めざせ！スイスで最も美しい村・序　Meride/メリデ

2014/10/18 - 2014/10/18

ちょっとまぎらわしいのですが・・・日本語ではどちらも同じメリデと書く、MerideとMelideの二つの村があります。
しかもどちらもティチーノ州にあるんですねｗ

「L」のメリデのほうはスイスミニアチュールで有名な場所、「R」のメリデは世界自然遺産サン・ジョルジョ山にあり、今回行くのは後者のほう、「R」のメリデです。

サンジョルジョ山が世界遺産に登録されたのはこの一帯の特異な地質のため。
ここでは三畳紀（2億4500万～2億3000万年前）の化石が大量に出土、貴重な恐竜化石も発掘されています。
メリデではこれら出土した化石を展示する化石博物館が有名なのですが、その村のたたずまいも小さいながら大変魅力的。
さらにこの辺りはハイキングなど屋外のアクティビティを楽しむ人々も多く、スイス人に愛される場所となっています。

ここを訪れたのは「最も美しいスイスの村」企画を知る一年前。
そのあとずっと旅行記を作らず寝かせていたら、ちょうど候補地の一つに入っていたので、シリーズの一つとして旅行記に仕立ててみました。

エリア その他の都市(スイス)

• 旅行の満足度: 4.0

メリデはメンドリシオ/Mendrisioからポストバスにて20分弱、Meride, Paese下車です

私たちは車でやってきましたが、ルガーノ湖畔からサン・ジョルジョ山方面に行く道は狭くて、慣れないとちょっとわかりにくいと思います

メリデの町並みが見えるとちょっと感動
やっぱり美しいね

メリデ到着～

メリデはイタリア国境にも近く、表記はもちろん全部イタリア語

ここが村の入り口、ポストバスのバス停もありますよ

ピンク色の壁が印象的はこの建物はMuseo Arte Sacra

この時はお昼休み中だったので見るのは後回し

メリデはサン・ジョルジョ山ハイキングの入り口でもあります

村の中央を走るメインストリート沿いに見どころが集中しています

ここ、何の変哲もないY字路なんですが、雑誌やポスターやなんやかやで、よくここの写真を見かけるんですよ～

たしかにフォトジェニックだよね

なんということはないけど美しい町並み

小さな村ですが、飲食店は数件あるようです

今日のお昼はここで

La Crisalide　レストランだけでなくホテルもやってました

おじゃましま～す

入口の門をくぐって入ると中庭になっていました

La Crisalide

階段を地下に降りたところに小さなレストランがありました

地下かと思ったらここにも外向きのドアがあって、開けると先程までいたメインストリートに出ました

斜めの土地にある建物ならではのプチ不思議体験だった～

この紙製マット、なかなかいい地図だなぁ

夫婦経営の小さな宿で、奥さんがキッチン、旦那さんは給仕をしてくれます

まぁそういうとこなのでメニューの種類は少なくて、この時は3種類の料理があったんだったかな

これは夫が頼んだ肉料理　
味はいいけどヤツには量が足りなくてちょっとかわいそうだった

これは私が頼んだラタトゥイユ　(￣∇￣)あっさりして旨い

レストランのドアからメインストリートへ出て、さらに村の中を行くと・・・

Museo dei fossili del Monte San Giorgio/化石博物館です

↓中の様子はここから
http://4travel.jp/travelogue/11221626

中に入るとこのコがお出迎え～

サンジョルジョ山で発見された化石は、ここの他にチューリヒ工科大学付属博物館にたくさん展示されていますよ

ちなみに無人郵便局？が併設されています

化石博物館を出てさらに村の中心部へ進みます

Meride

この教会の前はちょっとした広場になっています

広場はテラスのようになっていて、なだらかな田園風景を見下ろすことができます

この広場からは眺める風景はなかなかものですよ

Chiesa di San Rocco/サン・ロッコ教会

Chiesa di San Rocco

入ってみました

Chiesa di San Rocco

Chiesa di San Rocco

愛らしい壁画の天使

Chiesa di San Rocco

Chiesa di San Rocco

また来た道を引き返します

なーんか絵になるんだよなぁ

Meride

Meride

Meride

Meride

お、博物館の扉が開いている

中に入ると何かいい感じのおじいちゃんがいて案内してくれました

部屋に入ってビックリ！豪華な祭服の数々が並んでいます

Arte Sacra/アルテ・サクラをグーグル翻訳すると神聖芸術とでました

さらに調べてみると、arte　sacraとは主にカトリック教会で典礼と呼ばれる、ミサ等の儀式に関した芸術作品をさすそうです

鄙びた村にこんな豪華な・・・

ホントお金かかってそうなのよ！

なんでこんなにたくさんあるんだろうと不思議に思って質問したかったのですが、案内してくれたおじいちゃんはイタリア語かフランス語しか話せないし、私はドイツ語しか話せないので残念ながら会話にならないんですよ

こちらの部屋は聖像や十字架など、やはり教会で使われる品々が展示されていました

いったん外に出て、今度は建物の裏に回ります

裏手にある扉から入ると・・・

このような礼拝堂？地下聖堂？がありました

メインストリート側の部屋とはつながっておらず、天井も低くてちょっとナニか出そうな雰囲気の部屋でした

料金を支払おうとしたら、にこにこと募金箱？のようなものを指示されました
教会などでたまに見かける「建物の維持のためにご協力ください」的な？

いかんせん意思の疎通がうまくいかなかったので、ちゃんと理解しているかわかりませんが、多少の浄財を入れさせていただきました

ヘタな美術館よりも、あの祭服の数々だけでもかなり見ごたえがありましたよ！眼福眼福