2016/03/09 - 2016/03/17
2721位(同エリア9830件中)
porculsさん
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- 旅行記90冊
- クチコミ376件
- Q&A回答8件
- 250,810アクセス
- フォロワー30人
2013年10月、英国俳優ベネディクト・カンバーバッチに会うために初めて渡英して以来、6度目の渡英となった2016年3月は、有名スターたちによる手紙の朗読イベント「レターズ・ライブ」を聴きに行く旅。6日間行われるイベントの、どこかでカンバーバッチが出演するけれども、いつ出演するかは当日のお楽しみ!という、ロンドン在住者向け感満載の、はるばるロンドンに行く観光客への配慮感ゼロのイベントに、負けるもんか!と6日連続で行ってみた記録です。
英国初心者なので、昼間は色々観光して歩きました。
その②は、ウィンブルドン、ブライトン、ルイス、ロンドンぶらぶら、そして生カンバーバッチです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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「レターズ・ライブ」旅5日目。テニスをしている親戚からお土産買ってくるように頼まれて、1年前にショップだけ訪れたウィンブルドンを、再訪。せっかくなので、今回は博物館を見学することにしました。
ウィンブルドンは、地下鉄ディストリクト線のサウスフィールズ駅から歩いて15分ほど、駅からはバスやタクシーでもいいですが、天気が良ければ歩くのも楽しいです。で、現地では、(1)ショップで買物だけする、(2)博物館を見学する(センターコート見学もセットでついてくる)、(3)ツアーに参加する(プレスルームやBBCの放送室などに入れるようです) の三択です。ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館は、かなり充実の展示内容でした。昔のテニスウェアやラケット、当時のテニスの絵が描かれた食器など、実に細かく収集・展示されています。テニスをしている人や、テニスファンなら、たまらないと思います。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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昔の選手の写真と、その選手が使っていたラケットが一緒に展示されていて、生々しい迫力があります。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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キング夫人とロッド・レイバーのラケット。
キング夫人は、同時代で見た記憶はないものの、漫画「エースをねらえ!」で岡ひろみと対戦するシーンを覚えていたので、知り合いを見つけたような気持ちになって「あ、キング夫人」と、嬉しくて声に出してしまいました。「エースをねらえ!」のウィンブルドンのシーン(1回戦でひろみがキング夫人に負けたとき、「初めてウィンブルドンに来たとき、私も1回戦で負けたのよ」と声をかけられ、その話を聞いたひろみのダブルスパートナーのジャッキーが、「なかなか言えないことだわ」とか言って、キング夫人はあなたに、ここまで来なさい!と言ってくれたのよ、みたいに解説するシーン)をありありと思い出して、このラケットの前で、ひとり勝手に感慨深い思いにひたりました(笑)。ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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過去の試合映像が見られるようになっていました。世代的にはボルグ対コナーズとか懐かしかったのですが、「エースをねらえ!」で読んだけど実際の映像を見たことのなかったニューカムやナスターゼが、本当はどんな顔でどんなプレーをするのか興味があって、見てみました。ナスターゼは漫画の中で岡ひろみとぶつかるシーンがあるのですが、漫画と同じ顔でした。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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昔のテニスボールも色々展示されていました。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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昔のテニスラケットたち。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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フレッド・ペリーとアンディ・マレー。英国が誇るウィンブルドンを制した男たちです。(イギリスでのアンディ・マレー人気は、当然かもしれませんが、すごいです。)
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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昔のテニス大会のポスターと、当時の選手の写真。オーソドックスで上品なテニスウェアが、映画「炎のランナー」でナイジェル・ヘイバースが演じた貴族で五輪銀メダリストのロード・アンドリュー・リンゼイみたいで(あちらは陸上の話ですが)、気品があって素敵です。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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懐かしのボルグ。ウッドのラケットだったんだー(時代的に当たり前ですが)と、今見ると不思議な感じ。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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途中、なぜかこんな2001年宇宙の旅みたいな、近未来的なコーナーが。
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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さらに不思議な、気味の悪い観客のマネキンが・・・(女性の方は、ブレード・ランナーのダリル・ハンナみたいな顔です。)
