2017/04/08 - 2017/04/10
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miharashiさん
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新疆ウイグルとカザフスタンの国境近くの新源というところで、自生の杏子の群生林が咲く写真をネットで目にしてから、ぜひ行って見てみたいと思い今回の旅を思い立ちました。花の咲く時期が4月初めから末までの間ということしかわからず、天気予報をチェックし、4月10日前後と予想。一週間前に航空券を購入し、慌ただしい出発となりました。ところが、出発直前に予想外の寒波が到来。杏の花に関しては、開花時期が遅れ、残念な結果となりましたが、要所要所では好天に恵まれ、すばらしい風景に出会うことができた旅となりました。
第二部は、伊寧から新源まで移動して、新源に二日間滞在し、杏花溝を訪れたときの旅行記です。(表紙写真は、杏花溝から見えた天山山脈の山々)
今回の旅の全日程は以下の通り。
4月6日 羽田-(上海航空)->上海-(中国東方航空)->ウルムチ(泊)
4月7日 天地1日観光 (ウルムチ泊)
4月8日 ウルムチー(鉄道)->伊寧ー(バス)ー>新源(泊)
4月9日 新源滞在 (新源泊)
4月10日 吐弥根郷杏花溝へ。新源ー(バス)ー>伊寧(泊)
4月11日 伊寧ー(中国南方航空)->ウルムチ(泊)
4月12日 ウルムチー(中国南方航空)->西寧
西寧ー(高速鉄道)ー>張掖(泊)
4月13日 丹霞地貌1日観光 (張掖泊)
4月14日 張掖ー(高速鉄道)->西寧
西寧ー(深セン航空)->西安(泊)
4月15日 兵馬俑および西安市内観光 (西安泊)
4月16日 西安ー(中国東方航空)->上海ー(中国東方航空)->成田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回の旅行の一番の目的地、新源の杏花溝(*)。新疆ウイグル自治区でも西に位置するイリ・カザフ自治州の中の新源県吐弥根郷という小さな村の近郊の山の中にある。ウルムチからそこまで行くには、まずウルムチから西に500キロ離れた自治州の中心都市伊寧まで鉄道か飛行機で入り、そこからバスで東に170キロほど行ったところにある新源という町まで行く必要がある。今回は、ウルムチから鉄道で伊寧まで行き、その日のうちにバスで新源まで行き、新源に2泊か3泊して、その間に杏花溝を訪れることにしていた。(写真は、杏花溝の中で唯一開花していた杏の木)
*中国語名は最後の文字が違う漢字だが、表示されないので、溝を使用。
英語では、Apricot Ditch。 -
4月8日、ウルムチに新駅(ウルムチ駅)ができたことを知らずにウルムチ南駅に行ってしまい、パニックにおちいった私達。英語の話せるインフォメーションの親切な女性係員の機転で同駅から1時間後の列車のチケットに交換でき、なんとか2時間遅れで伊寧駅に到着。タクシーで長距離バスターミナルへ(30元かかった)。なんとか19時発の新源行き最終バスのチケットが買えた。それにしてもセキュリティチェックが厳しく、ターミナルに入るときとチケット購入後待合室に入るときで、2重にチェックを受けた。トイレに行くときも待合室から出てもどるときもセキュリティチェックを通ることになった。面倒だった。
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待合室で1時間近く過ごし、ようやくバスに乗りこんだ。バスは始発ではなく、すでに満員状態だった。市内の他のターミナルから来たのかもしれない。
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ここは中国の西端で、時差はなくても、実質北京時間より2時間ほど遅れているので、7時過ぎても外はまだ明るかった。伊寧の町を出るときも公安のチェックがあった。バスは町をぬけると風景の美しいところを走った。
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夕日を受けて山肌を赤く染めている山もあった。
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やがて奇妙な形をした岩山のそばも通過。
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湿地帯も通過。突然ラクダが現れたので、あわててシャッターを押した。
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変わった形のラクダだ。
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山の上にもラクダ。
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このあたりの風景も美しかった。
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同上。
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同上。
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馬の放牧も。あわてて撮ったのでぼけてしまった。
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さらにカークラッシュも。単独事故で、運転手が携帯で連絡をしていたので、けがはなかったようだ。
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ここまで出発してから1時間40分ほど経過。
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8時55分。出発から2時間近く経ってようやく日が暮れだした。夕日がきれいだった。
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セキュリティチェックを終えて出発したのが9時2分。もうすぐ着くのかと思ったが、ここからが長かった。
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バスは暗い道を猛スピードで走るがなかなか新源の町の灯が見えてこない。新源の町に入ったのがそれから約1時間後。あらかじめバスの運転手にホテルの名前を教えておいたので、ホテルの前で降ろしてもらうことができて助かった。ホテルの入り口も写真(翌朝撮影)のように門衛がおり、右横の建物でセキュリティチェックを受けた。
