2017/07/08 - 2017/07/15
79位(同エリア426件中)
お砂糖猫さん
以前イタリアに行ったときに「南イタリアはまた来よう」と誓って早4年。
ついに誓いを果たすときがやって参りました。
今回は完全に個人手配です。いつもは航空券+ホテルのみで
現地フリーのツアーにすることが多いのですが、
南イタリアに特化したそういうツアー商品が全然見つからず……
個人手配自体はエクスペディアを使ってまったく問題なかったのですが
最後の最後でどエラい目に遭いました……
まぁその話はそのときにするとして、しばらくは楽しい観光の様子を綴ります。
シチリア最大の都市、アラブとヨーロッパの混ざった文化を持つ
美しき州都パレルモから南イタリアの旅、スタートです!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アリタリアで成田を離陸し、まずはローマへ向かいます。
ローマ・フィウミチーノ空港に現地18:30頃着き、パレルモへ乗り継ぎ。 -
ローマ乗り継ぎの入国審査はガラ空き。
パレルモへは1時間程度のフライトです。
トランクはローマからの便、ではなく
国際線のレーンから出てくるというのは知っていたんですが
その国際線のレーンがどこかわかりづらいですね。 -
市内へのシャトルバス乗り場は空港の建物を出て右へ進むとありました。
ホテルはポリテアーマ劇場の近くなので、ポリテアーマまで行くか聞いて乗車。
ついでにポリテアーマ劇場に着いたら教えてくれ、とお願い。
乗車賃は運転手に直接払います。
40分程度で目的地のポリテアーマ劇場。アナウンスは一応あります。
意外とバスが止まるところが劇場から離れていたので
現在地を把握するのに一苦労。パレルモ国際空港 (PMO) 空港
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30分くらい夜のパレルモをうろうろして
なんとかたどり着きました、ホテル・ガリバルディ。
チェックインして今度はカギの開け方がわからず
部屋とフロントを2往復。
開けるのにコツがいるですが、それをつかむのに
時間がかかりました……ホテル ガリバルディ ホテル
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翌朝です。おはようございます。
ホテルの外観はこんな感じ。
いい天気で早くも暑い…… -
ホテルすぐ近くのポリテアーマ劇場。
劇場前の広場からバスに乗ってクアトロ・カンティを目指そうと思います。
「地球の歩き方」によれば、101番のバスがクアトロ・カンティに行くらしい。
程なく来た101番のバスで運転手から2日券を買おうとしますが
1日券しかないようです。ポリテアーマ劇場 劇場・ホール・ショー
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そうこうしてる間にバスはどんどん進み、クアトロ・カンティが
見つけられないうちにパレルモ中央駅まで来てしまいました。
運転手はここで2日券を買いなさい、と言うのですが、
結果、中央駅の売店でも2日券は売っておらず、1日券を買うことに。
そしてクアトロ・カンティを改めて目指そうとするんですが、
ちゃんとバス停で路線案内を見れば、101番のバスは
クアトロ・カンティには行かない……
「地球の歩き方」に騙されたっ! -
結局、徒歩で中央駅からクアトロ・カンティまで来ちゃったよ。
クアットロ カンティ 文化・芸術・歴史
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朝早いこともあり、まださほど人もいないクアトロ・カンティ。
さてここからノルマン王宮へ行こうと思いますが、
結局これも徒歩で行っちゃいました。バスチケット買った意味なし! -
なにはともあれ、まずはパラティーナ礼拝堂。
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想像よりも狭かったけど、さすがの一言。
この金色に輝くモザイク模様、ビザンチンって感じ~!パラティーナ礼拝堂 城・宮殿
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円蓋には天使に囲まれたキリスト。
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聖ペテロと聖パウロを従えた玉座のキリスト。
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このときは8:40くらい、人もほとんどおらず
贅沢空間を心行くまで満喫できます。 -
天井のスタラクタイト(蜂の巣状の幾何学模様)もすばらしい。
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床はイスラムとビザンチンが融合したコズマーティ様式。
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パラティーナ礼拝堂を堪能した後はノルマン王宮を。
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現役の議会としても使われているので
議会が開かれている日は見学できないノルマン王宮。
この日は日曜なのでOK。
ヘラクレスの間。ノルマン王宮 城・宮殿
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歴代総督の肖像画が並ぶ総督の間。
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ここは中国風の設えでしたね。漢字がある……
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モザイク輝くルッジェーロ王の間。
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9時過ぎに見学を終えて、ヌォーヴァ門を横目に
朝のおやつタイムと参りましょう。ヌォーヴァ門 建造物
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パスティッチェリア・カッペッロ(Pasticceria Cappello)。
NHKプレミアムの「2度目のシチリア」にも出てきた
シチリアで1番おいしいと言われるパティスリー。
なんだかあんまり人通りのなさそうな道沿いで
「Pasticceria Cappelloはこっち」という看板がなかったら
たどり着いたか怪しい。 -
ここで食べたかったのはシチリア名菓カンノーロ!