ウィンブルドン ローン テニス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の入場料を払うと、センターコートの見学もできます。売店のところで、「1時半からセンターコート見学でーす」みたいに適当に声をかけているので、博物館の入場料を払った場合は、センターコートを見逃さないように気をつけましょう(笑)。わからなかったら、ショップの店員さんに「センターコート見学は何時ですか」とか聞くと、声をかけてくれます。
ウィンブルドン スタジアム・スポーツ観戦
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前回大会の決勝戦の表示のまま、置いてあります。ジョコビッチ対フェデラー。
ウィンブルドン スタジアム・スポーツ観戦
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セリーナ・ウィリアムス対ガルビネ・ムグルサ。
ウィンブルドン スタジアム・スポーツ観戦
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ツアーは申し込んでなかったのでセンターコートを見られるとは思ってなくて、しかもガイドさんが付いて色々と逸話を説明してくれて、結構ゆっくり時間を取って見ることができ、嬉しい驚きでした。
ウィンブルドン スタジアム・スポーツ観戦
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センターコートの入口。
ウィンブルドン スタジアム・スポーツ観戦
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ウィンブルドンからロンドン中心部に戻ってきて、その日はセントパトリック・デーだったので、緑色のパレードを見ようとトラファルガー・スクエアまで行ってみました。
トラファルガー広場 広場・公園
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アイルランドの聖人を記念する日なので、アイリッシュのバーやフードストールがたくさん出ていて、すごく魅力的でしたが、どこも激混みで、並ぶのが嫌で、見るだけにとどめました。
トラファルガー広場 広場・公園
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取材クルーの姿も。
トラファルガー広場 広場・公園
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あまりの人混みに負けて、パレードを見ることなくすごすご退散しました。
トラファルガー広場 広場・公園
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遅めのランチ。いつもテレビの料理番組で見ているジェイミー・オリバーのお店に一度行ってみたくて、コヴェントガーデンにある「ジェイミーズ・ユニオンジャック」というカジュアルなお店はいつも大混雑なので、ちょっと離れた、レスター・スクエアに近い、アッパー・セントマーティンズ・レーンにある「ジェイミーズ・イタリアン」に来てみました。
ジェイミーズ イタリアン (ジェイミー オリバーズ イタリアン コヴェント ガーデン店) イタリアン
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予約なしでも入れたけれど、ランチの時間を過ぎているのにほぼ満席で、ほとんどが観光客っぽく、テーブルの間隔が狭く、お客がぎゅうぎゅう詰めで、おまけに備品(ナプキンとか)が何でもレジのところでショップみたいに売っていて、お商売上手感満載すぎて、素直に食事を楽しめる感じではありませんでした(個人的な好みとして、です。他の人たちは美味しそうに食べていました)。
ジェイミーズ イタリアン (ジェイミー オリバーズ イタリアン コヴェント ガーデン店) イタリアン
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このパスタも、美味しかったですが、日本のこましなイタリアンでいくらでも食べられるレベルで、世界的に有名なシェフならではという魅力を、私は感じることができませんでした。まあ、イギリスはあまり美味しいお店がなかったから、ちょっと本格的なこういうイタリアンを必要以上に美味しいと思ったのかなあ、などと意地悪く考えました。カジュアルな店内のわりには、お値段はカジュアルでもなかったです。
ジェイミーズ イタリアン (ジェイミー オリバーズ イタリアン コヴェント ガーデン店) イタリアン
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パスタのメニュー。私が食べたのは、左下の「Squid & Mussel Spadhetti Nero」だったと思います。
ジェイミーズ イタリアン (ジェイミー オリバーズ イタリアン コヴェント ガーデン店) イタリアン
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デザートメニュー。結局、エスプレッソだけにしました。
ジェイミーズ イタリアン (ジェイミー オリバーズ イタリアン コヴェント ガーデン店) イタリアン
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エスプレッソ(美味しかった)。
ジェイミーズ イタリアン (ジェイミー オリバーズ イタリアン コヴェント ガーデン店) イタリアン
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コヴェントガーデン(ニール・ストリートかどこか)を歩いていて、通りすがりにあまりに美味しそうなので、ふらりと入って生ハムを買ったお店。(店名失念しました。)
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モータウンのミュージカルが始まったばかりだったシャフツベリー・シアター。1911年にできたそうです。
シャフツベリー劇場 劇場・ホール・ショー
