2016/10/09 - 2016/10/10
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jokaさん
旅行二日目
激烈な風と降り続く雨に低体温症一歩手前まで追い詰められた初日。
へとへとに疲れて夜はぐっすり、のはずでしたが、なぜだかまったく眠れない。
ずいぶん粘りましたが、けっきょく2、3度ウトウトしただけで諦めて起きることにしました。睡眠時間30分にも届かず…
天候は回復傾向で、気分よく歩けそうなことだけが頼みの綱。
なんとか気力で乗り切れますように!
いかにも高山っぽい荒涼とした佇まいが素晴らしい白馬三山縦走の始まりです。
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨晩布団に入ったのが20時前。
が、待てど暮らせど眠気が来ない。人並み以上に寝つきがよくて、いつもなら場所を問わずに5分でスヤスヤなのですが…
けっきょく一睡もできないまま、退屈に耐えかねて真夜中の散歩に出ることにしました。
午前3時前です。
われながらよく7時間も粘ったよ。 -
玄関スペース
いくら山の朝が早いとはいえ、この時間では誰もいません。 -
少なくとも午前中は晴れそう。
相変わらず風は強そうだけど… -
暇なので登頂認定証を作ってみた。
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何とはなしに小屋の外へ。
まさに満天の星空。
夕食後に見た時よりも星の数も輝度もはるかに凄い!
いや、星というより闇の深さが違うのか。 -
今日の日の出は5時40分。
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3時30分になったので廊下に出してあったザックを自炊室に移動。
当然一番乗りです。 -
朝食の準備を始めて5分もしないうちにHさんも起きてきました。
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時間に余裕があるので、アンパンと紅茶でデザートタイム♪
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一晩乾燥室に放置しておいた登山靴を取りに行く。
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ヘッドランプを点けて4時50分過ぎに出発。
早起きすると気持ちにゆとりが持てていいですね。
山での早起きは大正義です! -
外はまだ真っ暗。
遠くに街の灯りが見えます。 -
10分も歩くとほんのり明るくなってきました。
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山頂の大きな建物が白馬山荘。その下に大雪渓の上端があって、さらにその手前に見える灯りが村営頂上宿舎。
白馬山荘が大きすぎて目立ちませんが、こちらも収容人員400名を超える日本有数の大規模小屋です。 -
夜明け前のこの時間帯が一番好きかも。
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わかりづらいですが、がっつり凍結している箇所もちらほら。
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5時31分。もうすぐ日の出時刻です。
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日の出時刻。
山の陰になって太陽は見えず。
でもこれはこれで美しい♪ -
氷点下なので、さすがに暑がりのわたしもペラペラウインドブレーカーを着ています。
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太陽は山の陰に隠れてるし、逆光で画面暗いし…
でもこの息をのむ空の色の前ではそんなことどうでもいい。 -
こちらは反対側。
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これから歩く稜線。
わっくわくが止まりません♪
目の前に続く道は巻き道で、実際には画面左外にある急斜面を登り、ピークを越えて山の稜線上を歩いていきます。 -
東京近辺の山ではこれだけ立派な霜は見られませんね。
えのきだけみたいだ…… -
モルゲンロートに輝く白馬岳!
早起きをした甲斐がありました。 -
やる気のない看板。
直進です。 -
この写メではまったく伝わりませんが、かなりキツい急斜面です。
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おまけに足元がザレザレでよく滑るため、10分ちょっとを登るのにえらい苦労しました…
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雲のかかり方が神々しい…
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6時10分。杓子岳山頂です。
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白馬岳方面を望む。
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杓子岳は山頂直下から急速に崩壊が進んでいます。
山頂を少し下ったところから振り返るとこんな感じ。
一番高い所に小さく見えるのが、先ほど一緒に写った山頂標識。
そのすぐ足元が崩れて、大きくえぐれているのがわかるかと思います。
何年か後には立ち入り禁止になっていてもおかしくはありません。 -
山頂から続く稜線上もかなりワイルド。
特に画面左手は垂直に近い急斜面で、端を歩くと、歩くそばからボロボロと崩れ落ちていく状態。
この場所で昨日のような暴風に吹かれたら、あっという間にあの世行きの可能性大。
高所恐怖症のわたしにはなかなかの試練でした。
ビビッてちょっと右寄りを歩いてます… -
大天井岳とはまた違った荒々しい稜線歩きです。
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黙々と歩いてるだけなのになぜか楽しい♪
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雲の上で一休み。
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6時59分、白馬鑓ヶ岳山頂です。
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手前のピークが杓子岳、その先に見えるのが白馬岳。
白馬三山そろい踏み!
