島根・鳥取ぶらり旅．２．松江・境港 編

2017/02/16 - 2017/02/18

　前から行きたかった石見銀山と三徳山三佛寺を一度に行こうと計画。
１日目は、出雲大社、日御碕神社・灯台、石見銀山、温泉津温泉、西出雲泊でした。
２日目は朝から雨が降ったり止んだりしていましたが、気になっていた韓竈神社を参拝し、今回初めての八重垣神社、何度も来ている松江城、テレビのＣＭで有名になった江島大橋、水木ワ－ルドの境港、かくれたリゾ－ト温背の皆生温泉で宿泊。

　３日目は、三徳山三佛寺、三朝温泉、倉吉、米子城、玉造温泉です。

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　２日目です。今日の天気は夕方まで雨の予報で、結構雨が降っています。
　朝食は、他のホテルの口コミと勘違いして断ったため近くのファミレスにしましたが、ここのレストランの朝食は、品数が豊富で、口コミの評判も良いので失敗しました。

ホテルサンヌーベ 宿・ホテル

　昨日はPM9:00頃の到着で気づきませんでしたが、ビジネスマンには便利な設備がそろっていました。パソコンが2台にコピー・ファックス(有料)もあります。さらに無料のマッサージチェアもありました。また、コインランドリー(洗濯・乾燥機)はそれぞれ１回100円で利用できます(洗濯洗剤は無料)。
　近くにお店が少ない事を除けば、ビジネスやエコの観光旅行には最適ですね。

ホテルサンヌーベ 宿・ホテル

　朝食後雨が小止みになったので、出雲の秘境「韓竈神社」にやってきました。
韓竈神社の駐車場は神社手前800mにあり、8台程度の車は駐車できます。駐車場から神社までの間は、道幅が狭く、自動車ですれ違ったりＵタ－ンはできないため、車はここに駐車して下さい。

韓竈神社 寺・神社・教会

　鳥居までの約800ｍの道はそこそこ整備されていますが、鳥居に近づくにつれてさらに道が狭くなり、杉木立の中を通っていきます。携帯の電波も届かないところにあります。
　なお韓竈神社は、紅葉で有名な秘境の寺の「鰐淵寺」から、山を隔て西側に位置しています。

韓竈神社 寺・神社・教会

　道路の横には渓流があり、素敵な風景です(若干奥入瀬風です)。
　駐車場からゆっくり歩いて約10分で右側に鳥居が見えてきます。鳥居をくぐった参道は、最初は急な石段ですがそこそこ広く、そこそこ整備されています。

携帯電話は「圏外」です。踏み外して落下しても、だれにも助けを呼べません。

韓竈神社 寺・神社・教会

　後半は自然石を削って作った石段で、徐々に雑になり狭くなり、参道はさらに急になります。最後の方は、横に張ってあるロープを持たなければ上れないほどです。

韓竈神社 寺・神社・教会

　最後の数十ｍは足元が悪いので少し大変ですが、鳥居からは普通の方なら約10分、ゆっくり歩いて約15分でしょう。運動不足の方には少しきついかもしれませんが、皆さん上れる範囲内です。ただ上るにはスニ－カ－や運動靴でなければむりでしょう。

韓竈神社 寺・神社・教会

　本殿に行くには、難関の岩の割れ目を通らなければなりません。距離的には10mはありませんが(本当に狭い所は約2m)、なにせ幅が約40cmなので、体格のよい人は断念しなければならない人もいるかも。横歩きで、服が岩に当たらないのはウエスト約80cm以下で、90cmまでは服が岩に当たり、100cm以上かなりきつく、105cm以上は無理でしょう。
　なおここは女性の産道に見立てられ、子宝に恵まれるという言い伝えがあるそうです。

韓竈神社 寺・神社・教会

　通り抜けできた人だけ参拝できる祭神の素盞嗚命は、新羅に渡り、日本に「植林法」やタタラ製法、鍛冶技術などの「鉄器文化」を伝えたとされ、カラカマ(韓竈)のカマは、溶鉱炉を意味するとも言われています。
　小さな社ですが、苦労をして来るとありがたさが倍増ですね。

