2015/05/05 - 2015/05/05
1418位(同エリア3138件中)
あおしさん
最終日。
ミラノ空港からの午後のフライトで日本へ帰国しますが、ミラノではぜひ見たい絵が2枚あります。
1枚はダ・ヴィンチの「最後の晩餐」
30年前にミラノに来たときは自由に見れたこの有名な絵も、いまでは予約制で15分しか見れません。
しかも定員制なので、「地球の歩き方」によれば遅くとも2週間くらい前にはWEBか電話で予約しないとなかなか難しいらしいとのこと。
しかし英語もイタリア語もさっぱりの私にWEBだの電話での予約なんて「高等技術」はとてもとても。
というわけで朝一番の8時にとりあえず、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ向かいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
例によって、ミラノの地下鉄を進行方向を乗り間違えたり、乗り換える路線を間違えたりして、教会についたのは8時20分。
さっそく教会のとなりのオフィスで「Do you have a ticket?」と聞いたら、9時からの回が空いてるとのこと。
ラッキー!
それまでは教会見物。 -
この教会はローマ教皇アレクサンドル6世やその息子のチューザレ・ボルジアなどで悪名高いボルジア家のライバルだったミラノ公・イル・モーロ(本名 ルドヴィーコ・スフォルツァ)の完成させた教会です。
陰謀、謀略、暗殺、戦争など「悪行」を重ねた人がこんな立派な教会を作るのは何か不思議な気がします。
もっとも似たような人で日本の毛利元就も今日に残る壮大な厳島神社を完成させていますし、人格と宗教心は一致しないものなのかもしれません。
また彼はレオナルド・ダ・ヴィンチのパトロンとしても有名でこれまた人格と芸術心も一致しないかも。 -
ゴシック式の重々しい作り。
個人的にはゴシック方式の建物が一番好きです。 -
さて、9時になったので、ガイドさんの案内でこの教会の「食堂」へ。
この「食堂」の壁の一角に「最後の晩餐」は描かれています。
30年前に見たときは、「くすんだ絵だなあ」って感想しかなかったですが、今回は20年かけた修復が終わったため、鮮やかな絵になっていました。
じーっと鑑賞したかったけど、ガイドさんが英語で10分近くあーだこーだしゃべっててうるさい。
静かに鑑賞させてほしいものです。
奥行のある遠近法を使った絵画として有名ですが、食堂の一角の壁に描かれていて、まるで食堂がつながってるような臨場感があります。
ダ・ヴィンチはお茶目なおっさん、のようなところがあり、この絵は「だまし絵」のつもりで描いたのでは?なんて思ったりしました。
ちなみにホンモノは当然のように撮影禁止。
これは撮影用のレプリカ。
(なお、2016年1月からフラッシュ無なら撮影解禁になったそうです) -
「ダ・ヴィンチ・コード」ではヨハネとされるキリストの隣の人物を「キリストの妻・マグダラのマリア」としています。
確かにどう見ても女性だよなあ。
白髭の人は初代ローマ教皇とされるペテロ(聖ピエトロ)、もう1人はユダ。
キリストを裏切った代価である銀貨の入った袋を手に持っています。
ともあれ、「飛び込み」でこの絵を見れたのはラッキーでした。
この体験を「地球の歩き方」に投稿したら、採用されて、1年後「地球の歩き方 ミラノ・ヴェネチア 最新版」が自宅に送られてきました。
でも、しばらくミラノもヴェネチアも再訪予定がないので、あまり意味がない・・・ -
さて、もう1枚見たい絵はサンタンブロージョ(聖アンブロシウス)聖堂にある聖アンブロシウスのモザイク肖像画。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会から歩いて15分のところにこの教会はあります。 -
聖アンブロシウスはローマ帝国時代のミラノ司教です。
ローマ皇帝の「内閣官房長官」から司教に転じた人で、有能な政治家でもあったこの人はキリスト教を単なる新興宗教から世界宗教に飛躍させた重要人物です。
彼は時のローマ皇帝テオドシウスを自由に操り、ローマ帝国の国教としたのでした(西暦392年)。 -
聖アンブロシウスに「破門」された皇帝テオドシウスが「破門」を解いてもらうように許しをこいているところ。
有名な「カノッサの屈辱」より600年以上前にすでに皇帝はキリスト教の司教の前に屈したのです。 -
美しい黄金の祭壇。
-
祭壇の下には聖アンブロシウスの遺骨があります。
彼はミラノの守護聖人にもなりました。
キリスト教はユダヤ教やイスラム教と同じく一神教、つまり「唯一神」しか存在を認めない宗教です。
その一神教を国教にするということは、ほかの宗教や神の存在を許さないことになり、ローマ帝国はほかの古来の神々やその信者を弾圧することで、キリスト教一色に塗り替えてられていきました。
これ以降、ローマ帝国の力のもとでキリスト教はヨーロッパの唯一の宗教となっていきます。 -
この教会にある聖アンブロシウスのモザイク画。
「あなたがヨーロッパをキリスト教一色にしてくれたおかげで宗教弾圧、十字軍などの宗教戦争、『魔女狩り』などなど人間はその後ずいぶん苦労したんだよ」と一言文句を。
私は「八百万の神々」の多神教の日本人なので、一神教は今一つピンと来ない。
初詣は毎年伊勢神宮、明治神宮、川崎大師と違う神様をはしごしてるし。
-
近くにあった大学。
サクロクオーレカトリック大学。 -
イタリアの学生さん
-
午後のミラノ発のアリタリア航空で日本へ。
たった5日のミラノ・ヴェネチアの弾丸旅行でした。
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