道産子夫婦が行く★関西・香川8泊9日その８★有馬温泉編

2017/01/22 - 2017/01/30

1月末に大阪3泊、兵庫1泊、香川1泊、京都3泊の計8泊の旅をしてきました。
大阪は街歩きとグルメの旅、兵庫では姫路城と有馬温泉、香川へはレンタカーで讃岐うどんの食べ歩き、京都では定番の観光地巡りをしてきました。
8泊という少し長めの旅行による疲労と、大寒波到来中で寒かったことも影響し途中体調を崩したりもしましたが、よく歩いていい運動になりました(笑)

行程
1日目　新千歳空港→伊丹空港、大阪観光、大阪泊(レッドルーフ大阪)
2日目　奈良観光、大阪泊(レッドルーフ大阪)
3日目　新喜劇観覧、大阪観光、大阪泊(レッドルーフ大阪)
4日目　姫路城見学、香川泊(オークラホテル丸亀)
5日目　うどん食べ歩き、有馬温泉泊(有馬ロイヤルホテル)
6日目　京都嵐山観光、京都泊(サクラテラス)
7日目　京都観光、京都泊(サクラテラス)
8日目　新喜劇観覧、京都観光、京都泊(サクラテラス)
9日目　大阪観光、伊丹空港→新千歳空港

エリア 有馬温泉(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

四国でうどん旅を終えたあとはレンタカーのまま兵庫県有馬温泉へ。
有馬温泉って神戸市内なんですね～。北海道でいうと定山渓温泉は札幌市内なんです…的なびっくり事実です。

口コミに「駐車場が分かりにく」と多数あった通り、迷いながらありえないくらい細い道を通ってなんとか辿り着いたホテル前。。。
お世話になるのは有馬ロイヤルホテルです。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

ちなみにこの目の前にあるさらにありえない細さの道を登っていくとホテル専用の駐車場です。一通ではないですΣ(ﾟ∀ﾟﾉ)ﾉｷｬｰ

手前に停まっている車はホテル横にある温泉寺の駐車場。
…たぶん有馬ロイヤルの宿泊客でしょうが(笑)
私たちが借りたのはコンパクトカーだったので、正規の駐車場へ停めに行きました。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

その温泉寺がこちら。
正式名称は有馬山 温泉禅寺。
どちらにしても温泉寺です(笑)
そしてお寺の横には温泉神社へ続く階段があります。
まるでアニメやゲームの中の名称(笑)

そういえば私の地元ではあまり見ないと思うのですが、こちらはお寺と神社が隣接していたり、同じ敷地内に建立していたりしますよね？
どうしてなんだろう…。不思議。

温泉寺 寺・神社・教会

さてチェックインです。
こちらはホテルの売店。すごく小さいですね。
しかもフロントと暖簾の奥がつながっているようで、フロントのスタッフが行ったり来たりしていました(笑)
チェックインと重なると大変そうです。人手不足かですかね。

仲居さんの到着は時間がかかりましたが、フロントスタッフも中居さんも丁寧な接客でした。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

案内されたお部屋はなんとこのホテルに1部屋しかない！というお部屋。
だからネット予約した時、ずっと『残り1部屋』だったんだな(笑)

扉を開けるとすぐに小さな冷蔵庫と浴衣類が置いてあり、近くのドアの先はユニットバス。
靴は脱ぐタイプのお部屋です。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

ユニットバスはこんな感じ。
ものすごく寒いです。
ホテルの廊下と同じくらい寒いし、その廊下は風が当たらない屋外のような寒さです。。。
これはトイレに行くたびに凍える！Σ(￣ロ￣lll)

掃除は行き届いていてキレイでした。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

部屋はエアコンでガンガンに温められていてものすごくカラっとした暑さでした。
すごく狭い部屋に、少し大きめのテレビと二人掛けのソファーがパズルのように置かれていました。
ちなみにソファーはシミや隙間のゴミなどで汚れていて汚かったです。

