2017/05/02 - 2017/05/02
451位(同エリア1105件中)
ニッキーさん
花を見に行くバスツアー、ひたち海浜公園の後はあしかがフラワーパークへ行きました。貸し切りバスで約2時間の移動です。
個人で行けば、どちらか一方へ行くだけで精一杯のはず。日帰りで両方へ行く、こんなハードな観光ができるのもバスツアーならではです。
実は私、あしかがフラワーパークへ行くのは3度目です。過去2回も藤の季節に訪れました。
あしかがフラワーパークは大した所です。行く度に感心します。もとは大藤を公開したことが始まりなのだそうですが、それだけに終わらず、どんどん進化を遂げているのがこのパークのすごい点です。
今では一年に8つのテーマを作り、ツツジ・フジの後はバラ・クレマチス・シャクナゲ、その後はアジサイ・花菖蒲など、常に何がしかの花で来園者を楽しませてくれます。それだけではありません。花の少ない冬場はイルミネーションとライトアップをやっています。考えたものですねー。
一年を通じていつ行っても楽しめるあしかがフラワーパーク。それに加え、今回、私は驚くべきことを発見しました。花壇の寄せ植えに見苦しい花がらが一つもないのです。いったいどんな手入れをしているのでしょう?
日頃、マンションのガーデニングクラブで花壇の手入れをしている私は、花がら摘みが花壇の見映えを左右することを身に染みて感じています。荒れた花壇というものは美しくないものです。
きちんと手入れの行き届いた完璧な花々。あしかがフラワーパークは3度目でもやはり感動ものでした。花好きならではの写真や視点もあり、やや入れ込み感の強い旅行記になってしまいましたが、ご覧ください。
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ツアースケジュール(★印は本旅行記で取り上げた場所)
午前8時半 千葉県の地元を出発
↓
国営ひたち海浜公園(ネモフィラ・チューリップ鑑賞 120分)
↓
★あしかがフラワーパーク(藤の花鑑賞 120分)
↓
★午後9時(予定より2時間遅れ) 地元着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
あしかがフラワーパークへ入園したところで一旦ツアーは解散、120分の自由散策になりました。
私はいつものように時計周りで見て回ることにしました。
「藤」というと紫の藤が思い浮かびますが、あしかがフラワーパークでは様々な色の藤が楽しめます。
大まかに、うす紅藤→紫藤→白藤→きばな藤の順で咲き進むようです。
訪れたのは5月2日。
白藤はまだ3分咲きぐらい。
あしかがフラワーパークの呼び物の紫の大藤はGWの後半ぐらいに見頃になることが多いようです。
さあ、今年はどうでしょうか?あしかがフラワーパーク 公園・植物園
-
見事な紫藤。
房がとても長く、ボリュームたっぷりに枝垂れています。
「すごいねー」って、あっちこっちから感嘆の声が聞こえて来ます。
園に入ってまず感じたのは、藤の香りです。
辺り一面、藤のいい香りが立ち込めていました。 -
足元の植え込みを見れば、様々な花が寄せ植えにされています。
日頃からマンション花壇でガーデニングをやっている私は何が植えてあるのか気になって仕方がありません。レイアウトも参考になります。
これはイベリス(白)とアルメリア(ピンク)。
イベリスは来年花壇に植えてみたいと思っている花です。 -
こんな植え込みも。
手前の黄色いのはクリサンセマム・ムルチコーレ(黄)です。
白いクリサンセマム・ノースポールはうちの花壇にもよく使うのですが、黄色のムルチコーレも花つきが良くていいですね。 -
薄ピンクでまとめられた花壇。
-
ペチュニアの花壇。
このペチュニアは「スーパーチュニア・ビスタ」というブランド花です。
鉢植えをすき間なく並べて作ってあるのでしょうか?
驚いたことに、花は最高の状態です。
なんと、見苦しい花がらが一つもありません。
花を育てている人ならわかると思いますが、終わった花を摘み取る作業が大変なんです。 -
どうやってこの状態を保っているのか不思議で仕方がありません。
もしかして、これと同じ数の鉢が裏の作業場にあり、そこで花がら摘みをしておいて、夜の間に鉢を総入れ替えしている?
