2017/05/14 - 2017/05/14
18位(同エリア314件中)
めておら☆さん
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- 旅行記171冊
- クチコミ100件
- Q&A回答1件
- 462,477アクセス
- フォロワー109人
プーリア州中部、イトリアの谷と呼ばれる丘陵地帯にある、小さくて素朴な町ロコロトンド。
”円形の場所”という意味を持つ名前の由来は、町を上空から見ると丸い形をしているから。そしてプーリア州に多く見られる、石灰を塗った白い家々で形成されている為、遠くから見るとまるでデコレーションケーキのようだと言われています。
”イタリアの最も美しい村”の一つにも数えられる、ロコロトンド。そこは小さいながらも美しく可憐で、人々の温かさを感じる町でした。
□1日目 5/12 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→バーリ・パレーゼ空港
□2日目 5/13 バーリ・パレーゼ空港(レンタカー借出)→カステッラーナ・グロッテ→ポリニャーノ・ア・マーレ→モノーポリ
■3日目 5/14 モノーポリ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカ→チステルニーノ
□4日目 5/15 チステルニーノ→オストゥーニ→ブリンディジ→レッチェ
□5日目 5/16 レッチェ→オートラント→ガッリーポリ→レッチェ
□6日目 5/17 レッチェ→ターラント→アルタムーラ
□7日目 5/18 アルタムーラ→カステル・デル・モンテ→バーリ・パレーゼ空港(レンタカー返却)→バーリ
□8日目 5/19 バーリ
□9日目 5/20 バーリ・パレーゼ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3日目 5/14(日)
「モノーポリ 海とグルメと教会の町」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11254636
6:15 起床。モノーポリの朝です。
昨夜は近くのパルミエーリ広場で行われていたイベントの音楽が、夜中まで流れていたけど、それも気にならないくらい熟睡。いっぱい歩いて疲れてたからなぁ・・・
8:15 身支度して部屋を出て、ちょっぴり朝の散歩。 -
海沿いに出ると、空も海も真っ青!今日もいい天気です。
-
イチオシ
朝から強い日差し。今日も暑くなりそう。
-
おっ、カヌーの練習してますね。
-
海に向かって建つ”サン・サルヴァトーレ教会(Chiesa di San Salvatore)”
難破した海賊船の乗組員全員が助かったことから、海と聖サルヴァトーレに捧げる教会として建てられた教会。こうしていつも海に向かい、航海の無事を見守ってくれているんでしょうね。 -
海沿いの朝はBarで朝食をとる人や、散歩する人の姿がちらほら見られます。
ハイシーズンにはもっとたくさんの人で賑わうんだろうな。 -
陽射しが海に反射してキラキラ。すごくキレイで強く印象に残ってる風景。
-
”カルロ5世(Castello di Carlo V)”の城が見えて来ました。
催しがある時しか開かないらしく、昨日行ったときも中は見られませんでした。残念・・・ -
さて、そろそろ朝食の時間。B&Bのあるサン・ジョヴァンニ通り(Largo San Giovanni)に戻ります。
朝食が済んだらすぐモノーポリを発たなきゃいけないから、最後に町の様子をしっかり目に焼き付ける。
南イタリアの真っ青な空、そこに映える真っ白な家々。プーリアを思うとき一番に浮かぶ風景です。そこにある人々の何気な~い生活もまた、心を掴む町の魅力なんです。 -
B&Bのあるサン・ジョヴァンニ通りに戻って来ました。
本当に静かで明らかに治安の良さを感じる界隈。ていうか、モノーポリの旧市街全体が、そんな雰囲気なんです。 -
この通りにあるのが、”サン・ジョヴァンニ教会(Chiesa di San Giovanni)”
見過ごしてしまいそうなくらい、小さな小さな教会です。
昨日も開いてなかったし、やっぱり今日も・・・
中見たかったなぁ。 -
朝食は部屋と同じ通りにある別棟の建物でいただきます。
入口はこんな感じ。”OT MONOPOLI”と書いた表札が目印。
中に入ったら階段を上がって行きます。すると・・・ -
テーブルがセットされた屋上に出ました。
オーナーのチェーザレが、「好きなところに座って。」と案内してくれます。「飲み物は?」と聞かれたのでカプチーノをオーダー。 -
周囲を眺めると、城壁が間近に見えました。
うわ、下から見てたら気づかなかったけど、大砲が残ってたんだ!