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受付に名前を告げるも、要領を得ない。まったく英語が通じず、英語のわかる人と電話での通話の末、ようやくチェックインすることができた。ホテルのコンピュータに予約情報が入っていなかったのかも。なにやかにやで部屋に着いたのが10時半。部屋はなかなか広々として、ベットも大きかった。
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窓側。なんと長い一日だったことか。駅の間違いがなければ、一等席で列車の旅も楽しめたろうし、新源にも明るいうちに着けたはず。中国は日々変化が激しいので、新しい情報を得る必要性を痛感した。
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4月9日、朝から快晴。朝食は別棟の本館ということを知った。本館まではこのようなすばらしい並木道を歩いた。
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ホテル本館。昨夜ここまで来れば、スムーズにチェックインができたのかもしれない。
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本館レストランで朝食。
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種類は豊富なビュッフェ。ついとりすぎてしまう。
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本館向かい側には柳の木で囲まれた池があった。別棟にある部屋に戻り、その後明後日のバスのチケットを買いにバスターミナルに行くことにした。
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ホテルからバスターミナル(写真右奥)までは10分もかからずすぐだった。切符を売る窓口は空いていて、パスポートとノートのメモを見せたら、公安の若い男性5人くらいが出てきてパスポートを入念にチェック。そのうちの一人がパスポートの内容を書類に記入し始めた。ここに来た目的を知りたかったらしいので、ノートの杏花溝を指したら納得した様子で戻って行った。英語がほとんど通じないので、大変だった。若い男性だったら大変かもしれないと思った。受付の人は当日券を購入しに来たと勘違いしていたらしく、中国語で杏子の花を見ないでいいのかと質問してきた。結局、当日券しか売っていないことが判明し、出直すことにした。ターミナルの外にずらりと各地に向かうタクシーが並んでいて、盛んに声かけてくるので、ついでに明後日の杏花溝行きのタクシーを予約しておいた。
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昨日ホテルの人に尋ねたら、寒さのためまだ杏子の花は咲いていないと言われ、いやな予感が当たってしまった。ただし、明日になれば花が少しは見られるかもしれないという。このまま今日一日ホテルにいても仕方がないので、ガイドブックに緑が美しい草原として紹介されているナラティに行くことにした。バスターミナルの前でたむろっていた運転手の一人が200元で行ってくれるというので、即決。さっそく車に乗りこんで、出発。
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途中ポプラ並木の向こうに白い峰が見えた。
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羊も。
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運転手はナラティに着いたと言って、街中で停車。私達の目的地はナラティ風景区だったが、運転手はナラティの町に行くと思ったようだ。あわててガイドブックの写真を見せて、ここに行きたい旨を伝えた。
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町をぬけ少し走ったところに公園の入り口があった。ナラティ風景区は、写真の山の中腹にあるので、中に入っても草原は雪で覆われているかもしれないと思い、入り口で写真だけ撮って引き返すことに。
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入り口から見た風景。
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パノラマにして。
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実際はバスに乗り換えて山の中腹まで登るのかもしれない。時期が早すぎた。杏の花とは時期が違うので、両方というわけにはいかないようだ。
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美しい移動式住居。
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同上
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公園を後にして再び新源に戻るべく出発。正面に雪山がきれいに見えた。
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左折した後も、長い山脈がずっと見え続けた。電線が邪魔をして、いい写真がとれない。
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車を止めてもらって、下りて撮影。
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この地方独特の造りのかわいい家。
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新源に戻る途中にあった町。ちょうどバザールの最中だった。
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また別のかわいい家。
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イスラム教の寺院か?
