九份・基隆５ ぶらぶら基隆２日目　富貴角燈台～跳石～金山老街編。

2017/04/16 - 2017/04/16

基隆滞在２日目は、「台湾でコレをする」という幾つか掲げている目的を果たしに路線バスに乗ってぶらぶらしました。

利用したバスは８６２番の淡水行き。

「世界ふしぎ発見」でも取り上げられた、最近すっかりメジャーになった台湾の珍廟の代表格『石門金剛宮』へ行ける路線です。

エリア 新北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

おはよーございます。
５日目の朝。

朝の７時だというのに、ホテル向かいの海洋廣場で歌声が聞こえました。
散歩がてらプラプラ出掛けたら、教会関係者による讃美歌ライブ。

なぜ屋外で？

基隆海洋廣場 広場・公園

港には巡視船や軍艦が停泊。
もっと近寄って写真撮ろうとしたら、３人くらいに一斉に注意されちゃいました。

港の周辺には日治時代の名残の建築物も残っています。
１９３４年に竣工された港湾管理局の建物だった現『海港大樓』。

当時基隆は台湾最大の港町で、基隆－神戸を結ぶ大型客船が一日２便出ていたそうです。

海港大楼 (基隆港務局/基隆税関合同庁舎) 建造物

こちらは日本近海郵船株式会社が所有していた建物。
現在は『陽明海洋文化藝術館』。

基隆陽明海洋文化芸術館 博物館・美術館・ギャラリー

ホテルに戻って来ました。
１階に朝食会場があります。

７時からのスタートなんですが、行ったら団体客がすでに席を埋め尽くしており、スタッフに「３０分くらいしたら席が空くから」と言われました。
なので、やむを得ず散歩して時間つぶし。

