南イタリア個人旅行◇5日目　カプリ島編

2017/07/08 - 2017/07/15

いよいよみんなの憧れ、青の洞窟のあるカプリ島へ！
とはいえ自然相手、入れるかどうかは天候次第。
今回、ナポリの港に近いホテルで3泊もしているのは
少しでも青の洞窟に入れるチャンスを広げるため！　気合に満ちております。
一般的な海ルートを避け、バスを駆使した陸ルートで青の洞窟を目指しました。

調べればカプリ島は青の洞窟以外にも見所のある島、
美しい教会やウンベルト1世広場の店巡りも楽しみました。

エリア カプリ島(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝6：50にナポリの港に降り立った私。どうせ朝早いならカプリ島に行って
青の洞窟チャレンジしてみよう（青の洞窟は午前の方がきれいらしいので）。

一旦ナポリのホテルに行って、当然まだチェックインはできませんが
荷物だけ預けてまた港へ戻ってきました。

目についたバールで「カプリ島に行きたい」旨伝えると、
「あの赤い建物へ」と教えてくれたのでやってきましたが、
ちょうど7：55のカプリ行の船が出たばかり……

この赤い建物はCaremar社の船のオフィスなんだけど、
次の船は12：00台になってしまう、かといって他の会社は見当たらない。はて？

カラータ ディ マッサ埠頭 船系

近くにいたタクシーの運転手に他の会社（SNAV社やNLG社）のオフィスを聞くと
無料のシャトルバスに乗ってベヴェレッロ港に行け、とのこと。
今いるマッサ港からベヴェレッロ港まではシャトルバスで1～2分程度。
シャトルバス乗り場はCaremarのオフィスの目の前です。

ベヴェレッロ港のNLGのオフィスでカプリ行8：35発のチケットを購入。
フェリーなんだか高速船なんだかも確認せず買いましたが
水中翼船だったんでしょうね。カプリ島の入島料込で21.5ユーロでした。

ベヴェレッロ港 船系

シチリアでは日本人は各都市1組くらいしか見かけなかったけど、
さすがにカプリ行の船には団体客がいますね。

船、まあまあ揺れます。1時間くらいでカプリ島に着！

青の洞窟へは船で行く海ルート、バスで行く陸ルートの2通り、というのは
知られているところだと思いますが、私は陸ルート一択！
ピーク時は船上で2時間くらい揺られているなんていう海ルートは、
乗り物酔いしやすい私には問題外！

ってことでカプリ島に着いたら何はともあれフニコラーレに乗ります。
マリーナグランデでフニコラーレとアナカプリまでのバスチケットを買って、

カプリ島 ケーブルカー その他の交通機関

フニコラーレ乗車。2ユーロ也。混んでますねー

フニコラーレを降りたらウンベルト1世広場。少し歩いてバスターミナル。
今度はバスでアナカプリを目指す。
右側の席を確保、車窓から広がる海や絶壁を眺めます。絶景かな絶景かな。

バスターミナル(カプリ) バス系

さてアナカプリに着いたらもう1回バスを乗り換えないといけません。
事前に調べたところによるとアナカプリのヴィットリオ広場を過ぎたあたりに
バスターミナルがあるのでそこでバスを乗り換える、ということだったんですが、どうもそれらしいバスターミナルが見当たらず……
いろんな人に聞きまくり、何とか青の洞窟行のバスに乗り込みました。

左がウンベルト1世広場からアナカプリへ向かったバスのチケット、
右がアナカプリから青の洞窟へ向かうバスのチケット。いずれも2ユーロ。

さー着いたぞ！　バス停近くの階段から海の方へ降りていきます。
待っている小舟やフェリーが見えます。ってことは洞窟に入れるんだね！

到着はなんだかんだで11：00くらい。
陸ルートの列は、まあそれほど長くもないかな？

海ルートでやって来た人たちはもちろんもっと多いですね。

やはり陸ルートで来て正解！　結構進み早い。
30分くらいで洞窟に入る小舟に乗り込むことができました。
……いや、まあ、ここに行きつくまでに結構時間かかってますが
（たぶん海ルートの場合はマリーナグランデからここに着くのは早いはず）。

