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急に越前を旅したくなり、4月の週末、ふらりと訪ねた。<br /><br />向かったのは、これまで訪れたことが無かった一乗谷朝倉氏遺跡と越前大野。<br />以前なら、夜行列車で金沢まで行き、特急列車に乗り換えてと言うのが定番だったのだが、北陸新幹線の開業により、かえって北陸が遠くなってしまった感じだ。<br />とは言え、新幹線を利用しないとどうにもならないので、仕方が無く往復乗ることに。<br /><br />今回は、越前大野に宿を取り、ゆっくり歩いて回ることにした。

越前の春を旅する【1】~桜咲く一乗谷~

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2017/04/15 - 2017/04/15

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旅行記グループ 【越前国】

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旅猫

旅猫さん

急に越前を旅したくなり、4月の週末、ふらりと訪ねた。

向かったのは、これまで訪れたことが無かった一乗谷朝倉氏遺跡と越前大野。
以前なら、夜行列車で金沢まで行き、特急列車に乗り換えてと言うのが定番だったのだが、北陸新幹線の開業により、かえって北陸が遠くなってしまった感じだ。
とは言え、新幹線を利用しないとどうにもならないので、仕方が無く往復乗ることに。

今回は、越前大野に宿を取り、ゆっくり歩いて回ることにした。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JR特急 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 今回は、大宮駅6:42発の北陸新幹線『かがやき501号』で出発。<br />北陸新幹線に乗るのは2度目。<br />そして、飯山より先へ向かうのは初めてだ。

    今回は、大宮駅6:42発の北陸新幹線『かがやき501号』で出発。
    北陸新幹線に乗るのは2度目。
    そして、飯山より先へ向かうのは初めてだ。

  • 上越妙高駅を過ぎ、越後国の最も西に位置する糸魚川市に近づいてくると、車窓には雪を頂いた妙高の山々が見えてきた。<br />妙高は、好きな山塊のひとつ。<br />この日は、雲に隠れてちょっと残念。

    上越妙高駅を過ぎ、越後国の最も西に位置する糸魚川市に近づいてくると、車窓には雪を頂いた妙高の山々が見えてきた。
    妙高は、好きな山塊のひとつ。
    この日は、雲に隠れてちょっと残念。

  • 終着の金沢駅には8:46に到着。<br />金沢からは、北陸本線の特急『サンダーバード14号』に乗り換え、福井駅へと向かう。<br />それにしても、この『サンダーバード』という列車名は、いつになっても馴染めない。<br />『雷鳥』のほうが趣があるのに。

    終着の金沢駅には8:46に到着。
    金沢からは、北陸本線の特急『サンダーバード14号』に乗り換え、福井駅へと向かう。
    それにしても、この『サンダーバード』という列車名は、いつになっても馴染めない。
    『雷鳥』のほうが趣があるのに。

  • 加賀路の旅を思い出させてくれる駅をいくつか過ぎ、越前の都、福井駅には9:44に着いた。<br />久しぶりに降り立った福井の駅は、駅前がまったく変わっていた。<br />何だか、新幹線が地方色を失くしていくようだな。<br />この国は、いつまで『近代化』を続けていくのだろう。<br />この温かみの無さは、『和』の衰退だと思うな。

    加賀路の旅を思い出させてくれる駅をいくつか過ぎ、越前の都、福井駅には9:44に着いた。
    久しぶりに降り立った福井の駅は、駅前がまったく変わっていた。
    何だか、新幹線が地方色を失くしていくようだな。
    この国は、いつまで『近代化』を続けていくのだろう。
    この温かみの無さは、『和』の衰退だと思うな。

    福井駅 (福井県)

  • 福井駅からは、10:20発の一乗谷朝倉特急バスに乗り、最初の目的地、一乗谷へと向かう。<br />特急バスと言うから、観光バスタイプかと思いきや、普通の路線バスと同じ車両だった。。。<br />乗客は、外国の方も多く、席がちょうど埋まるくらいの人数だった。

    福井駅からは、10:20発の一乗谷朝倉特急バスに乗り、最初の目的地、一乗谷へと向かう。
    特急バスと言うから、観光バスタイプかと思いきや、普通の路線バスと同じ車両だった。。。
    乗客は、外国の方も多く、席がちょうど埋まるくらいの人数だった。

  • 福井市街地を走っていると、雨が降り始めた。<br />朝からどんよりとしていたので、覚悟はしていたのだが。<br />バスは、5分ほど遅れて朝倉資料館前バス停に到着。<br />とりあえず、雨宿りも兼ねて、目の前の一乗谷朝倉氏遺跡資料館へ。<br />ここで、散策地図をいただき、いざ朝倉氏遺跡へ。

    福井市街地を走っていると、雨が降り始めた。
    朝からどんよりとしていたので、覚悟はしていたのだが。
    バスは、5分ほど遅れて朝倉資料館前バス停に到着。
    とりあえず、雨宿りも兼ねて、目の前の一乗谷朝倉氏遺跡資料館へ。
    ここで、散策地図をいただき、いざ朝倉氏遺跡へ。

    福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館 美術館・博物館

  • まず向かったのは、一乗谷駅の裏手にある西山光照寺跡。<br />一乗谷にあった40ほどの寺院の中で、最大の規模だったらしい。<br />途中の道からは、一乗谷駅と桜の長閑な風景が。<br />あの桜のある所が目指す西山光照寺跡のようだ。

