2017/07/07 - 2017/07/18
4663位(同エリア17445件中)
緑子さん
最後にバリを訪れてから10年が過ぎた。
その間に、物価がすごく上がったとか、観光地が洗練されたとか、様々な噂が入ってきた。
物価も外観も、他国と差がないバリへは、もう1人で行くこともないと思っていた。
しかし、航空券の安さに負けた。
燃油、各種税込で3万5千円。
宿を探せば、一泊2千円以下があり、合計5万円弱で12日の旅程が出来上がった。
実はチケットがあまりに安いので、後で調べたら、この航空会社は前の墜落事故依頼、業績が悪化して、サービス品質が落ちている、との記事が。
時すでに遅し。
払い戻しなしのチケットである。
この安さの秘密と、10年ぶりのバリの変容を、身を持って体験する旅となった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
空港タクシーが去って
メインストリートに立つ
宿は大型スーパーのそば
10年ぶりとは言え
何度も歩いた道なので心配していなかった -
あとは宿の位置をスマホで確認するだけ
まだSIMを手に入れていないので
無料WiFiのカフェにて地図アプリを起動
あと150mと出て
めざす場所に歩き始めたが見つからない
現地の人に尋ねるもわからないという -
30分以上 ウロウロして
声をかけた3人目の女の子もお手上げで
彼女が助けを求めたのはなんと
バリ在住の日本人青年だった -
とても親切な青年で
彼の車に乗せてもらい
彼のスマホで地図を見ながら
知り合いに声をかけてもらったりして
通りを行ったり来たり -
やっと探し当てた宿は
最初のWiFiカフェのほぼ向かいだった
私のスマホの地図がぜんぜん違う方向を指していた
最初に道を聞いた場所から5分と離れていない場所だった
下方の小さな看板がそれ
チェックイン後も
何回か見逃しそうになった -
宿にたどり着くことができたのは
その爽やかな日本人青年のおかげである
彼はなんと
大型スーパーでパン屋を経営しているという
その後、会うことはなかったが
お礼をこめてパンとマカロンを多めに購入した
(撮ったはずのパン屋の写真がない)ToT -
ちなみに
大型スーパー(ハルディズ)はこんな感じ -
テイストは前から変わらない
-
店構え
品揃えからして
安いイメージがあるが -
強気である
ダサダサのバッグ 約千円 -
SIMもここで購入
1Gデータ通信に25分の通話を加えて約2000円だった
設定は店の女の子がサクッとやってくれたので楽チンさー -
これがやっとこさ見つけた
サヌールの宿
一泊、約1700円
エアコン、トイレ、シャワー完備
この値段でエアコンがついているのは珍しい
(撮ったはずの室内の写真がない)
ToT -
同ランクの宿は多々あるが
決めてはテラスの写真だった
バリ旅の楽しみのひとつは
朝夕のテラスで
鳥の声を聞きながら
樹々の緑や花をめでながら
くつろぐこと -
またこの宿は
室外に共同の冷蔵庫が置いてあり
湯沸かし器とバリコピも常備してあり
気配りがすばらしい
このコーヒーがおいしくて
滞在中、何杯も飲んだ -
そのことをホストに伝えると
喜んで小瓶に分けてくれた -
ホストのK女史は気さくで明るい働き者
複数の宿を経営しているらしい
掃除にきたついでにテラスでおしゃべり
ホテルで働いていたため英語が達者だ
日本人ともっと仲良くしたいが
皆シャイでなかなか話してくれない
あなたは違うね!嬉しいね!と
まあ私は年も年だから
オバズトークはお手の物 -
それから
「できれば今日、宿代をもらいたい」
「両替できてない?
