2017/06/30 - 2017/07/02
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entetsuさん
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この旅行記スケジュールを元に
いつも色々教えていただいている、あるフォートラベラーの方の旅行記でJALの「どこかにマイル」なるものの存在を知り、今回、初めて利用してみました。
4つの候補地、秋田、大分、熊本、宮崎の内、割り当てられたのが宮崎でした。
初日は、まず日向市の観光スポットを巡り、いよいよ高千穂の地にやって来ました。
①日向市の「大御神社」「願いが叶うクルスの海」などを観光!
★②高千穂峡の雲海の宿「千木」に泊まり、高千穂神社で夜神楽を観賞!
③雲海の宿「千木」の朝食と、国見ヶ丘で高千穂を眺める!
④「高千穂峡」を歩きマイナスイオンに浸る!
⑤高千穂の神話の世界、「天岩戸神社」「荒立神社」に参拝!
⑥ルートイングランティアあおしま太陽閣に宿泊し、青島神社に参拝!
⑦サンメッセ日南では強烈な南国の太陽の光!
⑧家内は「鵜戸神宮」へお礼参り、飫肥城跡にも回って来ました!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「雲海の宿 千木」。
日向市の観光スポットから約2時間ほどのドライブで、高千穂までやって来ました。延岡市から少し来た所まで自動車道が開通しており便利です。雲海の宿 千木 宿・ホテル
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イチオシ
JAL「どこかにマイル」は航空券だけが用意される訳で、宿は色々調べた結果こちらにしました。
一泊二食付きで@12000円。
クチコミの評判や主要観光スポットへのアクセスも良かった。 -
門をくぐると一見民家風ですが、入口があります。
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フロントです。
落ち着いた雰囲気です。 -
フロント前のロビー。
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高千穂といえば神楽。
神楽が舞われる所(神庭:こうにわ)には、このような彫り物(えりもの)が飾られます。 -
彫り物は「切り絵」のようなもので、「陰陽」月・日「五行」火・水・木・金・土や、十二支や四季の風景、鳥居などを和紙にデザインした切り紙です。
太陽が昇る東を神棚のある方と決め、西・南・北と図柄によって飾りつける場所も決まっているのだそうです。
こちらの旅館にもありました。
旅館のご主人から、「この後「夜神楽」を観に行かれますか?旅館を7:30発、神楽は8:00~9:00の1時間、無料で送迎します」とのお話があり、お願いしました。 -
部屋に案内されました。
派手さは無く、大きくもないですが、落ち着きます。 -
部屋の窓から見た風景です。
のどかな田園。
この時18:00頃でしたが、さすがに西の県。日没にはまだまだ時間があります。(日没時刻は19:20頃です) -
苔むした感じが高千穂を意識させます。
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洗面とトイレ。
トイレはきちんとウォシュレット。
風呂は部屋には無く、大浴場があります。 -
到着して間無しですが、18:30から夕食。
宿泊客は我々を含めて3組でした。 -
派手な食材こそないものの、丁寧に調理された素朴な料理が並びます。
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お品書き。
サクラマスの刺身などもあります。 -
高千穂牛の焼肉。
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キンキンに冷えた生ビール。
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美味しいお肉でした。
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民家風の屋根(こもや)を開けると・・・。
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山菜と野菜の煮しめ。
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山女の塩焼き。
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古代黒米の素麺、やまいも豆腐。
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ご飯は古代米。
食べきれないほどの量でした。
そう言いながら、きっちり全部食べてしまった・・・。
一品一品が丁寧に作られていて、ヘルシーかつ美味しい。 -
食事の間に、部屋には布団が敷かれていました。
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さて、7:30に旅館のご主人がバスを出してくれて、高千穂神社にやって来ました。
境内裏手の斜面を進みます。 -
高千穂神社の神楽殿です。
「高千穂の夜神楽」実演にやって来ました。高千穂神社 寺・神社・教会
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神楽殿は、畳敷きの広間で、収容人数は300人ほど。
この日の観客は、最終的には150人くらいだったでしょうか。 -
もちろん「彫り物(えりもの)」が飾られています。
高千穂夜神楽は、国の重要無形民俗文化財。
里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館にお招きし、夜を徹して三十三番の神楽を一晩かけて奉納する、昔からの神事です。
例祭日は集落によって異なり、毎年11月中旬から翌年2月上旬にかけて、町内二十の集落で奉納されます。 -
これを観光用に365日、毎日20:00から1時間行われているのがこの「高千穂神楽」です。
拝観料は@700円。
三十三番の神楽の中から代表的な4番「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」を、各集落の神楽の舞手が交代で奉納するものです。 -
韓国語のパンフレットを貰いました。
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始まりました。
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1番目の舞は「手力雄(たぢからお)の舞」。
「手力雄の舞」は、手力雄命(たぢからおのみこと)が天照大神が隠れている天岩戸を探し当てるところをあらわした舞です。 -
撮影は「近くの人の邪魔にならないように注意しながら」という条件でOKです。
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説明によると、鈴と紅白の岩戸幣を持ったこの舞は、静と動の折り合いが見事に調和した神楽舞いだそうです。