    まず向かったのは、一乗谷駅の裏手にある西山光照寺跡。
    一乗谷にあった40ほどの寺院の中で、最大の規模だったらしい。
    途中の道からは、一乗谷駅と桜の長閑な風景が。
    あの桜のある所が目指す西山光照寺跡のようだ。

  • 辿り着くと、発掘された石組みや池の跡などが。<br />光照寺は、現在、福井市街地に移転したそうだ。

    辿り着くと、発掘された石組みや池の跡などが。
    光照寺は、現在、福井市街地に移転したそうだ。

    西山光照寺跡 名所・史跡

    桜が綺麗な寺院跡 by 旅猫さん
  • 天台宗真盛派の光照寺。<br />この宗派は、石仏などを多く造るそうで、発掘でも多く発見されたらしく、身を寄せ合うように置かれている。<br />そんな石仏たちを守るように、満開の桜が咲いていた。

    天台宗真盛派の光照寺。
    この宗派は、石仏などを多く造るそうで、発掘でも多く発見されたらしく、身を寄せ合うように置かれている。
    そんな石仏たちを守るように、満開の桜が咲いていた。

  • 古そうな板碑も。<br />阿弥陀三尊を表すものだそうだ。

    古そうな板碑も。
    阿弥陀三尊を表すものだそうだ。

  • 光照寺跡に咲く満開の桜たち。<br />今が盛りと咲き競っている。<br />晴れていれば、もっと違った雰囲気だっただろう。<br />でも、雨だったので、かえって朝倉氏の栄枯盛衰を物語っているようにも見えた。

    光照寺跡に咲く満開の桜たち。
    今が盛りと咲き競っている。
    晴れていれば、もっと違った雰囲気だっただろう。
    でも、雨だったので、かえって朝倉氏の栄枯盛衰を物語っているようにも見えた。

  • 光照寺跡から、細い遊歩道を歩いて行くと、阿波賀春日神社に出た。<br />鳥居の前の桜も満開。

    光照寺跡から、細い遊歩道を歩いて行くと、阿波賀春日神社に出た。
    鳥居の前の桜も満開。

  • 苔生した石段を登って境内へ。

    苔生した石段を登って境内へ。

  • そして辿り着いた社殿。<br />雨のせいか、とても厳かな雰囲気が漂っている。<br />この社は、王城鬼門鎮護のため、治暦4年(1068)に建立されたものだそうだ。<br />朝倉氏滅亡の時に焼失し、現在の社殿は、越前福井藩7代藩主松平吉品により、元禄10年(1697)に再建されたものだそうだ。<br />この社殿のさらに上に、同年に建立された朝倉氏を祀った瀧神社があるというので行ってみたが、わからなかった。

    そして辿り着いた社殿。
    雨のせいか、とても厳かな雰囲気が漂っている。
    この社は、王城鬼門鎮護のため、治暦4年(1068)に建立されたものだそうだ。
    朝倉氏滅亡の時に焼失し、現在の社殿は、越前福井藩7代藩主松平吉品により、元禄10年(1697)に再建されたものだそうだ。
    この社殿のさらに上に、同年に建立された朝倉氏を祀った瀧神社があるというので行ってみたが、わからなかった。

  • 春日神社で旅の無事といつもの大事なお願いを済ませた後、降り続く雨の中、朝倉氏遺跡へ。<br />すぐ現れたのが、下城戸跡。<br />一乗谷の最も狭くなっている場所に築かれた土塁で、城門の役割をしていたそうだ。

    春日神社で旅の無事といつもの大事なお願いを済ませた後、降り続く雨の中、朝倉氏遺跡へ。
    すぐ現れたのが、下城戸跡。
    一乗谷の最も狭くなっている場所に築かれた土塁で、城門の役割をしていたそうだ。

    上城戸跡、下城戸跡 名所・史跡

  • 土塁の端には、大きな岩を使った門の跡らしきところも。

    土塁の端には、大きな岩を使った門の跡らしきところも。

  • 下城戸跡を過ぎると、道の向こうに桜が。<br />福井市街地はもう葉桜だったので、これは嬉しい。<br />ちょうど満開のようだ。

    下城戸跡を過ぎると、道の向こうに桜が。
    福井市街地はもう葉桜だったので、これは嬉しい。
    ちょうど満開のようだ。

  • さらに歩いて行くと、そこかしこに桜が。<br />風情もあり、思いがないところで花見ができた。

    さらに歩いて行くと、そこかしこに桜が。
    風情もあり、思いがないところで花見ができた。

  • しばらくすると、何やら広い場所が。<br />案内板が設置されていたので読んでみると、朝倉景鏡の屋敷跡だった。<br />朝倉景鏡は、朝倉氏最後の当主義景の従兄弟で、朝倉一門の中でも筆頭格だった武将だが、義景を裏切り自害に追い込んでいる。

    しばらくすると、何やら広い場所が。
    案内板が設置されていたので読んでみると、朝倉景鏡の屋敷跡だった。
    朝倉景鏡は、朝倉氏最後の当主義景の従兄弟で、朝倉一門の中でも筆頭格だった武将だが、義景を裏切り自害に追い込んでいる。

  • 朝倉景鏡屋敷跡に残る土塁。<br />その向こうには、桜と山に掛かる霧が。

    朝倉景鏡屋敷跡に残る土塁。
    その向こうには、桜と山に掛かる霧が。

  • 山桜と染井吉野の競演。<br />茶色い葉が雨に煙る風景に良く似合う。

    山桜と染井吉野の競演。
    茶色い葉が雨に煙る風景に良く似合う。

  • 満開間近の枝垂桜も。

    満開間近の枝垂桜も。

  • 下城戸から15分ほど歩くと、平面復原地区に出た。<br />ここには、発掘された町割りや水路などが保存されている。<br />当時は、町民の町屋が建ち並んでいたそうだ。

