2016/10/24 - 2016/10/26
17位(同エリア101件中)
鹿野健太郎さん
- 鹿野健太郎さんTOP
- 旅行記86冊
- クチコミ64件
- Q&A回答54件
- 396,458アクセス
- フォロワー37人
2000年以上の歴史を誇るイランの地下水路カナートが今でも街中に見られる砂漠の中の古都、ヤズドへ。素朴で古めかしくて少し埃っぽいこの街は、シラーズやイスファハーンの滞在日数を少し削ってでも訪れてみたかった。
-
シラーズからヤズドへのバス、所要時間は7~8時間。3列席でリクライニングも申し分なく快適だ。切符はこれでもかというほどペルシャ語表記…
-
シラーズ市街から出ると半分砂漠のような景色がずっと続く。しばらくはイスファハーン方面に向かうので列車と併走。
-
進む速度が同じくらいで、ずーっと併走していた。
-
やがてバスは東に進路を変えてヤズドへ向かう。まもなく日没。
-
お手洗い休憩。写真右が乗ってきたバスの車両。この空の色、乾いた大地の地平線、そこにアザーンが鳴り響く…異国情緒が最高潮に達する。
-
何でこんな色の照明にしちゃったのか謎。
-
ホテルに着いてから お腹も空いたので夜の散歩。
-
マスジェデ・ジャーメはイランで最も高いメナーレが数百年前の創建当時の姿を留めている。
-
-
モスクの正面には参道が伸びている。
-
こちらがその参道。静まり返っているが右側の路地の中にオリエントホテルのレストランの看板を見つける。お腹が空いた…
-
オリエントホテルのルーフトップレストランがまだ営業しているようだ。砂漠の街ヤズドではそれほど珍しくないというラクダ肉のお料理を頼んでみた。友人は抵抗があったようだが、僕は何の肉でも結局美味しい。
上の方の白っぽいのを食べて母が
「へぇ、ラクダのお肉って何かじゃがいもみたいなのね~。」
僕「いや それは普通にじゃがいもだから…。ラクダのお肉はこの下の方の茶色のだよ。」笑 -
ルーフトップからの眺め
-
ヤズドでの宿泊は旧市街にある築400年のKourosh Hotel。細部までおしゃれというわけではないが、十分に清潔で団体ツアー客の利用もなく静かな環境。スタッフのみなさんも親切だった。
-
ホテルの壁に掛けられていたヤズド旧市街の航空写真。これをよく迷子にならずに散歩できたものだ…。
-
翌日はどこを目指すわけでもなくヤズドの旧市街を歩き回ってみた。日差しがきついのと砂埃を防ぐためか、家と家の屋根がドーム状や円筒状に繋げられて街中トンネルのような構造になっている。光を取り入れる天井の穴から溢れる明るさが心地良い。
-
伝統的な家屋の門には左右異なる形のドアノッカーが付いている。右側の丸い方が女性用、左側の棒状は男性用で違う音が鳴るようにする事で、中から来客を迎える女性たちが髪を隠すかどうかなどを決める目安にしているそうだ。
-
明るい時間帯のマスジェデ・ジャーメ。夜は真っ青にライトアップされて幻想的だったが、日中はモザイクの緻密さが際立って圧倒される。
-
-
モスクの前でいたずらそうにウロチョロしていた子。タイの田舎によくいるような顔立ちの子だが、イランの子なのかな?可愛いので一緒に写真を撮ったりしているうちに懐かれて、ペンをちょうだいとおねだりされる。お金じゃないし、ペンならお絵描きや勉強にも使えるからと一本あげたらご機嫌だった。
-
旧市街をさらに南へ進んでみる。
-
地下水路への入り口か、とても深いところまで繋がっている階段。降りる途中で、ずーっと下から息を切らしながら登って来た若い白人旅行者が何もなかった…と言うので一番下までは行かなかった。
-
旧市街ではお日様の方向を頼りに方角を推測して進むしかない。無事にアミール・チャグマーグのタキーイェ(広場)に通じる大通りに出た。
昼間はみんなお昼寝中なのか?それとも男性は違う場所へ仕事へ行き女性は家の中にとどまっているのか…街の規模の割に静かだ。 -
この通り沿いの美味しそうなお菓子屋さんに寄り道。「ついでにこれも食べてゆけ」とばかりにいっぱいおまけしてくれて、きっと商売成り立っていないはず。お店のご主人、インスタグラムも教えてくれた。
-
ヤズドは甘いお菓子が有名だそうだ。広場に面したお菓子やさんは目移りするほどのお菓子が山積み。全部試食させてくれる。
-
-
アユタヤの綿飴(タイ語では「サーイマイ=絹の糸」)はペルシャ伝来だと聞いていたが、本当にペルシャ(イラン)の地でそのオリジナルに遭遇した。感動のあまりたくさん買い過ぎた。
-
アミール・チャグマーグのタキーイェは15世紀に建てられた寺院やバザールなどの複合施設。上に登って街を俯瞰できるかなと期待したけど、訪問時は無理そうだった。
-
こちらはザクロじゃなくてトマト。ケバブを頼んだ時に付いてくる焼きトマトが美味しかった。
-
すぐ近くのホテルの中庭レストランで昼食。ザクロ風味のシチューのようなのがあったので頼んでみた。甘酸っぱいビーフシチューのような微妙な味…慣れたらクセになるのかもしれないけど。
-
広場の目の前の交差点に面したMuseum of Water(水博物館)がちょっと面白いという情報をゲットしたので、見学してみる。