１０階建てという規模に対し、レストランは狭めです。

ハーバー ビュー ホテル ホテル

頑張ってキレイに盛り付けました。
品数は少ないけど、サラダがあるので満足。

それでは本日の観光開始。
基隆車站前のバス停からバスに乗ります。

海沿いの道をグル～っと北上。

こんな所を原付で走りたかったなぁ。

１時間１５分ほどで目的地近くのバス停に到着～。
『富貴角燈塔』バス停です。

ここから１５分くらい歩いて目的地へ。

『富貴角遊憩區』内を歩いて行きます。

駐車場には団体さんを乗せた大型バスが何台か。
鮮やかなピンクや紫に黒で統一された女子グループ。

富貴角遊憩區 海岸・海

この辺りは軍の施設もあって、ちょっと緊張。

海が見えて来た。

海沿いの遊歩道をひたすらテクテク。

振り返るとキレイなビーチも見える。

燈台が見えて来た。

日治時代、日本人によって一番最初に建てられた燈台だそうです。
１８９６年に建設。

そして何よりここは台湾最北端。

東西南北の端っこ全部制覇の３ヶ所目。
あとは東だけだわ。

富貴角燈塔 建造物

最北端から見る海。

隙をついて写真を撮ってたので人が写り込んでませんが、背後には団体さんたちが大勢います。

台湾人は老いも若きも写真を撮る時「イエ～イ」「ヤ～」とノリノリ。
それをいつも、どうしてだか冷めた目で眺めてしまう。

戻ります。

遊歩道からショートカットして砂浜へ。

波打ち際では少女とダックスフントが戯れていました。

果敢に波に挑むダックス。
直後、波にもまれます。

ビショビショになっちゃったよ～。

でも面白いからもういっか～い。

ぷひゃ～～。

しょっぱいなぁ。

でももういっか～い。
ひゃほ～い。


延々と繰り返していました。

あの緑の部分に行ってみます。

台湾の中でここでしか見られない『老梅緑石槽』。
そして３月～５月の間しか見られない、地域限定・期間限定な自然現象です。

老梅緑石槽 海岸・海

加工しちゃったんでアレですが、実際の色はこんな感じ。
でも結構「おぉ～」って感動しました。

普段は火山岩むき出しの波打ち際ですが。

そこにこういう藻がへばりつくと。

こうなる。

たくさんのカメラマン達が何やらシャッターチャンスを狙ってる模様。

ちょうど岩のくぼみに波が当たって、たまにスゴい高さまで水しぶきが上がる瞬間があります。
皆さん、それを狙ってました。

私もちょっと狙ってみたんですが、なかなかタイミングが合わなかった。

こちらのカフェは「台湾最北端にある」が売り文句。

喉も乾いてないし疲れてもなかったので、写真だけ撮ってスルー。

バスに乗って次の目的地へ移動します。

１０分ほどバスに乗ってやって来た、海岸沿いにある『忠義路口』というバス停で下車。
日本人や外国人はもちろん、台湾人にとっても観光地でも何でもない場所です。

しかーしっ！
今回の北海岸周遊の旅を計画した理由の一つが、ここにあります。

跳石海岸 海岸・海

その理由がこちらっ！
カメラ、パーンッ！！

ズームインッ！

はい、これ。
芋頭田。

ここは梯田（棚田）で有名な跳石という地域。
「跳石芋頭」という、台湾北部での芋頭の産地です。

美しいでしょ？
素晴らしいでしょ？

ごいすー。

ちょべりぐー。

ここの芋頭たちの収穫期は８～１１月。
今の時期は成長真っ盛り。

ちなみに台中の大甲や高雄の甲仙はここより更に暖かい南部なので、収穫時期は秋から冬にかけてとなります。

芋頭豆知識。

まだこんなちっちゃい葉っぱがぁ～。

たくさん栄養摂って大きくなって、美味しい芋頭になるんだよ。

今日も曇ってるけど蒸し暑い。
だけど芋頭たちに見守られながら頑張って坂道を昇ります。

振り返る。

かたわらでは芋頭が優しく微笑んでくれている。

みんなとはぐれちゃってるコが。

去年８月に訪れた花蓮の吉安郷以来２ヶ所目の芋頭田。

今回は路線バスで来られる場所だったけど、他はもっと辺鄙な場所にあるので、今後も原付乗り回してアチコチの芋頭田に行って芋頭たちに会って来ようと思います。

食べるだけではなく見て愛でる。

「好き」ってそういうことだと思うの。

再びバスに乗って金山老街にやって来ました。

金山老街 旧市街・古い町並み

３年くらい前に１度来たことがあります。
その時は平日で閑散としてたけど、今日は日曜日。

やっぱり人が多いですね。

有名な鴨肉屋さんも大繁盛。

食べたいけど、こちらは大皿料理でお一人様向きではないので。

老街から大通りに出て、このお店で頂きます。

こちらも大盛況。

せっかくだから身の部分食べりゃいいのに、腸にしました。
内臓系が好きなもので。

スープが漢方たっぷり効いてて胃に優しい。

食事前にこちらも調達済み。