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「レターズ・ライブ」4日目。フリーメイソンズ・ホールに何度も通い詰めて、すっかり隅々まで覚えていたので、帰国後、ドラマ「名探偵ポアロ」でほんの数分だけここでロケしているシーンを「あ!フリーメイソンズ・ホール!」と、目ざとく見つけました。「マギンティ夫人は死んだ」というエピソードで、新聞社として外観と中が使われていました。ロケ地情報。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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ただでさえ英語の朗読を聞くだけという(音楽の演奏もありますが)、非ネイティブ英語民にとってはハードルの高いイベントなのに、誰が出演して、誰のどんな手紙を読むかは、その場のお楽しみ、という趣向なので、あとで追っかけ仲間に報告するために、暗闇で必死でメモを取りました。この小さなスクリーンには「誰から誰への手紙」だけが表示されますが(例:Katharine Hepburn to Spencer Tracy)、それも必死でメモりました。会場で売っていた2冊の手紙集の本からの引用が多かったので、本も買いました。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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会場は毎晩満員御礼状態でしたが、6日間毎日、1列目の同じ席に一人で座っていたので(アジア人も少なかったので)、警備のおっちゃんに覚えられて、毎晩「今日も同じ席だね」などと話しかけられました。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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さて、この日は何と、ベネディクト・カンバーバッチが4回も朗読してくれて、「シャーロック」のモリーことルイーズ・ブリアリーとのラブレターの読み合いなどもあり、私を含むベネディクト・ファンの女性たちの気持ちがわあ~っと盛り上がったところに、さあああっと水を差したのが、嫁のソフィー・ハンターの登場。他の出演者は皆ものすごく熱演(熱読?)なのに、ソフィーだけつんとおすましの私きれいでしょって感じで、会場のベネディクトファンたちは皆、シュンとなりました。
…とはいえこの日はなかなかに豪華な出演陣で、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に出ているオスカー・アイザックが、「SW」第1作でオビワンケノビを演じたアレック・ギネスが撮影中に友人に書いた愚痴の手紙(「くだらないセリフ」とか、ハリソン・フォードの名前も「テニソン・フォード」と間違って書いている!)を読み上げて、大喝采を浴びていました。
「レターズ・ライブ」の一部の映像はネットで見られます。オスカー・アイザックの朗読も、映像が上がっています。フリーメイソンズ ホール 建造物
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買ってしまったレター集の本。結構高い。そして重い。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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帰り際に、たまたまオスカー・アイザックが出てきたので(今回は出待ちはしていなかったのに)、ちょっとピンボケですが、生オスカーの写真。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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「レターズ・ライブ」旅6日目。イベントは夜7時半からなので、この日の昼間は列車に乗って2つの街を巡る予定です。まずはヴィクトリア・ステーションからブライトンへ向かいます。
ヴィクトリア駅 駅
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再開発のため取り壊されているバターシー発電所。
「シャーロック」シーズン2第1話「A Scandal in Belgravia」で、死んだと思われたアイリーン・アドラーにジョンが会う(で、ジョンをこっそりつけてきていたシャーロックが傷つく)切ない場所のロケ地です。
他にも色んな映画のロケ地になっていて(英国王のスピーチ、ヒッチコックの昔の映画、ビートルズのHELP他たくさん)、あと、ピンク・フロイドのジャケ写でも有名です。バターシー発電所 建造物
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1時間ほどでブライトン駅に到着~。
ブライトン駅 駅
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大きな駅は、どこも似たような造りです。
ブライトン駅 駅
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海辺のリゾートタウンらしく、陽気なピアノが駅に置いてあったり。
ブライトン駅 駅
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リゾート感盛り上がる、駅の出口。
ブライトン駅 駅
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特に何が見たいとかもよく調べてなかったので、とりあえず海の方へとぶらぶら歩きます。
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海の方へ歩いていく途上にあった、セント・ピーターズ・チャーチ。
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海辺に到着。海沿いの道をぶらぶら歩きます。
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有名なブライトン・ピア。渡ってみたかったけど、時間がないので、写真を撮っただけ。
ブライトン ピア テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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高所恐怖症で乗り物酔いしやすく、遊園地のほとんどの乗り物に乗れないダメ人間ですが、観覧車だけは好きなので、乗ってみました。Brighton Wheel。
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季節外れなので、空いていました。
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ブライトン・ピアと海が見えます。
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だんだん高いところに上っていく…