    下城戸から15分ほど歩くと、平面復原地区に出た。
    ここには、発掘された町割りや水路などが保存されている。
    当時は、町民の町屋が建ち並んでいたそうだ。

  • ここにも満開の桜。<br />枝ぶりも見事で、とても絵になっていた。

    ここにも満開の桜。
    枝ぶりも見事で、とても絵になっていた。

  • 桃色の桜を見つけた。<br />しっとりとした景色の中に咲く姿の美しさ。

    桃色の桜を見つけた。
    しっとりとした景色の中に咲く姿の美しさ。

  • それにしても、一乗谷にこれほど桜があるとは知らなかった。<br />下城戸からここまで、ほとんど途切れなく桜があるのが驚きだ。<br />ちょうど満開の時に訪れることができたことに感謝しないとね。

    それにしても、一乗谷にこれほど桜があるとは知らなかった。
    下城戸からここまで、ほとんど途切れなく桜があるのが驚きだ。
    ちょうど満開の時に訪れることができたことに感謝しないとね。

  • 朝倉館へ行く前にちょっと寄り道。<br />立ち寄ったのは、瓜割清水。<br />朝倉氏の御膳水に供されたとされる清水で、今でもこんこんと水が湧いていた。<br />驚いたことに、地元では、今でも生活用水として使っているらしい。

    朝倉館へ行く前にちょっと寄り道。
    立ち寄ったのは、瓜割清水。
    朝倉氏の御膳水に供されたとされる清水で、今でもこんこんと水が湧いていた。
    驚いたことに、地元では、今でも生活用水として使っているらしい。

  • そのすぐ近くに、南陽寺跡庭園と言うのがあるというので行ってみることに。<br />民家の脇の細い坂道を登って行くと、眼下には朝倉館跡が望めた。

    そのすぐ近くに、南陽寺跡庭園と言うのがあるというので行ってみることに。
    民家の脇の細い坂道を登って行くと、眼下には朝倉館跡が望めた。

  • 登り切ったところは平坦地になっていて、そこが南陽寺跡だった。<br />南陽寺は、朝倉氏が創建した尼寺で、足利義秋(後の15代将軍義昭)が一乗谷に滞在していた時には、観桜の歌会が催されたそうだ。<br />その跡は国の特別名勝になってるのだが、庭園跡だったらしい石組みなどがあるだけだった。

    登り切ったところは平坦地になっていて、そこが南陽寺跡だった。
    南陽寺は、朝倉氏が創建した尼寺で、足利義秋(後の15代将軍義昭)が一乗谷に滞在していた時には、観桜の歌会が催されたそうだ。
    その跡は国の特別名勝になってるのだが、庭園跡だったらしい石組みなどがあるだけだった。

    南陽寺跡庭園 公園・植物園

    朝倉遺跡の好展望台 by 旅猫さん
  • そこからは、一乗谷の町並みが見渡せた<br />比較にならないほど狭い街だが、山に囲まれた天然の要害であるところは、鎌倉に少し似ているような気がした。

    そこからは、一乗谷の町並みが見渡せた
    比較にならないほど狭い街だが、山に囲まれた天然の要害であるところは、鎌倉に少し似ているような気がした。

  • そして、いよいよ遺跡の中心、朝倉館跡へ。<br />堀に囲まれた館跡の入口には橋が架かり、優美な唐門が建っていた。<br />写真などでよく紹介されている場所だが、残念ながら桜は盛りを過ぎていた。

    そして、いよいよ遺跡の中心、朝倉館跡へ。
    堀に囲まれた館跡の入口には橋が架かり、優美な唐門が建っていた。
    写真などでよく紹介されている場所だが、残念ながら桜は盛りを過ぎていた。

    唐門 名所・史跡

  • 唐門を入ると、館跡が平面で復原されていた。<br />当時は、十数棟の建物があったらしい。<br />さすが当主の館跡らしく、かなりの広さがある。

    唐門を入ると、館跡が平面で復原されていた。
    当時は、十数棟の建物があったらしい。
    さすが当主の館跡らしく、かなりの広さがある。

    朝倉館跡庭園 公園・植物園

  • 市場の奥まった場所には、朝倉館庭園跡が。<br />接客用の館に面していたそうだ。

    市場の奥まった場所には、朝倉館庭園跡が。
    接客用の館に面していたそうだ。

  • 北側の堀に出てみると、大鷺さんがじっと獲物を狙っていた。

    北側の堀に出てみると、大鷺さんがじっと獲物を狙っていた。

  • 館跡の中に戻ると、一角に朝倉義景の墓所があった。<br />寛文3年(1663)に、福井藩主松平光通が建てたものだそうだ。<br />義景は大野で自害したので、供養塔のものなのだろう。

    館跡の中に戻ると、一角に朝倉義景の墓所があった。
    寛文3年(1663)に、福井藩主松平光通が建てたものだそうだ。
    義景は大野で自害したので、供養塔のものなのだろう。

  • 墓所の脇にあった石段を登る。<br />振り返れば、館跡の広さが良く分かる。

    墓所の脇にあった石段を登る。
    振り返れば、館跡の広さが良く分かる。

  • 登り切った場所には、一乗谷で最も古い4代孝景の時に造られたという廻遊式林泉庭園、湯殿跡庭園があった。<br />室町時代末期に造られた庭園の石組みが、そのままの姿で残っているというから驚きだ。