温泉旅館らしくお茶と急須と湯呑、お茶菓子もありました。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

絹のしべらというお菓子。
私は食べなかったのですが、八つ橋みたいな見た目の餅菓子でした。
旦那が言うには「まぁまぁ美味しい」だそうです。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

ベッドはダブルで、部屋のほとんどを占拠Σ(ﾟДﾟ；
今までもカップルプランなどの比較的狭い部屋に泊まることが多かったのですが、ここまで狭かったのは初めてです(笑)

ベッドの横に歩ける…というよりは、人が1人ベッド側を向いた状態で立つことが出来る細長いスペースがある程度。
ブラインドは開けることは出来ず、持ち上げて外を見てみても窓に×型の鉄が被さっていて、「ああ、元々はホテル側が使用する部屋か倉庫か何かだった場所を、無理やり客室にしたんだなぁ～。」という感じです(笑)

あまりの狭さや玄関の寒さに、いっぱい空いてそうだから他の部屋にグレードアップしてくれてもいいのに…と思ったりもしましたが、一番安い“この部屋”を予約したのは自分なので諦めましょう(笑)
ホテル側としてもホテル唯一の洋室なので、あえてこの部屋かと思ってるかもしれませんし。。。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

夕食です。
ふたり部屋は基本的に食事処での食事になるようですが、場合によっては部屋食にしてもらえるそうです。
でも洋室はそんなのも全部関係なく食事処(個室)での食事だそうです。
まぁ元々その方がありがたいし、あの部屋では無理ですよね(笑)

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

部屋は格安にしましたが、食事は少し豪勢にしました。
というわけで、温泉の口コミはイマイチだったのですが、料理にはこだわりがあるというので有馬ロイヤルにしたんですよね～( *´艸｀)
1人1万2千円の宿泊プランで、メインは鯛しゃぶと三田牛のしゃぶしゃぶです。
神戸牛の鉄板焼きや三田牛と神戸牛の食べ比べなんかもありましたが、そちらは高すぎて旦那の許可が降りず( ；∀；)

料理長手書きのお品書きは器のイラスト付きです。
イラストに書かれた名前とお品書きを見比べれば、手に取った料理が何かというのがわかる！という心遣いのようです。
料理名はわかりにくいけど、どれがどれなのかというのは確かにわかりやすいです。仲居さんもだけど料理長も親切ですね～。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

と言っても読めなかったり、何ものかわからなかったり(笑)
とりあえず列挙。

一、前菜
松葉抹茶鱚、白魚相生揚げ、竹姿栗金団、菊花カレー大根、梅花乳酸羹、挽き鶏曙寿司、菜種羽二重和合
一、造里
鯛、蛸湯洗い、烏賊、梶木鮪、寒鰤、豆乳蒟蒻
一、焜炉
銀泉湯けむり 鯛しゃぶしゃぶ（胡麻だれ）
一、合肴
海老葛打ち、法蓮草文化押し、トマト・アスパラ・小玉葱
一、焼肴
蟹真薯友味噌焼き、鱈酒醤漬け、京芋・蓮根・昆布味噌
一、酢肴
福良貝、菊花酢、紅白海松貝・小蕪・茗荷・松葉牛蒡・胡瓜
一、台物
三田牛小鍋立、水菜・白菜・若芽
一、煮物
竹の子勝男葛餅、楤の芽・蕗・煎り出汁
一、蒸物
白雪湯葉乾酪蒸し、梅麩・蓬来麩・滑子茸
一、留椀
梅粥仕立、南瓜・寒天・白玉
一、食事
山菜釜めし
一、香物
三種盛り
一、果物
果実ゼリー掛け、野菜心天

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

とりあえず記憶をたどって…。
長い器の前菜から。左の黄色いのがカレー味の大根、隣が寿司で鶏挽肉が酢飯にサンドされサーモンが巻かれていたはず。
真ん中の緑のはキスで抹茶の味はよくわかりませんでしたが、緑の円形のは普通に栗きんとんで、小鉢の和え物はしょっぱい味だった気がします。
花の形の白いのが乳酸羹で、真ん中の細い物が白魚ですね。味は覚えていません(笑)