店頭に出てなかったけど、「カンノーロは?」と聞いたら
持ってきてくれました。結構大きい! 1.7ユーロ。
うまー。
店内にテーブルがなくて店先のテーブルで食べたけど、
日差しが暑い…… -
10時過ぎにカテドラーレ(大聖堂)へ。
パレルモ大聖堂 寺院・教会
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増改築を繰り返し、様々な建築様式が混ざり合った大聖堂。
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しかしミサ中で内部はほとんど見られませんでしたね。
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しかも日曜は宝物庫もお休みってことで、
見られるのは王の霊廟と屋上のみ。
この強烈なシチリアの日差しを屋上で浴びる気になれなかったので
霊廟のみ見学しました。 -
後陣部は建築当時の面影が残る部分ということで
イスラムの美しい模様があります。 -
一旦クアトロ・カンティまで戻り、マクエダ通りを北上して
着いたのはマッシモ劇場!マッシモ劇場 劇場・ホール・ショー
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劇場前のタバコ屋も古くて雰囲気ばっちり。
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13時~英語のガイドツアーがあるというので、それに参加します。
まあ英語だってイタリア語だってわかんないんだけどね! -
建築家がコンペ用に作成した劇場の模型。
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おお~さすがヨーロッパで3番目に大きい劇場!
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ロイヤルボックス。
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そしてこちらがロイヤルボックスからの景色。
ゴッドファーザーの撮影で有名になりました、
という英文だけ聞き取れた。 -
他、バレエの練習風景や衣装・デザイン画の展示を見て
見学は30分ほどで終了。 -
さて日曜のパレルモ、結構お休みの店が目につきます。
教会の類も日曜は見学できないとこが多いし、
やることなくなっちゃったなー、とりあえず日曜もやってる
有名ジェラテリア、オリオルでシチリア名物の
ブリオッシュ・コン・ジェラート食べて昼食としよう。ジェラテリア オリオル スイーツ
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ブリオッシュにジェラートもりもりのブリオッシュ・コン・ジェラート、
2.5ユーロ。ピスタチオのアイスにしてみた。でか! -
さて「地球の歩き方」によればサン・フランチェスコ・ダッシジ教会が
日曜でも16時~開いているらしいので、それを見学しようと
バスで移動したんですが、結局開いてませんでした……
仕方ないので近くのスーパー、カルフールで水だけ買って
しょんぼりホテルへ戻ります。
カルフールのパスタコーナー、さすがの充実ぶり。 -
ホテルで少し休憩したあと、
有名カフェ・スピンナートで夕食にします。スピンナート アンティコ カフェ カフェ
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シチリアのスナックといえばライスコロッケのアランチーニ!
中身はひき肉入りをチョイス。2.9ユーロ。 -
デザートに苺のグラニータ。4.5ユーロ。
高いけど果肉が結構残ってて高級感あふれるぅ~
この旅行中、どこ行っても暑すぎて食欲不振、
簡単な食事で済ませることが多くなりますが
早くもこんな様相で2日目は終了! -
おはようございます、3日目の朝です。
今日は午後にはパレルモを発ってアグリジェントへ向かいます。
とはいえこの日もいろいろ見ますよ~
まずはバスでヴッチリアで降り、バッラロの市場へ。
8時過ぎ、まだ開き始めたばかり。バッラロ市場 市場
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市場にはおこぼれを期待してか、猫がそこここに。
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大量のトマトがイタリアっぽい。
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すごい靴の干し方だな……
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市場の雰囲気を見たあと、ジェズ教会へ。
ジェズ教会 寺院・教会
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びっしりのレリーフ、これは豪華!