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造りがちゃちなのか、古いからか、海辺の強風(というほど強風ではなかったのに)で、めっちゃ揺れます。怖い。で、ギシギシという怪しい軋み音がして、不安になって本体を見ると、結構サビサビ。怖い。
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何周するのかも、ちゃんと説明を聞いていなくて、不安になってきました。
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眺めは最高でした。向こうの方にかすかに見えている真っ白な崖は、この1年前に訪れたセブン・シスターズの白い絶壁を思い出させました。
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ぴっちりと閉まっていて外の空気は入ってこず、中はエアコンが効いていて、ずっと音楽がかかって、ブライトンについて説明するナレーションが流れています。The Whoと「さらば青春の光」のこととか、エピソードてんこ盛りで、それなりに興味深かったのですが、途中から風で揺れるので船酔いみたいになってきて、英語を聞き取る気分になれず、最後の方は朦朧として乗っていました。笑。
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足元までしっかりガラス張りなので、高所恐怖症だと結構怖いです。一人で乗っていたので、色んな角度の写真を撮るために両側のシートを行ったり来たりするたびに、足元からぞわわわわ…という恐怖感が。
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この日は天気が良くて、眺めは本当に最高でした。海もとっても美しくて。
…けど、3周目くらいから、もう降りられるから、まだかな、と、降りることばかり考えていて、そして何と!6周もするまで降りられませんでした…。観覧車とか高いところが好きな人は、結構堪能できます。笑。 -
降りた途端に、乗り込むときに撮られた写真を売りつけられそうになります。断りました。笑。
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船酔いでふらふらになりながら撮った、映画「第三の男」風を意識してみた写真。(ちょっと違いますか?だいぶ違いますか…?お許しを。)
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いい天気で、歩くのが気持ちいいです。
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歴史的な電車を保存(復元?)したらしい、Volk's Electric Railway。季節外れなので、動いていませんでした。ちょっと乗りたかったのに。
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ブライトン・ピアと、海岸。
そういえばイギリスの海岸は(全部ではないでしょうが、たまたま私の行ったところは全て)、砂ではなくて小石で出来た海岸で、歩きにくいことこの上なく、浅いぺたんこのローファーみたいなので歩くと、靴の中に小石が大量に入ってきて、大変なことになります。 -
陽気な海辺のリゾートっぽく撮ってみた写真。夏は大変な人出で賑わうそうです。
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時間がなくて、前を通っただけの「ロイヤル・パビリオン」。
何でも昔の王様が、贅の限りを尽くして造ったという、なぜか中東風?インド風?の王宮です。なんでやねん、と、小声で突っ込みながら前を通り過ぎました。ロイヤル パビリオン 城・宮殿
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怖いもの見たさで、中を見てみたかった気がします。どうして中東風?インド風?にしたんだろう。エキゾチックがかっこ良かったのかな。
ロイヤル パビリオン 城・宮殿
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古いリゾート地なのできっと素敵なお店もたくさんあるだろうと、買い物だけは場所を調べていたのですが(The LanesとNorth Laine)、時間がなくて焦って歩くうちに、結局何も買えず。(いっつも同じパターン…欲張って1日に複数の街に行くのをやめればいいのに、貧乏性だから、せっかくブライトンまで行ったからついでにどこそこも…と、行く前にさんざんナショナルレイルのマップとにらめっこして予定をキチキチに詰め込むからダメなんですね。)
これは、通りがかりのかわいらしいイタリアン・レストラン。 -
いい感じのショップが並んでいたのに…
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買物をあきらめて、さくっとシーフードのランチだけ食べようと、海辺に戻ってきました。
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これは、もうひとつのブライトン・ピアだったのが、火事で焼け落ちて、残骸だけ残っている、「冒険者たち」のラストの島みたいな(全然違う?)切ない廃墟。
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海辺の「リージェンシー」というレストランで、シーフードランチをさくっと食べることに。いい感じの店構えです~。
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店内も素敵。
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この日のおすすめが書かれた黒板。どれも美味しそうだけど、ディナー・メニューっぽい。人数が多ければ、シーフード・プラッターを頼んでキュっと冷やした白ワインを飲んで、ディープフライド・カマンベールも美味しそう…
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眺めのいいレストランです。
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メニューの表紙は、ちょっと劇的な絵が描かれています。
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時間もないので、フィッシュ&チップスを頼みました。これが、美味しいっ!!!