胡麻だれ横の鯛はしゃぶしゃぶ用のもので、左手の器は合肴。
冷たい野菜のメニューだった気が。。。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

こちらはお造り。
刺身は鯛、湯通しされたタコ、本州のゆるいイカ、カジキマグロに寒ブリ。あと豆乳蒟蒻です。
たぶん横たわっているピンクのがカジキで逆側のピンクがブリ。
どちらも脂が乗っていてすごく美味しかったです。
鯛も分厚くて美味しかったです。
タコの刺身は好きではないのですが、湯引きされていたので私はよかったです。
このゆるい感じのイカは、コリっとしたイカしか知らない道民からするとやはり違う食べ物でした(苦笑)

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

こちらはメインの一つの鯛しゃぶ。
銀泉を使用しているとのことです。なんでもお湯が柔らかくなるんだとか。
鯛は少し乾いてしまっていたのですが、想像以上に美味しくてあっという間に完食。
胡麻だれの他にポン酢も用意されていたので、私はポン酢でいただきました。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

こちらは鯛しゃぶの鯛。
もみじおろしと小葱、かぼすが添えられていました。

生でも食べれるものだというので、軽くしゃぶしゃぶするのがお勧めだそうです。
美味しかった！

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

こちらは蟹真薯。
真薯とは魚などの練り物を焼いたり蒸したりする料理だそうです。
これは蟹の練り物を味噌味で焼いていました。
京芋という里芋のような芋が添えられていて、そちらも美味しかったです。
上に乗った蓮根は少し酸っぱめで私好みでした。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

こちらは酢の物。
酢のものは好きなのですが、茶色い物体(貝かな？)はあまり好みではなかったです。
煮凝りみたいなのは美味しかったです。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

そして一番のメインの三田牛のしゃぶしゃぶ。
あまりお肉のブランドを知らないので、三田牛って知らなかったのですが仲居さんが色々と教えてくれました。
なんでも神戸牛と同じ但馬牛が素牛で、三田地域で25か月以上育成され三田で加工された30か月以上の牛を三田牛というらしいです。
神戸牛は指定された食肉加工所で加工された…とか、B４以上とかといった三田牛よりも厳しい規定があるらしいです。
神戸牛は霜降りで脂が多いため、三田牛の方が美味しいという客が多いと言っていました。
…値段は格段に違うらしいですが(笑)

薄っすらピンクになるくらいの軽い湯通しでいただきます。
うわっ、うまっ！！！！！
もっと食べたい(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

これは煮物。
見た目は揚げ物ですが、煮物です(笑)

タラの芽、フキ、餅の天ぷらを煮びたしにした感じでした。
意外と美味しかった。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

白い方が蒸物で、湯葉とチーズホワイトソース蒸しだそうです。
湯葉の感じがわかりませんでしたが、モチっとした感じだった気がします。
生麩が入っていて生麩好きな私には嬉しい一品。

赤いお椀の方は留椀。
でもお吸い物でも味噌汁でもなくて、確か冷や汁だった気が。
あとなんか甘かったような…。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

ごはん物は山菜釜めし。
ちゃんと1人分ずつ炊いてくれます。
函館のちょっといいホテルに泊まった時は、釜めしって話だったのに食事係がどこかからか持ってきた釜から茶碗に米をよそって、そのまま釜を持って帰ってしまうという…もう、釜めしなんだか炊き込みご飯なんだかわからないがっかりなものにされましたが、こちらはちゃんとしていました。
安心(笑)