じゃあバイクで安全な両替屋へ連れて行ってあげる」
と
仲良くおしゃべりした後で
がっつり前払いを要求する
なかなかのやり手である -
連れて行ったもらった
健全な両替屋のレートが116.75の時に
写真は124.95と高レートの店
巧みなごまかし技を使ってくるので注意
前はこういう店で両替をしていたが
今は戦う気力がない -
そして
ホストのK女史の妹氏のお土産屋を熱心に推薦されて
後日、律儀にも来訪
何も買いたい物がなくて困ったが
ショルダーバッグ(約1000円)を購入した
モデルは妹氏 -
このバッグ
デザインはいまいちだが
けっこう役にたってくれた -
この妹氏の店のように
正規の値段がなく
まったく進歩のない商品を揃えた
店がまだまだたくさん残っている
値段交渉が楽しいのは最初だけで
今はただただ面倒くさい
というのが正直な気持ちである -
とは言え
おしゃれな店では
新しい商品が生み出されている
例えばこういった
モダンなデザインは
前にはなかった -
このサイフなんかナイス!
-
と思いきや
ショッピングバッグだった
広げると
バッグの端に貼りついたままの本体、、、、
思わず「うーん」とうなってしまった1品 -
今回
残念だったのが毎日のにわか雨
それもスコールのような元気なやつではなく
シトシトピッチョン
日本の梅雨のような感じ
これまでの渡バリを
合計すると3ヶ月ほど滞在したことになるが
こんな天気は初めてで -
正直
バリに来た気がしなかったが -
3日目に
やっと私の知っている空が現れた -
ルンルンと
海岸沿いの遊歩道を北上 -
ギターを弾き
歌を歌う人 -
木登りする子供たち
-
ここは地元の人の憩いの場でもある
-
おっと
後ろから自転車の群れ
以前はなかったレンタル自転車 -
ここは歩行者専用として確保してもらいたいところ
-
おなじみの漁師像
ちょっと内臓が露出している -
同じくイセエビ像
前はこんなカラフルではなかったと思うが
空港からバイパスに向う交差点の巨大石像を見て
「ああバリに来た!」と思い
このエビを見ると
「ああサヌールに来た!」と思う -
遊歩道の北端に大きなホテルがある
実はサヌールの滞在中
安宿とは別に
1泊だけここを重複して予約していた -
なぜ重複したかというと
予約サイトでミスした結果で
キャンセル料が発生するくらいなら泊まってしまえ
という大人の決断だった -
5つ星ホテルだが
料金は3つ星クラスで
私のお気に入りの宿でもある -
庭に面したテラスも広い
-
安さの理由は
老朽化した施設と
追いつかないメンテナンス -
スイッチを入れたとたん
ゴゴゴと咳き込むエアコン -
閉まらない金庫
というか
案内してくれたスタッフが使い方を知らなかった
社員教育にも手が回ってない様子
ただスタッフはみな人の良さそうな人ばかりなので
文句はない
金庫使わないし -
ここが好きな理由は
広大な庭と -
すぐ海に出れるテラス
-
あ、これは夜のお客さん
-
そして
海岸沿いで唯一
ビーチに樹が植わっている場所だから -
その樹の下で
日がな本を読むのは最高 -
今回初めて
ビーチで営業しているオバちゃんのマッサージを受けた
長い交渉の末、1時間12万ルピア(約千円)となった
オバちゃん達の営業活動を
なぜか他の客はみんな断っていた
私は朝から頭痛がしていたので
グイグイやってもらいたかった -
オバちゃんのマッサージは
どちらかというと強めに撫でるという感じだった
約束の5分くらい前に手が止まり
上手にできたからチップとして1万ルピア追加だという
先に言われると萎えるシチュエーション
またもや"ゴネしエータ―"登場である
またもや100円前後の話である
だが絶対引かないつもりだった
「それはフェアじゃない」と言った -
しかし
私の詰めが甘くて
小銭の用意がなくて
結局、最初の契約より1万多い
13万ルピア払うはめとなった。
(普通のスパでも7~10万前後が相場) -
たかが100円のことだが
もう2度と頼まないと思った
ヒンズーには喜捨という教えがある
バリでも確かにその価値観が存在する
ただ
それを商売に持ち込まれても受け入れられない
だから誰も相手にしなくなっているのだ
このやり方が自分たちの首を絞めている
ということに気づかないのか
空港タクシーに続いてモヤモヤ
とはいえ
朝からの頭痛はいつのまにか消えていた -
滞在中
早朝のフリーヨガに参加した
宿のK女史がヨガの情報をくれて
マットも貸してくれた
7時半からたっぷり2時間
後半、めまいがしてきたのでスローダウン
翌日も通うつもりだったが
私の場合
朝食前に運動するのは危険と考え1回でやめた
たるんだ日常が露見した -
ヨガ中
野良犬が周りを徘徊するも
みな大人しくて
かわいい子犬もいて
癒された
(撮ったはずの犬の写真がない、、、) -
さて
サヌールでの食事情を記録しておこう
到着した日
海岸沿い散策中に
おしゃれなレストランの
おいしそうな料理を発見
かわいい男の子が対応してくれた
高めの店には大体かわいい男の子が雇われている
いいことだ
かわいい女の子もいるか?
