2016/10/09 - 2016/10/10
322位(同エリア558件中)
jokaさん
7月以来2度目の北アルプス。
この2か月の間にもあれこれ出かけてはいるのですが、大天井岳2日目の概要にも書いたとおり、9月の連休に登った八ヶ岳で豪雨の中写メを撮っていたらアイフォン5sがあっさり起動不能に…
どんな天候でも性懲りもなくアイフォンを使用していたので、いつかやるだろうなとは思っていましたが……
大天井岳以降一切パソコンに接続していなかったため、その間のデータが全部吹っ飛んでしまいました。
大天井岳で果たせなかった初テン泊を遂げるべく、仕事終わりに向かった真夏の夜の丹沢。無人の大倉高原山の家のテン場で10匹以上の山ビルのテント内侵入を許したHさん。何か所も血を吸われながら退治にいそしむHさんの絶叫を2m隣りのテントで聞きながらゆったりチューハイ飲んでたわたし。
何が二人の明暗を分けたのか今でもよくわかりません。
そして今度こそと向かった9月の八ヶ岳の赤岳鉱泉。
豪雨の中意地になってテントを張る二人。わたしがシュラフにくるまって本を読んでいる中、水の流れ道にテントを設営してしまったHさんは二度も張替えを余儀なくされたのでした。
念願のアルプスでの初テン泊でしたが、素敵な温泉に入って、暖かい談話室でくつろいで、豪華な夕食(ステーキです!)を食べたあとにびしょ濡れになりながらテントに戻るときの複雑な心境を今でもありありと憶えています…
またはお盆休みに双子の姪さん達と出かけたしまなみ海道。
尾道から今治まで、途中の離島で一泊して自転車で縦断しました。
名物たこ尽くしを食べ、新名物はっさく大福を食べ、絶品ジェラートを食べ、豪華海鮮バーベキューを食べ、行列ふわふわかき氷を食べ、老舗尾道ラーメンを食べ………
途中パンク騒動なんかもありましたが、いつものごとくとても楽しい旅でした。
とまあ、過去を振り返るのはこのくらいにして今回は後立山連峰の白馬岳です。
今度こそはすっきりリベンジを果たしたいものですが、やっぱり天気予報は雨模様。またかよ…そのパターンはもう飽きたよ……
とは言いながらも負けず嫌いの二人は雄々しく運命に立ち向かうのでした。
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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仕事終わりに職場近くのお店で腹ごしらえ。
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とりあえずビール。
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汁なし担々麺
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かき混ぜてGO!
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パクチーたっぷりのよだれ鶏。
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なぜか社長の家で風呂に入る…
気分爽快♪ -
東西線、竹橋駅で下車。
周囲にはお仲間多数。 -
おなじみの毎日新聞社ロビーで受付を済ませて毎日アルペン号へ乗り込みます。
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天気予報があまりよくないこともあってか、連休中にもかかわらず比較的空いてました。
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5時25分、雨の栂池高原ゴンドラ駅前に到着。
真っ暗でどこがゴンドラ駅かもわからず、雨を避けるため手近な屋根付きスペースに飛び込みました。
当初の予定では、猿倉から大雪渓を経て白馬岳という定番ルートをとるつもりでしたが、雪不足のため大雪渓が通行禁止になってしまい、やむなく栂池高原ルートに変更しています。HAKUBA VALLEY 栂池高原スキー場 スキー場
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すっかり明るくなりました。
朝食も済ませ用意万端ですが、今日のゴンドラの始発は7時。
おしゃべりしながら気長に待ちます。 -
荷物が15kgを超えるとゴンドラ乗車料金に追加料金が発生するため、発券所の前には体重計が置いてあります。
悪天候に備えて珍しくレインウェア上下を着込んでることもあり、けっこう軽くなっているはずですがいかに? -
残念!微妙にオーバー…
と旅行記書いてる今、上の写メ見てふと気づく。
“ペットボトル抜いておけばセーフだったのでは??”
まあ、細かい計算やら面倒くさい手順が大っ嫌いなので仕方ないか。 -
ポールポジション!