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天の岩戸を探し当てるというストーリー的に、舞台正面に背を向けるシーンが多く、中々前を向いてくれない・・・(笑)。
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角度的にも申し訳ない写真になってしまっています・・・。
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手力雄命が持つ岩戸幣には冠がついていて、青幣の山冠は天と水とを、赤幣の横冠は地と土を表し、ここでは青幣が山、赤幣は畑の象徴とされます。
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イチオシ
迫力あります。
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この舞は、高千穂神楽の一般的な番付では24番目に舞われる舞なんだそうです。
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今晩の担当の集落の方による説明。
朴訥として穏やかな語り口でした。 -
イチオシ
2番目の舞は「鈿女(うずめ)の舞」。
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天鈿女命(あめのうずめのみこと)が、天の岩戸の所在がはっきりしたので、岩戸も前で面白おかしく舞い、天照大神を岩戸より誘い出そうとする舞です。
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この舞いこそが、高千穂神楽の起源ともいわれるそうです。
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微笑みをたたえた女面に三段切りの御幣と日の丸の扇を持ち、袖を巻き上げて優雅に舞われる舞は、男神の力強さを象徴した手力雄命の舞いとは対象をなす舞です。
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高千穂神楽の一般的な番付では25番目に舞われる舞とのことです。
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3番目の舞が始まりました。
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「戸取(ととり)の舞」。
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イチオシ
手力雄命(戸取明神)の舞で、天の岩戸を開き、天照大神に再び出て頂き世の中に光が戻る事となるという、私でも聞いたことがある神話の舞です。
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赤面に裁着袴、たすきを腰にはさみ杖を持った力強い手力雄の舞いが魅力ですね。
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赤面の汗をはらい黒髪をふり乱し、渾身の力をこめて舞います。
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高千穂神楽の一般的な番付では26番目に舞われる舞だそうです。
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再び、説明。
実際の神楽では、この3番目の舞は、天照大神を岩戸より誘い出そうとする舞であるため、徹夜で何時間も舞い、夜明けになってやっと岩戸が開くという具合で、観客も舞い手も睡魔との闘いなんだそうです~。 -
そして最後の4番目の舞いが「御神躰(ごしんたい)の舞」。
伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)二神による国産みの舞。
新穀感謝祭(新嘗祭・にいなめさい)を祝うために男女の神が新穀で酒を作り、神前に捧げるお神楽で「酒おこしの舞」ともいわれるそうです。 -
イチオシ
男神が神庭(会場)を一回りし、観客の女性を誘惑し、慌てて女神が仲を割きにやって来ます。
また、女神も会場内の男性にちょっかいを出し、男神が怒ります。
この写真は、男神が女性にちょっかいを出しているところ。 -
これは、慌てて女神がたしなめているところ。
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いよいよ、女神が仲を割きに壇上から降りてきているところ。
会場内を二神が動き回り、やや退屈な舞にもアクセント。
場内に笑があふれます。 -
女神に連れ戻され、二人で力を合わせてドブロクをしぼります。
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太鼓の調子に合わせてドブロクをしぼり、酒を飲み合ううちに酔った二人は抱き合って夫婦となるというシーン。
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二神が二人で仲良く酒を醸し、飲むほどに酔うほどに男、女和合のかまけわざ舞です。
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イチオシ
舞の心の中には五穀豊穣、家庭円満の願いが込められています。
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リズミカルな動きでした。
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高千穂神楽の一般的な番付では、20番目に舞われる舞だそうです。
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以上、約1時間。
国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」を体感してきました。 -
神社の駐車場には送迎バスが待機していて、10分程で旅館に戻りました。
雲海の宿 千木 宿・ホテル
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風呂は11時まで。
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男湯。
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温泉ではないのですが、綺麗なお湯で一日の汗を流してすっきりすることが出来ました。
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風呂に入っているのは私だけでした。
(3)に続きます。
http://4travel.jp/travelogue/11257933
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