2017/04/22 - 2017/04/22
1699位(同エリア7080件中)
ジバゴさん
22日のメインイベントは鎌倉十二所にある割烹八百善での「江戸料理大全」出版記念イベントへの参席である。昼食と講演、サイン会がある。終了後に帰宅するルートを「朝夷奈切通し」越えとした。
開始までの時間を有効に使おうと思い朝早く宿を出て鎌倉駅に着いたのは6時半位だった。江ノ電に乗り長谷駅で降り目指すは御霊神社。何故かと言うと境内に植えてある「八丈千鳥」というアジサイを見たかったのである。時期的に早過ぎるのは承知の上でどうしても来たかった。去年は11月に来たがもう咲き終わっていた。 来月に又来る予定をしている。
・八百善とは
八百善(やおぜん)は、江戸時代に会席料理を確立し、江戸で最も成功した料亭のひとつである。
享保年間に浅草山谷で創業して以来、栄枯盛衰を繰り返す。山谷堀の名店として人気を集め、上野店も出したが、関東大震災で壊滅し、移転した。もともとは八百屋だったが、周囲に寺が多かったことから料理の仕出しを始め、次第に料理屋として評判を取るようになった。
2004年3月まで江戸東京博物館のレストランとして江戸料理を現代に伝えていた。その後、2013年5月8日に鎌倉十二所にある五大堂明王院境内にて、ほぼ10年ぶりに料理屋としての店舗を、十代目栗山善四郎、栗山雄太郎が復活させた。
2017年1月には、江戸から現代まで継承される江戸料理の集大成を記した、「江戸料理大全」を誠文堂新光社より刊行した。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
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前日泊まった宿 JR石川町近くのホステルZEN
アートな部屋、元は会社の寮らしい。
素泊まり3,300円とちょっと高い、いつもは2,600円の新館が満室でとれなく
やむをえずココに。 -
ここは松影町というところで寿町の隣町。 昔はドヤ街と言われたらしい。
夜歩くと偶に泥酔者が奇声をあげてる場面を見かけるし、パトカーや救急車もよく見かける。
しかし、安く泊まるにはサイコーの地区、それに川を渡ればオシャレな元町が近い。銭湯も歩いて10分にある。 -
天井までアート
何が描かれているかと考えたら、枝を伸ばした樹木と分かった。
先端に果実も着いてる。
昨夜は分からなかったが朝よく見て気がついた。 -
屋上の広場
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鎌倉駅西口 江ノ電のりばが右手方向にある。
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時計台広場、以前にココで昼飯替わりにパンを齧ったことがあった。
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今日はファミマでおにぎり2ケとアイスコーヒーのテイクアウトで朝食。
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江ノ電改札
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電車が到着コレに乗った。
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長谷駅で下車
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歩いて5分ぐらいで御霊神社が見えてきた。
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線路の向こうが御霊神社
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ご神木 たぶの木
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鳥居越しに電車が通る
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秋葉神社
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夫婦銀杏
左が雄 右が雌 -
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袂石 たもといし 60キロ たぶん右
手玉石 105キロ -
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お目当てのアジサイ「八丈千鳥」
葉が茂っています。 -
名前のように八丈島に自生している珍しいアジサイ。
ココ最近名前が知られてきた。
とあるブログで去年初めて存在を知って御霊神社の名前も初めて知った。
咲いてる実物はまだ見たことがないが写真を見ただけで憧れてしもうた。 -
葉のアップ、なかなか成長盛んで丈夫そうな感じ。
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御霊神社から帰る道すがら見かけたある家の塀
躑躅の為にわざわざ塀に穴を明けてしまったのでしょう。 -
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鎌倉駅東口 最近オープンしたシアル
バスが来るまで2階のカフェで休憩した。
ドトール系のカフェですが単価が高い店ですよ。 セットで600円超 -
泉水橋で降りて左に曲がる
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左側の山がハゲている下が八百善
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案内板がありました。
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ココが八百善で明王院境内に店がある。
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近くを撮影することに
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門をくぐり露地を進む。
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ここが入り口玄関、大正時代(築百年)に建てられた日本家屋
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献立表
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始まるまで店内を撮影
これは松平治郷(不昧)揮毫の扁額
松平 治郷(まつだいら はるさと)は、出雲松江藩の第7代藩主。直政系越前松平家宗家7代。江戸時代の代表的茶人の一人で、号の不昧(ふまい)で知られる。 -
湯のみ
抱一とあるのは酒井抱一に関わる絵付け
酒井抱一 姫路藩主・酒井忠以の弟、江戸琳派の創始者. 字は暉真。鶯村、雨華庵とも号する. 代表作 「夏秋草図屏風」 東京国立博物館蔵、重要文化財
八百善を贔屓にして飲食代を書絵画で支払った。 -
立鶴の意匠
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大田蜀山人
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江戸時代に山谷(現在の東浅草)にあった頃の八百善の間取り図