そりゃそうだよな、古来から城壁が敵から町を守って来たんだから。 -
反対側を見ると、穏かな海。
こんな気持ちのいいところで朝食をとれるなんて、朝からテンション上がる↑↑ -
カプチーノを待つ間、テーブルにはパンやフォカッチャ、チーズ、メロンなどが並べられました。
パンはふわふわ、メロンやチーズも新鮮、そして何よりオーナーの奥様手作りのフォカッチャが最高に美味しかった!
朝食付とうたっていても、スナックとコーヒーしか用意されてないB&Bもあります。でも、私が宿泊した”カルペ・ディエム(Carpe Diem)”は、部屋からも、この朝食からも、オーナーの心遣いがとても感じられる宿でした。
B&B Carpe Diem → http://www.bebcarpediemonopoli.it/ -
9:15 スーツケースを引きずって、城壁の外にやって来ました。
あ、やっぱり城壁の上に大砲あった! -
美しいモノーポリの海にお別れ。
-
城壁の向こうに見える白い家々、ほんとにステキな町でした。
-
ドゥオーモにも最後のあいさつを・・・
楽しい思い出ありがとう、モノーポリ! -
そして車を停めたレジナルド・ピラーノ通り(Via Reginaldo Pirano)に戻ってきました。
旅のお供Smartくんは、おりこうさんに待っててくれました。 -
さーて、次の町へ出発!
海側からちょっと内陸へ入って行きます。目指すのはプーリア州の真ん中辺りに位置する丘陵地帯、”イトリアの谷(Valle d'Itria)”。
とんがり屋根で有名なアルベロベッロがある地域です。
ちなみに、アルベロベッロは2012年に訪れました。その時の旅行記はコチラです。ご参考までに・・・
↓↓
http://4travel.jp/travelogue/10684343 -
モノーポリから20分ほど内陸に向かって走ると、ほら、もうとんがり屋根が見えてきた♪
オリーブ畑やぶどう畑が延々と続くイトリアの谷、その緑のあちこちから、とんがり屋根がポコポコ覗いています。 -
のどかだぁ~。
-
そろそろ目的地が近づいてきましたよぉ~♪
-
石積みの丘にポッコリ小さな町が浮かんでいます。
やって来たのは、”ロコロトンド(Locorotondo)”という町。”円形の場所”という意味を持ちます。
なんで円形かと言うと・・・ -
上空から町を見ると、こんな風に円形をしているからです。
ホントにまぁるい。
円形は、先史時代の集落の名残なんだそうです。この付近にあるマルティーナ・フランカやチステルニーノも、同じく円形が特徴の町です。 -
町の東側にある”アントニオ・ミトラーノ広場(Piazza Antonio Mitrano)”。
ここは白線で区画された無料駐車場になっているので、何時間停めても料金はかかりません。
けっこう広い駐車場なのですが、すでにいっぱい。少し待って空きが出たので、そこに停めました。ロコロトンドは人気の観光スポットですからね。 -
10:00 街歩きスタート!
本来なら町の正面玄関は西側なのですが、駐車場の関係で東側から入ります。
東側の入口”レッチェ門(Porta Lecce)”が見えてきました。 -
ワクワクしながらレッチェ門をくぐり抜け、旧市街に入って行きます♪
-
あ、通りの名前のプレートが可愛い♪
-
ロコロトンドの旧市街も、やはりプーリア独特の白塗りの壁が続きます。
まずは西側入口の”ナポリ門(Porta Napoli)”を目指します。門のそばにツーリストインフォメーションがあるので、まずは地図をもらいに行きます。
事前にネットで地図を見つけ、印刷してきてはいたのですが、やっぱりオリジナルが欲しい。
ロコロトンドの地図 → http://digilander.libero.it/locomind/centro/centro.htm -
ロコロトンドは、”イタリアの最も美しい村(I borghi piu' belli d'Italia)”の一つに数えられていますが、その理由はちょっと歩いただけでもすぐにわかります。
ステキな町の表情が、そこかしこにちりばめられているので。
ちなみに、”イタリアの最も美しい村”についてはwikiをご参照ください。
→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%9C%80%E3%82%82%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E6%9D%91 -
途中いきなり現れた、”サン・ジョルジョ・マルティレ教会(Chiesa di San Giorgio Martire)”。
1790年から1825年にかけて建てられ、町の守護聖人・聖ゲオルギオス(サン・ジョルジョ)を祀っています。
ファサードはネオクラシック様式。上段はコリント式、下段はイオニア式の付け柱が特徴的です。 -
聖ゲオルギオスは古代ローマの殉教聖人で、ドラゴンを退治したという伝説から、彼の図像は必ずと言っていいほどドラゴンを打つ場面が表されています。
ファサード上部、三角小間の部分にも、その場面のレリーフがあります。
早速中に入ってみましたが、ちょうどミサ中だったのですごすご退散。また後で寄ってみることに。 -
サン・ジョルジョ教会に隣接しているのは、19世紀に建てられた”アンヌンツィアータ教会(Chiesa dell'Annunziata)”。
こちらは中に入れました。 -
中は長方形の小さな部屋がひとつだけ。明らかに「ここが主祭壇だよ!」と主張してる場所はなかったのですが、写真奥が正面になるのかなぁ・・・
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壁の上部には「受胎告知」の絵がありました。
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そして数体の聖人像。
木製のものとカルタペスタ(紙張り子)のものがあるようなのですが、どれも精巧なので区別がつきません。 -
目玉を持った聖ルチア。
殉教の際、拷問され目玉をえぐられたことから、目玉が彼女のアトリビュートになっています。 -
これも受胎告知。マリア様も大天使ガブリエルも、端正なお顔をされてます。
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キリスト像も美しい。
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そしてまた、西側のナポリ門を目指して歩き始めます。でも、途中途中にステキな街並がいっぱいあるから、なかなか先に進まない(^^;)
-
こんな優美な邸宅も!
