2017年5月 盛岡 (2)

2017/05/06 - 2017/05/06

2017年の5月の連休を利用して2泊3日で盛岡に行ってきました。旅のメイン・イベントはベアレン醸造所のビール祭りですが、少し遅い花見や市内観光、サッカー観戦もしてきました。

旅行日程
□ 2017/5/5 盛岡へ移動、ベアレン醸造所でビール
■ 2017/5/6 米内浄水場の枝垂れ桜見学、南昌荘見学、よ市
□ 2017/5/7 高松の池散策、サッカー観戦

エリア 盛岡(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【2017年5月6日】
　昨日はかなり飲みすぎましたがしっかりと早起きができました。今朝は米内浄水場の枝垂れ桜を見学に行きます。5月に入りすでにヨメイヨシノは散ってしまいましたが枝垂れ桜はちょうど今が見頃です。
　米内浄水場もこの時期だけ敷地内を無料開放して花見ができるのです。もちろん宴会はなしですが。場所は山田線の上米内駅のすぐ近くで便利なのですが、山田線は運転本数が極端に少ないため注意が必要です。路線バスだと最寄りバス停からかなり歩くようで自家用車がないと不便なところです。
　私は朝8:10発の上米内行きディーゼルカーに乗って行きました。上米内までは盛岡からわずか3駅14分です。

上米内駅 駅

　浄水場の開門は9:00なので30分ほど近くをぶらぶら散歩して時間を潰します。天気はあいにく雨の予報ですが幸いまだ降りだしてはいません。ただ昨日とは違って少し肌寒い感じがします。　
　9:00になると正面のゲートが開き待ち構えていた自動車が次々と列をなして中へ入っていきます。私もさっそく中に入ることにします。ここを訪れる主目的は桜ですが、浄水場の建造物もレトロで味があります。米内浄水場は1934年に完成した盛岡市最初の浄水場で緩速ろ過池をはじめとする緩速系施設および場内の水道記念館は国の有形文化財に登録されているとのことです。

米内浄水場 しだれ桜 花見

　敷地内に植えられた桜はヤエベニシダレヒガンザクラです。1934年に浄水場の完成に合わせて植樹され、現在は約30本が植えられています。これらが一斉に咲き誇る様子は素晴らしく早起きしてきた甲斐があったと思います。
　朝から大勢の人が見学に来ていますが、宴会などで騒いだりしている人はいないので静かに落ち着いて花見をできます。

米内浄水場 しだれ桜 花見

　かなり時間をかけてじっくりと見学したつもりでしたが時刻はまだ10時ごろ。次の山田線の盛岡行きは11:24発です。周囲は長閑な風景が広がっていますが特に見るべきものはないようです。しかもかなり強い雨が降り出したので駅へ戻って待合室でじっと待つことにしました。退屈な時間ですが普段仕事に終われる日々を過ごしている人間にはこういう時間もたまには必要なのかもしれません。

　ところでこの山田線、本来は盛岡から太平洋岸の宮古を経由して釜石までいく路線なのですが、太平洋岸の宮古、釜石間は東日本大震災以来不通のまま。またここ上米内、川内間は2015年の土砂崩れのため不通となっています。そのためこの上米内駅が現在は実質的に終着駅になっているのです。

上米内駅 駅

　盛岡駅に戻ってきました。当初はこのあと高松の池の周辺を散策してみようかと思っていましたが、雨が降っているのでやめにして南昌荘へ行ってみることにしました。南昌荘は盛岡出身の実業家、瀬川安五郎の邸宅です。
　雨はまだ降っていましたが、やや小雨になってきたので盛岡駅から歩くことにしました。しかし歩いている途中に再び雨が強くなり傘は差していましたがかなり濡れてしまいました。

南昌荘 美術館・博物館

　南昌荘を見学に来た人は他に何人かいましたが屋敷の中は静かです。屋根を叩く雨音が聞こえてきます。雨で少し霞んで見える庭園もなかなか味わい深くてよいと思います。

南昌荘 美術館・博物館

　ここは映画やドラマのロケで使われることもあるようで、最近では「3月のライオン」という映画で使われたそうです。映画と同じように部屋の真ん中に将棋盤が置かれていました。