韓竈神社 寺・神社・教会

　来たのは良いのですが、また割れ目(すき間)をくぐり抜けないと帰れません。このすき間は、35cm、40cm、45cmといろいろな説があるので、もし今度行く人がいれば、メジャ－を持っていって測って報告して下さい。お願いします。
　ウエスト82cmの私は、2カ所ほど少し岩に触った程度でしたが、やはり少し減量しなければと実感しました。
　秘境の寺社好き、ものずき、暇人には最高の観光地です。

韓竈神社 寺・神社・教会

　韓竈神社から約65分で、縁結びの宮として有名な「八重垣神社」に到着。
　大鳥居の前には「夫婦椿・連理玉椿」があります。これは２本の椿が地上で１本になった珍しい夫婦椿で、境内には他に乙女椿と子宝椿があります。仲の良い夫婦は探してみて下さい。ただし夫婦杉もあるので間違わないように。

八重垣神社 寺・神社・教会

　八重垣神社は、ヤマタノオロチ退治の際に、大杉を中心に八重垣を造って、稲田姫命が身を隠したとされる場所です。
　美しい境内の入口には「一の鳥居」、そしてその奥に「神門」があります。
　

八重垣神社 寺・神社・教会

　神門をくぐり、正面には美しい拝殿があります。その奥が本殿になり、日本神話「ヤマタノオロチ」の主人公である素盞鳴尊と稲田姫命の夫婦神を主祭神として祀っています。
　稲田姫命の両親に承諾を得て結ばれた二人は、正式結婚をした初めての大神とされ、縁結び、夫婦和合、授児安産に御利益がある神社として多くの人がお参りに来ています。

八重垣神社 寺・神社・教会

　拝殿に向かって右には神礼授与所があり、そこには鏡の池で行う専用の占い用紙(100円)が置いてあります。占い用紙は上から順にとらないといけないようです。
　占い用紙に縁がないGiGiは、横にある普通のおみくじです。

八重垣神社 寺・神社・教会

　参拝が終わったら、拝殿に向かって左側から宮橋を渡り、約3分で稲田姫命が身を隠したと言われる佐久佐女の森に到着です。
　写真の左側(拝殿の左側)には夫婦椿・乙女椿があります。

八重垣神社 寺・神社・教会

　森の中には夫婦椿・子宝椿や、八重垣神社の御神木の巨木の夫婦杉などがあり、昼でありましたがかなり薄暗いです。

八重垣神社 寺・神社・教会

　鏡の池に到着したらまず池の上の方(写真左上)にある、稲田姫命が祀られている天鏡神社をお参りして下さい。
　占いは、用紙の上に10円硬貨か100円硬貨をのせて、静かに水面に浮かべ、心を込めてお祈りします。占い紙にご縁を占う言葉が浮かび上がってきますが、15分以内に沈めば良縁が早く、30分以上であればご縁は遅いようです。また、浮かべた場所の近くで沈むと身近な人で、遠くで沈むと遠方の人と結ばれると言われています。
　なお、ご縁が遅い人は30分以上はここにいないといけないので大変ですね。

八重垣神社 寺・神社・教会

　八重垣神社をあとに松江城へ。シ－ズンオフの平日雨と好条件がそろっているので、駐車は城の入口前の大手前広場駐車場に止めることができました。
　これから現存する12天守の一つで、2015年に国宝に指定された松江城にたぶん5度目の登城です。

松江城 名所・史跡

　大手門を入り、太鼓門跡、三之門跡、二之門 跡を進むと、二の丸にある松江神社が見えてきます。
　松江を代表する様な名前ですが、御祭神は松平氏や堀尾氏、徳川家康公を祀った神社です。ほとんどの観光客は素通りし、一部が神社の隣の興雲閣に行くために通るだけです。