ここ栂池高原駅からゴンドラリフトに乗って栂の森駅まで20分。徒歩5分の栂大門駅でロープウェイに乗り換えて5分で自然園駅着。そこから歩くこと10分ほどでやっと登山口です。 -
上に行けば少しはマシになるかと思いきや、雨も強いしガスも濃い…
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栂の森駅で降ります。
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先を行くHさんを撮ろうとして一週間前に買い替えたばかりのアイフォン7を颯爽と取り出すわたし。
つるっと滑って地面に激突するアイフォン……
発売直後で気に入ったカバーが見つからず、むき出しつるつるだったことが災いしました。 -
土砂降りの八ヶ岳で写メを撮っていてアイフォン5sをおしゃかにして買い替えたのに、性懲りもなくやってしまいました。
防水機能付きだからアイフォン7にしたのに…
画面はヒビだらけですが、液晶保護シールだけは貼ってあったのでたぶん液晶は無事だと信じたい。雨の中で使い倒して壊れなければとりあえず問題なし!ということで。 -
大雨注意報か……
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当然ここでも先頭です。
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晴れていればさぞや見事な紅葉が広がっているはず…
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ふだんはあんな濁流じゃあないはず…
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7時35分、自然園駅到着。
この時点で雨は小止みになっていましたが、空模様は怪しいままなので念のためレインウェアは着たままで出発です。 -
栂池山荘の前を通ります。
栂池山荘 宿・ホテル
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7時50分、登山口に着きました。
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締め付けられたり暑かったりするのが大嫌いなわたしは、歩き始めて5分もしないうちにレインウェアを脱いでしまい、15分も経った頃には半袖Tシャツに膝丈のショートパンツという格好に。
登山道わきで着替えてたら通りがかりのご婦人たちに笑われてしまいました…… -
なんとか天気はもちこたえてくれてます。
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Hさんもレインウェアの上着だけ脱いで体温調節。
周りを歩いている人を見ても上は長袖2~3枚のレイヤリングがふつうで、半袖半パンのわたしは相当浮いていたみたいです… -
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8時51分、天狗原。
服を脱ぐために何度も立ち止まっているため、かなりゆったりとしたペースになってます。
特に長ズボンからショートパンツに履き替えるときには、狭い登山道で靴まで脱がなくてはいけなかったので大変でした。 -
水の透明度!
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この辺りまではほぼ平坦な道のりです。
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やっと山っぽくなってきました。
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Hさん奮闘中。
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まだまだ続くよ岩登り。
このくらいの段差の岩場はスイスイ登れて楽しいな♪ -
ハイマツに囲まれた登山道
ハイマツ見ると「高い所に来てるな」って感じられてテンション上がりますね。
奥多摩や丹沢にはありませんから。 -
おっ!あれは?
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ずいぶん立派なケルンですねえ。
9時40分、乗鞍岳頂上です。
乗鞍岳といっても北アルプス南部の百名山とは異なりますのでお間違いのないよう。 -
ここまで時おり小雨の降る天候でしたが、このあたりから少し雨脚が強くなってきました。
吹きっさらしに出て風も強烈です。
たまらずレインウェアを着込むHさん。
一方、めんどくさがりのわたしは半袖Tシャツ&短パンのままボーっと景色を眺めてました。 -
ガスが急速に濃くなって、2~30メートル先が見えない状態に。
ふと気づくと目の前に水面がありました。白馬大池です。
風は強くなる一方で、雨も降り続けています。
寒さに強いわたしもさすがに震えてきました。
素直に乗鞍頂上でレインウェアだけでも着ておけばよかったと後悔するものの、今更立ち止まって着替えるのもあれなので我慢してそのまま進みます。 -
着いた!
10時6分、白馬大池山荘です。 -
地獄に仏とはまさにこのこと。
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チャーハン&卵スープを注文。
ふだんスープなんて興味ないのに思わず頼んでました。
いや~沁みたね(゚д゚)!
