お祭りのメイン「王仁博士日本へ行く」パレードです

2017/04/08 - 2017/04/09

韓国生活を切り上げ日本へ戻ることに決めて、年明けから日韓を行き来していましたが、銀行の手続きや引っ越しの手続きを含めて、今回が最後の滞在となりました。
そんなか今年もやってきた全羅南道の霊岩で行われている「霊岩王仁文化祭り」。
日本とも縁の深いこのお祭りのメインイベントは歴史衣装に身を包んだ人達によるパレードです。

エリア その他の都市(韓国)

「霊岩王仁文化祭り」のメインイベント、「王仁博士 日本へ行く！」パレードがスタートしました！
このパレード、最初はステージでミュージカル仕立てとなっていて、王仁博士が日本へ行くことになる経緯を紹介しています。
みなさんプロの方が演じているようで、これがなかなか見ごたえがあるんですよね～

霊岩郡司のチョン・ドンピョンさん含め、来賓のみなさんも歴史衣装に身を包んでの鑑賞です。
午前中は霞曇りだったけど、このころには陽ざしも強くなり、初夏のような太陽が照りつけていました！

右端のあずき色の衣装が王仁博士。
左側の黄色い衣装が王様、中央の赤い衣装がお妃さまです。

毎年感心していまうんですが、この役者さんたちがイケメンなんですよーー(笑)
もちろんイケメンなだけでなく、演技も素晴らしいので言葉がわからなくてもその世界に引き込まれてしまうと思います。

日本へ行くことになった、というところでステージ上での公演は終了。
このまま上臺浦までパレードとなります。

ステージから降りて、踊り子さん達から順にパレードがスタートします。

こちらの４人組の男性はアクロバティックな動きをしたり、コメディのような動きをしたりと目が離せませんでした。

ステージから会場を横切るようにパレードの一団が移動していくのですが、総勢100名はいたんじゃないでしょうか?!

パレードにはこの大きな操り人形も参加です。
この巨大な操り吊り人形の正面と背中には、各集落ごとの特産物の紹介がされているんです。
パレードも集落ごとに並んでPRしていくので、街全体を挙げてのパレードのようですね。

パレードが行われる沿道には各集落の人達が扮装した状態で待ちかまえ、まさに大名行列のようなパレードです！

パレードの終点となる、上臺浦ではクラッシックのコンサートも行われ、パレードの到着を待つ観客を楽しませていましたよ。

佇まいも素敵です♪

パレードの一行が到着し、いよいよ王仁博士が舟に乗って日本へ出発するフィナーレが近づいてきました。

華やかな舞が披露され、王仁博士一行の旅立ちに華を添えています。

「頼んだぞ」と、王様から声をかけられ、舟に乗り込む王仁博士......

王仁博士一行が舟に乗り込みいよいよ出発です。

踊り子(女官)さん達もお見送りです。

舟が動き始めるのに合わせて紙吹雪が舞い、フィナーレとなります。
舟は貯水池を一周し、再び戻ってくるようになっていて、貯水池の周囲から舟に乗った王仁博士一行を見ることが出来るようになっています。

舟が出発し、パレードが終わった後、美しい踊り子さん達の記念撮影がありました。

今年の「霊岩王仁文化祭り」見学もこれにて終了～
パレードなど年々工夫の跡が見られ、今年はコンパクトながら見どころはしっかり押さえられていたように思います。
日本とも関係の深い、この「霊岩王仁文化祭り」はスケールもアップしてきているし、今後も楽しみなお祭りの一つですね。