松江神社 寺・神社・教会

　二の丸に建つ、明治建築の洋館は興雲閣です。明治36年に完成した島根県に残る数少ない明治建築で、大正天皇の迎賓館として建築。戦後は、市教育委員会庁舎や松江郷土館として利用され、平成23年に閉館しましたが、平成25年度から約2年をかけて保存修理工事を行い、平成27年10月3日から一般公開されます。素敵な建物で、レトロな喫茶室もあるのでちょっと休憩するには良いですよ。トイレも温水洗浄便座で最高でした。
　城の入場券の発売所は、二之門 跡まで戻り、一之門の手前にあります。また、その他の入り口としては内堀にかかった4つの橋から中に入ることもできるようです。

興雲閣 美術館・博物館

　国宝の松江城です。ここの木製鯱鉾は国内現存ではたぶん日本最大です。また、正面の入り口にある小さな櫓(附櫓)は、天守入口からの敵の侵入を防ぐために設置され、入り口に鉄延板張りの大戸があり、入ると枡形の小広場が二段あって進入しにくくしてあります。
　何回来てもコンクリ－トのお城と違い、素晴らしいです。

松江城 名所・史跡

　受付を通り、国宝の城の特徴の狭い急な階段を上ると、地階の深さ 24mの井戸があります。さらに敵が攻めてきた際にすぐにはずせるように軽い素材でできた桐の階段を、ウキウキと最上階の望楼まで上ります。

松江城 名所・史跡

　最上階の望楼まで登ると、松江市街や宍道湖が一望できる絶景が待っています。
松江市内を360度見渡せるのは良いのですが、風通しが良すぎて雨の時は少し困ります。

　真ん中手前が松江歴史館で、真ん中左端が塩見縄手になります。また右端が松江市内中心地です。

松江城 名所・史跡

　こちらは宍道湖方面ですが、手前には庭園が広がり、奥の方にかすかに宍道湖が見えます。
　国宝・松江城、天守最上階からの景色は、晴れていれば最高のはずでした。皆さんは、晴天の景色を見に来て下さい。

松江城 名所・史跡

　城内には歴代の藩主に関する資料から色々な鎧、兜、火縄銃などが展示してあります。その中で今一番人気なのは、１階奥の柱にあるハートマークの木目なのです。　その柱は天守を支える柱で、一面だけ、あるいは二面、三面、四面に板を張って、鎹（かすがい）や鉄輪で留められているものがあります。これは包板と呼ばれ、天守にある総数308本の柱のうち130本に施してあります。そのうちの1本にハ－トがあります。
　私にはハ－トよりもＥＴに見えましたけれど。場所は、地階から階段を上がって左奥の松平直政像附近の弓矢が展示している横にあります。見つけると良いことがありますよ。

松江城 名所・史跡

　塩見縄手には、写真の北の門跡(裏門)を通って行きましたが、途中に本丸北の腰曲輪や水ノ手門跡附近のみごとな石垣を見ることができます。さらに、二之丸下ノ段の馬洗池を通り北惣門橋に行くル－トになります。
　お城好きや石垣好きな方は、間違いなくこのル－トが良いと思います。

松江城 名所・史跡

　北惣門橋あたりから見る松江城が私は一番好きで、観光船が行く堀川(内堀)沿いにある塩見縄手も見ることができます。

松江城 名所・史跡

　松江城を取り囲む堀川を、船で約50分かけてゆっくり周遊できる遊覧船です。船上から眺める松江城やその石垣、武家屋敷、松江の街並みは素晴らしいです。また16もの橋をくぐり抜けるときは、橋の高さにあわせて屋根が下げられ、ギリギリ通過するのも楽しみの一つです。そして、前回来たときに乗ったコタツ船も良い思い出になっています。

ぐるっと松江堀川めぐり 乗り物

　塩見縄手は、松江城の北側の堀沿いに、小泉八雲旧居を始め武家屋敷が軒を連ねるエリアで、松江で最も城下町らしいたたずまいを残している通りです。
　写真は田部美術館で、松江市指定文化財である長屋門をくぐると中には錆色の入母屋の屋根をもつ白亜の田部美術館があり、田部家伝来の茶道関連の美術品を中心に展示しています。