南昌荘 美術館・博物館

　南昌荘を出て北に向かってしばらく歩くと肴町商店街に入ります。ここの中心はホットライン肴町というアーケードです。

肴町商店街 市場・商店街

　商店街にはサッカーJリーグ、グルージャ盛岡の菊池利三監督のポスターも貼られていました。明日試合を見に行くつもりです。

肴町商店街 市場・商店街

　以前、盛岡に来た時に見学に行った盛岡バスセンターはすでに解体されたと聞いています。近くまで来たのでどんな状態になっているのか見に行ってみました。今は更地のままですが、今後どのようになっていくのでしょう。

盛岡バスセンター 乗り物

　肴町商店街を抜けわんこそばで有名な東家を抜けると人通りが少なくなります。この周辺は古い建物なども残っていてなかなか良い雰囲気です。さらに先へ進んでいくと藤原養蜂場の本店がありますが、ここに併設されたジェラートワンという店でたこ焼を売っているのを見かけました。
　食事をできるスペースもあるので食べて行くことにしました。たこ焼は5個入りが300円で10個入り500円。私は5個を買って店内のテーブルで食べました。ここのたこ焼はさすが養蜂場だけあって生地にハチミツが入っているそうです。

　雨は完全に上がりました。紺屋町周辺を散策していると中津川沿いにある蔦に覆われた喫茶店「ふかくさ」を発見。少し休憩していくことにします。

ふかくさ グルメ・レストラン

　ケーキセット(550円)を注文しました。窓側の席に座ると窓の外からは中津川の景色が眺められます。最初は他の客がいませんでしたが、次々と客がやってきました。結構な人数のグループもやってきて店内に入り切らないだろうと思ったら店の外にテーブルを並べだしました。
　そんな具合で慌ただしくなってしまいましたが、そうでなければ雰囲気もよく落ち着ける店です。

ふかくさ グルメ・レストラン

次は材木町のよ市に行ってみることにします。よ市は4月から11月までの毎週土曜日の夕方にイーハトーブアベニュー材木町という通りで開催されている市場で

いーはとーぶアベニュー材木町 名所・史跡

　いろいろな店がありますがまずはベアレンのビールを飲むことに。すでに長い行列ができていましたがその後ろに並びます。昨日、ベアレンのビールは嫌というほど飲んだのですがそれでもまた飲みたくなります。最初は500円を払いますが2杯目からは300円。リユースカップを返却すると200円が戻る仕組みです。

ビアパブ ベアレン グルメ・レストラン

　ビールを飲みながら出店している店を見て回ります。一つ100円の蒸し牡蠣や鶏の串焼き、フキノトウのコロッケなどあちこちで食べてみましたが、どれも素朴な味でおいしかったです。
　こんな祭りのようなイベントに毎週行くことができる盛岡の人がうらやましくｋなってきました。なお、よ市は15:10～18:30に開かれています。

いーはとーぶアベニュー材木町 名所・史跡

　よ市でいろいろと買い食いしたのですが、それからしばらく歩いていると再び空腹になってきました。ホテルの近くにある「パルクアベニューカワトク」というデパートにじゃじゃ麺の「白龍」の支店があると知り行ってみることにしました。

白龍 グルメ・レストラン

　最近は盛岡に来ると一度はこのじゃじゃ麺を食べています。もう食べ方にもなれてきました。ところで、このじゃじゃ麺、とてもおいしかったのですがさすがにその前にいろいろと食べていたこともあり、少々食べすぎたようで食べ終わった時には満腹で苦しくなってしまいました。

白龍 グルメ・レストラン

　食事を終えて外に出てみるとだいぶ空が暗くなってきました。今日はあちこち歩きまわりいろいろなものを飲み食いしたので夜は大人しくしていようと思います。近くのコンビニで買い物をしてホテルへ戻りゆっくり休むことにします。