第二次大戦で壊滅的被害を受け、再建されたとのことで
天井画はなるほど現代的な絵柄ですね。
ところで見学してたら、9:10くらいに係の人がやって来て
入口を整え始めたのでまだ観光客を迎える時間じゃなかったのかも?
どうりで料金を払うところもないと思ったよ……
(で、でも「地球の歩き方」には6:30~オープンってあるから……)
結局は何も言われなかったけど…… -
9:30、オープン直後にサン・カタルド教会へ。
サン カタルド教会 寺院・教会
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中はほんとーにほぼ何もない!
これで2.5ユーロかー、とか思ってしまう。 -
3つ並んだ宦官の帽子を模した赤いドームの内側。
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お隣、マルトラーナ教会。
入口には「サンタ・マリア・デッラミラリオ教会」って書いてあるけども。マルトラーナ教会 寺院・教会
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おっ、こっちは見ごたえありそう。
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天井の装飾が、奥側はビザンチン的、
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手前と祭壇周りはバロック的、って印象。
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海軍提督ダンティオキアが聖母マリアの足元で
亀みたいになってる有名なモザイク画。 -
マルトラーナ教会を後にし、プレトーリアの噴水。
裸体像の多さに、当時のパレルモの人たちは「恥の噴水」と呼んだとか。プレトーリアの噴水 建造物
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続いてヴッチリアの市場。
ヴッチリア市場 市場
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この市場は雑貨とかアンティークものが多そう。
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サン・ドメニコ広場まで市場を辿ったところで引き返し、
サン ドメニコ教会(パレルモ) 寺院・教会
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今度こそサン・フランチェスコ・ダッシジ教会へ!
サン フランチェスコ ダッシジ教会 寺院・教会
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おっと、静かな装飾でなぜかごてごてバロックよりも気が引ける。
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ここには彫刻を見に来ました。
礼拝堂の壁を埋める彫刻がひときわ目を惹く。
今回、シチリアを旅行するにあたり、
パレルモ出身の彫刻家ジャコモ・セルポッタの存在を知って
写真を見るうち、ぜひ実際に作品を見まくろうと決意して来たのであります。 -
セルポッタの優美な女性像。
今日はこれからもセルポッタ作品を見に行くからね~ -
お昼時、カーポの市場をそぞろ歩き。
ここは服飾品とかファブリックが多いね。
3つ見たパレルモの市場の中では、
バッラロの市場が一番地元民が多そうだったな。カーポの市場 市場
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おそらく12:30オープンかな、
レストラン、フェッロ・ディ・カヴァッロで昼食。フェッロ ディ カヴァッロ 地元の料理
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シチリア伝統の味、イワシのパスタ(Sarde e Finocchietto)!
Finocchiettoとはフェンネル(ウイキョウ)のことで
これもイワシのパスタには欠かせないんだとか。
さすが名物料理、おいしく完食しました。6ユーロ。 -
さー、またセルポッタを見に行こう。
ロザリオ・イン・サン・ドメニコ祈祷堂へ。ロザリオ イン サン ドメニコ祈祷堂 寺院・教会
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建物の規模としてはこぢんまり。
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でもセルポッタの天使像は表情豊かでかわいい!
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さらに程近く、ロザリオ・イン・サンタチータ祈祷堂。
ロザリオ イン サンタ チータ祈祷堂 寺院・教会
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こっちは入口が脇にあってわかりづらかった。
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しかし中に入ればセルポッタによる壁中の彫刻が華麗!
レパントの海戦の彫刻に、 -
窓枠の漆喰彫刻も素敵~
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左下の女性像脇にある金色の蛇は
セルポッタがその苗字と蛇=Serpente をかけて
サイン代わりにしていたんだとか。
さてなんだかんだで14時回ってる。ホテル戻って荷物を取り、
パレルモ中央駅からアグリジェントへ向かいます。 -
アグリジェントへはバスで行くか列車で行くかの選択肢がありますが、
地元民は列車はよく遅れるからバスのほうを推すそうです。
でもアグリジェントへ行くバス乗り場がわからず……
仕方ない、掲示板を見る限り列車も5分程度しか遅れてないようだし
列車で行くことにしよう。パレルモ→アグリジェントで9ユーロ。
出発直前にならないとどこのホームから出発なのか
わからないのも前評判通り。
15:50にアグリジェントへ向けて出発しました。パレルモ中央駅 駅
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