ロンドンで、選択を誤った店で食べるギトギトの衣だらけのフィッシュにビネガーかけまくって流し込む、みたいな不健康なF&Cと全然違う食べ物でした。美味しい!フィッシュがホクホクのほろほろで、ビネガーではなくレモンをキュっと絞って、結構な大きさですが、余裕で完食しました。海辺で食べるF&Cは、違うなあ。 -
美味しかったので幸せな気持ちになり、時間がないのにエスプレッソを頼んで、ゆったりと飲んだばっかりに、後で大変な目に遭いました。(エスプレッソも美味しかったー。いつかここのお店で、4-5人で晩御飯を食べたいなあ。)
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駅に向かって急ぎ足で歩く途中にあった、古き良きヒルトン。
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コーンウォールじゃないのに、コーニッシュ・パスティの屋台発見。
…この後、ブライトンからルイスという街へ移動する際の駅や列車の写真がありません。なぜなら、途中まで余裕こいて歩いていた挙句、道に迷って、ブライトン駅の改札に駆け込んだとき、1時間に1本しかないルイス方面行きの列車が既にドア閉まりかけてて、改札から30メートルくらいの距離をダッシュする私を見て、列車内の乗客の人たちがドアを手で抑えて待ってくれていて(駅員さんに「危ないからやめなさい!」と怒鳴られながら)、冷や汗ものの駆け込み乗車だったからです。嗚呼。 -
というわけで、いきなりルイスの街に移動しています。ここは、街中にあるルイス城という中世のお城。廃墟ではなく、結構ちゃんとお城が残っていて、庭も素敵でした。
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daffodil(スイセン)が咲いていました。まだかなり寒かったですが。
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前に見たヘイスティングス城とかと同じような時代(平安時代末期から鎌倉時代)のお城ですが、ここはかなり綺麗に建物が残っています。
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小さなルイスの街のど真ん中にあるわりに、それなりに広いお城です。
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ノルマン・ゲートハウスとバービカン。ゲートハウスは元々四角かったうちの1つの壁しか残ってなくて、バービカンは後から付け足して造られました(と、手前の説明板に書いてある)。
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お城の塔の上からの眺め。またもや真っ白な(チョークでできた)崖が見えています。
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こんなかわいらしい家々も見えます。
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お城の塔のところ。園芸担当の人が、ずっとこの辺の植物の世話をしていて、少ない見学客の一人である私が物問いたげに見つめても、ガン無視。マウント・ケーバンという山はどれですかと聞きたかったのに、話しかけるなオーラ全開で、聞けず。
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お城の塔のところ。
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この日も遠足の子供たちが来ていましたが、子供の見学客が多いのか、こんな風に「14世紀のこの辺はこんな感じでしたー」みたいな、わかりやすい説明の絵が、あちこちにありました。外国人の私にとっても、ちょうどいいレベルの説明です。
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お城の塔に上っていく途中の窓からの眺め。白い崖がきれい。
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塔の途中の窓は、ちょっと怖い。幽閉されたラプンツェル?みたいな気持ちに。
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おまけに塔を上っていく階段が、めちゃめちゃ急で、怖いったらなかったです。運動神経と平衡感覚が人一倍劣っている私は、手すりをロープのように両手で握りしめながら、山登りみたいな体制で、必死で上りました(下りがさらに怖い)。
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ちょっとわかりにくい写真ですが、見学客は上っちゃだめと書いてあった、崩壊している階段。怖い。
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お城の塔って、なぜか怖いオーラが立ち込めています。
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根性があったら山頂まで登ろうと、ルートも調べていた「マウント・ケーバン」という山(写真の白い崖の右後方のちょっと高くなっている山)。
エリナー・ファージョンの「エルシー・ピドック、夢でなわとびをする」というお話の中で、子供たちが縄跳びをする遊び場だったケーバン山を、悪い領主が立ち入り禁止にしようとして、村人たちが縄跳びをし続けてる間は山に入っていい、という中で、皆が次々に失敗して、最後に出てきた100歳を超えたエルシー・ピドックというおばあさんが一晩中縄跳びをとび続けて、山を村人たちの手に取り戻す、みたいな話の舞台の山です。この話を翻訳した石井桃子さんは、山頂まで登ったそうです。根性なしの私は、お城の塔から見ただけ。 -
マウント・ケーバンのアップ。緩やかな山なので、簡単に登れるみたいです。いつか、ちゃんと登りに行こう。
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塔の上からの、別の角度の眺め。
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お城に入って最初に見た、ノルマン・ゲートウェイとバービカンが左下に見えています。
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塔の上にはためく旗。
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中世のまま残っている階段。
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降りるときは更に怖かった急な階段。途中で下から遠足の子供たちが上がってきて、すれ違うことができず、決死の後ずさりをしました。