    登り切った場所には、一乗谷で最も古い4代孝景の時に造られたという廻遊式林泉庭園、湯殿跡庭園があった。
    室町時代末期に造られた庭園の石組みが、そのままの姿で残っているというから驚きだ。

    湯殿跡庭園 公園・植物園

  • そこからは、朝倉館の堀と復元された街並みが望めた。

    そこからは、朝倉館の堀と復元された街並みが望めた。

  • 湯殿跡庭園の南側には、中の御殿跡がある。<br />ここは、義景の母、光徳院の屋敷があった場所らしい。<br />礎石だけが残されていた。

    湯殿跡庭園の南側には、中の御殿跡がある。
    ここは、義景の母、光徳院の屋敷があった場所らしい。
    礎石だけが残されていた。

  • 中の御殿跡の土塁に咲く桜と椿。

    中の御殿跡の土塁に咲く桜と椿。

  • さらに進むと、また大きな庭園の跡が現れた。<br />こちらは、義景の側室小少将の屋敷跡。<br />諏訪館跡庭園と呼ばれている。<br />上下二段の一乗谷では最大級の庭園だそうだ。<br />中央に立つ滝副石は、高さ413㎝で日本一らしい。

    さらに進むと、また大きな庭園の跡が現れた。
    こちらは、義景の側室小少将の屋敷跡。
    諏訪館跡庭園と呼ばれている。
    上下二段の一乗谷では最大級の庭園だそうだ。
    中央に立つ滝副石は、高さ413㎝で日本一らしい。

  • 滝の上にあった上段の庭園。<br />ここから水が下の段へと流れている。

    滝の上にあった上段の庭園。
    ここから水が下の段へと流れている。

  • 諏訪館跡庭園から下へ降り、朝倉館跡へと戻る。<br />苔生した古い石垣に桜が映えていた。

    諏訪館跡庭園から下へ降り、朝倉館跡へと戻る。
    苔生した古い石垣に桜が映えていた。

  • そして、こんな公園にあるような道も、実は遺跡の一部。<br />発掘後、そのまま遺跡の散策路として利用されている。<br />400年以上前に、朝倉一族も歩いたであろう道を辿るのは、とても感慨深いものだ。

    そして、こんな公園にあるような道も、実は遺跡の一部。
    発掘後、そのまま遺跡の散策路として利用されている。
    400年以上前に、朝倉一族も歩いたであろう道を辿るのは、とても感慨深いものだ。

  • 車道を渡り、向かいにある復原町並へ。<br />最初に立ち寄った資料館で共通券を買っていたので、券を見せて入場。<br />いつしか雨も止み、散策するにはちょうど良かった。<br />ここは、発掘された後、塀の石垣や礎石をそのまま利用し、出土した遺物に基づき、町並みを再現した場所。<br />土塀が連なるのは、重臣たちの屋敷跡だそうだ。<br />今にも、直垂を付けた武士が出てきそうな雰囲気だ。

    車道を渡り、向かいにある復原町並へ。
    最初に立ち寄った資料館で共通券を買っていたので、券を見せて入場。
    いつしか雨も止み、散策するにはちょうど良かった。
    ここは、発掘された後、塀の石垣や礎石をそのまま利用し、出土した遺物に基づき、町並みを再現した場所。
    土塀が連なるのは、重臣たちの屋敷跡だそうだ。
    今にも、直垂を付けた武士が出てきそうな雰囲気だ。

    一乗谷朝倉氏遺跡(庭園) 名所・史跡

  • 一部の屋敷跡には、建物なども復元されていた。<br />織田信長により焼き尽くされた一乗谷が、甦ったかのようだな。

    一部の屋敷跡には、建物なども復元されていた。
    織田信長により焼き尽くされた一乗谷が、甦ったかのようだな。

  • 雨が降っていたせいか、土曜日だというのに人が少ない。<br />おかげで、趣のある写真が撮れてありがたい。

    雨が降っていたせいか、土曜日だというのに人が少ない。
    おかげで、趣のある写真が撮れてありがたい。

  • 重臣たちの屋敷跡は、さすがに広い。<br />今なら、建売住宅が2,3軒は建ちそうだな。

    重臣たちの屋敷跡は、さすがに広い。
    今なら、建売住宅が2,3軒は建ちそうだな。

  • 復原町並にもそこかしこに桜の樹が。<br />それにしても、見事な咲きっぷりだな。<br />まさに満開。<br />すぐにでも、散り始めそうな感じだ。

    復原町並にもそこかしこに桜の樹が。
    それにしても、見事な咲きっぷりだな。
    まさに満開。
    すぐにでも、散り始めそうな感じだ。

  • 町並みの一部には、商人たちの家も。<br />雑然とした最近の町並みより、美しいと感じる人も多いだろう。

    町並みの一部には、商人たちの家も。
    雑然とした最近の町並みより、美しいと感じる人も多いだろう。

  • 土壁の簡素な家でも、裏手にはちゃんと庭がある。<br />今より、物質的にも経済的にも豊かではないだろうが、一乗谷は100年以上も平和が続き、穏やかな生活ができていたのでは。<br />朝倉氏が滅亡した時、暮らしていた人たちはどうなったのだろうか。<br />そんなことを、ふと思った。

    土壁の簡素な家でも、裏手にはちゃんと庭がある。
    今より、物質的にも経済的にも豊かではないだろうが、一乗谷は100年以上も平和が続き、穏やかな生活ができていたのでは。
    朝倉氏が滅亡した時、暮らしていた人たちはどうなったのだろうか。
    そんなことを、ふと思った。