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明治の八百善浮世絵
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志野茶碗
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天井
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最初にに出てきた向付け
春鯵(アジ) 辛子酢味噌掛 天生姜
さっぱりとして美味でございました。 -
銚子の下敷き
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酒の銚子
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碗
鰯酢煎碗 白髪葱
器は魯山人写し日月碗 小山治兵衛作 -
見事な盛り付け
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お盆裏に治兵衛と朱漆あり、村瀬治兵衛作
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焼魚
桜鯛魚田(ぎょでん) 叩き木の芽
これが油がのって最高においしい桜鯛でした。
《魚の田楽の意》魚をくしに刺し、白焼きにしたあと味噌をつけ、さっと焼いて焦げめをつけた料理。 -
器は遠州織部
小堀遠州の200年忌の際に作られた。両端に遠州好みの七宝の意匠が組み込まれている。 -
隣の人の器は鍋島焼
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十代目栗山善四郎 八百善店主登場
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江戸っ子のべらんめえ口調で語る十代目
お話がざっくばらんで面白かった。 -
中皿
海老挟み進上 青唐 レモン -
四代目が書いた江戸時代の料理本「料理通」
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黄龍五爪
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「料理通」全四冊
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国指定重要文化財「旧一条恵観山荘」 でのお茶会チラシ
懐石料理は八百善が担当する。
会費 2万3000円 それを思えば今日の会費5千円はお得だ。 -
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小付
しらす茶碗蒸し 薄葛あん
いままでで食べた中でも一番のさすがの茶碗蒸しだった。 -
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飯
青豆ご飯 -
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香
酢取新生姜 はりはり -
最後に薄茶が出てくる前に食べるお菓子
自家製でしょう。 ちょうどよい甘さでした。 -
八百善と金字で描かれています。
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料理の最後に薄茶がでます。
茶碗 古斑唐津 -
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新刊本のサイン会を最後にイベントは終了
良い一日でございました。
これからは上京の際に鎌倉まで足を伸ばすのが定例となりそうです。 -
予定通りに八百善を出てから横濱までの帰り道を「朝比奈切通し」を通ることにします。 スタートから行けるところまでは徒歩で、後は成り行きで横濱まで行くことに。
まず神奈川県道204号金沢鎌倉線を金沢方面に向かって歩く。 -
暫く歩くと右手に案内板が見える。 この脇道がを入る。
この道が朝比奈峠を越えて横浜の六浦(横浜市金沢区)の港に通じる「金沢街道」の旧道。 -
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山道らしく野草が目につくような自然環境がある。
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射干ですね。
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分かりづらく見逃しそうでしたが、左側の岩肌の竹筒から水が流れ出ています。これが、「鎌倉五名水」のひとつ「大刀洗(たちあらい)水」。
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道が二股に分かれてます。
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案内板によると左が朝比奈越えとなってます。右は十二所果樹園というところに行くようです。
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入ると直ぐ右手に「三郎の滝」という滝がありました。
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昭和16年3月建立 石碑
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上り坂が続く湿った道を歩いていきます。
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石がゴロゴロしている個所もありました。
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段差もありましたがそれほど急でもないので危険ではありません。
転ばないようユックリと進みます。 -
ひたすら登りますが汗が出ます。
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磨崖仏が見えました。
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神奈川県示標
どうやらこの辺りが峠みたいです。するとこの先は下り坂になります。 -
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下り坂
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右手は熊野神社への道だそうですが、寄道しないで真っ直ぐ帰りました。
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初めて見ました。やけに青い石だなと不思議でしたが、よく見ると同色のカバーで包まれて居るのが分かりました。 カバー?なんでだろう?と考えましたがこのカバーが掛かっていると滑りにくいようです。 ということで坂道で石がむき出しだと濡れていると滑るので危険防止のためと推論しましました。
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この後スマホの電池切れで写真撮影出来ませんでした。
鎌倉入り口から約40分で金沢側出口まで着きました。
このあと途中からバスと電車を乗継ぎ石川町の宿まで帰りました。
以上
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