あるいは育苗メーカーが協力して毎日新しい鉢を運び込んでいるとか? -
ルピナスと藤を一枚の写真に入れてみました。
あしかがフラワーパークでは時期によって入園料が変わります。
大藤が咲くこの季節は年間で最も高く、私たちの場合ツアー代に含まれていますが、個人で入ると1,700円なのだそうです。
結構高いなぁ。
これだけの花を維持しているから、当然かもしれませんけどね。 -
下の円形花壇の花は手前からバーベナ(白)、クリサンセマム・ムルチコーレ(黄)、デルフィニウム(紫)。
デルフィニウムは華奢なうえ安くはないのでたくさんは使いにくいのですけど、ここでは惜しげもなく使っています。 -
休憩スペースの上をおおっているふわふわの屋根。
なんと、うす紅藤の藤棚なんですよ。
涼し気~。 -
近くに行って見てみました。
うす紅の藤。
今が見頃です。
こんな色の藤もあるんですね。
ふわふわの綿菓子みたいです。 -
水の中の寄せ植え。
これ、水やりや花がら摘みはどうしているのでしょうね。
この寄せ植えは濃ピンクのカラーと白いマーガレットです。
カラーの苗も高価なので、残念ながら予算に限度のあるうちのマンション花壇ではこんなに大量には使えません。 -
この紫藤もすごい。
重量級です。
重そうに伸びた房の長さが圧巻です。
1メートルぐらいあるのではないでしょうか? -
ツツジもたくさん植えられていました。
赤、薄桃、白。
みずみずしいツツジ。 -
ツツジの間の空いた所にはデルフィニウムなどが植えてありました。
豪華だけれど、デルフィニウムはツツジには合ってないような。
デルフィニウムはやっぱりバラとの組み合わせがいいですね。 -
西洋オダマキ、ムルチコーレ、カラーなどを使い、黄色で統一した植え込み。
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西洋オダマキには憧れるけど、マンション花壇にはまだ植えたことがありません。
西洋オダマキって前から見ると可愛いんですが、横から見ると花の後ろに距(きょ)という長い角が出っ張っていて、見た目ちょっと怖い。
もっとも、色や花姿のバリエーションの多い花だから、ファンも多いんですけどね。 -
こちらも西洋オダマキです。
赤、ブルー、紫。 -
イチオシ
この賑やかさ。
これだけの花が咲いていながら、ここにも花がらが一つもありません。
どうやって花の手入れや管理をしているのか、不思議で仕方がありません。 -
桜はとうに散ってしまった中、八重桜が一本だけ咲いていました。
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イチオシ
さあ、これがあしかがフラワーパーク一番の呼び物。
樹齢150年の大藤です。
なんとこれ、一本の藤なんですよ。 -
今でもどんどん成長していて、今や藤棚の面積は600畳分もあるそうです。
5月2日だと大藤の見頃にはまだ早いかなと思ってやって来たのですが、今年は開花が早かったのか、もう十分見応えのある姿です。 -
大藤は2本あり、2つの藤棚がつながる部分は下を通れるようになっていました。
藤棚の下に入って上を見ると、頭の上に藤が降り注ぐようです。 -
これは「野田長藤」という藤です。
よく見ると、この藤は一色ではありません。 -
離れて見ると紫の房に見えるこの藤も、一輪一輪を見ると、薄紫、濃紫、黄色が入っているんですね。
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さらに奥の方へ。
白い花をたくさんつけているのは、オオデマリです。
コデマリはよく見ますが、オオデマリはさすがに豪華です。
この木、いいな~。
あしかがフラワーパークにはオオデマリが何本も植えられていました。 -
うす紅藤の太鼓橋がありました。
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橋の上はこんな屋根。
どうです?
渡ってみたくなるでしょう? -
ツツジが咲く小道。
珍しく人がいないシーンが撮れました。 -
この日、あしかがフラワーパークへは外国人のお客さんもたくさん来ていました。
どうして外国からわざわざ藤や花を見に来るのかと思ったら、もらったパンフレットに、「CNN 世界の夢の旅行先10カ所」に選出されたと書いてありました。そんなこともあしかがフラワーパークの人気を押し上げているのかもしれません。
「世界の夢の旅行先」ですって。
3回も来ている私は幸せ者ですね(笑)。 -
「ツツジの海」と名づけられた辺り。
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この辺りは少し高くなっていて園の一部が見渡せます。
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見えているのは園の端の方、人工池のある辺りです。
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「きばな藤とシャクナゲの森」と呼ばれる場所。
きばな藤はまだ咲いていませんでしたが、シャクナゲはもう咲き始めていました。
ピンクのシャクナゲ。 -
赤のシャクナゲ。
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そして白。
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これがきばな藤のトンネルです。
ね、まだまだでしょう?