この行列はコンビニ目的ではなく、その向こうの『金山王肉包』。
金山の名物店ですが、メニューを見たら芋頭関係がなかったので私は却下。

老街に戻って来ました。

金山老街 旧市街・古い町並み

ロックオン。

買った。

加工用のジャガイモ不足でポテトチップスが店頭から姿を消す、という事態に陥っていますが、だったら芋頭チップス売ればいいのに。

そして芋頭糕を買って食べ歩き。

ずっしり。

さっきの梯田で育ったコたち。
収穫期辺りに来れば山盛りで売られます。

ショルダーバッグ化。

老街内にはアイス屋さんも何軒か。

お店の奥にイートインスペースがあります。

３球３５元。
下から龍眼・チョコミント・うふふふふふふふふふ。

オジさんが粉圓を優し～く優し～くサララララ～とかき混ぜている。

ファミリーサイズがとにかくデカい。

基隆の市街地に戻って来ました。
港に大型客船が停泊中。

沖縄や石垣島を結ぶ船もあるんですよね。

基隆海洋廣場 広場・公園

ホテルに戻ってちょっと休憩。
着てた黒いシャツが塩ふくほど汗をかいてたのでまた洗濯。

洗濯機のある４階に行く途中のリネン室で、掃除のおばちゃんが積みあがったタオルの上で寝てました。

そのタオルを我々客に使わせてるのか…。


夜の徘徊開始。
駅の反対側のこちらにやって来ました。

結構な坂道を昇ります。
両脇には民家も並んでいるので、たまに住民の方達の原付が猛スピードで駆け抜ける。

あ♪
こんばんわ～♪

１匹は怖がり屋さん。
このコもこれ以上近づいたらピャーと逃げて行かれちゃいました。

振り向くと市街地の夜景。

更に坂道を昇ると正面に基隆のシンボル。

とうちゃく～。

シンボルの「KEELUNG」看板は市街地を一望できる『地標公園』という所に建っています。

看板は真後ろ。
デカ過ぎるし近過ぎるし全部入りきらない。

看板の照明はピンク・青・黄色など色々変化。
それにあわせて手前の木々もライトアップ。

看板の後ろはグラウンドでした。
ランニングをするオジさんが１人。

そして中央に写る黒い物体。

夕涼み中。

下山します。

基隆車站は現在、近代的に改装中。
港側しかなかった出入り口が、反対側にも出来たそうです。

前に来た時はまだ古い駅舎だったっけかなぁ？

基隆駅 駅

改札付近。
構内を突っ切って港側へ。

でもまだ改装中なので、仮の通路を迂回したりちょっと不便。

駅前に基隆唯一（？）のレンタルバイク屋が一応あります。
でもネットで調べた時、ここの店員がとても不親切だという情報だらけでした。

不愛想な接客態度でもクレームが来ない台湾で、そんだけ低評価ということはよほどのことなんだろう。
外国人になんか絶対貸してくれないだろうと、旅行前に問い合わせることもなく諦めました。

海洋廣場に戻って来ました。
ムーディーなバラードを弾き語る青年の横でおじいちゃんが音頭を取っています。

孫の応援なのか、熱狂的なファンなのか？

基隆海洋廣場 広場・公園

とりあえず廟口夜市まで来てみた。

基隆夜市 (廟口夜市) 市場

金山老街で買った芋糕の量がパンチがあり過ぎて、ホテルに戻って来てからもダラダラ食べ続けてました。

なのでお腹は空いていない。

こういう所の海産物は、どーも鮮度が気になる。

夜市で有名な豆花屋さんに辿り着きました。
路面店で、店の前に屋台も出てます。

せっかくだからデザートだけでも食べておこう。

三兄弟豆花 スイーツ

おススメの１つ、芋頭・蓮子・粉圓入り豆花にしました。
芋頭を甘く煮ちゃってます。

私には邪道。

お巡りさん出動中。
違法な場所で出店してる屋台を摘発してました。

隙を見て逃げる屋台も多数。

ホテルに戻る前に『連珍糕餅店』に寄って芋泥球買いました。
明日の朝食べます。

ちょうど北朝鮮の太陽節（４/１５）前後に旅行していたので、台湾のニュース番組でも「いよいよ核実験やるか？」と連日報道。

いざ戦争が始まっちゃって、日本にも被害が及んで空港が閉鎖されて、そしたら私は台湾に足止めになっちゃうかも～とか、ちょっぴりノンキに考えてました。

５日目終了～。

この旅行記へのコメント （3）

• binchanさん 2017/05/16 15:09:51

  芋頭梯田素敵です！

  櫻さん、おじゃまします。
  
  　富貴角灯台、砂浜もあっていいですね。緑石槽もとってもきれいですし。このあと東の灯台にも行かれるのかな？
  
  　KEELUNG地標の夜景もきれいです。それにしてもあんなに見事な港の夜景が見られるんですね。でも夜道はちょっと怖そう。夜でなくても私の場合たいがい犬にワンワン吠えられて怖い思いをします。私にめちゃくちゃ吠える犬も櫻さんには吠えないのかも。
  