”モレッリ邸(Palazzo Morelli)”です。
1819年に建造されたこの邸宅は、近隣のマルティーナ・フランカによく見られる典型的な建築技術を用いてるそうです。
マルティーナ・フランカにはこの後足を運ぶので、よーく見ておこう。 -
めちゃめちゃ存在感のある門、もろ”バロック”って感じです。
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窓を飾る鉄の欄干は、プーリア南部のバロック様式の典型なんだそうです。
花も飾られていて、とても雰囲気のある窓辺。 -
モレッリ邸を過ぎると、今度は時計塔が。
塔と言っても、本来は「建物に時計が付いてる」と言った方が正しいです。18世紀には大学があった場所で、また牢獄として使われていた時期もあったというので。 -
いや~、ロコロトンドは噂通りステキな町だなぁ~、なんてフンフンフン♪と鼻歌まじりに歩いていると、ふと視線を感じる・・・
脇に目をやると、おばちゃんがじーっとこっちを見てる。東洋人が珍しいのかなぁ。
「こんにちは~」と声をかけると、ニッコリ笑ってくれて。それにアーチのある風景とおばちゃんがものすごくハマってたので、お願いして撮影させてもらいました。なんかいい雰囲気。 -
そして西側のナポリ門に到着。
町の円の直径は300mにも満たないので、あっという間に町を横断できちゃいます。
散策はこの門からスタートした方が良いと思います。門を入ってすぐのところに、ツーリストインフォメーションがあるので。 -
ナポリ門の前はこんな公園になっています。この先が展望台になってるので、再び町に入る前に立ち寄ってみます。
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公園には戦没者の慰霊碑が。イタリアではこのような慰霊碑をほんとによく見かけます。
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そして展望台から見えるのは、緑豊かなイトリアの谷。そこかしこにトゥルッリのとんがり屋根が見えます。
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イトリアの谷のトゥルッリは宿泊施設になっているところも多いそうです。一度トゥルッリに泊まってみるのもいいかも。
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”アッドロラータ教会(Chiesa dell'Addrolata)”
ナポリ門の北側にある教会。1858年建造で、ファサードはネオクラシック様式、シンプルな付け柱で整然と仕切られ、スッキリした印象です。
”悲しみの聖母”という意味を持つこの教会、元は古い城が建っており牢獄として使われていました。そこで繰り返される拷問・・・
しかし1855年にある司祭の指揮により城は壊され、過去の残忍な記憶を消し去るべくこの教会が建てられたそうです。 -
内部は淡いクリーム色を基調とした落ち着いた佇まい。この場所でかつて残忍な行為が繰り返されたなんて、想像もつかないほど穏かな雰囲気です。
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内部には木製の聖人像がいくつか置かれていました。
これは主祭壇右手の”悲しみの聖母(Maria Addrolata)”。 -
別の角度から。
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これも全く様相が違いますが、”悲しみの聖母”のようです。
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キリストの磔刑像。
窓の光が反射して、うまく撮れない(汗) -
アッシジの聖フランチェスコ?