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意外に見どころの多かったルイス城。
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遠足の子供たち。
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お城を出て(お城のショップで買物をして)、ルイスの街を散策します。
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教会。
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「15世紀の本屋さん(15th Century Bookshop)」。15世紀から経営しているわけではなく、15世紀の建物にある本屋さんだと思います。子供の本の専門店で、ファージョンの本を地元で買う、という経験をしたいばっかりに楽しみに訪れてみたのに、休みでした。ちゃんと事前にWEBサイトで休みの曜日を確認していったのになあ。
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反対側の角度から、15th Century Bookshop。
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諦め悪く、中の人が気づいてくれないかなあと店内をのぞき込んでみましたが、誰もいないようでした。ちぇっ。
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いい感じの品ぞろえではありませんか…ううう。
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ブックショップの隣の路地を下っていきます。
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雰囲気としては素敵なコブルストーンの道ですが、歩きにくい。坂道なので、余計に歩きにくい。
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「ふくろ小路一番地」を書いたイブ・ガーネットが住んでいた家。ファージョンと同じ石井桃子さんが翻訳しています。
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イヴ・ガーネットが住んでいた、と書いてある看板。
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12世紀に建てられた病院「セント・ジェームズ・ホスピタル」。ルイスの街、歴史だらけです。
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病院の庭。奥の方に、先ほど見学したルイス城が見えています。
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ルイスの街の、駅近くの中心地辺り。
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歩き疲れて、座ってお茶が飲みたくなり、元注射針工場だったレンガの建物をショッピングセンターに改装した「ニードルメイカーズ」に駆け込みました。(トイレもありました。)
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1階のオープンカフェみたいなところで、紅茶を飲みました。美味しそうなケーキやスコーンや色々あったのに、疲れすぎて何も食べられず。
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疲れすぎていても、物欲だけは衰えず、紅茶のカップとばらばらで組み合わされていたソーサーの方に、目がきらり。こういうアンティークのお皿が欲しかったので、とりあえずメモ代わりに写真を撮り…
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裏側のメーカー名も撮影しておきました。その後、ロンドンのポートベローとかでこのメーカーを何となく探してみましたが、そううまくは出会っていません。まあ、アンティーク愛好家でもないので、出会ったらラッキーくらいな緩さで、今後も何となく探してみます。
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ニードルメイカーズの入口のところで売っていたラベンダー。
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ブライトンとルイスへの旅からロンドンへ戻って、夜は「レターズ・ライブ」5日目。カンバーバッチは出ずでしたが、サプライズゲストで「ドクター・フー」のピーター・カパルディが登場して、現役ドクター・フーの登場に、場内騒然(ジュード・ロウとか出てきても、騒然とならなかったのに)。
そしてピーター・カパルディは、信じられないくらい、ただの朗読とは思えないくらい、一生記憶に残りそうな、素晴らしい朗読を披露しました。彼のドクターは未見でしたが(マット・スミスのドクターをようやく日本で観たばかりだった)、一気にファンになりました。何という素晴らしい才能。何というすごい役者。手紙を読むだけで、こんなに人の心をわしづかみにするなんて。
ピーター・カパルディの朗読は、ネットで見ることができます。フリーメイソンズ ホール 建造物
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あまりの感動に、食欲もなくなり(笑)、ホテルに戻ってビールだけ飲みました。かわいいパッケージ(ホテルの部屋のカーテンもかわいいです)。
キングスウェイ ホール ホテル ホテル
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「レターズ・ライブ」旅7日目。いつもあまり美味しいと思わないイングリッシュ・ブレックファストを、懲りずに食べます。ここのはわりと美味しかった。おしゃれなマリルボーンにあるイタリアン・レストラン(Il Branfords)の、イングリッシュ・ブレックファスト。ソーセージだけはやっぱりダメで、私はイギリス式ソーセージがダメみたいです。見た目美味しそうなのに、変な味。ドイツ式(日本式)ソーセージが恋しくてたまらなくなりました。
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予定ではこの日、列車に乗ってハンプトン・コートに行くつもりだったのに、寄る年波の旅疲れでヨレヨレになっており、昼間はホテル近くでダラダラ過ごすことにして、前から気になっていた「ウォレス・コレクション」を見に行きました。