  • 出口で咲いていた若い枝垂桜。<br />一乗谷には、糸桜が多い。<br />朝倉義景も、糸桜の歌を詠んでいるくらいだ。<br />この糸桜も、いつか見事な枝垂桜となるだろう。

    出口で咲いていた若い枝垂桜。
    一乗谷には、糸桜が多い。
    朝倉義景も、糸桜の歌を詠んでいるくらいだ。
    この糸桜も、いつか見事な枝垂桜となるだろう。

  • 復原町並を出て、さらに南へと向かう。<br />現れたのは、上城戸跡。<br />ここまで来ると、観光客の姿はほとんどない。

    復原町並を出て、さらに南へと向かう。
    現れたのは、上城戸跡。
    ここまで来ると、観光客の姿はほとんどない。

  • 近くでは、シャガの花がもう咲いていた。

    近くでは、シャガの花がもう咲いていた。

  • そして、山吹の花も。

    そして、山吹の花も。

  • 上城戸跡から数分歩くと、立派な店構えの蕎麦屋があった。<br />13時を過ぎていたので、ここでお昼を摂ることに。

    上城戸跡から数分歩くと、立派な店構えの蕎麦屋があった。
    13時を過ぎていたので、ここでお昼を摂ることに。

    朝倉の里 利休庵 グルメ・レストラン

  • 座敷に上がり、庭に面した席に落ち着く。<br />店には、初老のご夫婦が食事をしていただけで、他に客はいなかった。

    座敷に上がり、庭に面した席に落ち着く。
    店には、初老のご夫婦が食事をしていただけで、他に客はいなかった。

  • 注文したのは、おろしそば。<br />ようするに、越前そばだ。<br />湯呑のようなものにそばつゆが入っていて、蕎麦の入った皿につゆを掛ける。<br />久しぶりに食べた越前そばだったが、こしもあり、とても美味しかった。

    注文したのは、おろしそば。
    ようするに、越前そばだ。
    湯呑のようなものにそばつゆが入っていて、蕎麦の入った皿につゆを掛ける。
    久しぶりに食べた越前そばだったが、こしもあり、とても美味しかった。

  • まだ時間があったので、蕎麦屋の近くを散策。<br />すると、富田勢源道場跡と言う案内を見つけたので行ってみることに。<br />まず目に付いたのは、桜に囲まれた小さなお社。<br />神明神社らしい。

    まだ時間があったので、蕎麦屋の近くを散策。
    すると、富田勢源道場跡と言う案内を見つけたので行ってみることに。
    まず目に付いたのは、桜に囲まれた小さなお社。
    神明神社らしい。

  • 蕾がまだあるのは八重桜のようだ。<br />咲いたばかりと言った感じで、清楚で美しい花びらが印象的だった。

    蕾がまだあるのは八重桜のようだ。
    咲いたばかりと言った感じで、清楚で美しい花びらが印象的だった。

  • 道場跡は畑となっていたが、立派な説明碑や穴太積みの石垣が残っていた。<br />富田勢源は、剣術の日本三古流派ひとつ、剣術平法中条流の祖で、現代の剣道の源流となった人物。<br />教えを受けたものの中には、かの佐々木小次郎や伊藤一刀斎などがいるそうだ。<br />『兵法』ではなく、『平法』としているのは、「武の威徳によって災禍を未然に防ぎ、平穏無事を求める」ということらしい。

    道場跡は畑となっていたが、立派な説明碑や穴太積みの石垣が残っていた。
    富田勢源は、剣術の日本三古流派ひとつ、剣術平法中条流の祖で、現代の剣道の源流となった人物。
    教えを受けたものの中には、かの佐々木小次郎や伊藤一刀斎などがいるそうだ。
    『兵法』ではなく、『平法』としているのは、「武の威徳によって災禍を未然に防ぎ、平穏無事を求める」ということらしい。

  • 少し離れた場所に、その富田勢源の菩提寺であるという盛源寺があるというので訪れてみた。<br />行ってみると、門も無く、小高い場所に建物があるだけ。<br />一本桜が無ければ、見落としそうだった。<br />社殿と言うより、民家と言った建物で、しかも廃寺のようだった。

    少し離れた場所に、その富田勢源の菩提寺であるという盛源寺があるというので訪れてみた。
    行ってみると、門も無く、小高い場所に建物があるだけ。
    一本桜が無ければ、見落としそうだった。
    社殿と言うより、民家と言った建物で、しかも廃寺のようだった。

  • 狭い境内には、石仏がたくさんあり、その数、数百とも。<br />破損しているものや倒れているものなど、廃寺感たっぷり。<br />何とも言えない雰囲気がありました。

    狭い境内には、石仏がたくさんあり、その数、数百とも。
    破損しているものや倒れているものなど、廃寺感たっぷり。
    何とも言えない雰囲気がありました。

  • 中には、高さ3mほどにもなる大きな石仏も。<br />下城戸の手前にあった西山光照寺跡と言い、この盛源寺と言い、この石仏の数は凄い。<br />しかし、光照寺のほうはしっかり整備されていたのに、こちらは放置されているのはなぜだろう。<br />一応、寺として存在しているからなのか。

    中には、高さ3mほどにもなる大きな石仏も。
    下城戸の手前にあった西山光照寺跡と言い、この盛源寺と言い、この石仏の数は凄い。
    しかし、光照寺のほうはしっかり整備されていたのに、こちらは放置されているのはなぜだろう。
    一応、寺として存在しているからなのか。