足元に骸骨があるけど・・・ -
左は聖母マリアの母、聖アンナ。右は若きマリア様ですね。
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寄り道ばっかりしましたが、ようやく町の西側のナポリ門から、再び旧市街に入って行きます。
門をくぐるとすぐに、”ヴィットリオ・エマヌエーレ広場(Piazza Vittorio Emanuele)”があります。小さいけど、ここが町で一番賑わう広場になるのかな。 -
このヴィットリオ・エマヌエーレ広場の一画に、ツーリストインフォメーションがあります。入口はこんな感じ。
無事、町の地図を手に入れたので、心おきなく街歩きできます♪ -
ヴィットリオ・エマヌエーレ広場でひときわ目を引く赤い邸宅。19世紀のものです。
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街歩きしていると、いつも気になるアーチ。
こんな何気ない風景が絵になるなぁ。 -
少し歩くと、教会がありました。
周囲の家々も白塗りなので、そのまま見過ごしてしまいそうな小さな教会。
”マドンナ・デル・ソッコルソ教会(Chiesa di Madonna del Soccorso)”
救済の聖母、という意味です。
1627年から1632年にかけて、当時の権力者であったボッラッサ男爵によって建てられました。その為、入口上部にはボッラッサ家の紋章が施されています。 -
中は小さな四角いスペース1つのみ。中央に祭壇があります。
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祭壇には”救済の聖母”の絵が。17世紀のものです。
-
イチオシ
それにしても、ロコロトンドの旧市街はゴミ一つ落ちてない。しかも全ての家が真っ白くキレイに手入れされています。
この景観を維持するのって全員が協力しないと難しいと思うけど、それができちゃってるのが素晴らしいです。 -
強い陽射しが白い壁に反射して、まぶしいくらい☆
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ニンニクもこうなるとアートです。
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路地、アーチ、街灯。最強の組み合わせ♪
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こんな外階段の付いた家が多いのも、この町の特徴。
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途中、旧市街南側のナルデッリ通り(Via Nardelli)に出ました。
目の前には、こーんな美しい田園風景。
あれ、遠くに見えるのは・・・ -
マルティーナ・フランカの町です。
ロコロトンドと同じく、イトリアの谷を囲む丘の上に築かれた町。といっても面積はロコロトンドの6倍くらいあるんですけどね。
後で行ってみるので、とりあえず遠景だけ楽しんで・・・さ、また街歩き再開! -
ロコロトンドは小さい町なので、たとえが地図が無くてもぐるぐる回ってれば充分楽しめるでしょう。
ちょっと歩けば同じ場所に戻ったりして。でも、そんな迷いながらの散策も楽しいですよね。 -
うわぁ~ここもステキ♪
適当にツタを生やかしてるようで、実はちゃーんと計算されてる感じ。 -
ふと奥に目をやると、モップで家の前の道をせっせと水拭きするご婦人が。
すごい、外を水拭きですよ!
聞いたところによると、ロコロトンドの人々はとてもキレイ好きで、女性達は自宅前だけでなくご近所の家の前の通りまで毎日水拭きするんだとか。
どうりで、歩いていてゴミが一つも無いどころか、汚れすら気にならないと思った! -
近くまで行ってみると、今度は手で雑巾がけしてる。素晴らしいです!
「こんにちは~。お掃除大変ですね。毎日されてるんですか?」と尋ねると、
「そうよ。この町の人達はみんな、町をキレイにしようと一生懸命努力してるから。」と、ちょっと腰をさすりながら答えてくれました。
イタリア人には往々にして感じることですが、それぞれが自分の町に誇りを持っていて、愛する町をよりよくしようと皆が力を合わせてる。ご近所同士あいさつもしなくなった今の日本が見習わなければならない一面だと、いつも感じます。 -
ほら、また外階段のある風景。上っていきたくなっちゃいます。
-
お土産もの屋さんの店先には、トゥルッリのミニチュア。
以前アルベロベッロに行ったときに1つ買ってきたのですが、かわいくてまた欲しくなっちゃう。 -
そして一番最初に訪れた、”サン・ジョルジョ・マルティレ教会(Chiesa di San Giorgio Martire)”に戻ってきました。
さっきはミサ中でしたが、さて、今度は中をゆっくり見られるでしょうか・・・ -
ちなみに、教会にはこんな鐘楼も付いてます。
-
内部はバロック様式とルネサンス様式が混在しています。アッドロラータ教会同様、淡いクリーム色が基調でやすらぎを感じる空間になっています。
平面の形状はギリシャ十字、中央には高さ35mもあるクーポラが。
主祭壇は大理石で、1764年に作られました。
中を見ようとましたが、やはり祭壇で何かやってるようです。人もたっくさん!
