[3] ベルリンで音楽を楽しむ | 渡り鳥ラインに乗るドイツ・デンマークの旅

2017/05/15 - 2017/05/23

夏季だけ運行中の福岡発フィンエアでベルリン・ハンブルグ・コペンハーゲンを回ってきました。渡り鳥ラインに乗ることと、あとはゆっくり滞在するのが目的なのであまり観光らしいことはしていませんが、天気もよく気持ちのよい道中になりました。
ベルリン滞在中はホテルの近くを散歩したり、音楽を聞きに行ったり、結構のんびり過ごしました。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

実は今回の宿に滞在するのは二度目になるので、結構地理がわかってきました。
前回は地下鉄でわざわざ行っていたところも、意外と徒歩圏内だったり。
Hallesches Tor駅周辺は観光客向けのホテルなどは少ないエリアなんですが、周りには色んなお店があって結構便利のいいところだというのがわかりました。

ベルリンに来たら一番行きたい文具屋さん「モデュラー」も徒歩圏内！
地下鉄だとU6に乗ってKottbusser TorでU8に乗り換える必要がありますが、歩いても20分くらいで着きました。

ここの文具や紙製品を見るのが好きで、2時間くらい滞在してしまいました。。
このなかに入っているダンボールのお店では、ダンボールでできたフォルクスワーゲンの小物入れなどが購入できます。
おみやげと、あと自分用にも思わず買ってしまいました。

今回買った謎の物体、丸いゴムです。
ちょうど家の棚の脚の下にカバーをつけたいと思っていたのですが、これがピッタリそうな大きさで、しかも一袋に詰め放題だったので、「！！！」と詰めるだけ詰めて来ました。

こんなよくわからないものがあるのもモデュラーのいいところ。
ハンドメイドが好きな方にはたまらないスポットだと思います。

モデュラーに地下鉄で行く場合に乗り換えるKottbusser Torは、駅周辺にドラッグの売人がいたりしてちょっと治安がわるいという話を聞いていたので、あまり寄りたくないな～と思っていたのでした。

まあ何かされるわけではないので、そんなに警戒しないといけないわけでもないのですが。
滞在中に夜も含めて何回か乗り換えましたが、特に危ないこともありませんでした。

モデュラーに行く道の途中はこんな感じで、川沿いの散歩道になっているのでとても気持ちよく歩けます。
この時は夜7時くらいかな。まだまだ明るいです。

仕事も終わる時間なので、みんな川沿いでビール片手にごろごろ。
ワンちゃんもたくさんいました。

滞在先の隣の公園では連日のバーベキュー。
ドイツの方は本当に自然が好きですね。
私が部屋で仕事をしている時も、いい匂いが漂ってきてました（涙）

滞在5日目、火曜日のお昼はバスに乗ってベルリン・フィルハーモニーへ！
毎週火曜日の13時からはベルリン・フィルハーモニーのロビーコンサート（無料）があるので、それを狙っていきました。
Potsdamer Platzで下車します。

カラヤン・サーカスとも呼ばれる特徴的な外観ですね。

ベルリン フィルハーモニー 劇場・ホール・ショー

私が行ったのは12時でしたが、すでにみんな会場へ向かっています。
さすが…！

ベルリン フィルハーモニー 劇場・ホール・ショー

12時頃のホールの様子。
私は２階のピアノを見下ろす位置に陣取りました。
みんな階段や廊下に思い思いに座っておしゃべりしています。
売店もあいていたので、お酒を楽しんでいる方もいました。

開演を待っている間に、ベルギーに１０年以上住んでいるという日本人の方、そして日本がしゃべれる香港人の方と知り合い、おしゃべりしている間にあっという間に待ち時間が過ぎていきました。

ベルリン フィルハーモニー 劇場・ホール・ショー

肝心の演奏ですが、４名で２曲という短めの演奏ながらも手抜きせず楽しく演奏されていることが伝わってきて、とても良かったです。

なかなか本コンサートに行くことはできませんが、ベルギー在住の方によると日にちによっては当日券が買えることがあると教えていただいたので、ぜひチェックしたいと思いました。

ベルリン フィルハーモニー 劇場・ホール・ショー

コンサートの後は、近くの「MALL OF BERLIN」でランチとお買い物。
ここには「H&M」や「ZARA」の生活雑貨店「H&M HOME」と「ZARA HOME」があります。

特に「H&M HOME」は日本にまだないので、どんなところか興味津々で除いてみました。

モール オブ ベルリン ショッピングセンター

…が、「H&M HOME」の方は結構の雑貨屋さん日本でもありそうだなという品揃えだったりで、あまり買うものがなく。。

「ZARA HOME」の豊かな柄に惹かれてテーブル用のタオルを何枚かと、カトラリーを買いました。
「ZARA HOME」は日本にもあるんですけどね。
私の地元からはなかなか行けるところではないので、まあいいかなと。

モール オブ ベルリン ショッピングセンター

続いて、木曜日はシラー劇場へ。
ベルリン国立歌劇場のオペラ「セビリアの理髪師」を見に行きました。

シラー劇場は国立歌劇場が出来上がるまでの仮の劇場であることもあり、結構小ぶりです。
バイエルン国立歌劇場と比べるとかなりの違いを感じます。

シラー劇場 劇場・ホール・ショー

早めに行ってお酒でも飲もうと思っていたので、５０分前に到着。
割と早かったので人もまばらで、ゆっくりできるぞ〜！・・・と思ったら。

シラー劇場 劇場・ホール・ショー

まさかの財布を忘れて飲み物が買えないという…！

交通機関では７日券を買ってバッグに入れっぱなしにしていたこともあり、会場に着くまで財布がないことに全然気づいていませんでした。

シラー劇場 劇場・ホール・ショー

ほぼ真正面で観れたセビリアの理髪師。
そんなに大きくない劇場なので、オケや舞台との距離も近く、去年はここでバレンボイムが指揮をしていたなんてすごい贅沢だなあと思いました。

音響はそんなに良くなく、舞台も大きくないので演出もこじんまりしていて、国立歌劇場としては迫力がないなと思ってしまいますが、その分コミカルな演技や工夫されてる部分もたくさんあって、結構笑える楽しいオペラでした。

「ものがない」ことを受け入れて、そこに自分なりの楽しさを加えていくのはベルリンの風土かもしれませんね。
前の市長さんが言っていた「ベルリンは貧乏だけどセクシーな街だ」という言葉を思い出しました。

シラー劇場 劇場・ホール・ショー

次の日の夜は「ドイチェ・オーパ」へ。
ソプラノ歌手「ディアナ・ダムラウ」のコンサートを聴きに行きました。
ドイチェ・オーパは建物もモダンで、すっきりとした印象。

ドイツ オペラ ベルリン 劇場・ホール・ショー

ディアナ・ダムラウはドイツ出身のオペラ歌手で、厚みのある豊かな声が特徴です。
私は「魔笛」の夜の女王をやっているダムラウが好きで、ぜひ一度生の声を聞いてみたいと思っていました。

やはり予想通り素晴らしいコンサートでした。
どちらかと言うと高音よりも低音が豊かな方だと思っていましたが、ナマで聞くととても気持ちの良い高音で、本当に素敵な時間でした。

ドイツ オペラ ベルリン 劇場・ホール・ショー