小舟に乗ったらすぐ青の洞窟！　……というわけではなくて
まずはこのボートへ行って入場料を払うんですね。14ユーロです。

さてしばし小舟で洞窟に入るのを待ちます。この待ってる間だけでも
結構気持ち悪くなる……やはり海ルートにしなくてよかった……

いよいよ順番が回ってきた！
さすが日本人が多いんですね、船頭さんは日本語で「アタマ気ヲツケテ！」
確かにこんな狭い入口！
そして私は頭をぶつけた……

出入りで結構水しぶきがかかりますね。

で、で、出たーーーーーーーーーーーー
青の洞窟だあぁーーーーーーーーーーーーーーー

ああ、入れてよかった、かろうじて午前中なのもよかった……

青の洞窟 洞穴・鍾乳洞

美しいアクアブルー！！

中は意外と広いというか一度に10艘くらいは入ってこれるのね。
短い時間にこの美しい景色を肉眼でも見たいし、写真も撮りたいしで忙しい。
でも写真をきれいに撮るのが難しい……

船頭さんによっては歌を歌ったりしています。

洞窟を出る方も渋滞してます。私の乗った船は1周しかしなかった……
チップによっては長めに滞在してくれる、と聞いたけど、チップを渡すのは
船を降りるときだから、意味なくない？

ああ、きれいだった……

洞窟から出ると、陸ルートの列が倍くらいに伸びてました。

階段を上がって同じバス停からヴィットリオ広場に戻ります。
行きに私が探していたバスターミナルは結局ヴィットリオ広場近くにあった……
なんだー、広場で降りればよかったのかよー

バスターミナル(アナカプリ) バス系

ヴィットリオ広場周辺で昼食にすべく店を探します。
実はカプリ島で食べてみたいものがありまして。
それはレモンのパスタ！
レモンが名物のカプリ島にはレモンのパスタなるものがあると聞いたので、
それを食べられる店がいいなー。

ってことで店先のメニューを見ながら検討。
このDal Presidenteという店にレモンのパスタがあったので、ここに決定！

なんとここには日本人のピッツァ職人がいました。
でもごめんね、私はパスタを食べに来たのよ。

もうひとつ、カプリ島で食べたいのはもちろんカプレーゼ。

なんとなくそんな気はしてたけど、やっぱり一皿がでけー！
モッツアレラは味も食感もしっかりしていて結構繊維質。

こちらがレモンのパスタ。
なるほどほのかに酸っぱい、レモンの味！　おもしろい味です。

カプレーゼ18ユーロ＋パスタ25ユーロ＋水4ユーロ＋コペルト3ユーロで50ユーロ
……って高けえな！　ザ・観光地価格！

昼食を終えてサン・ミケーレ教会を目指します。

途中に現れたのはカーサ・ロッサ（赤い家）、
美術館になっているようですが開いてなかった気がする。

ここもカプリ島に来たらぜひ訪れたかった、サン・ミケーレ教会。

サンミケーレ教会 寺院・教会

マヨルカ焼のタイルが敷き詰められた床が素敵。
もちろん踏んではいけないので周りの木の通路を歩きます。

この正面の祭壇は大理石だけど、

左右の祭壇は大理石に似せて木製！
そう言われれば木だけど、結構よくできてる。

アダムとイブの楽園追放をテーマにしたマヨルカ焼の床。

急な螺旋階段を上がれば、床全体を見渡すことができます。
薄いイエロー中心の色使いが南イタリアっぽい。

アナカプリの店々。

さー、またバスで戻りますかね。バスはいつだって激混み。
アナカプリからマリーナグランデまで行くバスもありますが
まだカプリ地区を見てないので、カプリ行のバスに乗車。

カプリ地区、ウンベルト1世広場で下車。

ウンベルト1世広場 広場・公園

広場から見渡す絶景！　でも暑い！　相当日差しがキツい！

カプリの入り組んだ迷路のような通り。
白壁が南の島感をそそりますねー

レモンのチョコレートを試食させてもらい、お土産に。
他の店でもレモンのママレードを購入。

レモンママレード6ユーロ、レモンチョコ5ユーロ。
右はマリーナグランデで買ったレモンクッキー3.5ユーロ。
こういう、くるんとした形のクッキーがいろんな店で売られていたので
名産なのかな？　サクサクしておいしいです。

再びフニコラーレでマリーナグランデに戻ってきました。
時は16：00、ナポリ行の船のチケットは1時間後のしか買えず……
たぶんこれくらいの時間にナポリへ戻る人が多くて、その前の船は
既に満席だったんしょうね。
またしても船の種類も確認せず買ったら水中翼船、20ユーロでした。

マリーナ グランデ ビーチ

船が出るまでの間に、レモングラニータ（3ユーロ）！
もっとガリガリしてるのかと思ったら、なめらか～

さっきのレモンクッキーを買ったり、海をぼーっと眺めているうちに乗船時間。
行きの船は空席も割とあったんですが、やはりナポリに戻る船はほぼ満席。

1時間弱後、ナポリに戻りました。
あー、今日はそれにしても船に乗ってばかりの日だ。