2010年11月、パタゴニアへ（氷河クルーズ）

2010/11/19 - 2010/11/19

ウシュアイアから飛行機で１時間のエルカラファテ。世界遺産に登録されているロス・グラシアス国立公園のあるこの街の見所は何といっても氷河。私の今回の旅のメインの目的も氷河を観ることです。

11月15日　伊丹８時25分発JL3002便→成田11時10分発JL006便→ﾆｭｰﾖｰｸ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾆｭｰﾖｰｸ観光
　　　　　ﾆｭｰﾖｰｸ22時15分発AA955便→ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ（翌朝着）
11月16日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ泊
11月17日　ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ７時50分発AR1852便→ｳｼｭｱｲｱ　　　　
　　　　　ビーグル水道クルーズなど　　　　　　　　　ｳｼｭｱｲｱ泊
11月18日　世界の果ての列車観光など
　　　　　ｳｼｭｱｲｱ19時38分発AR2899便→ｴﾙ・ｶﾗﾌｧﾃ　　　 ｴﾙ･ﾗﾌｧﾃ泊
11月19日　ﾄﾄﾞｽｸﾞﾗｼｱﾚｽ氷河観光ｸﾙｰｽﾞ
11月20日　ﾍﾟﾘﾄﾓﾚﾉ氷河ﾄﾚｯｷﾝｸﾞなど
11月21日　ｴﾙ・ｶﾗﾌｧﾃ12時41分発AR1871便→ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ　
　　　　　タンゴショー鑑賞　　　　　　　　　　　　ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ泊　
11月22日　ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ市内観光　　　　　　
　　　　　ﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽ21時15分発AA956便→ﾆｭｰﾖｰｸ　　　機中泊
11月23日　ﾆｭｰﾖｰｸ12時発JL005便→成田　　　　　　　 機中泊
11月24日　成田18時30分発JL3007便→伊丹　

エリア ロス・グラシアレス国立公園周辺(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩
• 航空会社: アメリカン航空 アルゼンチン航空 JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

カラファテの街からバスで１時間

アルヘンチーノ湖畔の港に到着します

クルーズ船に乗り込み氷河観光に出発です

天気はまずまず、期待が膨らみます

クルーズ船に乗って30分もしないうちに漂う流氷が見えてくる

雲もありますが、晴れているので気持ちがいい

氷河だけでなく、この景色を見るだけでもクルーズ船に乗る価値あり？

湖面に青く輝くものがちらほら

流氷です

何より驚いたのが氷河の青さ！

特にここウプサラ氷河近辺を漂う氷の青さはため息もの

氷河が青いという話は聞いていましたが

こんなに鮮やかな青だとは思いもしませんでした

氷河の氷は高い圧力がかかって形成されたため気泡が少なく透明度が高い。そのため青い光だけを反射して青く見えるという

漂う流氷群を眺めつつ

ウプサラ氷河を目指して船は進みます

初夏ですが、周りは氷で風もそれなりにあるのでデッキにいると体が冷えてきます

クルーズ船に乗って１時間半ほどろ

こうした岩肌も氷河が長い年月をかけてつくりあげた

ウプサラ氷河の先端がみえてきました

ロス・グラシアレス国立公園で最大の氷河、ウプサラ氷河

ウプサラ氷河 山・渓谷

地球の歩き方によると表面積595平方㌔で長さは60ｷﾛとのこと。かつては80ｷﾛの長さがあったため、地球温暖化の証拠といわれています

もっとも湖に流れ込んでいる部分が多いからか

もっぱら流氷を眺めるという感じ

氷河本体なら高さ80～100ﾒｰﾄﾙに達するはずですが

雄大な氷河の景色は見ることができず

少し物足りなさを感じつつ

ウプサラ氷河を後にします

雲の動きが早く、出発時の青空はほとんど消えてしまい、どんよりとした曇り空に

ウプサラ氷河から20分ほどで見えてきたセコ氷河。以前は氷河が覆っていたであろう岩肌がはっきり見える。氷河の後退には様々な要因が考えられるらしいけれど、こうした姿を見ると地球温暖化というのが現実味を持って感じられるのですが……

次の目的地の氷河が見えてきた

この山肌を覆っていた氷河も後退したのでしょうか。100年後、氷河はどうなっているのか？

少しばかりガスっているのが残念ですが

流氷漂う湖を船は進んでいきます

スペガッツィーニ氷河です

スペガッツィーニ氷河 自然･景勝地

氷河の上に見える黒い筋は氷河が動くときに岩盤を削り取ったもの

何だか船のような流氷が面白い

後退する氷河が多い中でスペガッツィーニ氷河はほとんど後退していないという

氷壁が間近に迫ってくる

高さは80ﾒｰﾄﾙから高いところでは135ﾒｰﾄﾙ

一般の人が見ることができる氷河では一番の高さを誇るという

表面積66平方ｷﾛﾒｰﾄﾙ、全長25ｷﾛ、先端部の幅は1.5ｷﾛ

規模ではウプサラ氷河に比べたら小さいけれど

近づいてみている分、圧倒的な迫力で迫ってくる

こんな光景が見たかった

クルーズ船はかなり氷河の近くまで

武骨で荒々しい感じに圧倒される

期待していた氷河の迫力にまずは満足

時折、ズシーンと腹に響く音が

ペリトモレノほどではないけれど、氷河の一部が崩落して湖に波しぶきが舞うことも

名残惜しいですがスペガッツィーニ氷河を離れます

基本、船上からしか見ることができない

十分に堪能しました

周りを見渡せすと、ここにも後退したように見える氷河が

ノルテ水道からロス・ロステンパノス水道へ。１時間ほどクルーズを続けると

スペガッツィーニ氷河での曇天が嘘のように空が青くなってきた

氷塊が漂うアルヘンティーノ湖、アンデスの山々が

青い湖面が美しい

さらに40分ほどクルーズを続けると

青く輝く氷河が見えてきました

ペリトモレノ氷河の北壁です

ペリトモレノ氷河 滝・河川・湖

ロス・グラシアレス国立公園で最も有名な氷河が目の前に

ペリトモレノの整然とした氷壁の美しさはさすが

ペリトモレノ氷河は全長35ｷﾛ、表面積は195平方ｷﾛ

先端部の幅は５ｷﾛほどで高さは60ﾒｰﾄﾙ

青い壁が目の前に。青空と相まって美しさが際立ちます

豊富な降雪量と高い気温のため流れが速いのが特徴で中央部は１日に２ﾒｰﾄﾙ進むという

みなデッキに出て氷河の撮影に忙しい

そしてペリトモレノを有名にしている氷河の崩落

雷のような音が響くと氷河が崩落していく

思わず見入ってしまう。その場面をうまく撮影できなかったのは残念ですが

後ろを振り返ってみるとアンデスの山々

氷河を撮影する乗客たち

氷河の後ろに見えるのはモレノ山かな

ずっと見続けていたい

なんちゃってパノラマモードで

大自然の迫力に圧倒され続け

午後３時30分、約40分の観光を終え、ペリトモレノ氷河を後にします

午後４時20分過ぎ、港に戻ってきました

少しばかりカラファテの街を散策。ついでにエルカラファテ博物館へ

エル カラファテ地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー

さて本日の夕食はどうしましょうか。うちの店は豚のグリルが美味しいよ、ってアピール？　食欲をそそるのか、ちょっと引いてしまうのか、微妙な気が……

まあ湖のクルーズをしたんだから魚かな。サラダと白ワインもいっしょにいただきます