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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お金持ちの貴族が集めた絵画やインテリア、陶器、あと甲冑みたいなものまで、これでもか!というくらい豪華絢爛なものばかりが集まった、お屋敷美術館。無料!です。ロンドンは素晴らしい無料天国。これに慣れると、日本で美術展とか行けなくなってしまう…
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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とにかく何から何まで豪華絢爛。所蔵品、内装、絨毯や壁紙まで、全て。このシャンデリア、欲しい。もらっても小さな我が家には吊るすところないけど。
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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こんな風にぎっしりと、何気なくすごい絵が飾られていて、うっかり見逃してしまったりしました。
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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この時計も欲しいなー。どちらか一つくれるなら、置時計がいいなあ。
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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ここまで豪華だと、手に負えないので、見るだけでお腹いっぱい。
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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部屋によって壁紙の色が違って、結構どぎつい色なのに、趣味良く高級感を醸し出していました。生まれついての高貴な人の、センスなのか…
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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甲冑や剣などの部屋は、よく価値がわかりませんでした。こんな重たいものを身に着けて、よく昔の人は闘ってたなあと、変なところに感心しただけ。
ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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さりげなく飾られていたため、危うく見逃すところだった(ショップでカタログ見ているときに、あれ!これ見てない!と気づいた)、フラゴナールの「ブランコ」。
それにしてもウォレス・コレクションは、こういうロココっぽいものが多いからか、異様に絢爛豪華だからか、自分がマリー・アントワネットみたいな気持ちになってきました。まあ、ここはイギリスですけど。ウォーレス コレクション 博物館・美術館・ギャラリー
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その後、お土産を買いにショッピングの中心地の方にぶらぶらと出かけました。これはリバティ百貨店。古色蒼然たる建物の中で、結構とんがったお洒落な服が売っているアンビバレンツ。
リバティ ロンドン 百貨店・デパート
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もちろん、とってもたくさんの種類のリバティ柄のグッズが売っています。めちゃめちゃかわいくて、あれもこれも欲しくなるけど、結構お値段高めなので、少なくとも友達へのお土産とかには向いてない(セコい!)です。自分用に、ゆっくり悩んで、少しだけ買いました。
リバティ ロンドン 百貨店・デパート
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そして、6日連続「レターズ・ライブ」を見る旅、最終夜。ここまで5回中2回カンバーバッチ出てきてるし、もう今日は無理だろうなあと、がっかりしないためにあらかじめ諦めモードで出かけます。カンバーバッチ来なくても、それなりにビッグスターが必ず出てくるので、誰が来るのか楽しみにしながら。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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フリーメイソンの館も、撮り収め。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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ところが何と!最終夜のこの日も、ベネディクト・カンバーバッチ王子登場。パパのティモシー・カールトンも出演しました。(嫁が出演するよりよっぽど良かったです。)ジュード・ロウも再び登場。華やかなフィナーレでした。職場でひんしゅくを買いながらの長期休暇でしたが、我が生涯に一片の悔いなし。笑。
フリーメイソンズ ホール 建造物
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翌日(旅の8日目)は、朝7時半ヒースロー発という、早起きの旅。あらかじめ前日からパディントンのヒルトンに宿を移していましたが、5時台の、ほぼ始発のヒースロー・エクスプレスに乗車、ヒルトンのロビー階からパディントン駅に直通の通路もまだ閉まっていて、道路から少しだけ大回りして駅へと、まあ苦難の?移動。何とか乗り遅れずに、無事on board。ふう。ダサ関空はロンドン直行便がないから、ほんと毎回苦労します。
ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
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機内からの眺め。
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せっせと貯めたANAのマイルをつぎ込んでのビジネス旅なのが、せめてもの(早起き+あとは帰って働くだけの憂鬱の)慰めです。ビジネスでも、ほぼフルフラットシート。隣の席の人も全然見えない構造になっていて、快適です。
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食事も食器で出てきます。笑。
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というわけで、生ベネディクト・カンバーバッチの生朗読を聴きに行く旅は、無事終了しました。あとは帰って牛馬のように働くのみ。
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