http://www.irantourismcenter.com/yazd-water-museum/ -
-
乾燥地帯のヤズドは地上に見えている建物以上に地下ネットワークが凄い!地下水路が街中に張り巡らされていて、その掘削作業の大変さなどがよく分かる展示がされていた。
-
水路を掘る技師たちはこのように白い服と帽子を身につけていたらしい。これはヘルメットの代わりの頭部を守る帽子と暗闇でも見えやすい白い服という意味の他に、万が一の事故で生き埋めになってしまってもきちんと埋葬されたのと同様に天国へ行けるようにという宗教的な意味合いも込められているそうだ。まさに命がけで街の生命線を築いて来たわけだ。
-
今は使われていないが、地下深くの水路は人一人がしゃがんだ状態でやっと通れるほどのもの。閉所恐怖症だったら一瞬でパニックに陥るだろう。
-
水路の大きさは、ちょうどこんな具合だ。(パネル展示の写真より)
-
この図のように地下深くに大きなドーム状の空間がある。屋根の上には煙突状の風採りの塔があって、暑さの厳しい気候でも屋内の空調機能が合理的に発達している。
-
地下スペースにて。地上階へ向かう階段に並んでポーズを取っている母と友人らの写真を撮っている最中。
-
-
地上階の中庭に続く階段。空が見えて、何だか別世界に出て来たような気分。
-
ここはもともと1929年に建てらてた豪商の邸宅だったのを2000年に博物館として公開したそうだ。建物の装飾の様式も手が込んでいて見応えがある。
-
博物館の並びにザクロジュース+アイス屋さんを見つけた。イラン滞在中、水の代わりにずーっとザクロジュース(当然目の前で果汁を絞ってくれたもの)を飲んでいた。
-
コップいっぱいになるまで、惜しげも無くザクロを半分に切っては絞ってくれる。一杯でザクロ数個分のジュース。
-
ザクロフロート…というか「フロート」ではなくソフトクリームが下で上からジュースを入れたもの。生搾りジュースはぬる~いので、このアイスクリーム入りは美味しかった。
-
隣のテーブルのイケメン。お酒を飲まないお国柄か、大人の男性がちょこんと座ってちまちまスイーツを食べて一休みしているのが面白い。
-
いよいよ楽しみにしていたズールハーネ(力の家)へ。立派なドームとバードギール(風採りの塔)が目印。
-
「TBS世界遺産」より引用
「ズールハーネ」=「力の家」は、イラン伝統のスポーツジム。男達は夜になると町内のズールハーネに集い、古代ペルシアの軍事教練に由来するという、棍棒や楯を使う集団体操で体を鍛えます。この肉体鍛錬はイスラームの信仰と結びついた精神性の高いものとされ、ジムはどこか日本の武道場にも似た雰囲気。みなさん驚くほどの力持ちです。 -
ここは女性でも見学を歓迎される数少ないズールハーネだそうだ。まだ時間が早く、若い子が一人で練習に勤しんでいた。
-
-
難しい技をずっと練習している。この後 彼は大技を披露して観衆らを沸かせてくれた。
-
入口のおじちゃんにまだ時間があるし、地下の貯水施設の跡も見学しろと催促されて…
さっきの道場の真下にこんな空間があるとは。 -
イチオシ
仕事帰りのおじちゃん達が「おつかれさ~ん」って感じで集まって来て、稽古開始。子供から若者、年輩者までが打ち解けていて、いいコミュニティだなと思った。
-
見事な太鼓と詠唱(コーランか?)だった。
-
イチオシ
日没少し前にズールハーネを出て、町はずれにあるゾロアスター教の風葬場跡「沈黙の塔」へ。某歩き方には無料で24時間と書かれていたので、そのつもりで塔の上からヤズドの夜景を見ようと楽しみにしていたのだが…実際は有料になっていて、しかも日没とともにクローズしてしまう。係の人がせっかくここまで来たのだから、中に入って写真だけでも撮っていけと無料で門を通してくれた。
-
市内に戻り、気を取り戻してディナー。
写真はザクロの実を乾燥させた飾り? -
フランス語話者の騒がしい団体ツアーで占拠されていたが、お料理の種類も一番充実していたしブッフェで色々試せるのでこのホテルレストランでディナー。
-
ホテルへの帰り道。道を間違えないように慎重に…何しろ道を聞こうにもすれ違う人がほとんどいないので。
-
ホテルの近くの路地にて雑誌風モデリング。真ん中は母。
-
-
どの路地もゴミひとつ落ちていなくて、夜でも普通に女性や子供が一人で歩いていて、すれ違う人同士みんな自然体で声を掛け合っている。本当に安全で暖かさがあるなと感心する。
-
-
早朝5時にバスターミナルへ。ここからバスでイスファハーンに向かう。
-
イスファハーン行きのバス
-
イランのお札は慣れるまで時間がかかる。まずペルシャ数字を覚えること。そして桁が大きいので000を指で隠すとタイバーツと大体同じ値段になる。母はそこからさらに3で割って円換算しなくてはいけないので、初めから計算を放棄していたようだ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヤズド(イラン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
64