残念ながら遠目から全体を眺めて終わりにしました。 -
主祭壇にはもちろん、ドラゴンを退治する聖ゲオルギオスの絵が。
凛々しいですねぇ! -
主祭壇の右手を撮影。自然光がいっぱい射し込んで、晴れ晴れとした気持ちになる聖堂です。
-
主祭壇の左手を撮影。
教会内には1841年の”最後の晩餐(L'Ultima Cena)”や、聖ゲオルギウス(San Giorgio)、1769年のロザリオの聖母(Madonna del Rosario)などの貴重な絵画があったようなのですが、見られなくてホントに残念(T_T) -
そしてまた街歩き。
どこを歩いてもキレイで可憐で、気持ちがほっこりする街並。 -
ふと視線を感じて見上げると、こちらをガン見するネコ。
私もガン見してやった。 -
また視線を感じて見上げる。今度は洗濯物干してるオバちゃん。
「こんにちは~!」と声をかけると、「ねぇ、そこの小さい教会には行ってみた?」と指をさす。
「そこって・・・すぐ近くにあるの??」と聞くと、道を教えてくれた。
そして「すっっっごくステキな教会だから!絶対見るべきよ。行ってみて!」と、ちょっぴり鼻息も荒く勧めてくれた。
さて、その教会とは・・・ -
”サン・ニコラ教会(Chiesa di San Nicola)”
1660年頃に建造されたと言われていますが、数世紀に渡りなおざりにされ退廃、その後は別の用途に使われたりしていたようです。最近になって修復されましたが、それはこの真っ白な壁を見るとわかります。
それにしても、周囲の家同様真っ白で十字架も見当たらないし、ともすれば教会と気付かず通り過ぎてしまいそう。
この教会のなにが、そんなに素晴らしいの、オバちゃん?? -
それは中に足を踏み入れた瞬間わかりました。
小さく狭いスペースではありますが、天井一面に美しいフレスコ画。これも最近修復されたようで、鮮やかな色彩が余計に目を楽しませます。
すご~い、オバちゃんの力説通り素晴らしい教会! -
フレスコ画は、ミラの聖ニコラウスの生涯と奇跡を描いています。
聖ニコラウスはサンタクロースのモデルとなった聖人として知られています。
天井には楽しげに楽器を奏でる天使たちが描かれ、その下、壁との境界に並ぶいくつかのマスの中に、ニコラウスの生涯が描かれているようです。 -
青い空の中で、天使たちはどんな音楽を奏でているんだろう。あまりに楽しげで、宗教画っていうのを忘れちゃうくらい。
円の中には聖霊の象徴である鳩が描かれています。 -
天使たちの下には、聖ニコラウスの生涯が描かれていますが・・・
-
楽し気な天使たちとは裏腹に、その下に描かれている場面はちょっとシリアス。
左下は首吊りをしている場面のようだし、右下は馬車のようなものに轢かれて横たわる人が描かれてます。
陽と陰のギャップがちょっとコワイ・・・ -
聖ニコラウスは財産家の子として生まれました。両親の死後、莫大な遺産を相続しますが、それを貧しい人々に分け与えたといいます。
そんな逸話もこのフレスコ画に描かれているようです。
ちなみに、聖ニコラウスがサンタクロースのモデルとなったのはこんな逸話が元になっています。
貧しさから、3人の娘を嫁に出すこともできない家があると耳にしたニコラウスが、正体を知られぬようマントと頭巾で体を覆い、夜中にその家の窓から金貨を投げ入れます。その金貨が偶然、暖炉に干してあった靴下に入ったそうな・・・
クリスマスにサンタクロースが靴下にプレゼントを入れるのは、この逸話が元になっているんですね。なるほどぉ~。 -
クーポラもちゃんとありましたよ。
永遠の父(キリスト)の回りを飛び交う天使たち、とっても可愛かったです。
四隅に聖人たちも描かれてます。 -
天井にばかり気をとられていましたが、ちゃんと祭壇もありました。
ただ、祭壇のフレスコ画は何がなんだかサッパリわからくなってましたが・・・
ここも是非修復してほしい! -
外に出ると、サン・ジョルジョ教会の鐘楼が間近に見えました。
-
旧市街の円から一旦外に出て、9月20日通り(Corso XX Settembre)を北へ歩きます。
途中、警察車輛発見!条件反射のように写真を撮ってしまうのはナゼだろう??