ちなみに白馬岳2932m、杓子岳2812m、白馬鑓ヶ岳2903mです。 -
ヤッホーーーーーーっ♪
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7時22分、鑓温泉分岐に着いてしまいました。
このまま直進すれば唐松岳、五竜岳を経て鹿島槍ヶ岳。
唐松岳手前、鹿島槍ヶ岳の手前にそれぞれ不帰キレット、八峰キレットという日本三大キレットのうち二つを擁するとても楽しそうな縦走路です。
あと二泊あれば鹿島槍から降りられるんだけどな…
貧乏暇なしのわたしには当分縁がなさそうです。
後ろ髪をひかれつつ鑓温泉方面に下山します。 -
昨日とは比べものになりませんが、ここまでの稜線上は時おり強い風が吹いていました。
それが斜面を東側に下りたとたんほぼ無風。 -
日も高くなってきたので上着を脱いで体温調節。
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鎖場もあります。
斜度はそれほどありませんが、湧水が流れている部分が多く、それが凍結していたらかなり怖い思いをするんじゃないでしょうか。
この時期の早朝は要注意です。 -
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行く手にもうもうとした煙が。
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8時37分、白馬鑓温泉に到着。
絶景の露天風呂として知られ、テレビ、雑誌などでもよく取り上げられる有名スポットです。 -
今季の営業は数日前にすでに終了しており、小屋の解体作業中でした。
このあたりは冬場、雪崩が頻発するため、建てた状態だとすべて流されてしまうからです。
小屋が閉まっていても当然ながら温泉は湧き続けているため、人の少なくなるこの時期を狙って訪れる登山者もけっこういます。ふだん有料の入浴料もただだしね。
この日もファインダーの外で男性一人が入浴中でした。 -
浴槽の下側はこんな感じ。
これすべて温泉です。 -
あったか~い♪
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三連休ということもあってか鑓温泉のテント場には30人ほどの人が泊まってました。
この時期のように気温が低くて無風だと、ずっと煙っててなにがなんだかよくわかりませんね。 -
なぜにクラゲ?
と思ったら温泉マークか! -
最近運動不足だったのにいつものようにサクサク歩いていたため、このあたりで膝のクッションがまったく効かなくなってしまいました。
ふつうに立っていられるのは直立している時だけ。
少しでも足を動かすと、目いっぱい力を込めない限りすぐに転倒する状態。
まったく踏ん張りが効かずに一瞬でも気を抜くとすぐ転ぶので、とてもとても神経を使いました。
それでも5、6回ひっくり返りましたが… -
10時47分、やっとの思いで登山口到着。長かった~
最後の1時間近くはほぼゾンビのようにフラフラだった。
けっきょく鑓温泉から2時間、鑓温泉分岐からだと3時間半近くもかかってしまいました……… -
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登山口から10分ほどで猿倉荘に着きました。
シーズンも終わりかけとはいえ、いつもなら白馬三山への起点として大賑わいの場所ですが、大雪渓が通行止めということもあり、登山客はわたしたち以外誰もいませんでした。
小屋閉めの準備でしょうか?山荘の方がお一人で掃除をしていました。 -
山荘前でしばしタクシー待ち。
スマホの電波が入るようになった段階であらかじめ呼んであります。 -
待つこと10分ちょっとでタクシー到着。
運転手さんに写メを一枚お願いすると、たいへん親切な方で構図や場所を変えて何枚も撮ってくださいました。
最後にはポーズの指定まで。
が、『年配の方に写真をお願いした時あるある』が発動してしまい
“やたら連写する”
“指ががっつり入ってる”
“無理に全体を入れようとして引きの画が多い”
の見事三冠を達成(+_+)
その結果、何十枚と撮っていただいた中のベストショットがこちらです……
途中から、ヤバいなとは気づいていましたが、せっかくのご好意を無駄にするわけにもいかないのでされるがままに。
でも気持ちは嬉しかったです。ありがとうございました♪ -
白馬山荘でいただいたチケットを活用すべくいざ発車!