ほんと生き返りました。 -
カップスターも追加。とにかく温かいものを欲してた。
食後レインウェアを着用していざ出発という段階で、急激に寒気を感じて震えが止まらなくなりました。
普段から寒さや熱に強く、数年前まで38度程度の熱なら10km走ってたし(翌日にはケロッと治ってる)、今でもインフルエンザで40度近く出ても日常生活(周囲の迷惑なので仕事は休みます)には支障がなく、発熱後二日目にはトレーニング再開できるほどなのですが、そんなわたしでも動けなくなるほどの強烈な寒気、というより痙攣に近かったかな。
慌てて上にウール混の長袖Tシャツ一枚、下に薄手のタイツ一枚追加するとなんとか落ち着きました。
おそらく低体温症一歩手前だったのだと思います。あっぶね~
吹きさらしの雨の中で先ほどの症状に襲われたら、動けずにそのまま遭難してもおかしくない状態でした。それくらいヤバかった…
反省してます(+_+)
小屋の陰(戸外)で着替えてたら、登山道で下を履き替えてた時通りかかったご夫婦連れにまたもや見つかって、またまた笑われてしまいましたが…… -
準備を整え、10時45分再出発。
と、道端になにやら発見! -
ライチョウだっ♪
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テンション上がるHさん。
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かわええの~♪
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この道沿いであと何羽か見かけました。
あとで気づきましたが、このあたりは“雷鳥坂”と呼ばれてるみたいです。
なるほどね。 -
つい先ほどまで一面のガスでしたが、つかの間ガスが晴れて白馬大池が見渡せました。
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11時41分、船越ノ頭。
ここを過ぎたあたりから、今までの強風がそよ風に感じられるほどの強烈な風に襲われ始めます。
なので写メを撮る余裕なし。 -
12時22分、三国境。
風は勢いを増すばかり。
ほぼ休みなく吹き続け、ザック込みで85キロ近い体が腰を落としていても浮き上がるほどの烈風が吹き荒れることも…
強風のため、ザックカバーをどんなにしっかり固定しても数分歩くと外れてしまうので、途中であきらめて濡らしたまま歩くことにしました。 -
13時42分、やっとの思いで白馬岳山頂に。
“はくばだけ”ではありません。“しろうまだけ”です。
まあ、現在この読み方にこだわるのは登山者だけとも言われていますが…
吹きつける雨が凶器! -
当然ながら眺望はまったくありませんが、もはやそんなことはどうでもいい。
とにかくここまでこれただけで感謝♪
そして一刻も早く山小屋に! -
13時53分、白馬山荘に着きました。
登山口から6時間しか経っていませんがぐったり…
この入り口からは想像もつきませんが、収容人員800名、日本一の規模の山小屋です。
今年の営業は明日までということで、本来の受付がある1号館とレストラン『スカイプラザ』は閉鎖。2号館と3号館の一部だけを利用して営業中です。白馬山荘 宿・ホテル
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今回の旅最大の目的は大天井岳で潰えた“北アルプス稜線上でのテント泊”!
が、迷うことなく小屋泊の受付を済ませるHさん。
夕方以降天候は回復傾向にあることはわかっていても、さすがに今の状態でテント設営をする気力は湧きません。
このあとしばらく玄関スペースのストーブで暖まっていましたが、ポツリポツリと到着する登山者全員が「凄かったですね」「大変でした」「こりゃあ酷いですね」と口にしていたことからも今日のコンディションの過酷さがうかがい知れます。 -
広々とした談話室。
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こちらも談話室の一角。
のちほどストーブ前に寝転んで、ゆったりと読書三昧したことは言うまでもありません。 -
大食堂
この時間は立ち入り禁止。 -
割り当てられた部屋。
最終的に、この定員6人の部屋を4人で使うことになりました。 -
さっそく乾燥室でびしょ濡れの装備一式を乾かします。
小屋内でここが一番暖かいので、作業ついでに20分ほどグダグダしていました。 -
少し落ち着いたのでティータイム♪
お気に入りの”カルディ”オリジナルのチャイです。 -
受付横の資料室。
小屋の歴史についてあれこれ展示してあります。
ちなみにこの小屋の名称は“しろうまさんそう”ではなく“はくばさんそう”。
白馬岳はもともと“代馬岳”という表記なので“しろうま”と読むのが正式ですが、“白馬”という当て字が使われるようになってからは“はくば”が主流となっており、現在では山本体と高山植物についた名前以外はほぼ“はくば”読みが正式名称となっています。
