2016/10/23 - 2016/10/24
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鹿野健太郎さん
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イラン人がみなお勧めするシラーズ。首都テヘランから来るとのんびりとした感じだが、地方都市特有の田舎っぽさは無く、どこか洗練されていて独特の優雅さと気品を感じる街だった。観光スポットだけを慌ただしく周るのではなく、時間をかけてペルシャ庭園や建築などの美しいもの、そして美味しいものに囲まれてゆっくり過ごすと、きっとこの街の良さを満喫できるだろう。
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テヘランを早朝に出発。イラン国内線の予約はクレジットカード決済ができないので、専門の旅行会社に手配していただいた。
www.irantravelingcenter.com
↑こちらの会社の問い合わせにメールで希望便について伝えたところ、丁寧に日本人スタッフが対応して下さった。 -
1時間20分ほどでシラーズ空港に到着。同行していたタイの友人が、乗務員の(おじさんっぽい)お兄さんにタイ語で挨拶され、I love Thailand! と言われていた。イランではあちこちでI love Japan! や I love Thailand! と言われた。こちらも I love Iran! ですよ。
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将来の観光客増に備えてか、新しく大きなターミナルビルだった。インテリアはペルセポリスを意識している感じだが、銀色の無機質な建材とはちょっとミスマッチ。
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日中ペルセポリスを見学し、午後ホテルにチェックイン。バザールにも後述のローズモスクにも徒歩ですぐの閑静な住宅街にあるParhami Traditional Houseに宿泊。
https://www.facebook.com/parhamitraditionalhouse/?pnref=about.overview -
チェックインの準備ができるまで、遅めのランチ。何かシラーズ名物のお料理をとお願いしたら、キャベツご飯(ガラム・ポロ)をおすすめしてもらった。生搾りライムジュースもキャベツご飯もおかわりしまくり!
タイ語でもキャベツをガラムと呼び、実はペルシャ語が語源だと知って驚く。 -
チェックインしてお部屋で一休みしてから夕方のシラーズ市内散策
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この生絞りライムジュースが何しろ絶品!
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バザールへと入ってきた。
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無駄に観光化されておらず、現地の人たちの生活の一部として生きているバザール
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今思えば、重くても一生使えるような銅鍋を買ってくれば良かった!銅鍋で作るお料理は健康にも良いのだそうだ。
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こちらはスパイス屋さん
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どのお店も陳列にこだわりがあって、とても清潔。
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みなさんのお宅では今晩どんなお料理を食べるのでしょう?タイは外食(お惣菜)文化が発達しているけど、イランはレストランのメニューは単調。きっと家庭のお料理にこそ、色んな美味しさがあるのだろう。
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恥ずかしがり屋さんのアラレちゃん
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ファルーデと言う凍った細いポリポリの麺とピスタチオアイス。ここシラーズの名物デザートらしい。ピスタチオ、美味しい!
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行列のファルーデ屋さんは、バザールの中のこの看板の場所Saray-e-Moshirを目指せば、そのお向かいにある。
https://www.google.com/maps/place/Baligh+Ice+Cream+%26+Faloudeh/@29.6133547,52.5459293,20z/data=!4m5!3m4!1s0x0:0x92241a7209aaea8!8m2!3d29.6132727!4d52.545872?hl=en-US -
Saray-e-Moshirは四角い中庭を囲むように楽しい小物屋さんが並んでいる。
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イラン風バービー?ネタでお買い上げしてタイのサワッディー(こんにちは)人形と並べればよかった・・・。
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キャリム・ハーン城塞。かつて王の居城だったり牢獄として使われた時代もあったという城塞。内部には入れなかったが、レンガの凹凸だけで模様を壁に浮き上がらせる様式が美しかった。ライトアップも派手すぎず上品。
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夜遅くなっても市民はまだ家族で思い思いの時間を楽しそうにおしゃべりしながら過ごしている。何て平和な国だろう。子供たちも楽しそうに走り回っては振り返り、恥ずかしいくせに外国人観光客の僕たちに興味深々。
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先ほどバザールの中で既にファルーデを食べたけど、こちらは色んな情報サイトでも有名らしいお店なので、再び。でも個人的にはバザール内部のピスタチオアイス入りの方をお勧めしたい。
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このパンが美味しい!