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途中お猿さんの群れに会いました。
背中の子ザルがキュート♪ -
日帰り温泉施設『八方の湯』
猿倉荘からタクシーで15分ほどです。 -
露天風呂からは白馬八方スキー場が一望。
パラグライダーで飛行中の方が何人も見えました。 -
八方の湯から10分ほど歩いて
『林檎舎』0261-71-1566
手打ちそばの有名店です。
信州に来たからにはやはりそばでしょう。 -
そば豆腐とそばの実なめこ
特にそば豆腐が絶品でした。 -
生ビール→売り切れ
地ビール→売り切れ
というやり取りを経て、やっと瓶ビールにありつけました。 -
気長に待つこと20分ほどでHさん注文の“おしぼりそば(大盛)”が登場。
もちろんそばもついてますよ。
辛味大根の搾り汁に味噌、ネギ、かつお節を加えて食す一品。
ほんとに搾り汁だけ。出汁などは一切入っていません。
Hさん絶賛の一杯でした。 -
こちらはわたしの“ざるそば(大盛)”
待った甲斐がある美味しさ。間違いない! -
信州時間なのかお店の流儀なのか、とにかくゆったりとした時間が流れる店内。
客入り半分程度でもその状態なので、混雑時にはかなり時間に余裕をもって訪れることをお勧めします。 -
お店から白馬八方バスターミナルは歩いてすぐ。
この写メを撮る直前にもスマホを落としてしまいました。
昨日に引き続いての衝撃で、見事スマホの角が潰れてしまいました…… -
さすが八方にあるだけあって、二階にはモンベルストアが併設。
Hさんは何かを買ってました。
お恥ずかしながらわたしはいまだモンベル未体験。
いつかお世話になることがあるのでしょうか? -
13時40分?発のバスで長野に向かいます。
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15時前に長野駅着。そこから歩いて5分。
『気むずかし家』026-225-5060
信州ラーメン界をけん引するボンド・オブ・ハーツグループの旗艦店。
東京にも系列店が何店舗かありますが、行ったことあるのは『烈士洵名』@春日ぐらいかな。
『烈士洵名』の味は好きだけど、わたしが地方のラーメンに求めるのは地域密着の地ラーメン。経験上、相応の歴史があった方が圧倒的に満足度が高いことが多いため、いくらそれなりに実力があってもこの手のニューウェーブ系にはあまり興味がそそられません。
とはいえ、この時間帯の長野駅前で一軒となると、こちらということになります。 -
Hさん注文の鶏白湯ラーメン。
スープを一口いただきましたが相当旨い♪
これだけ店舗を増やしてもなお勢いが衰えないだけの実力が感じられます。 -
こちらはわたしの王様中華そば。
昔ながらの中華そばのブラッシュアップverというのがうたい文句です。
こちらも手堅く美味しい一杯ですが、ラーメンとしての完成度では鶏白湯の圧勝だと思います。
こちらのお店は長野ではなく東京で食べたい一軒ですね。
ごちそうさまでした。 -
長野駅に戻ってきました。
街中ではザックが邪魔してかなり行動が制限されるのが悩みどころ。 -
やっと入れるお店を見つけて新幹線の時間までティーブレイク。
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ホームで新幹線を待っている間、隣のホームにグランクラス車両があることを知ったHさん。わざわざホームの端まで見に行ってひとしきり感心していました。
またもや初日天気に祟られた今回の旅。
今年の夏から秋にかけての山行はとにかく悪天候にやられました。
わたし一人の時はそうでもないのですが、Hさんと一緒だとかなりの高確率で荒れ模様。なにかしらの化学反応を起こしているのでしょうか?
それでもものは考えようで、貴重な経験を積めてるのかなとも思ったりします。
今回の旅でも、強風下での歩き方や低体温症の恐ろしさ、体力極限状態での気合い一発など多くのことを学べました。
今度は雪山デビューも果たしたいけど、装備が全然追いついてないな…
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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