実際には山の名前にしても、地元民も含めほぼ“はくばだけ”と呼ぶようですが、登山者は今でも正式な“しろうまだけ”という名前にこだわっているというのが現状です。 -
白馬山荘の開設は1906年。登山用の山小屋としては日本最古の山小屋です。
百年以上前の山小屋建設の様子や当時の人々の装備など興味深い資料がいっぱい。
特に昔の写真好きのわたしにはたまらない展示物がたくさんありました。
たとえば昭和30年代の登山ブームの頃の駅前の写真。
駅前の通りが登山スタイルの人で文字通り埋め尽くされていました。
今も登山ブームと言われてるけど、まったく比較になりません。
“貧しい時代で他の娯楽が乏しかった”とか“右へならえの日本人的傾向が今よりも顕著だった”とかいろいろ説明はできそうですが、“みんなが同じ楽しみを共有できた幸せな時代だった”というちょっとノスタルジックで能天気な解釈がわたしには一番しっくりきます。 -
ヘリコプターのない時代、規模の大きな山小屋を建てるには、資材すべてを人力で担ぎ上げなくてはいけないわけで。
凄いな………
現在でも本格的な歩荷(荷揚げ)をする人には100kg前後担ぐ人もいるようですが、装備も違えば規模も違う。すべてが桁外れです。
栃木の大谷資料館で見た“小出し”と呼ばれる人足さんが背負子を使って1本150kgもある石を運び出している写真に驚愕したことを思い出しました。
いろいろな事情の違いがあって一概に善し悪しは言えないことはわかるけど、それでも昔の人は強かった!それにひきかえ己の虚弱さが本当に情けない(+_+)
話は変わりますが、“にんそく”が変換できずに調べてみたら放送禁止用語だということを初めて知りました。なんじゃそら!過剰でくだらない自主規制がこんなところにも…
しょーもなっ(゚д゚)! -
16時前、通りがかった自炊場の窓が明るいのに気づいて外を見てみると…
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青空!
思ったより天候の回復は早そうです。 -
夕食の時間まで先ほどの談話室でくつろぎました。
Hさんおすすめのこちらを熟読。
ちなみにダウンパンツを履いています。 -
本日の日の入りは17時31分。
日の入り10分ほど前に外に出てみました。
風はまだ強め。 -
ほんの2、3時間前までの悪天候が嘘のよう。
図らずも大天井岳とまったくおんなじパターンです。
今日の方がはるかに過酷ではあったけど… -
夕食は17時30分から。
みんな夕陽などそっちのけで群がってます。
ふだんは一人ずつ決まった食事ですが、明日が今年の最終営業日ということもあり、本日の夕食はバイキング形式です。
余ったもん全部だしちゃえっ!ということなんでしょうがラッキーです♪ -
談話室の自販機で缶ビールを購入。
スカイプラザが開いていれば生ビールを飲めるのですが、あいにく9月下旬で営業終了しています。 -
じゃーーン!
彩りには多少欠けますが、なかなか豪華じゃありませんか?
バイキング形式なので、もちろんすべておかわり自由です。 -
かんぱ~い♪
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窓の外には夕陽の余韻が…
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けっきょく外に見に行っちゃいました。
寒かった… -
布団を敷いて寝る準備。
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の後に自炊室で軽く一杯♪
寝る前にはウイスキーに限りますな。
とはいえまだ18時半ごろです。 -
19時過ぎ、星を見るために外に出てみました。
文字通り満天の星空!!!
大天井岳でとっとと寝てしまった雪辱を晴らしました。
写メに写らないのが残念…… -
体が冷えてきたので室内に戻りましょう。
談話室に戻ってHさんや居合わせた人たちとひとしきりおしゃべり。
話題の中心はやはり今日の強風と明日の天気のこと。
誰かが「今日の白馬岳周辺の平均風速が20m強だったらしい」と言うと、みんな口をそろえて「そんな(弱い)わけないよ!」
年に何度も白馬山荘に泊まるという常連さんも「こんな強風は記憶にない」と。
明日の天気は回復傾向だけど風は強い可能性が高いらしく、コース変更も含めみなさんあれこれ検討中。 -
話の中で、すでに就寝中の同室の方が海外の高峰にも何度も登ったことのあるベテランさんだとわかりました。
その方と夕食前にお話しをしたとき「凍結していたら嫌だからコース変更しようか迷ってます」とおっしゃっていたまさにそのルートを明日通る予定のわたしたち。
「そんなベテランが避けるんだ。どうしよう?」と一気に弱気になりますが、ピストンは嫌いなので行くしかないか…
そんなこんなで20時前に就寝。
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旅行記グループ 2016年10月白馬三山
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