  • 結構年代物の石塔も建っているが、足元には無造作に石仏が並べられていた。<br />まったく管理されていないので、盗難されたらどうするのか。<br />この国は、文化財で金儲けを考えるような政治家がいる一方で、それ以外は見向きもせずに放置するという極端な状態にあるようだな。<br />新しいものを次々と作っては、すぐに飽きてしまう文化。<br />おかしなことになったものだ。

    結構年代物の石塔も建っているが、足元には無造作に石仏が並べられていた。
    まったく管理されていないので、盗難されたらどうするのか。
    この国は、文化財で金儲けを考えるような政治家がいる一方で、それ以外は見向きもせずに放置するという極端な状態にあるようだな。
    新しいものを次々と作っては、すぐに飽きてしまう文化。
    おかしなことになったものだ。

  • 日本の縮図を見たようで暗澹とした気持ちになりながらも、散策を続ける。<br />そろそろ、バスの時間が近づいてきたので、バス停の方へと向かう。<br />すると、今度は御所、安養寺跡と言う小さな案内板が。<br />立ち寄ってみると、平坦な空き地のようなところだった。<br />安養寺は、朝倉氏初代孝景が建立した寺院だそうだ。

    日本の縮図を見たようで暗澹とした気持ちになりながらも、散策を続ける。
    そろそろ、バスの時間が近づいてきたので、バス停の方へと向かう。
    すると、今度は御所、安養寺跡と言う小さな案内板が。
    立ち寄ってみると、平坦な空き地のようなところだった。
    安養寺は、朝倉氏初代孝景が建立した寺院だそうだ。

  • 一部に石垣が見えたが、当時のものかはわからなかった。<br />この辺りが、越前を頼って来た足利義秋を住まわせた御所があった場所らしい。<br />今は、田んぼと畑に囲まれて、何とも長閑な場所だった。

    一部に石垣が見えたが、当時のものかはわからなかった。
    この辺りが、越前を頼って来た足利義秋を住まわせた御所があった場所らしい。
    今は、田んぼと畑に囲まれて、何とも長閑な場所だった。

  • そこからちょっと歩いた場所にあった一乗ふるさと交流館でバスを待つ。<br />ここから、『朝倉ゆめまる号』と言う無料シャトルバスが出ているのだ。<br />しばらく待ってやってきたのは、ワンボックスカーだった。<br />14:42発の便の乗客は、私一人だった。

    そこからちょっと歩いた場所にあった一乗ふるさと交流館でバスを待つ。
    ここから、『朝倉ゆめまる号』と言う無料シャトルバスが出ているのだ。
    しばらく待ってやってきたのは、ワンボックスカーだった。
    14:42発の便の乗客は、私一人だった。

    朝倉ゆめまる号 乗り物

    一乗谷朝倉遺跡を巡るのに便利なバス by 旅猫さん
  • 結局、朝倉資料館前まで貸切運行。<br />土曜日の午後とあって、一乗谷は観光客で賑わっているというのに。<br />やっぱり、自家用車やツアーバスで来る人が圧倒的に多いのだな。<br />資料館前から、のんびり歩いて一乗谷駅へ。<br />一乗谷駅は、単線で片側ホームだけの、いかにもローカル線の駅と言った風情だった。

    結局、朝倉資料館前まで貸切運行。
    土曜日の午後とあって、一乗谷は観光客で賑わっているというのに。
    やっぱり、自家用車やツアーバスで来る人が圧倒的に多いのだな。
    資料館前から、のんびり歩いて一乗谷駅へ。
    一乗谷駅は、単線で片側ホームだけの、いかにもローカル線の駅と言った風情だった。

    一乗谷駅

  • ここからは、JR越美北線に乗り、今宵の宿がある越前大野駅へと向かう。<br />ホームの先には、最初に訪れた西山光照寺跡の桜が望めた。<br />駅の周囲には畑が広がり、時間がゆったりと流れている。

    ここからは、JR越美北線に乗り、今宵の宿がある越前大野駅へと向かう。
    ホームの先には、最初に訪れた西山光照寺跡の桜が望めた。
    駅の周囲には畑が広がり、時間がゆったりと流れている。

  • ホームの端まで歩き、西山光照寺跡の桜を眺めて時間を潰す。<br />このような景色も、いつまでも続くわけではない。<br />桜にも寿命があるので、いつかはこの景色も過去のものにあるだろう。<br />そしてまた、誰かが桜を植えるのかもしれない。<br />でも、その桜が育つまでには時間が掛かる。<br />今日のこの景色も、長い歴史の中では、まさに偶然の出会い。<br />そう考えると、とてもありがたい気持ちになる。

    ホームの端まで歩き、西山光照寺跡の桜を眺めて時間を潰す。
    このような景色も、いつまでも続くわけではない。
    桜にも寿命があるので、いつかはこの景色も過去のものにあるだろう。
    そしてまた、誰かが桜を植えるのかもしれない。
    でも、その桜が育つまでには時間が掛かる。
    今日のこの景色も、長い歴史の中では、まさに偶然の出会い。
    そう考えると、とてもありがたい気持ちになる。

  • 反対側から、15:10発の越前大野行きの列車がやってきた。<br />か細いレールの上を、一両のディーゼルカーが走ってくる姿はいいね。<br />旅情あふれる光景だ。

    反対側から、15:10発の越前大野行きの列車がやってきた。
    か細いレールの上を、一両のディーゼルカーが走ってくる姿はいいね。
    旅情あふれる光景だ。