田部美術館 美術館・博物館

　なお、塩見縄手の名前の由来は、かつて松江藩中老「塩見小兵衛」の屋敷があったことと、細くのびる一本道を「縄手」ということから名づけられたようです。現在は、美術館、和菓子店、天然石のお店、お蕎麦やさんなどが街並みを壊さず、この街に合うような作りになっており、まさにタイムスリップしたかの様な気分を味わえます。
　松江市の伝統美観地区に指定され、また『日本の道100選』にも選ばれています。

八雲庵 グルメ・レストラン

　武家屋敷は、二百石～六百石程度の中級武士の屋敷が並んでおり、武家屋敷の遺構としては全国有数の規模のようです。
　なお武家屋敷は保存修理工事のため、平成28年10月1日～平成30年3月末まで休館で、リニューアル後の開館は、平成30年4月の予定のようです。

武家屋敷 名所・史跡

　塩見縄手で一番有名な小泉八雲旧居です。小泉八雲は明治23年8月30日に松江に到着し翌24年1月に結婚、その後この屋敷に6ヶ月暮らし、同年11月には熊本に転居したようです。すなわち松江にいたのは約14ヶ月で、この屋敷には6ヶ月しかいなかったようです。著書にここの庭や屋敷が登場するのでここが気に入っていたのでしょう。
　松江の他にも、熊本や焼津にも記念館があります。

小泉八雲旧居 名所・史跡

　塩見縄手から中海に浮かぶ大根島へ。大根島は、干拓用護岸道路で松江市街側からとつながっていました。私は橋でつながっていると思っていたのでびっくり。海の中を車で走ります。中海干拓事業(干拓･淡水化事業)が関係しているのでしょうね。
　大根島には、特別天然記念物「大根島溶岩隧道」幽鬼洞があるのですが見学はできません。ただ、国指定天然記念物「大根島第二溶岩隧道」竜渓洞は、見学予約をすれば見学はできるようです。現地に行って知りました。

大根島第二溶岩隧道 (竜渓洞) 自然・景勝地

　大根島を走っていると「彩雲堂 工場売店」の看板が何カ所かあり、つい工場でしか買えないものがあるのではないかとつられて彩雲堂 工場売店へ。

彩雲堂 工場売店 グルメ・レストラン

　工場の横には売店があり、雰囲気は普通のお店の感じで、商品は松江市内で買えるものばかりで限定品やいわゆるＢ級品はありませんでした。ただ一部ですが約10％割引のものもありましたが、わざわざ買いに行くほどのものではありませんね。でも、近くを通る際はお菓子好きは寄ってもいいのでは、作りたてが買えますよ。
　今回はお土産用に、松江の３大銘菓の１つの「若草」を買いました。

彩雲堂 工場売店 グルメ・レストラン

　江島大橋を目指していたら次は、江戸時代の役所の長屋門を復元した「由志園」が見えてきます。一年中牡丹が咲く大根島の日本庭園で、散歩や食事や買い物ができるようでが、数日前の大雪で大変だったようです。　

　いよいよ次は江島大橋です。

日本庭園 由志園 公園・植物園

　平成25年末に放映されたダイハツ・タントのCMで話題になり、「ベタ踏み坂」という呼び名で一躍、全国に知れ渡った、江島大橋です。
　鳥取県境港市と、中海に浮かぶ島根県松江市の江島を結ぶ全長 1.7km、海面からの高さ 44.7mの橋で、境港と島根県東部地域の交通円滑を目的に平成 16年に完成した橋です。

江島大橋 名所・史跡

　ＣＭに使われたのは、島根県側の上り坂で、実際の勾配は最大 6.1％で、100mで 6.1mの高低差が生じる坂です。
　実際に走ってみると想像していたよりたいしたことはなく、身近にはこれ以上急な坂はあるような感じです。ただ、6.1%の勾配がこれだけ長くあるのは珍しいです。しかし、ＣＭの感じとかなり違うので、カメラ撮影技術によりかなり誇張されていますね。　