だってカッコイイんだもん、イタリアのは。 -
9月20日通り沿いにある、これまた小さな小さな教会。
1683年に建造された、”スピリト・サント教会(Chiesa dello Spirito Santo)”です。
小さな鐘楼、小さなバラ窓、小人の教会みたいです。 -
でも、中には素晴らしい像や絵画が飾られていました。
-
祭壇画は”聖霊の降臨(Discesa dello Spirito Santo)”。
もっと大きな絵から切り抜いた一部分ではないかと言われているそうですが、そう言われてみると、構図がちょっと中途半端なような・・・ -
黒い鉄のウォールランプがすごくステキだった。
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この美しい聖母子像はカルタペスタ(紙張り子)だそうです。
カルタペスタと言えば、同じくプーリア州・レッチェの伝統工芸ですが、こんなに精巧にできるものなんですね。オドロキ。 -
こちらはパドヴァの聖アントニオ。彼の図像はいつも幼子イエスを抱いていますが、このイエスは目玉おやじくらいちっさいですね(^_^;)
-
こちらはピエタ像。カルタペスタと思えないほど艶やかで生々しい。
-
教会の外に出ると、何やら遠くから煙とともに「ブブゥ~ン」という音。
見ると9月20日通りをベスパの集団が通過して行きます。
次から次と、すごい数! -
どんどんやって来る!
思わずあ~んぐり口を開けたまま、固まって見てしまいました。
ベスパ愛好家のイベントか何か?? -
走り去る後ろ姿も、あ~んぐりと見送る。
なんだったんだ・・・?! -
さて、そろそろロコロトンドの街歩きも終盤です。
旧市街の東側、駐車場になっているアントニオ・ミトラーノ広場付近まで戻って来ました。
広場の近くにあるのが”マドンナ・デッラ・グレーカ教会(Chiesa Madonna della Greca)”。15世紀に建てられた、ゴシック様式の教会ですが、内部にはわずかにルネサンス様式も混在しています。
ファサードはシンプルなだけに、大きなバラ窓が引き立ちます。 -
内部は三身廊式。白一色の世界が余計に神聖さを感じさせます。
柱とヴォールトが織り成すアーチの連続が目に楽しい。 -
主祭壇はルネサンス様式。
”バラの聖母(Madonna delle Rose)”の彫像です。その両脇には聖人達が並びます。 -
左側廊には、町の守護聖人”聖ゲオルギオス(San Giorgio)”の彫像、こちらもルネサンス様式。やはりドラゴン退治のシーンですね。
1559年の作品で元はサン・ジョルジョ教会に納められていたものだそうです。 -
聖母子像もありました。聖母があどけない少女のような表情。
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天井から吊られたランプは黒い鉄製。白と黒、モノトーンのコントラストに惹かれます。
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コリント式の柱もステキです。
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金のシャチホコみたいな魚(笑)
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変顔発見!!
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とっちゃん坊やwwwwww
もはや変顔探しは、私のライフワークとなっているのです。 -
入口の方向を眺める。
ファザードの大きなバラ窓から、まぶしいくらいの光が射し込んでます。
シンプルだけどとっても美しい。この教会、好きだなぁ~。 -
大満足でマドンナ・デッラ・グレーカ教会を後にします。
さて、最後にもう一つ教会を見ておこう。 -
マドンナ・デッラ・グレーカ教会から少し北に歩く。
途中、脇を見ると、旧市街に入っていくこんな階段が。
もう一度町の中に入り、白くて可憐な家々を眺めたいところだけど、もうあまり時間が無いので先に進むと・・・ -
すごい停め方してる車発見!!
