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 剱岳、不帰ノ嶮、黒部川下ノ廊下、そして槍穂縦走と順調にステップアップしてきた。そして穂高の一般路では最難関といわれる奥穂高岳〜西穂高岳に挑む…はずでしたが。

ぎざぎざ稜線未遂 その1(登り編)

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2006/08/19 - 2006/08/20

26329位(同エリア29203件中)

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めもる

めもるさん

 剱岳、不帰ノ嶮、黒部川下ノ廊下、そして槍穂縦走と順調にステップアップしてきた。そして穂高の一般路では最難関といわれる奥穂高岳〜西穂高岳に挑む…はずでしたが。

同行者
友人
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
JRローカル

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  •  夜行のムーンライト信州から松本電鉄、そしてバスと乗り継いで6:20に上高地到着。準備運動をして荷物を分担し6:50にスタート。最難路だけに気合が入る。<br /> ほどなく河童橋へ。梓川の向こうに目指す奥穂、そして西穂の稜線が輝いて見える。

     夜行のムーンライト信州から松本電鉄、そしてバスと乗り継いで6:20に上高地到着。準備運動をして荷物を分担し6:50にスタート。最難路だけに気合が入る。
     ほどなく河童橋へ。梓川の向こうに目指す奥穂、そして西穂の稜線が輝いて見える。

  •  当初は岳沢経由のつもりだったが、前々日にこの近辺で激しい雷雨があったので、安全を期して涸沢周りで奥穂に向かう。つまり、3時間はかったるい平地歩きをしなければならんということ。<br /> 木々と梓川の向こうに時折見える山の景色がなぐさめ。きれいに晴れて、明神岳が美しい。徳沢あたりまでは早朝散歩の一般観光客も多い。

     当初は岳沢経由のつもりだったが、前々日にこの近辺で激しい雷雨があったので、安全を期して涸沢周りで奥穂に向かう。つまり、3時間はかったるい平地歩きをしなければならんということ。
     木々と梓川の向こうに時折見える山の景色がなぐさめ。きれいに晴れて、明神岳が美しい。徳沢あたりまでは早朝散歩の一般観光客も多い。

  •  標高3000m近い谷にはまだまだ残雪がある。

     標高3000m近い谷にはまだまだ残雪がある。

  •  道端のミヤマシャジン。

     道端のミヤマシャジン。

  •  ようやく平地歩きを終えて、少しずつ登りだす。左手にはどーんとでっかい屏風岩。屏風が坊主に上手にジョーズの絵を描いた。<br /> 登っているクライマーの姿もあった(この写真には映っていませんが)。

     ようやく平地歩きを終えて、少しずつ登りだす。左手にはどーんとでっかい屏風岩。屏風が坊主に上手にジョーズの絵を描いた。
     登っているクライマーの姿もあった(この写真には映っていませんが)。

  •  途中の吊橋から傾斜が急になり、ひさびさもあってなかなかコースタイムをつめることができない。12:35にようやく涸沢ヒュッテに到着して大休止。見上げれば涸沢カールは一面の雪景色。スキーを担いでくればよかった。

     途中の吊橋から傾斜が急になり、ひさびさもあってなかなかコースタイムをつめることができない。12:35にようやく涸沢ヒュッテに到着して大休止。見上げれば涸沢カールは一面の雪景色。スキーを担いでくればよかった。

  •  ヒュッテでかなりだらだらした時間を過ごし、予定を変更してこのまま泊まろうかという話にもなったが、その場合は西穂はノーチャンス。重い腰を上げて、穂高岳山荘へ足を踏み出した。<br /> 雪渓を登ると左手にはステゴザウルスの背中・前穂北尾根が見えてきた。

     ヒュッテでかなりだらだらした時間を過ごし、予定を変更してこのまま泊まろうかという話にもなったが、その場合は西穂はノーチャンス。重い腰を上げて、穂高岳山荘へ足を踏み出した。
     雪渓を登ると左手にはステゴザウルスの背中・前穂北尾根が見えてきた。

  •  今年は雪解けが1ヶ月も遅いらしく、8月中旬だというのにハクサンイチゲやシナノキンバイが花盛り。予想外のお花畑に満足。<br /> 写真には写らなかったけれど、サルが数匹口をもぐつかせていた。何を食べていたのだろう。

     今年は雪解けが1ヶ月も遅いらしく、8月中旬だというのにハクサンイチゲやシナノキンバイが花盛り。予想外のお花畑に満足。
     写真には写らなかったけれど、サルが数匹口をもぐつかせていた。何を食べていたのだろう。

  •  雪渓も終わりに近づき、涸沢ヒュッテがだいぶ小さくなった。14:00からの音楽祭に向け、チューニングや練習をしている金管楽器の音がにぎやかに聞こえてくる。

     雪渓も終わりに近づき、涸沢ヒュッテがだいぶ小さくなった。14:00からの音楽祭に向け、チューニングや練習をしている金管楽器の音がにぎやかに聞こえてくる。

  •  雪渓を抜ければ、残り半分。お花畑の向こうに涸沢槍のとんがり帽子がかっこいい。花の名前はわからないが、甘い匂いが漂っていた。

     雪渓を抜ければ、残り半分。お花畑の向こうに涸沢槍のとんがり帽子がかっこいい。花の名前はわからないが、甘い匂いが漂っていた。

  •  岩の間に咲くクモマグサ。

     岩の間に咲くクモマグサ。

  •  ようやくザイテングラードの取り付きに到着。あと1時間。この真ん中のこんもりした岩を登っていく。

     ようやくザイテングラードの取り付きに到着。あと1時間。この真ん中のこんもりした岩を登っていく。

  •  振り向けば、きれいなピラミッドの山・常念岳が見えていた。

     振り向けば、きれいなピラミッドの山・常念岳が見えていた。

  •  15:27、ようやく穂高岳山荘到着。荷物を降ろしてテラスでひと休み。<br /> 山荘直下にはまだこんなに雪が。高さ2〜3mはありそうだ。8月にこんなに雪が残るほど降ったのであれば、あちこちで山小屋が雪で壊れたのも納得がいく。

     15:27、ようやく穂高岳山荘到着。荷物を降ろしてテラスでひと休み。
     山荘直下にはまだこんなに雪が。高さ2〜3mはありそうだ。8月にこんなに雪が残るほど降ったのであれば、あちこちで山小屋が雪で壊れたのも納得がいく。

  •  山荘の裏手に回るとジャンダルムが見えていた。少しずつ雲が上がってきた。明日の天気が少し心配。

     山荘の裏手に回るとジャンダルムが見えていた。少しずつ雲が上がってきた。明日の天気が少し心配。

  •  夕食は自炊して少しでも節約。煙をあげて鶏肉とにんにくを炒め、あたり一面にんにくの匂いをまき散らし注目を集めてしまった。夏野菜カレーはなかなかの味でした。

     夕食は自炊して少しでも節約。煙をあげて鶏肉とにんにくを炒め、あたり一面にんにくの匂いをまき散らし注目を集めてしまった。夏野菜カレーはなかなかの味でした。

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