  　港で軍艦を撮影しようとして怒られた件。ほかの方の旅行記でも同じようなコメントを拝見したことがあります。さすがにダメなんですね〜。私が港めぐりの船に乗った時は台湾の方もバシバシ撮ってたんですけど、本当はダメだったんでしょうか？
  
  　それにしてもお芋の棚畑、いい感じですね〜。棚田のように月夜に輝いたりするんでしょうか？私はどちらかというと芋頭が苦手なので、食べものの時はあまり共感できないんですが、芋頭ネタで初めて共感できたかも（笑。台湾各地の芋畑レポ楽しみです。
  

  櫻さん からの返信 2017/05/17 22:51:55

  RE: 芋頭梯田素敵です！

  binchan様
  
  ありがとうございます〜。
  
  > 富貴角灯台、砂浜もあっていいですね。緑石槽もとってもきれいですし。このあと東の灯台にも行かれるのかな？
  
  台湾最東端は福隆の三貂角燈塔がある辺りで、今回あそこを
  グル〜っとサイクリングしがてら目指す計画だったんです。
  
  でも生憎の天気でサイクリング日和ではなく、バスで行くにも
  本数がかなり少ない場所らしいので断念しました。
  
  とにかく台湾の端っこはあとは東だけなので、いつか必ず行きますよっ！
  
  > KEELUNG地標の夜景もきれいです。それにしてもあんなに見事な港の夜景が見られるんですね。でも夜道はちょっと怖そう。
  
  そうなんですよね〜。
  台湾滞在中、結構何も考えずに人気のない夜道をフラフラして
  しまうことが多いんですが、よくよく考えてみると台湾と言えど
  危ないですよね〜。
  
  この地標公園に行く途中もかなり暗い道を歩きました。
  何事もなくて良かったけど…。
  
  > それにしてもお芋の棚畑、いい感じですね〜。棚田のように月夜に輝いたりするんでしょうか？私はどちらかというと芋頭が苦手なので、食べものの時はあまり共感できないんですが、芋頭ネタで初めて共感できたかも（笑。台湾各地の芋畑レポ楽しみです。
  
  binchanさんは芋頭苦手なんですか〜？
  残念ですが、でも人の好みは色々ですもんね〜。
  
  私は台湾に通い出して３度目くらいにドップリ芋頭にハマってしまい、
  以来「芋頭を食べに（会いに）台湾に行く」と言っても過言ではないほどです。
  
  去年から観光のアシとして原チャリも導入したので、公共交通機関では
  行けないような辺鄙な場所へも行けるようになりました。
  なので各地の芋頭田を見て廻るという目標も出来ました。
  
  台湾滞在中、食べるものは殆ど芋頭だし、今後も誰の参考にもならない
  ような芋頭ネタのオンパレードな旅行記になると思います。

• mengさん 2017/05/14 23:37:10

  温度差

  キールンも楽しんでますね！
  中正公園の茶白ファミリー楽しすぎました！
  おとうさん(と思われるネコ)無防備すぎ〜(*^^*)
  
  そして、芋頭田の櫻さん・・・
  櫻さんと読んでいる私の芋頭に関する温度差がかなり開いていて笑ってしまいました。
  でも芋頭カオはおいしそうだったなーーーー！！！
  
  しかし櫻さんはガイドブックにない部分の情報収集能力すごいですね
  知らないところがおおくて勉強になりました
  
  
  私は旅行記ようやく終了しました
  もう、毎晩かかりっきりだったので家のなかがぐちゃぐちゃで、ようやく他のことができますわ・・・
  
  櫻さんは次回の計画と旅行記と、さらに忙しいとおもいますが、がんばってください(^^;)
  
  めん