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この旅行記へのコメント (14)

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  • koikeiさん 2017/06/26 12:01:24
    こんにちは
    旅猫さん

    私どもの旅行記にもご訪問くださってありがとうございました。

    この春、福井の方にいらしたのですね。
    大変だったとは思いますが、霧の立つ景色、雨の一乗谷もいいですね。
    さすが、旅猫さんの行程は違うなあと、感心しながら、拝見させていただきました。
    何度も行っている一乗谷ですが、お寺は全く行ったことがなく、素敵なお写真に写っている佇まいに、見入ってしまいました。
    本当に私にとって、この旅行記「越前の春を旅する【1】?桜咲く一乗谷?」は、一乗谷再発見の旅行記です。

    本当にありがとうございます。

      koikei

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/07/01 09:12:24
    RE: こんにちは
    koikeiさん、こんにちは。

    お返事が遅くなりすみません。

    雨の一乗谷は、山に霧が掛かり、とても幻想的でした。
    桜もちょうど満開で。
    寺院跡も良かったですが、石仏がたくさん野ざらしになっている廃寺のようなところも何とも言えませんでした。

    拙い旅行記が、koikeiさんのお役に立ててうれしいです(^^)
    ぜひ、また一乗谷を歩いてみてください。
    桜の季節が、やはりおすすめです。

    旅猫
  • rupannさん 2017/06/10 23:27:37
    一乗谷のさくら
    さくらと石積みの散策路〜とろとろ歩きたい道ですねぇ

    旅猫さん、こんばんわ〜

    桜満開の越前
    お天気がイマイチなのが残念でしたね
    でもそれはそれで石積みが渋さを増していい感じです。

    昼間の大阪は暑かった〜でもまだエアコンをつけてませんよ
    今夜はいい感じの涼しい風が窓から流れ込んでます〜

    by rupann♪

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/06/11 11:43:59
    RE: 一乗谷のさくら
    rupannさん、こんにちは。

    いつもありがとうございます!

    一乗谷は、とても趣のある所でしたよ。
    雨も降っていたので、しっとりとした情緒もあって。
    濡れた石垣って、何とも言えない美しさを感じます。

    暑い日が続いていますね〜
    この週末は、家でまったりです。

    旅猫
  • 前日光さん 2017/06/06 17:07:47
    満開の桜がきれいです
    旅猫さん、こんにちは。

    北陸新幹線にやむを得ずお乗りでしたか。
    「サンダーバード」って、「雷鳥」のことだったんだ。

    東武鉄道も、今まであった快速浅草行きを廃し、2度も乗り換えて浅草に行かなければならなくなりました。
    4日の日に上京する都合があったので、特急を使わずに行ってみたら、これまでは1時間40分で北千住まで行けたのに、なんと「新栃木」「南栗橋」で2度も乗り換えがあったあげくに朝9時57分に北鹿沼を出て、北千住に着いたのが12時8分と2時間10分もかかりました(`´)以前より30分も時間がかかるということです。
    春日部以北の人間は、「東京に早く行きたかったら特急に乗れ」ということですよね!
    なんだか無性に腹が立ってきました(`へ´)。

    帰りは仕方なく特急で帰ってきてしまった私も根性無しですが。
    特急だと北千住から1時間10分で新鹿沼に着いてしまうんですよ〜クヤシイです!

    しつこく東武のことを書いてしまいましたが、この国の金儲け主義、都市偏重の姿勢が見られると思いませんか?
    この考えが全てに行き渡っていて、今回旅猫さんが訪れた廃寺然とした寺の佇まいを造り出しているのでは?

    それでも一乗谷の「瓜割清水」のように、今も昔と変わらず滾滾と水が湧き出している様子を見ると、自然の逞しさを感じうれしくなります。
    数年前、私もこの清水を見ています。
    復元長屋には、暑かったことと次の予定のために行きませんでしたが、あの周辺の雰囲気はよく分かります。

    でも桜がこんなに見事に咲くとは思いもしませんでした。
    美しい桜に心が和みました。
    ありがとうございます(^-^)

    (東武鉄道への不満を長々と書いてしまいましたが、適当に読み流してくださいね^^;)



    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/06/09 11:29:26
    RE: 満開の桜がきれいです
    前日光さん、こんにちは。

    いつもありがとうございます。

    東武は、快速列車の運転を止めてしまったのですね!
    あれは安くて早くて便利だったのに。
    JRも在来線は普通列車ばかりで、急いでいるなら新幹線に乗れですからね。
    利用者本位のダイヤじゃないですよね。
    儲け優先主義そのものですね。

    あの廃寺然とした寺も、確かに金儲け主義の被害者かもしれませんね。
    マスコミやネットで取り上げられた場所ばかりに行く人たちにも問題がありますけどね。

    「瓜割清水」の水はとても綺麗でした。
    NHKでも取り上げられたことがある程澄んでいるそうですよ。
    朝倉氏がいた頃からこんこんと湧き出ているのですから凄いですよね。
    自然は素晴らしいです。

    前日光さんも歩かれていたのですね。
    暑い日は、日影が無いので大変そうです。

    旅猫
  • hot chocolateさん 2017/06/03 00:43:49
    桜咲く一乗谷♪
    旅猫さま

    こんばんは〜

    「一乗谷」、5年前の9月中ごろに行きました。
    険しい山間にひっそりと佇む城といったイメージを抱いていましたが、思いの外穏やかで、のどかな雰囲気の館跡が気に入りました。

