを蔭から支える
    使用人たちの生活がよくわかり
    有意義な観覧になったと思います。

    お次は、これまた隣の
    「山手八番館」です。

  • 「坂の上の異人館」<br />「北野外国人倶楽部」<br />「山手八番館」は、いずれも<br />「8館プレミアムパス」「5館ハッピーパス」<br />の対象施設となっていますが<br />横並びに建っているので、短い時間でも<br />効率よく廻れます。

    「坂の上の異人館」
    「北野外国人倶楽部」
    「山手八番館」は、いずれも
    「8館プレミアムパス」「5館ハッピーパス」
    の対象施設となっていますが
    横並びに建っているので、短い時間でも
    効率よく廻れます。

  • 本日の異人館巡りで3番目に訪問する<br />「山手八番館」。<br /><br />窓枠の下に施された文様が特徴的ですね。

    本日の異人館巡りで3番目に訪問する
    「山手八番館」。

    窓枠の下に施された文様が特徴的ですね。

  • 最初の部屋に入ると、<br />四方の壁に陳列された、数々の<br />奇妙な彫刻に驚かされます。<br /><br />まだ他の部屋を見ていないので<br />何ともわかりませんが、もしかすると<br />先ほどの「北野外国人倶楽部」とは<br />ちょっと、いやかなり<br />趣が異なるのかもしれません。

    最初の部屋に入ると、
    四方の壁に陳列された、数々の
    奇妙な彫刻に驚かされます。

    まだ他の部屋を見ていないので
    何ともわかりませんが、もしかすると
    先ほどの「北野外国人倶楽部」とは
    ちょっと、いやかなり
    趣が異なるのかもしれません。

  • 先ほどの部屋を後にし、廊下に出ると<br />こんどは西洋風の彫刻が目に飛び込んで来ます。<br /><br />ドン・キホーテとサンチョ・パンザだそうです。<br />

    先ほどの部屋を後にし、廊下に出ると
    こんどは西洋風の彫刻が目に飛び込んで来ます。

    ドン・キホーテとサンチョ・パンザだそうです。

  • そしてまた、不思議な感じの広間に<br />足を踏み入れます。<br /><br />中央のフラワーアレンジメントは<br />おそらく、各異人館共同で開催している<br />コンテストへの出品物です。<br /><br />現代と昔のコラボが素敵ですね。

    そしてまた、不思議な感じの広間に
    足を踏み入れます。

    中央のフラワーアレンジメントは
    おそらく、各異人館共同で開催している
    コンテストへの出品物です。

    現代と昔のコラボが素敵ですね。

  • 山手八番館名物「サターンの椅子」。<br /><br />この椅子に座って<br />願い事をすると<br />その願いが叶うんだそうです<br />(男女別に分かれているのでご注意を)。<br /><br />ただし、口コミにも書いたのですが<br />「サターン」と言っても<br />聖書に出て来る、狡猾な悪魔のことではなく<br />農耕の神様を意味します。<br /><br />最初は、この部屋の薄暗い照明、<br />どことなくおどろおどろしい雰囲気の内装、<br />そして赤いベルベット調の布が張られた<br />このいかめしい椅子を見て、<br />願いを叶えるならば何か代償を払わねば・・・?<br />と躊躇したものでした。<br /><br />でも、他のお客さんたちも<br />どんどん座って行っているので<br />私達も臆せず座ってしまいました(^ ^;)<br /><br />ちなみに「サターン」が何を意味するかを知ったのは<br />自宅に帰って来てからです(^ ^;;)<br /><br />ちなみに、私達がサターンの椅子に座った後<br />先ほどの北野外国人倶楽部で<br />ドレス撮影をしていたカップルがやって来ました。<br /><br />先ほどの豪華な洋装とは打ってかわって<br />2人共、カジュアルな旅行者の服装だったので<br />あまりに雰囲気が違っていてびっくりです。<br /><br />彼らも、同じように<br />サターンの椅子に座って行きました。<br /><br />新婚さんだとしたら「末永く幸せに」と<br />願ったのでしょうか・・・?