江島大橋 名所・史跡

　橋を境港市側の横から見ても、6.1％の勾配は極端に急な勾配でないと感じます。やはり撮影の力ですね。
　この橋はただ単に、橋の下を500トン級の船舶が往来できるよう設計した結果の橋でした。

江島大橋 名所・史跡

　2.5往復しましたが、確かに急勾配ですがＣＭイメージとは別物で、渋滞で途中で止まったらどうしようと心配した私が馬鹿でした。まあＣＭの撮影ですからしかたないですね、ウソではないので。

江島大橋 名所・史跡

　江島大橋から約12分で境港駅に到着。
日本海沿岸でも有数の港町は、妖怪に占領されていました。駅には鬼太郎列車がいましたが、他にもネズミ男や目玉おやじ列車もあるようです。

　駅前には、「水木先生」の仕事を見守る「鬼太郎」と「ねずみ男」の像があります。

境港駅 駅

　駅前広場の案内板には、「さざえ鬼」、「死神」、「岸涯小僧」が町の案内をしてくれ、少し離れた所では「鬼太郎交番」があり守ってくれます。
　駅横には、境港市観光案内所やレンタサイクル店、手荷物預かり所があって便利です。

境港駅 駅

　駅前から約800mの水木ロ－ドは、道沿いに153体の妖怪ブロンズ像が並んでいます。またそれに便乗した、妖怪ショップがずらりと並んでいます。

　駅から少し歩くと妖怪広場があり、河童の泉ではねずみ男が泳いでおり、小便鬼太郎がいるので見つけて下さい。

水木しげるロード 名所・史跡

　妖怪神社の前には「目玉おやじ清め水」があるので、手を清めると同時に目玉を回して下さい。

妖怪神社 寺・神社・教会

　水木ロ－ドの最後の方には、水木しげる記念館があります。
話によると、内部には妖怪のオブジェや直筆の壁絵、妖怪庭園などがあり、５年後に届く未来妖怪ポストがあるようです。残念ながら時間がないので入りませんでした。

水木しげる記念館 美術館・博物館

　記念館の周りにはねずみ男が出歩いていていました。また記念館の椅子には砂かけ婆が動かなくて人形のように見せかけ、隣に座って写真を撮り始めると突然動いて驚かせます。時間がないのですが、これが楽しく6分ほど見て楽しみました。

水木しげる記念館 美術館・博物館

　水木ロ－ドの両サイドには、数ｍ毎にいろいろな妖怪がいます。153体の妖怪ブロンズ像の中には、芸人や有名人の寄贈のものや、9体の鬼太郎、5体のねずみ男がいますので、時間があったら探してみて下さい。

水木しげるロード 名所・史跡

　誰でも知っている鬼太郎で、皆さん横に座って一緒に写真を撮っています。すぐ横には鬼太郎の下駄があり、その横には目玉おやじがいますよ。

水木しげるロード 名所・史跡

　なぜか大好きなこなき爺です。決して似ているからではありません。大正橋のすぐそばにあります。

水木しげるロード 名所・史跡

　誰もが知っているねずみ男です。好きな物はお金で、苦手なものは猫なので少しは似ているかな。

水木しげるロード 名所・史跡

　水木ロ－ドから少し外れた商店街でも、ブロンズ像ではありませんが手作り風の塗り壁や、鬼太郎の看板、妖怪ベンチなど、日本随一の妖怪タウンを盛り上げていました。
　さらっと見るなら約1時間程度ですが、じっくり観察しながら食べ歩き、ショッピングなどしたら少なくとも半日(3～4時間)は必要ですね。

水木しげるロード 名所・史跡

　16:40、16時台で唯一日本海の幸が味わえる回転寿司「お魚天国すし若」へ。鳥取県内の回転寿司店なので、境港でとれた魚がいただけるでしょう。

お魚天国 すし若 境港店 グルメ・レストラン

　店内は、大都市の回転寿司店と違い広々としており、約100名は入れるくらい広いです。さすがに平日の16:40では、私以外は2組5名しか客はいませんでした。
　一応、基本は一皿120円です。

