フランス語と1人旅（パリの交通）

2017/05/22 - 2017/06/12

パリの交通について、

実はNAVIGO Decouverte（ナヴィゴデクーヴェルト）という
日本のSuicaのようなものを窓口【guichet】で購入していました。
１週間以上パリに滞在するならばこれは必須です
地下鉄・バス・トラム・TERなどが乗り放題
パリの交通はZone（１～５まである）というシステムをとっており
これより外に出る場合は追加【supplément】で切符等が必要になります
購入の際、運が良ければ（？）ちゃんとお願いできれば
窓口で一週間分または一ヶ月分の料金を
窓口の係りの人がチャージしてくれます。
チャージしてもらえない場合、空のNAVIGOが５ユーロとなります。
僕は月曜日にこれを買ったので、
cette　semaine　s'il vous plaît．(今週、お願いします)
とフランス語で言えたので、
この一週間分のチャージもやってもらえました。

NAVIGOを使うときの注意は
使用前に写真を貼ることとカードに氏名を記入することです。
（これをしておかないと罰則【peine】のようなものがあるよう）
僕は日本から写真を撮っていきましたが、
パリの駅でもスピード写真の機械はいたるところにありましたので
現地調達でも問題なさそうです。
もう１つの注意点は
１週間の使用の場合は月～日の１週間に適応なので、
僕の場合はちょうとこれにヒットしたわけで
非常に使い勝手が良かったです。
いちいち切符を買う手間が省けました。

一週間もパリにいないという場合は以下を利用します
・基本的な切符
Tikcetｔ+　（一回券）　ティケ　テー　プリュス
Carnet　　 （十回券）　カルネ
・一日券
Mobilils　　モビリス
・複数日券
Paris　Visite　パリヴィジット


【パリの地下鉄】
①改札にメリハリがない
日本だとハッキリ”ピッ”という音が鳴りますが
パリの機械音はそれより上品です
集中しないと雑踏音に紛れて
タッチできたのかどう不安になります。
前の人と間隔をあけること
タッチした際の表示や色（緑ならOK）をっしっかり
目で確認するなど工夫すると良い。
反応速度【vitesse】に慣れず、
レバーにトランクが挟まってしまいました。
②出口に改札はないが出口の扉がある
この扉、自動ドアなのですが
出るタイミングが難しい
壊れていたり、型が統一されていない。
前の人が通過して、そのまま行こうとすると
急にしまって怖い思いをする。
③地下鉄の乗降の際にドアをボタンやハンドルで開ける
車両によって自動のドアもありますが
ボタンを押したりハンドルを持ち上げて開ける車両もあります
まだ地下鉄が止まり切っていないのにハンドルを持ち上げて
降りてしまうせっかちな人もいます
④駅に楽器【instrument】を演奏している音楽家がいる
これは事前にオーディションのようなものがあるそうで
腕前は保証されています
これとは別？に車両に乗り混んで
アコーディオンを演奏して
チップのようなものを要求している人もいました。
テープ演奏に合わせてアコーディオンを弾いていたのですが、
テープの演奏の方がメインになっちゃっているのでは？
と思う仕上がりでした。
乗客たちは何も思わないのでしょうか？
⑤携帯で話をしている人が多い
お構いなしで携帯でおしゃべり【bavardage】を楽しんでいる
日本ではマナー違反ですが
周囲の人もさほど気にしていない様子
こ慣れた人だとハンズフリーです
街中でもハンズフリーで話している人が日本より多く
なにか声をかけられてビクッとすると
スマホで話をしていただけということが
何回もありました。
⑥無賃乗車しやすいシステム？
入るときに改札があるのですが、
それを軽快に飛び越えてホームに向かっている人が
まあまあいました。
地下鉄は出るときの改札がないので
入れてしまえば出ることになんら苦労はありません。
但し、地下鉄乗り換え時に
抜き打ちの切符チェックみたいなのが一度ありました。
罰則料は高額らしいです。
⑦車両がせまい
パリの地下鉄は日本の通勤電車のようになっておらず
４人用のボックス席であったり、
日本の田舎【campagne】の観光電車のようなつくりでした。
なので、場所取りが難しい。
⑧ストライキがまれに起こる
ストライキ【grève】で地下鉄に限らず
パリの交通が機能しない事があるそう
僕は今回は全く影響なかったのですが
事前にネット確認できるそうです。
⑨工事中の駅は封鎖
この旅の期間中
４番線が工事で乗り換えなどできませんでした。
⑩トイレがない
これは有名な話とおもいますが
やはりトイレはありませんでした。
TERの大きな駅ではトイレがありますが
基本地下鉄ではトイレ無しと考えてよさそうです。
パリの地下鉄構内は正直あまりきれいではなく
独特のにおいがします。
ところによってはオシッコ臭いところが…
トイレがなかなか見つからないせいでしょうか
夜遅い時間などは、駅で用を足してしまう人がいる？
フランス人の立ちション事情はオープンのようです。
ちょっと話がそれますが、
パリ市内、簡易公衆トイレで花を育てるという記事をネットで発見！
街の美化？と消臭効果ですかね。


【パリのバス】
街中で迷った時には
バスがオススメです。
適当に乗りこんでも
どこかの地下鉄駅に到着するので、
僕の場合は迷ったらバス
地下鉄から目的地へというようにして
なんとかたどり着いたこともありました。
パリ市内のバスは日本と同じように
停車前に「次、降ります」ボタンがあります。
ただ、壊れていることもありました。

【パリのTER】
TERはフランス語読みだと
テーウーエールです。
ルはハッキリ発音しないのがポイント。
ヴェルサイユ宮殿【palais】に行く時に乗りました。
車両はちょっと古めで
日本の物に比べると
鉄の塊って感じで中は広いです。
自転車やペットを連れている人が普通に多い。
ZONE内ならば先ほど紹介した
NAVIGOを使えます。
ZONE外へ出るときは切符を買う必要があります。
切符使用の場合は乗車前にコンポステをしなくてはいけません。
コンポステの機械【composteur】はTER駅のあちこちにあります
黄色い機械です。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

地下鉄駅ホーム【quai】にあった自動販売機

ときどきペットボトルの水を買ってました
販売機によっては故障しているものもあるので
注意！

地下鉄のハンドル

わりと古めの車両で見られる
ハンドルを上に持ち上げると開きます。
走行中はたぶん上がらないように
ロックがかかっていると思います
停車する少し前のタイミングでドアが緩むので
そうなったら開けられます。
（ボタンで開くタイプもあり）

【パリのトラム】

パリのトラムは中心部といよりは
観光地の集まるエリアよりは外側を走っています。
都内で例えるなら日暮里舎人ライナーみたいな？
あまり利用することはないかもしれません。
僕は記念のため無理やり少しだけ利用してみました。
乗り方はバスに似ていますね、
切符・チケットは機械にタッチしたり通したりします。
前方にはもちろん運転手【chauffeur】がいますが、
後方の車両は乗客のみなのでどうやってチェックするのでしょうか？
地下鉄のように抜き打ちでのチェックがあるのかもしれません。

コンポステの機械です

これがある場所から紙の切符で乗り込むときは
とりあえずこの機械に通しておきましょう。
ジジジと機械的な音がして
駅名と時刻が打刻されたらば成功【succès】です。

これ、結構コツがいります。
はじめのうちは切符を通しても無反応・・・
切符を通してもなにもされないときは
切符を裏表逆にしたり、
出し入れのスピードを変えるなど
いろいろ試してください。
壊れている可能性もあります。