これって、もう下はすっちゃってるし、鉢にも思いっきりぶつかってますけど・・・
いやいや、大らかなイタリア人は気にしないのでありました。
よーく見かけます、こういう無謀な停め方してる車(笑) -
最後に訪れたのは、”サン・ロッコ教会(Chiesa di San Rocco)”。
その起源は16世紀まで遡りますが、現在あるのは19世紀に建てられたものです。
17世紀後半にペストが流行した際、聖ロクス(サン・ロッコ)が町を救ったことから、彼を祀るこの教会が建てられたそうです。
ファサードはごくシンプルですが、その分、下段の扉両脇を飾る2本の太い円柱が存在感を見せています。
上部、三角小間には聖ロクスの像が見られます。 -
横から眺めると鐘楼が覗いていました。
-
内部はさほど広くはありませんが、丹念に装飾が施されているなぁという印象を受けます。
-
主祭壇もゴテゴテした装飾はありませんが、よーく見ると周囲の壁に細やかな草花の模様が施されています。
六角形の模様の天井も美しいです。 -
祭壇には聖ロクスの石像が。色鮮やかな衣装が映えます。
-
クーポラは四角模様が連なっています。上に行くほど四角が小さく描かれてるための視覚効果なのか、見ていると吸い込まれそうになります。
-
コリント式の柱、柱頭部分だけブロンズかな?渋味があってステキです。
-
聖ロクスの絵画もありました。
聖ロクスの図像は、たいがい裂傷を負った脚を見せて立ち、その傍らにパンをくわえた犬がいます。
彼が脚に傷を負った際、犬が彼に食べ物をはこんでくれたり、傷口をなめてくれたお陰で命が助かったからだと言われています。 -
さて、サン・ロッコ教会も見終え、これにてロコロトンドの散策も終了です。約1時間ほどでしたが、町の良さを味わうには充分でした。
元来た東側レッチェ門へ向かう途中、花いっぱいのステキな一画が目に飛び込んで来ました。
この場所が、町の穏かさ、温かさ、可憐さを象徴してるみたい。
まぁるい形のロコロトンドは、訪れる人の心もまぁるくしてくれる、そんな町でした。 -
立ち去ろうとして、ふと玄関先を見ると、一足も二足も早いおちゃめなサンタクロースが宙に浮いてました。カワイイ~(笑)
-
レッチェ門の手前にこんな町の絵も。
ぶどうとオリーブの畑の中に、トンガリ屋根のトゥルッリが点在するイトリアの谷。その向こうの丘に、小さく丸いロコロトンドの町が見えています。 -
レッチェ門を抜けて駐車場に戻り、ロコロトンドの町を後にします。
-
イチオシ
11:15 次の町、マルティーナ・フランカに向けて出発!
丘を下りながら眺めたロコロトンドの遠景は、デコレーションケーキのよう。
本当にステキな町でした♪
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この旅行記へのコメント (8)
-
- zunzunさん 2017/07/13 22:51:54
- ロコロトンド(^^♪
- めておら☆さん、こんばんは〜☆
ロコロトンド、、、
1時間で回れるくらいの街なのですね。
じゃぁ、気ままに歩いても良さそうだな。
ロコロトンドを地図を印刷させていただきました。
グーグルマップを見てもそれほど良く分からず、、、
どうしたものかと思っていたのです。ありがとうございます^^
印刷した地図を見ながらめておら☆さんと一緒に歩いてみました。
続きも熟読させていただきます^^
zun
- めておら☆さん からの返信 2017/07/14 09:20:10
- RE: ロコロトンド(^^♪
- zunzunさん、こんにちは〜!
いつもいいね&コメントありがとうございます(*^_^*)
ロコロトンドの地図、ご活用いただけて幸いです♪
私も下調べの段階で困ってたんですよ。ホラ、小さい町だとGoogleのストリートビューもあまり役に立たなかったりするし。事前に地理が少しでもわかってると助かりますよね。
ちなみに、あのネットの地図は現地のインフォでもらったのと同じでしたよ。
> ロコロトンド、、、
> 1時間で回れるくらいの街なのですね。
> じゃぁ、気ままに歩いても良さそうだな。
そうそう、ほんとにあっと言う間に回れちゃう町です。地図が無くてもぐるぐる回ってたら同じとこに辿り着く・・・みたいな。気ままなぶらぶら歩きには持ってこいだと思います。
街並みがカワイイから、zunzunさんの楽しい旅行記にマッチするんじゃないかなぁと勝手に想像してます。
プーリアはいつから行かれるんでしたっけ?私は行ってきたばかりなのに、すごく羨ましいです!
旅の準備、がんばってくださいね〜(^^)/
めておら☆
-
- ポポポさん 2017/07/09 11:38:38
- 白亜の町ロコロトンド、素敵な町ですね。
- めておら☆さん、こんにちは。ご無沙汰しています。
ロコロトンド、素敵な町ですね。1時間程で観光できる小さな町なのに沢山教会があるんですね。そしてそれらの小さな教会が一つ一つ個性を主張している。素敵だなと思いました。
白い街並みも綺麗ですね。
ハイシーズンになれば多くの旅行客が押し掛けるのでしょうが、その時この町は違う表情を観光客に向けるのでしょうか?
いつまでも旅行記で紹介されたままのロコロトンドであってほしいなと思います。
同じ白い町は、スペインのコスタデルソルのミハスなどいくつかありますが、素朴で温かなロコロトンドの方が気に入りました。
心に残る素敵な旅行記でした。有難うございました。
ポポポ
- めておら☆さん からの返信 2017/07/09 11:55:58
- RE: 白亜の町ロコロトンド、素敵な町ですね。
- ポポポさん、こんにちは〜!