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新源の町に戻ってきた。夕食までは時間があるのでネットでホテルや航空券の予約などをして過ごした。
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今日はホテルのレストランで夕食。写真付きのメニューなので、選びやすかった。これはトマト味の麺。麺は短くカットされたもの。なかなかおいしかった。味はミネストローネスープ。二人分にしては多すぎたので、同席の中国人の方に食べてとお願いした。
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餃子。一個食べてから撮影。全部で8こ。おおきくて食べきれなかった。にらが多すぎてくせがあった。
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これは同席の方からのおすそ分け。魚のスープ。おいしいけれど、せき込むくらい辛かった。
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ブロッコリー炒め物。いい味だったので、全部食べられた。同席した中国人は男性が英語が話せた。上海の近くからやってきたとのこと。食べ終わって勘定を頼むと250元だという。メニューの値段よりかなり高かったが、量が二人前あったためだと勝手に解釈してそのまま払ってしまった。部屋に戻ってしばらくすると、突然ノックされ、ホテルの従業員から紙切れが渡された。そこにはどうやら夕食代が高すぎたという意味のことが書かれていたので、レストランまで行ってみると、正しい代金は62元で、差額として188元を戻してくれた。結局4倍の値段を請求されたことになるが、理由はほかの多人数のグループと間違えたためだそうだが、果たして真相は?
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4月10日、天気は快晴。雲一つない。ピックアップを11時にしていたが、ゆっくりすると食べるものがなくなるので、8時半に本館へ。
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今日の朝食。またもや欲張ってとりすぎたようだ。
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麺も。味噌ラーメンのようだが、これは味がなかった。ほとんど残してしまった。
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朝食を食べ終えて部屋に戻る途中にある池。水面に周りの樹木と青空がきれいに映っていた。
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同上。
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11時のピックアップの予定だったので、部屋でのんびりしていたら、受付から電話がはいり、運転手が11時では遅すぎるので、今出発したほうがいいと言ってきているという。英語の堪能な人が受付にいたようだ。できるだけ遅いほうがいいのにと思っていたのに。しかたなく10分待ってもらい、出かけることにした。新源の町を通る一本道からはきれいに山が見えた。
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途中墓地のそばを通過。
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めずらしく緑が濃い畑が見えた。
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吐弥根郷の小さな村に入り、しばらくして車は左折して杏祭りの旗が飾られた道に入った。行き止まりが駐車場になっていた。
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杏花溝の駐車場。ここでタクシーを降りて、バスに乗り換える。タクシー代は片道で60元。帰るときは、ホテルの英語の話せる従業員に電話して、迎えに来てもらうことにしていた。杏花溝の入園料は一人30元で、そのほかにバス代が10元。ここでも一応セキュリティチェックの機械が置いてあったが、実際には機能していなかった。バスには、数人しか載っておらず、しばらく乗客を待っていたが、そのうち数人乗っただけで発車した。バスに乗らず歩いている人もいた。
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駐車場から杏花溝の入り口まではいくらも距離がなく、バスは走りだしてまもなく入り口に停車。ここからは、急な坂道を歩いて上って行かなければならない。入り口近くには、パオが多数並んでいた。杏花溝の観光客のためだろうか?