「これは何のアーチかしら?バラかな?」と話している女性2人連れがいたので、「きばな藤のアーチですよ」と教えてあげたら、すごく驚いていました。
ほんと、バラのアーチに見えますね。 -
一番奥まった所にある藤のドーム。
ここは人も少なくて、半球型の藤のドーム天井を見上げながら静かな雰囲気に浸れます。 -
スタッフが花がら摘みをしていました。
この小さな植え込みに3人がかりです。
しかも株の中に両手を入れて、はさみで一本一本ていねいに花茎の根元から切っていました。花の数が半端なく多いから、この作業は大変です。
スタッフの努力のほんの一端を見ただけですが、このパークが提供している完璧な花々の秘密を垣間見た気がしました。こういう丁寧な手入れをしているから、常に美しい状態を保てるのですね。 -
大長藤の棚。
これも大きい。
さっき見た2つの大藤、この後見に行く白藤のトンネルと共に、栃木県天然記念物の指定を受けています。 -
ここへ来たらいつも食べる藤ソフトを今回もゲット。
藤の香りがします。
大長藤の棚をバックに写真を撮りました。
バスの中で、隣りのシートの一人旅の女性に藤ソフトのことを教えておいてあげました。彼女も食べたそうです。 -
ペチュニアで作った水上のピラミッド。
水に映ることをちゃんと計算に入れているんですね。 -
紫バージョンもあります。
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ルピナスで作ったタワー。
ルピナスは「昇り藤」という別名を持っています。
わかる気がしますね。 -
ブルーデージーとマーガレットでしょうか?
こんな組み合わせもアリです。 -
円すい形に並べられたマリーゴールド。
ブルーの花はデルフィニウムです。 -
こちらは珍しい八重藤です。
-
八重藤はまるでブドウの房のよう。
ころころして可愛い。
そして香りも良いんです。
午後5時を過ぎ、気がつくとライトが点灯していました。
夜にはライトアップされるのですね。
ツアーは午後5時40分に集合なので、ライトアップが見られるまでは残っていられませんけどね。 -
ルピナスの植え込みの内側はボタン苑になっています。
ボタンの花はまだでしたが、ボタンの季節にはここが注目を集めるという訳ですね。よく考えてあります。 -
バラ園も作られていました。
バラの季節にはここが人を集めることでしょう。
あしかがフラワーパークの経営戦略には感服します。 -
これは長さ80メートルにわたる白藤のトンネルです。
前回来た時は銀色の房が垂れ下がり、五月雨が降り注ぐような見事な天井を作っていました。
でも今回は、上を見るとまだすかすか。
房はまだ十分な長さに垂れ下がっていませんでした。 -
一方、白藤のトンネルを外から見ると、立派な房が垂れ下がっていました。
外側の方が日光がよく当たるからなのでしょう。
午後5時40分、バスに集合、帰途に着きます。
ひたち海浜公園の広々した光景、あしかがフラワーパークの手のかかった完璧な花々の姿、どちらも素晴しかったです。 -
スケジュールでは午後7時に地元へ着く予定でしたが、5時40分にあしかがフラワーパークを出たバスが7時に千葉へ帰り着くなんて、絶対無理。
途中、事故渋滞を避けて下の道を通ったりもしてくれましたが、結局2時間遅れの到着となりました。
写真は帰りのバスの中から見えた葛西臨海水族園の観覧車。
これが見えると、千葉へ帰って来たーって思うんです。 -
一人旅だったのに、お土産はたくさん買ってしまいました。
バスの中でリストを見て注文した茨城銘菓「常陸の里」の梅入りと栗入り、あしかがフラワーパークの紫芋の「藤美きんつば」。
なんで藤じゃなくて紫芋なんだろうって思ったけれど、結構おいしかったです。
それにあしかがフラワーパークのショップで買った「ブルーベリー黒糖」と「はっか糖」。これも藤とは関係ないのですが、紫色をしているというだけで、つい買っちゃうんです。
出口はショップの中を通らないと出られない造りになっています。まったくあしかがフラワーパークの運営は抜かりありません。
一人参加で申し込んだバスツアー。
最初は175人参加と聞いてどうなることかと思いましたが、花の見頃もばっちり当たり、満足満足~。
もっとも2時間遅れは予想の範囲を超えていましたけどね。
私、ツアーの一人参加は初めて、かな?
寂しいかなと思いましたが、ちっとも寂しくありませんでした。
またいいツアーがあれば、ぜひ参加したいです。
(「GWは花を見に」 終わり)
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