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羊肉かな?ショーウィンドーにいっぱいぶら下がっていた。
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ホテルに戻って来た。
ノンアルコールビール各種。アルコールは元々飲まないので、普通にジュースの方が美味しいと思った。アプリコット、レモン、ザクロ味というのがイランチョイスで興味深い。おやすみなさい。 -
翌朝は早起きをして、ホテルから徒歩2分のマスジェデ・ナスィーロル・モルク(ローズモスク)へ。
朝食のパンと一緒に食べるこのチーズがまた絶品。今度イランの友人がタイに遊びに来てくれると言うので、お土産にリクエストしようと思う。 -
ホテルの前はこんな車の入れない路地で静か。イランの街は路上のゴミも少なく、すさんだ危険な感じを一切受けない。イランで長期間暮らしたわけではないが、今までの海外生活や旅行から得た感覚が正しいなら、イランの街の治安の良さは世界でもトップクラスだと思う。
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ローズモスクに到着。ここは冬季の早朝だけ、向かって右側の建物のステンドグラスに朝日が差し込み内部がそれはそれは美しい色の世界になることで有名。
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蜂の巣か何かの様な鍾乳石装飾
どうゆう計算をするとこうゆう設計になるのだろうか? -
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バラのモザイク。ローズモスクと呼ばれる所以。
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そろそろ朝日の角度が良い具合になってきた。西側の礼拝堂の中に入ってみよう。
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ただでさえ美しいふかふかのペルシャ絨毯にステンドグラス越しの朝日が降り注ぐ…
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イチオシ
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母とポーズを決めて
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イチオシ
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早朝から来て正解だった。この直後、ものすごくマナーが悪くて騒がしいフランス語を話す年配の団体ツアー客が入ってきた。まずここは宗教施設であって、異教徒がお邪魔させていただいているという事、他の人もみな静寂と光を楽しみに来ているという事を理解すべき。あれじゃ、自国の教会に外国人観光客が来てうるさいなんて言う資格は無い。
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下はうるさいフランス語ツアーによって占拠された…。が、この建物が美しいのは何もステンドグラスだけじゃない。天井のモザイクもまた素晴らしい。しかも天井が低い分、間近に細工の素晴らしさを堪能できる。
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はぁ、何とも夢の中に迷い込んだような美しいモスクだった。感動で気持ちが高ぶったままホテルで昼食を取る。
茄子を上手に調理した煮込み料理が、この街の穏やかな魅力をそのまま表しているようで心に染みた。 -
ホテルのお兄さんたちが、親切で、ヤズド(現地の発音はヤーズッという感じ)までの長距離バスを特別割引料金で手配してくれた上に、町から少し離れたバスターミナルまで車で送ってくれるという。こうゆうおもてなしの一つ一つがシラーズの思い出を良いものにしてくれる。
バスの時刻までホテルの中庭でリラックス。 -
真ん中が空港まで迎えに来てくれてペルセポリスに一緒に行き、次の日バスターミナルまで送ってくれた方。右側はとても流暢な英語を話すジェントルマンでホテル滞在中に色んな情報を教えてくれた方。お二人ともどうもありがとう。
※母いわく、この噴水で冷やしてあったスイカがとても甘くて美味しかったそうだ。 -
庭園のように木々が手入れされたシラーズのバスターミナル
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シラーズの長距離バス乗り場
これからヤズドへ。イランの長距離バスはとても快適との評判なので、移動も気楽だ。
前述のバスの特別割引料金、実はホテルのお兄さんと「さようなら」と「ありがとう」を何度もして乗車した後で、しばらくしてからバス会社のお姉さんとホテルのお兄さんが一緒に車内にやって来て、「このホテルのお客さんはこれだけの割引があるから、差額を返金するね。」と。そんな事言わなければ分からず懐に入れてしまう事だってできるし、そうゆうのが当たり前の国も少なくない。こうゆうスレていない、心に余裕のある人々の誠実さや優しさがイラン最大の魅力だと言っても過言ではない。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Pメテオラさん 2017/05/12 21:04:41
- 出会いの楽しみ
- 旅先でのちょっとした出会いの楽しさが伝わってきました。お鍋やじゅうたんのお店からも、こんな気持ちあんな気持ちがあったようで、素敵な旅行であったことが感じられました。
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