お魚天国 すし若 境港店 グルメ・レストラン

　写真を撮るのを忘れ、途中で気づいて撮りました。地元でとれた若干高い番外の、炙りのどくろ、エンガワ、鰺、松葉ガニ等を中心にいろいろ食べましたが、2000円は超えませんでした。やはり東京から比べれば、新鮮で安いですね。
　ここで注意しないといけないの事があります。テーブルには2本の醤油があり１本は煮詰めでもう１本は醤油です。さらにその醤油が普通の醤油でなくかなり甘口です。鳥取の人には悪いですが、私は普通の醤油の方がいいなぁ～。

お魚天国 すし若 境港店 グルメ・レストラン

　17:35、今夜の宿泊は皆生温泉・東光園で、一人旅ではハードルが高い温泉旅館です。ところがシ－ズンオフのせいか、一泊・朝食と入湯税込みで約5600円で宿泊することができました。
　皆生温泉は、日本海に面し大山を望む風光明媚な美肌の湯で有名で、米子駅から車で約15分、米子空港から車で約20分、米子I.C.からは6kmと思ったより交通の便が良いのです。なお名前は、「かいけ温泉」で「かいせい」ではありません。今回も間違えて恥をかきました。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　老舗旅館らしく館内は豪華でショップもきれいです。スタッフの方の対応も皆さん感じよく、超高級ではありませんが間違いなく高級旅館に来たと感じです。
　久しぶりの観光旅館なのでウキウキです。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　リーズナブルな価格設定なので部屋までの案内はなし、布団も自分で敷くと言うプランです。私にはこの方が気が楽で、悪くありません。
　また、部屋に入ると電気がついていて、部屋も暖かくなっており、従業員さんのもてなしが感じられました。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　部屋の間取りは和室8帖＋広縁で、設備は、テレビ、電話、冷蔵庫、金庫、湯沸かしポット、お茶、お菓子、浴衣、丹前と完璧です。
　部屋の壁や襖に汚れやシミが少しありましたが、全く問題はありません。
　なお、布団は自分で敷くプランで、かえって気楽に泊まれました。何十年ぶりの布団敷きは、学生時代に帰れて楽しかったです。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　部屋のトイレは、専用個室のウォシュレット付トイレで、トイレ全体はきれいで広さも申し分ありませんでした。
　浴室は使用しませんでしたが、広さも丁度良く、ボディソープ、シャンプー、リンスはしっかりそろっていました。
　洗面所はきれいで、トライヤー、バスタオル、フェイスタオル、歯ブラシ、くし、髭剃り、除菌・消臭剤 はそろっていました。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　東日本の人はあまり知らないかもしれませんが、皆生温泉は山陰の三名湯の一つです。泉質・温泉は、代謝を促進する弱塩類泉の源泉と、東光園だけが持つ美肌効果のある弱アルカリ泉の源泉を、かけ流して利用できます。
　内湯(染ヶ湯)は、大岩を用いた大胆な造りで、山陰の四季を感じる半露天大浴場です。
　大浴場はタイミングが良かったのか、ほぼ貸し切り状態で写真も撮ることがで来ました。写真はともかく温泉は非常に良かったです。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　露天は、菱形の3つの湯船が連なった「郭の湯」で、写真はわかりにくいですが
日本庭園の池に入った感じです。小雨が降っていましたが、屋根があるためゆっくり弱アルカリ泉の源泉に入ることができました。

皆生温泉　東光園 宿・ホテル

　山陰の自然や文化、伝統を五感で感じるいろいろなイベントがあるらしいですが、今回はシ－ズンオフの平日のためか、ひな人形と大太鼓の展示のみでした。
　
　久しぶりに大型老舗旅館に泊まりましたが、最高ですね。

　　　２日目は終了、３日目へ。　　　　　

皆生温泉　東光園 宿・ホテル