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坂道を登り始めると、反対側に雪を被った山々がきれいに見えてきた。ここからは馬に乗って登るか、自力で階段を登るか選択を迫られる。楽をしたい気持ちもあったが、急坂を馬に乗るのも怖いのでやめた。
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馬は階段とはちがう専用の道を地元の人に引かれながら登る。私達よりもペースが速い。
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天山山脈は、ウルムチを過ぎてもさらに西南の方向へと続いているが、写真に写っている山脈がその天山山脈の一部だ。坂道を上がるにつれ、天山山脈もより高く見えてくる。
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遠く右手には、新源の街並みも見えていた。
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かなり上まで登って来たが、ここからさらに急な階段を登らなければならなかった。
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階段の途中から左手の方角を撮影。
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拡大すると、稜線上に馬が放牧されているのが見えた。
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さらに階段が続く。
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階段を上がるにつれ、天山山脈も稜線の上により高く見えるようになった。
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稜線上に放牧されている馬の上に連なる天山山脈の山々。
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杏の木越しに撮影。残念ながら花は全く咲いていなかった。
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拡大してみると、完全につぼみのままで、1日、2日ではとても開花するとは思えなかった。
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再び稜線上の放牧馬と天山山脈。花が咲いていない代わりの絶景?
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その右側。
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階段もいれて縦長で。山の斜面にある杏が咲いていたら、ベストの絶景写真になったのに。残念だ。
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もうすぐ階段も終わりだ。このあたりまでくるとへとへとだ。
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階段の上にも杏の木が。
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やっと稜線上まで上がってきた。ここまでかなりの上りだった。
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稜線の向こう側の景色。杏の群生林があった。すべて満開ならさぞかしすごい景色だろう。
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その右側。遠くの方まで杏の森が続いていた。
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1本だけ花が咲いていそうな木があったので、その近くまで草っ原を上がっていくことに。
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ここにも馬がたくさんいるが、これは人を乗せるための観光用。
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同上。
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目指す木のそばまで来た。たしかに杏の花は咲いていた。
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その杏の木をバックに記念撮影。
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主人は木のそばまで行って記念撮影。
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咲いている木を拡大。2分から3分咲きか?
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さらに拡大して。意外に花は小さかった。
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花越し?で撮影。満開ならなお良かったのに。
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花は咲いていなくても、晴天下の天山山脈の絶景は見れたので、今日来た人はラッキーな方だったかもしれない。
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花の状態によっては、明日も再びここに来ることも考えたが、一応花が咲いているところも見れたし、明日来ても、ほとんど状況は変わらなさそうなので、杏花溝は今日で切り上げることにして、今日中に伊寧まで戻ることにした。ホテルのチェックアウトは午後2時までなので、それまでにホテルに戻るため、咲いている杏の木の下を通って、早々に山を下りることに。
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真っ青な空に映える杏の花の撮り納め。
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再び急な階段を降りて帰路につく。
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満開だったらこの写真のような景色になっていたのだろうか?
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放牧馬と天山山脈の絶景の撮り納め。
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山を下りて駐車場まで戻ると、客待ちのタクシーがいたので、その客が来るのを待って一緒にホテルまで戻ることができ、チェックアウト時間(2時)前にチェックアウトして、その日の内にバスで伊寧まで戻ることができた。新源の町に戻るときもパスポートチェック。少しだけ英語を話す係官がいて、めちゃくちゃな英語で質問されたが、何を聞いているのかわからずに困っていたら、相乗りの中国人客が通訳してくれて、彼が言わんとしていることがわかった。何の目的で来ているのかと聞きたかったらしい。ノートに書かれた杏花溝の文字を見せたら納得してくれてパスポートを返してもらえた。ここは、中国国内でもセキュリティチェックがより厳しい地域なので、個人旅行にはかなりの煩わしさが伴うのも仕方のないことだろう。
新源杏花溝は今回の旅行の一番の目的地だったので、杏の花が満開の時期に来ることができず、残念な結果になったが、天気には恵まれて、それなりの絶景が楽しめたのは良かった。一方で、この地域は個人旅行者にはまだまだ敷居の高い観光地という印象も持つことになった。(その3に続く)
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