そんなことは知りませぬ -
これが一目ぼれした料理
豆腐と野菜にゴマダレ
おいしくないわけがない
しかし
メインの豆腐に変な風味があり
ゴマダレも変な味付けで
一口食べて席を立つ
例のかわいい男の子が
「お包みしましょうか?」
と言ってくれたが
「ものすごーく急いでるから」
と支払いを済ませて立ち去った
ホテルはG・Sだった。
2回泊まったことがある
このホテルとは相性が悪い -
これも海岸沿いのイタリアンで
ナポリから乗った客船の
イケてないパスタを思い出した
「海岸沿いにうまいものなし」
という結論に至った -
ちなみにこれは
宿が勧めてくれた直近のカフェで
ナシゴレンにハズレなし -
サヌールの宿に朝食は含まれていない
一回だけ
安宿のホストK女史に勧められて
頼んでみた宿の朝食
ローカルが作ったミーゴレンとは思えないまずさで
完食しない理由を考えるのに苦労した
K女史
働き者だが
料理はあまり得意ではないらしい -
先述の
私の大好きな5つ星ホテルも
唯一、朝食だけはイケてなくて
朝食抜きで予約した
これは前の晩に買っておいたクロワッサン
これで満足 -
これは、今回
一番お世話になったカフェで
最初に食べた一皿
チキンソテーとマッシュポテト
このマッシュポテトが本当においしくて、、、
それから毎日通い詰めた -
ナシ・チャンプルーは
他のメニューに比べると
インパクトがなかったけど -
西洋料理の方が得意のようである
-
スイーツ(チョコアイス)も食べた
アイスはいまいちだったが
バリ豆で淹れたエスプレッソは絶品だった -
この通い詰めたカフェは
前々回から気になっていた店だった -
日曜には
店の前にお洒落な市が立つ -
今回はかろうじて
やっている時間に通りかかることができたが
帰りに寄ったら終わっていた
日曜の朝だけらしい -
いつも2週間の予定で
だいたいサヌールと他の場所とで半々の滞在のため
この限定開催のことを忘れていると
機会を逃してしまう
今回も次の日曜にはウブドに移動している -
サヌールで好きだった
別のレストランが店じまいをしていた
かと思うと
大型資本の新しい店ができていた -
日曜に市がたつあの店も
次に来た時には
どうなっているかわからない -
最後に
老舗のシンドゥ市場
新しくなったらしいので見学に行った -
前は露店で
夜は多数の屋台でにぎわっていた -
衛生環境の確認が困難な闇の中だが
ここで行き当たりばったりに選んだ店で食べた
バリで初めて
サテがおいしいと思ったのがこの市場の店だった -
夜はどうなっているのだろうか
-
個人的には前の方が風情があったと思うが
衛生面ではきっと今の方がいいのだろう -
サヌールで
らしからぬ天気のもと
海岸を歩いていた時
ふいに「バリの魔法」という言葉が浮かんできた
これまで
あのカッと照りつける太陽が
バリに
というより私に
魔法をかけていたのではないか -
サヌール
確かに昔
ここで私は魔法にかかっていた
今はどうだろう
答えは私の胸にしまっておく -
サヌール最終日
5つ星ホテルをチェックアウトし -
ベモを利用して
(3万5千ルピアで即決)
安宿に移動 -
その後
安宿もチェックアウトして
これからウブドに向かう
もちろんUberで
※Uberについては後述
「10年ぶりのバリは変わったか?3(ウブド)」に続く
http://4travel.jp/travelogue/11265908
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