いつも私めのつたない旅行記にお付合いいただいて、ありがとうございます(^^)
ロコロトンドは、今やかなり人気の町になっているようで、私が訪れた時も観光客でいっぱい。小さい町だから、余計にいっぱいに感じるのかもしれませんが・・・
でも、そのくらい本当に素敵な町なんです。素朴で小さな町っていいですよね、なんだか心がほっこりして。
> ハイシーズンになれば多くの旅行客が押し掛けるのでしょうが、その時この町は違う表情を観光客に向けるのでしょうか?
> いつまでも旅行記で紹介されたままのロコロトンドであってほしいなと思います。
おっしゃる通りです!!観光客が押し寄せることによってどんどん観光化されて、本来の美しさを失ってしまうのは悲しいです・・・私も、いつまでもそのままの町でいてくれることを祈ってます。
> 同じ白い町は、スペインのコスタデルソルのミハスなどいくつかありますが、
はい、さっそくポポポさんの旅行記拝見させていただきましたよ。ホントだ、同じ白い町でもロコロトンドとは全然趣が違いますねぇ!すごく整然としてる感じで。それにしてもあのサラダ、ホントに超大盛ですね(笑)
ポポポさんは色んな国に行かれてるから特徴を比較できて、それもまた面白いですね。
では、私もまたポポポさんの中央ヨーロッパも楽しみにしてますね〜
めておら☆
-
- マリアンヌさん 2017/07/01 21:10:29
- 丸い街
- めておらさん、こんばんわ〜☆
モノ―ポリの青い海、青い空、白い建物、キレイですね〜
これぞプーリアって感じ。
そしてロコロトンドの遠景、いいですね。
私は電車で行ったので写真撮れなかった。
めておらさん視線のロコロトンドの別の顔が見れて楽しいです。
時折、あ〜そこ行ったとか…そんな場所あったっけ?とかね。
教会、たくさんあるね。私はマドンナ・デッラ・グレーカ教会くらいしか入らなかった気がする。変顔見つけたね!フフ
おば様に教えてもらった教会、小さいけど素敵なフレスコ画がいっぱいだったね♪
秘密の小箱みたいだっただったね。
マルティーナフランカも楽しみにしてるよ。
マリアンヌ
- めておら☆さん からの返信 2017/07/02 00:02:31
- RE: 丸い街
- マリアンヌさん、こんばんは〜!
いつもお付合いありがとうございます(^^)
> モノ―ポリの青い海、青い空、白い建物、キレイですね〜
ホント、まさに「南イタリア プーリアへの旅」の表紙の世界ですね。どうして南イタリアの空って、あんなに深い青なんだろう?日本の空はもっと色薄いよね??
> めておらさん視線のロコロトンドの別の顔が見れて楽しいです。
> 時折、あ〜そこ行ったとか…そんな場所あったっけ?とかね。
旅は、そこを訪れた人によって感じ方も、それをアウトプットする時の表現も違いますよね。だから他の方の旅行記読んでてもオモシロイんだけど。
私だって他の方の旅行記見てて、「うぁぁぁ、そんなトコあったんだ!見逃したっ(汗)」って思うことも多々ですよ〜。
> 変顔見つけたね!フフ
ほんと、教会で変顔探しなんて絶対罰当たるぞって思うんだけど、やめられません・・・(^^;)
ところで、マリアンヌさん、今はフォトブック作りで忙しいんじゃないですか??
今年のアブルッツォ・ウンブリアのフォトブックもステキなのができそうね〜☆
お忙しい中、ご訪問ほんとにありがとうございまーす!
めておら☆
-
- Satoshi-sanさん 2017/07/01 10:54:01
- 素敵な旅ですね。
- めておら☆さん
こんにちは、早速拝見させていただきました。
天気は快晴!南イタリアの空がすがすがしく晴れて、建物とのコントラストが、
とても綺麗で、行きたくなります。
街歩きが楽しそう!
本当に、行きたくなりましたね。
では。
Satoshi-san
- めておら☆さん からの返信 2017/07/01 11:08:13
- RE: 素敵な旅ですね。
- Satoshiさん、こんにちは〜!
またまたご訪問&いいね、ありがとうございます。
南イタリアの小さな町はフォトジェニックな風景が多くて魅力的です。人も温かいし、食べ物も美味しい♪
きっとSatoshiさんなら素敵な写真がいっぱい撮れると思います。
見たいなぁ〜、Satoshiさんの写真・・・行かれたら是非旅行記UPしてくださいね。楽しみにしてます(^^)♪
では、また旅行記ゆ〜っくりUPしていきますが、お時間ある時でも覗いていただけたら幸いです。
めておら☆
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