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

茶碗は小さ目なので、写真と同じくらいの量で2杯半はありました。
でもすでにお腹はいっぱいなので、私は1杯分だけいただいて、残りは全部旦那に食べてもらいました。

お焦げもちゃんとついていて、美味しかったです。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

最後はデザート。
ゼリーがかかった果物と枝豆だかソラ。マメだかのところてんでした。
夫婦ともにずんだ餅やところてんは好きではないので、こちらは残してしまいました。
お腹もいっぱいですし。

夕食は以上です。
量も品数も十分すぎるくらいで、味も総合的にはとても美味しかったので大満足です。
ちょっとだけですが、奮発してよかったです。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

昨日の昼からですが、運動もしていないのに食べ過ぎているので、食後は夜の温泉街を散策。
雪がチラホラ舞っていて、道路は凍っている場所もあるし、雪がたまっている場所もあったりして、かなり寒いです。

ホテルの目の前は長い階段。
こちら側から車ではいけません。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル

ねねの像とねねの橋。
ねねは豊臣秀吉の奥さんですね。

有馬温泉ねね像 名所・史跡

橋の下へ降りられるようなので、降りてみました。
川が流れています。

というか、雪道だし(笑)
スニーカーでしたが、雪国育ちの私たちは平気でした。
テロんとさえしていなければ、スニーカーは案外滑らないんです。
私は大学時代に冬も冬用ではない普通のスニーカーのままで過ごしていましたが、転んだのは4年間で2回くらいです(笑)

歩ける場所の突き当りまで行ったので、上へ戻ります。
また少し歩いて今度は太閤橋。

大きな橋です。

太閤橋 名所・史跡

有馬温泉駅までやってきました。
ちょうど電車が来たので、一枚。

なんだか柵もないし、ホームがやたらと近いですね(笑)

有馬温泉駅 駅

またまた歩いて噴水？がある場所までやってきました。
微妙にライトアップされています。
肉眼だとキレイでした。

同じ場所にどなたかが鎮座していました。
誰でしょう？

秀吉？には見えないですね。。。

坂の上の方まで行って、真っ暗な炭酸の源泉を見に行き、ぐるっと回って住宅地などを通って金の湯の足湯まで戻ってきました。
めちゃくちゃ寒いので入りたいところでしたが、韓国人団体の先客があったのと、タオルを持っていないので手だけちょっと入れて諦めることに。

でも入れた手がすごく鉄臭くなったので、入らなくてよかったかも(笑)

まだ8時前ですが温泉街はほぼ全て閉店後。
有馬は人気の温泉街ですが、お店の閉店時間は早いようです。
元々は昼過ぎに到着予定だったのですが、レンタカーを２泊借りることで、四国のうどん旅に余裕を持たせたので、結果的に有馬への到着は大幅に遅れ、お土産探しもできず、温泉街散策も満足に出来ずですΣ(￣ロ￣lll)ｶﾞｰﾝ
まぁうどんは美味しかったし、仕方ない(笑)

まぁまぁ歩いたし、寒さが限界なのでホテルの温泉で温まることに。
有馬ロイヤルは大浴場(ちょっと小さ目でしたが)に温めと熱めのお湯が１つずつ、金泉の露天風呂が一つありました。
広くはありませんが、いいお湯でした。
口コミで不評だった洗い場は、増やされていたようで問題ありませんでした。
更衣室は狭かったです。
男性用はわかりません。

翌朝は夕食と同じ場所で朝食です。
夕食には劣りますが、かなり豪華です。

火が入ってる鍋は湯豆腐です。美味しかったです。
ごはんは白米でしたが、おひつに入っていておかわりも出来るようです。
ですが二人だけなら余る量です(笑)
量が多くて食べきれませんでしたが、どれも美味しかったです。

有馬ロイヤルホテルはネットでの口コミ評判があまりよくなかったので少し心配でしたが、食事も美味しいし、スタッフも好感が持てるし、古くて廊下が極寒なのと車でのアクセスが少し煩わしいのを除けば、とてもいいホテルでした。
大満足です。

有馬温泉　有馬ロイヤルホテル 宿・ホテル