    山手八番館名物「サターンの椅子」。

    この椅子に座って
    願い事をすると
    その願いが叶うんだそうです
    (男女別に分かれているのでご注意を)。

    ただし、口コミにも書いたのですが
    「サターン」と言っても
    聖書に出て来る、狡猾な悪魔のことではなく
    農耕の神様を意味します。

    最初は、この部屋の薄暗い照明、
    どことなくおどろおどろしい雰囲気の内装、
    そして赤いベルベット調の布が張られた
    このいかめしい椅子を見て、
    願いを叶えるならば何か代償を払わねば・・・?
    と躊躇したものでした。

    でも、他のお客さんたちも
    どんどん座って行っているので
    私達も臆せず座ってしまいました(^ ^;)

    ちなみに「サターン」が何を意味するかを知ったのは
    自宅に帰って来てからです(^ ^;;)

    ちなみに、私達がサターンの椅子に座った後
    先ほどの北野外国人倶楽部で
    ドレス撮影をしていたカップルがやって来ました。

    先ほどの豪華な洋装とは打ってかわって
    2人共、カジュアルな旅行者の服装だったので
    あまりに雰囲気が違っていてびっくりです。

    彼らも、同じように
    サターンの椅子に座って行きました。

    新婚さんだとしたら「末永く幸せに」と
    願ったのでしょうか・・・?

  • 深みのある濃茶の木材が特徴的な<br />階段部分。<br /><br />ここから2階に上がります。

    深みのある濃茶の木材が特徴的な
    階段部分。

    ここから2階に上がります。

  • この部屋は、インド方面など<br />アジア諸国で入手されたと思われる<br />仏像の数々が展示されていました。<br /><br />ここは本日1軒目に訪問した、<br />坂の上の異人館のような<br />純オリエンタル風の内装ではなく、<br />部屋自体は西欧風なのに、陳列されている<br />仏像たちがオリエンタリズムを発揮している<br />という奇妙さが印象的です。

    この部屋は、インド方面など
    アジア諸国で入手されたと思われる
    仏像の数々が展示されていました。

    ここは本日1軒目に訪問した、
    坂の上の異人館のような
    純オリエンタル風の内装ではなく、
    部屋自体は西欧風なのに、陳列されている
    仏像たちがオリエンタリズムを発揮している
    という奇妙さが印象的です。

  • 大きな窓のあるお部屋。<br /><br />山手八番館は<br />展示物が非常に多く、<br />続けざまに観覧していると<br />少し頭が疲れてしまうので(笑)<br />遠くの景色を見て休憩です。

    大きな窓のあるお部屋。

    山手八番館は
    展示物が非常に多く、
    続けざまに観覧していると
    少し頭が疲れてしまうので(笑)
    遠くの景色を見て休憩です。

  • 窓から望むは神戸港方面。<br /><br />今夜、夜景を観に行くことにしているので<br />天候(雲の動きなど)もチェックしておきたいです。<br />今、晴れているので大丈夫かとは思いますが。

    窓から望むは神戸港方面。

    今夜、夜景を観に行くことにしているので
    天候(雲の動きなど)もチェックしておきたいです。
    今、晴れているので大丈夫かとは思いますが。

  • 館の主の、奥様が使用していた部屋でしょうか?<br /><br />大きなドレッサーがあります。

    館の主の、奥様が使用していた部屋でしょうか?

    大きなドレッサーがあります。

  • ここのお部屋からも、外の景色が少し望めます。<br /><br />奥に見える、大きな壺とファラオのお面が<br />やっぱりミスマッチです(^ ^;)<br />高価なコレクションなのだと思いますが。<br /><br />真ん中にあるフラワーアレンジメントの作品、<br />豪華なのですがこの狭いスペースでは<br />少し圧迫感を覚えます。<br />展示場所を少し考えて欲しいと思いました。<br /><br />最後に、展示物に対して苦言を呈してしまいましたが<br />山手八番館の写真はここまでしかありません(^ ^;)<br /><br />さて、お次は<br />いちばん楽しみにしていた<br />「うろこの家」を訪問です。<br /><br />次の旅行記で紹介しますので、乞うご期待!

    ここのお部屋からも、外の景色が少し望めます。

    奥に見える、大きな壺とファラオのお面が
    やっぱりミスマッチです(^ ^;)
    高価なコレクションなのだと思いますが。

    真ん中にあるフラワーアレンジメントの作品、
    豪華なのですがこの狭いスペースでは
    少し圧迫感を覚えます。
    展示場所を少し考えて欲しいと思いました。

    最後に、展示物に対して苦言を呈してしまいましたが
    山手八番館の写真はここまでしかありません(^ ^;)

    さて、お次は
    いちばん楽しみにしていた
    「うろこの家」を訪問です。

    次の旅行記で紹介しますので、乞うご期待!

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