    桜の時期は、更に明るい雰囲気ですね。
    華やかな桜としっとりとした霧で、「一乗谷」の良さが引き立っているような気がします。
    戦国の武将としては情けない印象の義景ですが、復元された街並みを見ると、一乗谷は平和だったのでは?と思ったりもします。

    私が行った9月の半ばは、暑くて暑くて遺跡を歩くのも大変で、冷たいシャーベットが美味しかったのを覚えています。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/06/03 06:21:12
    RE: 桜咲く一乗谷♪
    hot chocoさん、こんにちは〜

    いつもありがとうございます。

    5年前に訪れたのですね!
    一乗谷は、戦国時代にあっては非常に平和な都市だったそうですよ。
    京文化を取り入れた華やかな街だったようです。
    朝倉義景は、生まれた時代が悪かったのでしょうね。
    信長の侵攻があるまで、領内で大きな戦が無かったそうですから、領主としては良かったのでしょう。

    一乗谷は、鎌倉時代の武家の本拠地的な感じで、大規模な軍事要塞ではなかったことがよくわかりますよね。
    戦国期の遺跡としては、とても穏やかで風情があると思いました。
    桜の季節は、何とも言えない趣もあって。

    盆地的な感じですし、遮るものも無いので、夏は暑そうですね(^^;

    旅猫
  • ガブリエラさん 2017/05/30 11:58:27
    やっぱり桜はいいですね〜♪
    旅猫さん☆

    こんにちは♪

    私も、新幹線より他の電車の方がすきです(*^_^*)
    理由は、見た目もそうなんですけど、早すぎるし、景色があまり・・・というのがあって(^_^;)
    便利なんですけどね(^_-)-☆

    サンダーバードは、昔よく乗ってました!
    たしかに「雷鳥」の方が、エンブレムがよかったですよね♪
    くいしんぼうなので、ついついお菓子の「雷鳥」も、浮かんできちゃいました(*^_^*)

    おととい、バラをたっぷり堪能してきましたが、やっぱり桜はいいですね!!!
    落ち着きますね♪

    北陸も、もう10年以上行ってないです。
    福井は、1度きりですが、また行ってみたいです♪

    お蕎麦があまりにおいしそうなので、今日のランチはお蕎麦をゆでて食べることにしますヽ(^o^)丿

    ガブ(^_^)v

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/06/02 20:00:30
    RE: やっぱり桜はいいですね〜♪
    ガブさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます!

    新幹線は味気ないですよね。
    とは言え、便利なのでつい使ってしまいますけど。
    時間があれば、ゆっくり各駅停車の旅でもしたいのですけどね、

    お菓子の雷鳥(笑)
    北陸へ旅行をした人の定番のお土産ですね。
    あれ、飽きませんよね。

    一乗谷の桜は綺麗でしたよ〜
    雨模様だったので、しっとりして。
    あの越前蕎麦も、とても美味しかったですよ。

    久しぶりに、ぜひ越前へ!

    旅猫
  • rokoさん 2017/05/29 22:05:31
    越前の春・・・
    旅猫さん  こんばんは

    越前の春って何処に行かれたのかなと読んでいたら
    なんだか短い文庫本を読み終えたような感覚になりました。

    一乗谷朝倉氏遺跡
    ちょうど満開の桜が出迎えてくれて、
    美しい景色にうっとりです。

    まだまだ知らない世界がいっぱい身近にあるんだなぁと
    旅猫さんから教えていただきました。

    そのうち、歩いてみたいなと思いました。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/06/02 19:56:28
    RE: 越前の春・・・
    rokoさん、こんばんは。

    お返事が遅くなりすみませんでした。

    文庫本を読み終えたような感覚。
    とても嬉しい感想です!
    ありがとうございます。

    一乗谷朝倉氏遺跡はとても趣のあるところでした。
    ちょうど桜も満開で、素晴らしい景色でしたし。
    桜も見ごろで、しかも土曜日だったのに、思ったよりも空いていました。
    ぜひ、この季節に訪れてみてください。
    おすすめです。

    旅猫
  • こあひるさん 2017/05/29 16:35:23
    ステキだ〜!
    旅猫さん、こんにちは。

    相変わらず、ステキな旅ですね〜〜。

    かつての繁栄を偲ばせる館跡や廃寺のようなお寺・・・雨のせいもあり、よりしっとりと・・・風情ある集落の様子が伝わってきました。

    復元されたものもあり、けっこう見ごたえがありそうですね。

    福井県は未踏の地ですが、ステキな仏像もあるようで、この旅行記を見たら、旅情を掻き立てられます。

    どこもそうですが・・・住民も車を使って移動するため、ローカル線やバスがどんどん廃れていくのですが・・・のんびりと・・・田舎の空気と・・・かつての繁栄と・・・いろいろ思いを巡らせながら歩いてみたいです。

    こあひる

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/06/02 19:52:44
    RE: ステキだ〜!
    こあひるさん、こんばんは!

    お返事が遅くなりすみませんでした。

    一乗谷の朝倉氏遺跡は、とてもよかったですよ!
    ある意味、何も無いのですが、かえってそこが良かったです。
    復原された街並みも、とても風情がありました。

    福井県は未踏の地でしたか。
    今回は、一乗谷と大野を訪れましたが、実は福井は二回目。
    最初に訪れた時は、三国の街がとても風情があり気に入りました。
    http://4travel.jp/travelogue/10867456

    鉄道や路線バスが廃れていくのは寂しいですよね。
    もっとゆっくり、いろいろなところを歩いてみたいものです。

    旅猫

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