年末のマヨルカ島×格安レンタカーの旅３　ショパンが愛人と逃避行した町バルデモッサと木製の路面電車の走る町ソイェル

2016/12/25 - 2016/12/30

マヨルカ島の旅、2日目。

休館だったパルマ・デ・マヨルカ大聖堂はあきらめ、借りていたレンタカーでバルデモッサへ向かうことにした。
バルデモッサはマヨルカ島北部、トラムンターナ山脈にある町で、作曲家のショパンがその愛人であるジョルジュ・サンドと逃避行した町として知られている。
バルデモッサの次は再び車でソイェルという町へ。ソイェルはトラムンターナ山脈の北側にある町で、パルマ・デ・マヨルカから走る木製列車、そこから海岸へと向かう木製トラムが走る町として知られている。

旅行記
1日目 パルマ・デ・マヨルカ
http://4travel.jp/travelogue/11220347
2日目 パルマ・デ・マヨルカ
http://4travel.jp/travelogue/11220355
2日目 バルデモッサとソイェル←この旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11220363
2日目 パルマ・デ・マヨルカ（夜）
http://4travel.jp/travelogue/11228699
3日目 パルマ・デ・マヨルカ大聖堂
http://4travel.jp/travelogue/11228703
3日目 ミロ美術館
http://4travel.jp/travelogue/11233451
3日目～6日目 アルクディア
http://4travel.jp/travelogue/11233454
4日目 フォルメントール岬
http://4travel.jp/travelogue/11235064
5日目 ドラック洞窟
http://4travel.jp/travelogue/11235069
6日目 最終日 パルマ・デ・マヨルカ
http://4travel.jp/travelogue/11236894

表紙写真：
ソイェルの街を走る木製トラム

エリア マヨルカ島(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

バルデモッサ到着。

パルマ・デ・マヨルカの街からここまで車で約30～40分。道のりの大半は単調な直線道路で、正面にトラムンターナ山脈を見ながら走り続ける。山道は最後に少しある程度。

民家の壁に描かれたグラフィティ。

エンサイマーダを売るパン屋。
入り口の右側に積み重ねられているのがエンサイマーダを入れる箱の模様。

カルトゥハ修道院へ。
ここはショパンとジョルジュ・サンドが暮らしたところで、このバルデモッサで一番の見どころと言えばここ。

バルデモサのカルトゥハ修道院 建造物

入館料を払って、まずは聖堂部分へ。

ひっそりとした聖堂。
見学者が少ないのもあるけど。

聖堂の天井画。

聖歌隊席。

床のモザイク。

聖堂を出るとショパン（左）とジョルジュ・サンド（右）の人形がお出迎え。この場所に設置すること自体にイタズラ心を感じざるを得ない。それにしてもなぜにこんなにデカいか？

遠くから見るとこんな感じ。
違和感この上ない。

修道院内の薬局。

いろんな薬が入れてあったであろう瓶が陳列。

続いて修道院の一室一室を巡っていく。ここは小さな礼拝堂みたいな部屋。

図書室？

本棚の中に木彫りの祭壇。観音開きになっているせいか、なんとなく仏壇っぽい。

結構、作りが細かい。

外庭。

庭からの眺め。

ここバルデモッサは「トラムンターナ山脈の文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されているエリアに含まれる。一見、農業には適さない山岳地帯に、石垣を積み上げて段々畑を形成し、井戸や用水路を駆使した農業文化。それとトラムンターナ山脈の自然と一体化した文化的景観が評価されている。

壁に掛けられた陶器製の飾り。

修道院の廊下。
この先に行くとミロなどの作品を展示した部屋がある。

ミロの作品群。
この翌日にミロ美術館に行き、もっとたくさんのミロを見る。

絵が飾ってある部屋には天皇陛下のお写真も。

ショパンがマヨルカ島に持ち込んだピアノ。
ちなみにこの部分から先は追加料金（大人1人4ユーロ）を払わないと見られないエリア。

ショパン直筆の楽譜。

ショパン直筆の楽譜（拡大）

ジョルジュ・サンドのポートレートなど。

部屋の外へ。
ここもショパンとジョルジュ・サンドが暮らした空間。

ショパンとジョルジュ・サンドの庭。

ショパンのデスマスクと手形。

修道院見学を終え、再びバルデモッサの街へ。

ぶらぶらとバルデモッサの街を歩く。

眺めの良いカフェテリアから。
バルデモッサの街とトラムンターナの山々。
街の一角に鐘楼のある教会が見えた。

先ほど見た教会に向かってみることに。

各家の玄関横にはまるで表札のように絵の描かれた陶器製のプレートが飾られていた。

バルデモッサの街の片隅にて。

このあたりはちょっと迷路のようになっていて、なかなか教会が見えて来ない。

オレンジの木。

路地裏に入り込む。落ち着いた雰囲気。

曲がり角ごとに何か新しい出会いがあるんじゃないかと期待してしまう。

ようやく教会の鐘楼が見えてきた。

教会到着。
時間的な理由からか、中には入れなかった。残念。

ヴァルデモッサのサン バルトロメ教会　 寺院・教会

ここらの家の壁には石が埋め込まれている。

この壁に埋め込まれたように見える植木鉢もオシャレ。

バルデモッサを後にし、続いてソイェルへ。

バルデモッサからソイェルへは海岸近くを走る道もあったけど、その道は険しそうだったのでやめて、一旦パルマ・デ・マヨルカ方面に向かうことに。途中からオリーブ畑の間を抜けて再び北上し、トラムンターナ山脈を貫通するトンネルを抜ける。このトンネルが短い区間のわりには結構高い通行料が取られる。

写真はソイェルの街で撮った線路のある風景。犬を連れた人がその線路の上を歩く。日本でこれをやったら問題になるけど、ここマヨルカでは問題にならないのだろうか。

ソイェル名物、木製トラムがやってきた。

手動式ポイント切り替えレバー。

トラムは先ほど犬をを散歩していた人がいた方面へと向かっていったけど、あの人と犬はどこへ行ったのやら。

トラムンターナ山脈をバックに、ソイェルの教会と街並み。

教会前の広場。

広場の一角にあったバルで休憩。
カウンターにあった幾つかの作り置きのタパスと飲み物をオーダー。まず飲み物が出てくるのに15分待たされる。途中で何度か店員に催促はしたのだけれど、その後もさらに20分待ってもタパスは出て来ず。（注・この店は用紙に欲しいタパスの番号を記入してオーダーするシステム。）仕方がないのでドリンク代だけ支払って店を出る。もちろんチップは置いていかない。まったくイヤな店。

帰りも木製トラムに遭遇。
乗り降りする人がたくさんいた。

トラムンターナ山脈、教会をバックに木製トラム。
自家用車が写り込んでしまった…。

ソイェルからパルマ・デ・マヨルカに帰る途中に通った峠。
帰りはトンネルではなく旧道を走ってみた。日本の峠道のようにつづら折りの道が続いたけれど、車幅はさほど狭くもなく、時間もたいしてかからなかった。